20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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焼きたてのアップルパイから・・・。

2008年11月03日 | Weblog
 リンゴのおいしい季節になりました。
 八百屋さんでリンゴを買っていたら、急にアップルパイが食べたくなりました。
 お店のではなくて自分で作る、シナモンがどっさり入ったアップルパイが。
 それを、焼きたての熱いうちに頬ばるのです。
 はふはふ言いながら。
 
 私は昔から、リンゴを煮るにおいがだいすきです。
 北風の冷たい夜。どこからかシナモンとバターとリンゴを煮る甘い匂いが漂ってくる・・・。そんなシチュエーションにたまらなく郷愁を感じるのです。

 思い立ったが吉日。
 さっそくリンゴを煮て、パイ地を作り、忙しくアップルパイを焼きました。
 お客さまがお見えになるわけでも、子どもたちが遊びにくるわけでもないのに、パイを焼くなんて、せっかく2キロ痩せたのにまたリバウンドするのは目に見えています。
 それでも猪突猛進。
 なんてったって、いのしし年ですから。

 焼きたてで、あっつあつのアップパイは、自慢しちゃいますが、ほんとにおいしかったです。
 この自家製アップルパイ。ずいぶん昔、夫の仕事関係のアメリカ人が日本へいらしたとき、我が家をたずねて下さったことがあります。そのとき食後のデザートでお出ししたことがあります。
 私のアップルパイを一口、口に運んだ彼は、すかさずお洒落れなジョークをひと言つぶやきました。(ここが肝心なのに、詳細を覚えていない・・・)
 夫に言わせると、アメリカ人は、どれだけ上等なジョークを話せるかが人間の質に関わってくるような文化がある。だから、いかに気の利いたジョークを言えるか、日ごろから勉強しているような節がある、と。
 なるほど。
 だからヒラリー・クリントンはシニカルなジョークの名人なのですね。それが彼女のプライドとでも言うように。

 それにしても、アメリカ人の言った、アップルパイをめぐるジョークはいったいどんな言葉だったのでしょうか。
 いまとなっては、藪の中です。
コメント (2)
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