20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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三国志

2008年11月25日 | Weblog
 三国志人気は衰えるところを知りません。
 大人の文学の世界でいったら、最近では北方謙三さん。児童文学では三田村信行さんの『三国志』が人気です。
 なぜ、「三国志」はこのように人気があるのか。あんな長い本を読むのはたいへんなので、手っ取り早い方法として、現在公開中のジョン・ウー監督の映画「レッドクリフ」を観てきました。映画館は若い人たちでいっぱいでした。
 その人気の秘密を知りたくて。

 観ながら「三国志」の人気の理由がわかるような気がしました。
 キャラクターたちの魅力です。
 関羽、銷雲、嶺備、孫権、曹操、周楡、諸葛孔明・・・などなど。
 いずれの登場人物たちのキャラも立っています。
 実に鮮やかに。
 そこに壮大なドラマ性と、戦いが繰り広げられるのです。
 まさに、身震いするような人間ドラマがそこには展開します。
 こういったキャラ立ちしている物語を、若い人たちは血湧き肉躍る思いで見入っているのです。
 どのキャラに思い入れを持つかが別れるくらいの、キャラの立った人間ドラマに魅力を感じないはずがありません。
「三国志」というのは、とてつもないくらい凄い、キャラクター小説だったのです。
 
コメント (6)
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