Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

オスロ週末旅行②:ムンク美術館ほか

2012-08-12 08:37:41 | 旅行(ノルウェー)
一夜明けて、オスロは晴天。朝食を済ませた後、まずはツーリストセンターへ行き、オスロパスを買いました。これはオスロ市内の公共交通機関や多くのミュージアムが無料となるパスです。今日と明日に使用するつもりなので、48時間のパスを購入。395NOKでした。
メトロで郊外にあるムンク美術館に行きました。ちょうど開場になった時間で、人は少なめ。入館する際に、空港であるようなセキュリティを通ります。ムンクの有名な「叫び」を鑑賞。この作品は、2点と並べて展示されており、三部作の一つとして見ることができました。「叫び」は何点か同じようなものがあり、あとで行った国立美術館でも「叫び」を見ました。実物を見る前は、こってり絵の具を塗った絵だと思っていたのですが、ところどころキャンパス地が見える部分もあり、かなり軽いタッチのようでした。ムンク美術館では、「マドンナ」も鑑賞。少女とその影が画かれた「思春期」が良かったです。美術館自体は小さくすぐに見終わりました。早い時間帯だったので人が少なくてよかったです。ちょうど日本の夏休みの時期だったからか、日本人が見学者の半分以上でした。多分日本人は早くから行動しているのでしょうね。ちょうど帰りにメトロの駅で、大勢の人はムンク美術館のほうへ歩いてくのとすれ違いました。もう少し遅く行くと混雑していたかもしれません。
次は、国立美術館です。オスロの町の中心部にあります。ムンクの「叫び」やピカソやセザンヌなどの作品が展示されています。特別展でノルウェーの画家で作家のクリスチャン・クローグの展示があり、これが面白かったです。絵も描き、文章も書き、社会性をもった芸術家であったようです。この美術館はかなり広く、混雑していました。ノルウェーの画家が書いた風景画もかなりあり、やはりノルウェーは海あり、崖ありで、風景が違うなあと思いました。
お腹がすいたので近くのKaffistovaというカジュアルなカフェで昼食。ノルウェーシュリンプのオープンサンドを食べました。シュリンプがいっぱいで、酸味の強いソースとよくあって、美味しかったです。夫が食べていたミートボールも美味しそうでした。
その後、港の方へ歩いていき、ノーベル平和センターへ。これはあまり興味が沸きませんでした。社会見学の子どもたちには良い場所でしょう。
そして高台にあるアーケシュフース城へ。ここからはオスロ湾が見渡せる素晴らしい眺望が堪能できます。城内も見学できました。
ハーバーに戻り、フェリーで、ビィグドイ地区へ。ノルウェー民族博物館へは丘を上る感じでかなり歩きます。道沿いには大きな家が建っており、住宅街です。ノルウェー民族博物館は、世界初のオープンミュージアムで、ノルウェーの昔の家がそのまま移築されています。館内は広く、ウォーキングを楽しみながら、いろいろな建物を回ることができます。中に入れるものと、覗けるものと、外観だけ見るものがあります。夏らしい良い日で、外を歩きながら見て回るのは楽しかったです。
さて、もう6時近くになっていました。帰ろうと思って、これってまた港へ戻るんじゃないかと思い込んで乗ったバスが大きな公園のほうへ行ってしまって、迷ってしまいました。結局、反対方向のバスに乗って、オスロ中心地まで戻ってきました。バスはとても混んでいて座れず、疲れました。
こういうアクシデントもあったのですが、オスロパスが交通機関(フェリーも含め)やミュージアムに無料で使えたので、わずらわしさがなく良かったです。
夜は、オスロ湾が見える魚料理のレストランLofotenで食事をしました。このことは項を改めて書きます。
疲れましたが、見たいところをかなりきちんと回れたので、充実した一日でした。
体調は良好でした。