20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ヒレカツ丼!

2021年04月29日 | Weblog
             

先日の夕方。
サロンで、テレビニュースを見ながら、お夕食を食べていたら、やっと対面授業が大学で、始まったとたん、また緊急事態宣言でリモートにと。

息子も、その数日前に、やっと対面が始まったのに、またリモートだよと話していました。

ところがテレビに流れていた早稲田大学は、6割は対面授業をやるとかで、学生たちが大隈講堂のあたりを歩いています。
その学生街にある、食堂なども大繁盛。「黙食」のチラシが貼ってあり、みんな、無言で、美味しそうに食べています。

若い人たちが好きな、生姜焼きや、ハンバーグや、焼肉定食などなど・・・。
「昔は、あなたも、ああいうのが、好きだったわね」と言ったら、
「でも、あれ、食べたい」
「え、生姜焼き?」
「カツ丼」

五十代後半に大腸ポリープが見つかって、それから毎年、大腸内視鏡をすると、ポリープが見つかります。
アメリカ生活や、お肉での生活が多かったし、家にいる時も、がっつりした洋食が好きでした。

そこから食生活を、丸っと替えて、今に至っています。
そんなわけで、この10年以上。毎年、内視鏡をやっていますが、ポリープは、もう、すっかりなくなりました。
「もう、そろそろ、大腸内視鏡も、卒業してもいいかもしれないわね」と、先日も言ったら
「去年の七月にやった時、もうやらなくていいですよ、と検査技師の人に言われた」と。

年齢がいくと、筋肉強化のために、アミノ酸は必須です。基本的に鶏胸肉と、お魚で摂取していますが、たまには、豚肉三切れくらいで、肉じゃがにしたりして二人で・・・。
それと、ひと月に一回くらいは、ヒレカツを、太白ごま油で揚げて作っています。

結局、そのヒレカツで、カツ丼を。
まさか、どんぶりものを食べたいだなんて。
でも自宅で作るのは、薄味なので、あまりガツンとした感じはなく、おいしかったです。

大隈講堂と言って思い出すのは、夫の父が亡くなった春のこと。

葬儀が終わり、霊柩車で落合の火葬場にいく道中にある、早稲田大学のところに来た時、霊柩車の助手席に乗っていた夫が、「親父の母校なんです。大隈講堂の前で、ちょっとだけ車を止めてください」とお願いしたらしいです。

桜吹雪の舞いちる、大隈講堂の前で、しばし霊柩車が止まりました。
すぐうしろのハイヤーに、夫の母や私たちが乗っていましたが、ハイヤーも一緒に止まり、手を合わせ・・・。たぶん、そのうしろの孫たちが乗ったハイヤーも止まり・・・。

ちなみに、父の戒名の、一番上は「櫻雲院」です。
大隈講堂をテレビで目にすると、私は今も、あの日の光景を思い出します。

さて、早稲田の学生街のカツ丼から、話が、すっかり横道にそれてしまいました。
久しぶりのカツ丼、おいしかった(笑)。
コメント (2)
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