20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

文庫になりました。

2009年03月11日 | Weblog
 伝記の『ベートーベン』が、ポプラポケット文庫になって発売されました。
 ハードカバーの方も、引き続き発売中です。

 この伝記シリーズは1998年、いまから11年前に出版された作品ですが、とても人気があって、いまでも毎年増版され、売れ続けています。
 私はこのシリーズで、『ベートーベン』以外に『アンネ・フランク』の伝記も書かせていただいておりますが、どちらも現在までに、すでに16~17刷を越えています。
 文庫になって、さらに読者がひろがってくれればと願っているところです。
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二冊の新刊

2009年03月10日 | Weblog
 作家の友人、牧野節子さんと、赤羽じゅんこさん。おふたりの新刊ご紹介です。
 いずれも出版社は、岩崎書店です。
 まずは牧野節子さんの新刊から。

『キラメキ☆ライブハウス』(岩崎書店刊)は、ライブハウスをめぐっての父と娘。そして主人公のくるみが大ファンだったバンド「三銃士」のメンバーで、事故で亡くなってしまったレイの亡霊との出会い。そこからわくわくするストーリーが展開していくお話です。
 ライブハウスの様子や音楽へのこだわりが、まさに牧野節子さんならではの作品に仕立て上げられています。
 物語に散りばめられている、切なくなるような胸にしみる歌の歌詞。
 YAの物語の醍醐味です。
 さて、物語はどきどきするような謎を残して次作へ続きます。
 父と娘の関係は?家を飛び出していった母の行方は?
 歌詞に歌われた「シェリー」とは?
 ミステリーのようなストーリー展開に、わくわくしながら本を閉じました。
 今後どうなっていくのでしょう。楽しみです。

 そしてもう一冊は、赤羽じゅんこさん作の絵本です。
『のはらのスカート』(岩崎書店刊)絵は、南塚直子さん。
 南塚さんの銅板画が、とてもかわいくて、きれいです。
 おかあさんに作ってもらった、ちょうちょの刺繍のたくさん入ったスカートをはいて、ゆかりは野原へ出かけます。
 すると、あらふしぎ。
 そのちょうちょが、いっせいにとびたっていってしまったのです。
 こういった、ふしぎメルヘンに物語をいざなっていく技術が、赤羽じゅんこの腕です。
 さてさて、そのちょうちょはどうなってしまったでしょう。そしてお気に入りのスカートは?
 春の、この季節にぴったりの、若い女性にも好まれそうな、とってもキュートな絵本です。

 
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総会・附設研準備委員会

2009年03月09日 | Weblog
 今日は午後1時から事務局で、雑誌『日本児童文学』やなにやらの、会員の皆さんへの発送作業が行われるそうです。
 1000人近い会員に、隔月、こうしてボランティアの皆さんが集まって発送作業をしてくださっているのです。
 2時から総会・附設研究会の準備委員会を近くのカフェで行うので、それまでの時間、発送作業のお手伝いに伺おうと思っております。

 さて、その附設研究会。
 今年も参加したくなるような、魅力的なテーマ設定をと考え、準備委員一同、日々メールや電話などで連絡を取りあいながら、着地点に到達しつつあるところです。
 5月23日(土)が総会。
 翌24日(日)が附設研です。
 ぜひいまから、ご予定に入れておいて下さい。
 会員外の方もご参加いただけます。
 たくさんの皆さまのご参加を、お待ちしております。
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平和の音をもっと大きく!

2009年03月08日 | Weblog
 4月25日(土)に渋谷の東京都児童会館で、「子どもの本・九条の会」の一周年の集いが行われます。
 名づけて「平和の音をもっと大きく!」です。
 被爆ピアノと朗読・うたの集いです。
 
 先日、チラシが出来てきました。
 長谷川義史さんのイラストで、篠崎三朗さんがデザインしてくださっているカラフルで楽しそうなチラシです。
 内容も、お話あり、朗読あり、被爆ピアノによるコンサートありと、盛りだくさんです。
 大人と子どもが一緒に参加できる、楽しいプログラムをたくさん用意しています。
 
 また当日は、36名の作家や画家たちの顔写真や、代表作のキャラクターの添えられたメッセージの入った、オール4色のステキなリーフレットが配布されます。
 このリーフレットのデザインは杉浦範茂さんです。
 昨春の「はじめの一歩」集会でお配りしたリーフレットに続き、これも永久保存版のステキなものになるでしょう。
 ぜひ、たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。
 
 参加チケットご希望の方は、「ゆうちょ銀行 口座番号 00190-3-356898 口座名義 子どもの本・九条の会」まで。
 
 
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2009年03月07日 | Weblog
 今日は、お彼岸には一足早く、お墓のお掃除と、お参りにいってきました。
 朝から、やっと春らしい日ざしがふりそそいでいます。
 思わず、むかしなつかしいかぐや姫の歌を、口ずさんでいました。
 
   古いコートは脱ぎ捨て
           ぼくの胸でおやすみ
 
 とろんとした気分になりながら。
 
 夢中でお墓のお掃除をしていたら、おでこにうっすらと汗が。
 見上げれば、さくらの蕾がほんのり色づいています。
 別れの、そして、旅立ちの季節ですね。  
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美容院

2009年03月06日 | Weblog
 今朝は雨のなか、はじめての美容院に行ってきました。
 はじめての美容院で鏡の前に座った瞬間は、いつも胸がどきどきします。
 ほんとうにここでよかったのかしら、と。

 そんなことになってしまったのは、数年来いきつけだった美容院が、昨年とつぜんクローズしてしまったからです。
「腱鞘炎がひどくなった」からが理由でした。
 でもその日から、私は途方に暮れてしまいました。
 翌月には、どこかの美容院を探し出していかなくてはならないのですから。
 とっても丁寧で、お上手な美容院だったのでなおのこと困惑しました。
 
 それ以来、いまひとつと思いながらも、近所の大型スーパーのビルに入っている美容院に通っていた私は、先日マンションの下のお部屋の奥さまにエレベーターでお会いした折り出た美容院話にすぐさま飛びついてしまいました。
 そしてご紹介いただいたのが、今朝いってきた美容室です。
 とっても感じのいい、腕のいい美容室でした。
 担当してくださった男性美容師の方は毎年、年に一度、研修ということでパリの本店に修業にいらしているとか。
 思わずパリジェンヌ話に花が咲きました。
 
 その、大型スーパーのビルの美容室で、12月に形状記憶パーマというのをかけたのですが、どうやらそれは、「age嬢」などがロングのお髪を、くるんくるんに記憶させるためのパーマだったようです。
 まさか、小悪魔age嬢の髪型にあこがれているわけでもないのに、なぜ形状記憶デジタルパーマをかけられたのか、頭をひねりながら、私は今朝担当して下さった男性美容師のお話を聞いていました。
 もしかして、真っ赤なツメやアイメイクから、私がミーハーであることを推測され「ade嬢みたいにしてあげよう」と思われたのでしょうか。あるいは単にめんどくさかったから、デジタルの形状記憶パーマでもかけちゃえ、と・・・?
 思わず、笑っちゃいました。
 
 美容室によってお客さん層も違うし、パーマやカットのコンセプトも違うんだということを、しみじみ思わされた日でした。 
 それにしても、シャンプーあとのミントの香りのする蒸しタオル、なかなかでした。
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発送&会議

2009年03月05日 | Weblog
 今日は1時から、池袋で行われる「子どもと本・九条の会」の会報発送作業に参加し、その後引き続き運営委員会に参加します。
 久しぶりの出席です。
 間違わずに会場に辿りつけるといいのですが・・・。
 
 それにしても池袋駅構内というのは、なぜ、あんなに入り組んでいるのでしょう。
 私はきっと正確には、丸の内線からレッドアロー号の改札までの経路しか把握できていないかもしれません。
 はてさて、この方向オンチ。
 困ったものです。
 今日は丸の内線はやめて、有楽町線にしてみます。
 前回、帰りに目の前の有楽町線に乗ったら、無事、飯田橋に着きましたので。
 丸の内線だから迷うのかもしれません。
 とにかく、無事に会場に到着できますように・・・。
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午後から会議

2009年03月04日 | Weblog
 今日は午後から、神楽坂の出版クラブで、国際子ども図書館を考える全国連絡会の運営委員会です。
 上野の「国立国会図書館 国際子ども図書館」では、3月14日(土)~7月5日(日)まで、「ゆめいろのパレット」が開催される予定です。

 これは、財団法人「ユネスコ・アジア文化センター」との共催で行われた「野間国際絵本原画コンクール」の入賞作品の展示会です。
 今年はコスタリカの絵本の原画がグランプリに選ばれたそうです。
 滅多にみることのできない、世界の絵本の原画を、この機会にぜひご覧になってみたらいかがでしょうか。
 すばらしい色彩が画面いっぱいに、躍っています。
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お雛まつり

2009年03月03日 | Weblog
 今日はお雛まつり。
 写真は娘が生まれたときに購入した、今は亡き無形文化財「原米州」作のお雛さまです。
 娘が生まれてから、来る年も、来る年も、飾らなかった年は一度としてありませんでした。
 2月に飾って、お雛祭りが終わるとすぐにかたづけます。
 その昔、母に言われた因習が、まだ頭にこびりついているからです。
 
 ふるさとのお雛さまは、月遅れの4月3日でした。
 春休みになると、いつも母や祖母たちと段飾りのお雛さまを飾りました。
 こまごまとしたお道具まで飾りつけ終えると、小一時間が過ぎています。
 そんなとき、決まって母はこう言いました。
「こんなたいへんな思いをして飾っても、飾っておくのは2~3日。4月の3日が過ぎたら、すぐにしまわなくちゃいけないんだから」
 母が言うには、いつまでもお雛さまを出しておくと、娘たちがお嫁に行き遅れるというのです。
 母のつぶやくそんな因習に、あの頃はまるで汚らわしい話でも聞くように耳を塞いでいたのに、気がつくと母親になった私はその呪文にどこか縛られていることに気づきました。
 母親というのは、すごい力を持っているものなのだということをいまさらながらに思います。こんな大人になった今でもまだ、あのときの母の言葉を耳の奥底から拭い去れないでいるのですから。

 それでも緋毛氈に飾られたお雛さまの情景は、色あせることなく、いまも脳裏に鮮やかに残っています。
 お雛さまというと甘酸っぱいような気持ちで、あの、子どもだったころのことを思い出します。
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塩スイーツ

2009年03月02日 | Weblog
 いっとき、お塩に凝ったことがあります。
 特にお気に入りだったのが、フランス・ブルターニュ地方のお塩。
「セルマランドゲランド顆粒」です。
 これはちょっとグレーがかった色のお塩で、ミネラルがたっぷり入っています。
 なんていったらいいのでしょう。お塩にコクがあるといういい方はおかしいですが、深みがあるのです。
 お料理を作るのに、お塩はこれだけしか使わない時期がかなり長く続きました。
 やめたのは、いつも買っていたデパートでそれを置かなくなってしまったからです。
 新規開拓するのが面倒なので、それからは近所のスーパーで、そのときどきの気分でお塩を選んでいます。
 岩塩をお風呂に入れて、塩もみ(?)していたこともあります。
 それからちょっと、お塩マイブームが下火になり、数年がたちました。

 ところがいま、また再びお塩がマイブームになりはじめています。
 塩スイーツです。
 塩キャラメルや塩チョコレート。
 甘くて太るものばかりです。
 ですから、気をつけないといけません。
 でも、ただのミルク味だったり、バター味だったりするのより、お味がひきしまっていて、おいしいこと、おいしいこと!
 昨日、久しぶりにおそるおそる体脂肪計にのってみたら、なんと、体重が2キロも増えていました。

 またお風呂に岩塩を入れて、発汗作用をうながし、痩せる努力もしなくてはならなそうです。
 太るも痩せるも、塩次第。
 摂取しすぎに気をつけながら、もうしばらく、「塩スイーツだいすき!」の気分が続きそうです。
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