Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

クラシックコンサート:Orquestra Sinfonica do Estado de Sao Paulo、A.Meneses(チェロ)

2012-08-19 22:22:27 | Concert
日曜日、最後のしめは、コンセルトヘバウでのクラシックコンサートです。
ブラジルのオーケストラOrquestra Sinfônica do Estado de São Paulo、ブラジル人のチェリストAntonio Meneses(アントニオ・メネセス)、指揮者はMarin Alsop(マリン・オールソップ)。
マリン・オールソップは、アメリカ人の女性指揮者です。オーケストラの女性指揮者を生で見るのははじめてでした。詰襟型の黒のスーツを着て、ダイナミックな指揮でした。服の裏地が赤だったのが、女性を感じさせたところかな。
演目は、
グアルニエリ Abertura Festiva
ドボルザーク Celloconcert in b, op. 104
チャイコフスキー Vierde symfonie in f, op. 36
でした。
グアルニエリは、ブラジルの作曲家。はじめて聞いた曲でした。
アントニオ・メネセスのチェロは、正統派な感じで、重厚な音でした。
チャイコフスキーのシンフォニーは、はでやかでした。ところどころ、音がいまひとつな部分もありましたが、元気のよさでバーンとまとまった感じ。ブラジルのオーケストラ、どこかヨーロッパのオーケストラとはひと味違う感じがしました。なんか、パーンと弾けていて、感情表現が濃い明るいというような感じ。観客受けはよかったです。アンコールを2回もやってくれました。
さて、一日観光気分の日曜日が終わりました。とっても疲れました。
家にゆっくりしているほうがずっと楽だけれど、病気が悪化すると、外へ出にくくなることがわかっているので、できるうちになるべく外での楽しい体験をしておこうと思っています。
体調は良好でした。


Het Concertgebouwガイドツアー@アムステルダム

2012-08-19 19:37:06 | Wblog:お出かけMuseum
クラシックコンサートを聞きによく訪れるアムステルダムのコンセルトヘバウを見て回るガイドツアーに参加しました。6時半の開始です。全部で10人くらいでした。英語を望む人は観光客の2人だけだったので、その人たちには英語の説明が書かれたファイルを渡して、ガイドはオランダ語のみ。これって、英語のガイドツアーがあると思って申し込んだ人にはちょっと不親切な感じがしました。まあ、英語を望む人が大半だったら英語でガイドツアーをしてくれるのでしょうけど。
ガイドの人は若い女性で、ちょっと早口だったので、私には聞き取れないところもありました。
まずは、正面玄関へ。そして、1888年にコンセルトヘバウが建てられたときの様子についての説明がありました。この頃は、この場所はアムステルダムの郊外で、何も建物がない牧草地のようなところだったそうです。確かにその頃の絵を見ると、コンセルトヘバウ以外は何もなく、トラムもありません。馬車で45分くらいかけて、観客はやってきたそうです。
そして、王室ファミリーがコンセルトヘバウを訪れたときに使う部屋へ。ただの会議室のようなシンプルな部屋でした。照明がきらびやかでした。壁には、歴代の常任指揮者や出演したスターの写真が飾ってありました。
それから、屋根裏のほうの舞台裏へ。たくさんのエアコン機械や照明機械がありました。エアコンは、その音がホール内に聞こえないように、天井近くへ冷気を送り込んで、自然な形で、場内に入るような工夫がされているそうです。
大ホールはリハーサル中なので入れませんでした。大ホールを一目みたいと思ってツアーに参加した人は残念でした。小ホールのほうへは抜け道があって、ドア一枚で、小ホールのホワイエへ行くことができました。小ホールでは演者の控え室を見せてくれました。小ホールを見た後は、地下のほうへ。グランドピアノを上げるリフトや、出演者用の食堂や、指揮者やソリストの部屋(中は見れませんでした)など。迷路のようでした。
コンセルトヘバウの設計者は、音響のことなどほとんど知識がなく作ったのに、結果的には、ミュンヘン、ボストンと並ぶ世界でも指折りの音響のよいホールになっているそうです。
小ホールは450人くらい、大ホールは2000人くらい入るそうです。
1980年代に大改修と増築を施されたコンセルトヘバウですが、その様子についても説明がありました。
一時間くらいのガイドツアーでした。いつもは見られない場所が見られて、興味深かったです。

Het Scheepvaart Museum@アムステルダム

2012-08-19 16:54:27 | Wblog:お出かけMuseum
ランチを終えたあと、トラムでHet Scheepvaart Museumへ。海洋博物館です。新装されたとニュースできいていて、一度行ってみたいと思っていました。
とても大きな博物館で、入場料は15ユーロもしますが、ミュージアムカードだと無料です。
入り口を入ると大きな中庭があって、その中庭はガラス張りの天井で覆われています。中庭を中心にして東西南北に入り口があり、それぞれのテーマに沿った展示がされています。
また、水辺に面しており、そこには写真に船が展示されており、中を見て回ることができます。オランダ黄金期の木造船で、とてもしっかりとした造りでした。もう一つ別の船もあり、それも見ることができますが、外がこの日かなり暑く、気分が悪くなってきたので、冷房の効いている建物内に入りました。
海や船に関する展示で、航海を体験するアトラクションもあります。これは、視覚的に自分が船に乗っているような錯覚をさせながら、短いストーリーを体験できるものです。子どもならもっと楽しめるでしょうけど、私には今ひとるでした。でも、映像が動くので、船に乗っているような地面が揺れるような感覚はありました。
その他、東インド会社の頃の船の話とか、港湾の話とか、航海に貢献したオランダ人の話とか、展示はメディアをよく使っていて、飽きさせないものでした。
次の予定があって、時間が1時間半強しかなかったので、時間切れとなってしまい、全部は見切れませんでした。また訪れて、見れなかった部分を見たいです。
ボタンを押して解説を聞いたり、簡単なゲームがあったりと、すべてをくまなく楽しむと丸一日かかるんじゃないかなあと思いました。教育的な要素が強く、子ども向けのような感じもしました。社会見学に良さそうです。
外国からの観光客と思われる人々もかなりいました。
博物館を出たのが4時半すぎ。この頃には、私はかなり疲れ気味でした。さて、トラムで次の目的地へ。





Restaurant: Yamazato@アムステルダム

2012-08-19 12:03:55 | Restaurant/Cafe
お昼はホテルオークラのYamazatoでゆっくりと和食をいただきました。
外はとても暑かったので、ほどよく冷房の効いた店内で落ち着いてお食事できて良かったです。あまり混んではいませんでした。
季節の昼膳というメニューを注文。これは、5コースです。
まずは、前菜は、胡麻豆腐、夏鴨竜田揚げ、鮭はらす南蛮漬け。夏らしいさっぱりとした献立です。
次の造りは、まぐろ、ぶり、甘エビのお刺身です。写真のように、氷の上に盛られており、涼しげな一品です。甘エビがもちもちとしてとても美味しかったです。
メインは、魚介天婦羅を選択。牛フィレ生姜焼きを選ぶこともできました。ホタテが味がよくたっていて、美味しかったです。またこちらではなかなか見かけないレンコンの天ぷらも歯ごたえがよく、よかったです。
そして、にぎり寿司と鶏つくねスープ煮。お寿司は、4品あったとおもいますが、しめ鯖や炙ったまぐろなどどれも美味しかったです。
デザートは、小倉プリン、抹茶アイス、季節の果物。好みの甘さで、あとくちよく食べられました。
テンポよく料理がでてきました。1時間半くらいのランチで、エネルギーを充電することができました。
季節ごとにメニューが変わるので、またその頃には訪れたいなと思いましたが、前回ここに来たのは冬だったので、またその頃かなあと思います。



Chino Otuka展@Huis Marselle(アムステルダム)

2012-08-19 11:02:40 | Wblog:お出かけMuseum
オランダで32度という暑い日となった日曜日、この暑さもこの夏最後かなと思い、夏休みを満喫しようとアムステルダムへ。Museumを二つと、コンサートへバウのガイドツアー、クラシックコンサートを楽しみました。
まずは、午前11時のオープンとともに、アムステルダムのHuis Marselleという小さな写真美術館で開催されている展覧会「Chino Otsuka A World of Memories」を観に行きました。Chino Otsukaさんは、名前からわかるように日本人で、1972年生まれ。ティンエージャーのときにイギリスへ渡り、教育を受けます。そして、写真家となりました。
記憶と現在との物語性を感じさせる作品で、子どもの頃の写真に今の自分を写しこんだ、二重のセルフポートレイト写真が新鮮でした。懐かしい日本の風景も数々あり、ふつうのよくある日本の風景なのですが、それが日本人の私にはすごくノスタルジックに感じられました。
鎌倉の海で撮った写真があって、彼女が7歳くらいの時に撮られた写真で、その少女の横に大人になった彼女の姿が自然な形で(おそらく)フォトショップされています。砂浜にうつる二人の影が、平行に並んでいて、とても良い写真になっています。
オランダの古い建物を使った個展で、落ち着いて鑑賞することができました。9月9日までの展覧会です。
体調は良好。