Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Drents Museum@Assen(オランダ)

2013-04-03 13:37:47 | Wblog:お出かけMuseum
先週末、オランダの北東部にあるアッセンという町のDrents Museumへ行ってきました。
以前に行ったことはあるのですが、近年に増改築をして新しくなってからは足を運んでおらず、行ってみたいと思っていました。
春の花が咲き出す頃に訪れると、隣接する公園にクロッカスや水仙が咲き乱れ、とても美しいのですが、今回はまだ少し早すぎたようでした。
以前は駐車場になっていた部分が、公園のようになっており、その下部に新しい展覧室(写真)ができていました。
古い建物と新しい部分がうまく融合していて、なかなかよかったです。
新しい部分では、特別展が行われており、今は「ソビエト神話」と名付けて、ソビエト時代の絵画が展示されていました。プロパガンダに使われたような大きな絵がいくつもあり、レーニンやスターリンが描かれたものがいくつもありました。また、農村の労働の風景など、明るく力強い印象のもの、またスペイン戦争による孤児を受け入れて彼らが元気そうにしている姿を描いたものもありました。この絵は、孤児たちが良い暮らしをソビエトで与えられていることを示す意図のある絵です。解説を読むと、当時、孤児たちは、ソビエト、ドイツ、イギリスなどなどに引き取られ、その後、年月の経過とともにまたスペインに帰る自由が与えられましたのですが、ソビエトに引き取られた孤児は帰ることができなかったそうです。
2013年はオランダとロシアの長い歴史と特別な関係を祝うオランダ・ロシア年です。いろいろな特別な催しが各地で行われています。
この美術館のカフェでは、特別展にちなんだメニューがあり、今回はロシアがテーマでした。ピロシキがメニューにあったので、喜んで注文したのですが、でてきたものは、なんかニョッキのようなものでした。残念。あつあつの揚げたピロシキが食べたかったのに…。
常設展示などは、旧館の趣きのある建物の中に、いろいろと展示されています。また、ドレンテ地方には泥炭層があり、その中からたまにとても古いミイラ化した遺体が見つかります。紀元前のものもあり、それらが展示されています。かなりリアルです。
アムステルダムなどからは遠いですが、ちょっと田舎のほうへ足をのばして、ゆっくり楽しみたいという方にはおすすめのミュージアムです。
体調は良好です。

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