Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

クラシックコンサート:カヴァコス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団@アムステルダム

2014-08-25 11:45:52 | Concert
どうしても行きたかったコンサート、何とか体調が戻ってよかったです。
レオニダス・カヴァコス(バイオリン)とロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の共演、指揮はマリス・ヤンソンス。素晴らしい組み合わせです。マリス・ヤンソンスは現在ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者ですが、今シーズンを最後に去ることになっています。それゆえ、ヤンソンスがこのオーケストラを指揮するのもあと何回かです。
プログラムは、
Brahms - Vioolconcert in D, op. 77
R. Strauss - Tod und Verklärung, op. 24
R. Strauss - Till Eulenspiegels lustige Streiche, op. 28
でした。
カヴァコスを見るのはこれで三回目。お気に入りのバイオリニストです。
今回のブラームス協奏曲、熱がこもっていました。技巧はもちろんのこと、情熱がほとばしるような演奏でした。すごくよかったです。感動しました。この曲は、バイオリニストの演奏が始まるまでが長いんですよね。オーケストラのビオラで始まって、どんどん暖めていって、かなりたってから、バイオリニストがバーンと入ってきます。長い第一楽章なんですが、ソリストの見せ所が十分あって、もう素晴らしいです。アンコールも弾いてくれました。ベートーベンのソナタだと思うんですが、音がとても美しかったです。使用楽器はストラディヴァリウスのAvergavennyだそうです。
休憩時には、カヴァコスのCDへのサインサービスも行われていました。ちらっとみたら、左手でサインしていました。左利きなんですね。
休憩後は、リヒャルト・シュトラウスの交響詩『死と変容』と『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』でした。初めて聞くものでしたが、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とマリス・ヤンソンスの相性はばっちりで、音の世界に吸い込まれていくようでした。
とても素晴らしいコンサートで、終わったあとは高揚感を感じました。
見れてよかったを思えるコンサートでした。
体調は鼻水だけで良好です。