映画「Silence(沈黙)」を見てきました。オランダでは公開2週目ですが、小さい映画館での上映が多いようです。
わたしは午後に見たかったので、少し離れた町の映画館で見ました。箱は小さ目でしたが、ほぼ満員でした。
原作が遠藤周作で、監督がスコセッシ。イッセー尾形、浅野忠信、窪塚洋介、PANTAなど、日本人がたくさん出演しています。それで、興味をもち、見たいなあと思ったのです。残念ながら、PANTAはどこに出ていたのかわかりませんでした。
舞台はキリシタン迫害が行なわれている五島列島など九州北西部。雨が降っていて、緑が深くて、湿度が高い雰囲気が映像から伝わってきます。
ところどころ、海岸沿いの風景など、とても美しかったです。
160分という長い映画で、暗い話だということだったので、もしかしたら退屈するかもと思っていたのですが、まったくそういう心配はいらなかったです。話に引き込まれ、映画が終わったときは、ああもう2時間40分も経ったのかという感じでした。
キリシタンの拷問のシーンは強烈で、観客の中には自身がキリスト教徒で身がつまされる思いがするのか、二人ほど途中で退席していく人がいました。
主人公のロドリゲス役のアンドリュー・ガーフィールドが、役によくはまっていて、よかったです。
音楽はあまり使われておらず、自然の音が聞こえ、タイトル通り、静な映画でした。ノドを潤すためにキャンディーを食べようと、包み紙をそろそろと開けたのですが、そのカサカサという音が気になるほどでした。
信仰という心の中の問題と、踏み絵をするという行為が表す裏切りという問題、信仰のためにたくさんの犠牲者が出るという現実。今でも、続いている問題ではないかと思います。
いろいろと考えさえられる良い映画でした。
わたしは午後に見たかったので、少し離れた町の映画館で見ました。箱は小さ目でしたが、ほぼ満員でした。
原作が遠藤周作で、監督がスコセッシ。イッセー尾形、浅野忠信、窪塚洋介、PANTAなど、日本人がたくさん出演しています。それで、興味をもち、見たいなあと思ったのです。残念ながら、PANTAはどこに出ていたのかわかりませんでした。
舞台はキリシタン迫害が行なわれている五島列島など九州北西部。雨が降っていて、緑が深くて、湿度が高い雰囲気が映像から伝わってきます。
ところどころ、海岸沿いの風景など、とても美しかったです。
160分という長い映画で、暗い話だということだったので、もしかしたら退屈するかもと思っていたのですが、まったくそういう心配はいらなかったです。話に引き込まれ、映画が終わったときは、ああもう2時間40分も経ったのかという感じでした。
キリシタンの拷問のシーンは強烈で、観客の中には自身がキリスト教徒で身がつまされる思いがするのか、二人ほど途中で退席していく人がいました。
主人公のロドリゲス役のアンドリュー・ガーフィールドが、役によくはまっていて、よかったです。
音楽はあまり使われておらず、自然の音が聞こえ、タイトル通り、静な映画でした。ノドを潤すためにキャンディーを食べようと、包み紙をそろそろと開けたのですが、そのカサカサという音が気になるほどでした。
信仰という心の中の問題と、踏み絵をするという行為が表す裏切りという問題、信仰のためにたくさんの犠牲者が出るという現実。今でも、続いている問題ではないかと思います。
いろいろと考えさえられる良い映画でした。