20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

「女性のひろば」

2021年04月03日 | Weblog
            

 依頼を受け、この四月号から「女性のひろば」の「子ども図書館」というコーナーに、毎月、4篇の作品の書評を書いています。

 月刊紙で月4万部発行と聞きましたが、いや、すごい。
 内容の密度が濃いです。
 それで定価は316円。

 先日、もう五月号が届きましたが、メインテーマが「シリーズ学校が大変だ!1人1台、タブレットがやってきた」です。
 家にパソコンのない家もあるはずです。
 でも教科書が、すべて電子タブレット化するわけですから、それを子どもたちはどう使えばいいのか。
 インターネット環境のない、家庭に対し、その通信費は各々家庭持ちといいます。
 それを自治体によっては、困窮家庭が、このコロナ下で、増えているわけですから、通信費支援を訴えたり、運動したりして、結局、多少の負担は強いられるとか。
 そうした細かい、教科書タブレットについての疑問点なども書かれています。

 他にも盛り沢山。
 書き手も様々な人です。
 日本ペンクラブの松本侑子さんなども、エッセイを連載で書いています。

 かなり読み応えがあります。
 それで、316円。月4万部発行の理由が分かります。

 ちなみに、私は四月号には
「おむすびころりん はっけよい!」(森くま堂作・ひろかわさえこ絵・偕成社)
「おねえちゃんって、きょうもやきもき!」(いとうみく作・つじむらあゆこ絵・岩崎書店)
「とどけ、サルハシ!」(葦原かも作・石川えりこ絵・小峰書店)
「ココロ屋 つむぎのなやみ」(梨屋アリエ作・菅野由貴子絵・文研出版)
 この4点を。

 五月号には、
「ねこになっちゃった」(角野栄子作・よしむらめぐみ絵・小学館)
「あるヘラジカの物語」(星野道夫原案・鈴木まもる文と絵・あすなろ書房)
「俳句ステップ!」(おおぎやなぎちか作・イシヤマアズサ絵・佼成出版社)
「サード・プレイス」(ささきあり作・酒井以絵・フレーベル館)
 この4冊をご紹介しています。
 
 もう六月号のゲラが、昨日届きました。
 そして、七月号に取り上げる書評の書名もすでにお伝えしてあり、数日中には原稿を添付でお送りいたします。
 六月号は、五月の初めに、七月号は六月の初めに出版です。

 月刊紙というのは、編集者の皆さんも日々、次々と企画や取材や、原稿依頼、そして、その整理に追われ、大変そうです。

 私も毎月、目まぐるしく本を読んで、書評を書いて、また、次のラインナップについて考えています。
 
 夏の終わりには「飛ぶ教室」の書評もあります。

「飛ぶ教室」は、私は児童書担当です。
 絵本担当は、松田素子さんです。
 YA担当は、岡田貴久子さん。
 大人の本担当は、穂村弘さんです。

 児童書から、メイン1作。短評3作。そこに取り上げたいご本を、別にしたりしながら、あれこれ考えています。

 でも、いつも、たくさん、新刊をご恵贈いただいているので、本当にありがたく助かっています。

 
 そうそう、私自身は、書評家みたいな仕事が多くなっていますが。
 7月末締め切りの、15人で執筆する、3巻の原稿もあります。
 もうしばらくしましたら、ご執筆いただく皆さまに、再度、以前、お送りした詳細を添付します。

 日々の時間が流れるのが、早く、お願いしたのが、もう一年近く前。
 売れっ子作家の皆さんは、お忘れになっているかもしれません。
 よろしくお願いいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする