20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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秋の夕暮れ

2008年11月01日 | Weblog
 秋の夕暮れは日の落ちるのが早いです。
 これから冬にかけて、夕日が雲間に隠れたかと思ったとたん、まるで魔法がかかったかのように天空は、一瞬にして闇のベールにつつまれます。
 そして漆黒の空の彼方には、冴え冴えとした星がうかぶのです。

 この季節から年の暮れにかけて、夕暮れのこの時間になると、なぜか私はいつも、モーツアルトの「アヴェ・ヴェルコム・コルプス」などを聴きたくなります。
 風の冷たいこんな日は、気持ちが逸り、こころが切なくなります。 
 ふるさと秩父の、山の端に夕日がおちると街全体が谷底に沈んだような闇につつまれる、しんしんと底冷えした盆地の夕暮れを思い出すからです。
コメント
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