先日の研修の日隣り合わせた彼女に『久しぶりだねぇ』というと、『うん今年はめちゃめちゃ忙しい。』という。
2カ月くらい合わないと”久しぶり”なのだが、所属している会の県代表となり、それなりに公職がついて回るのだという。会議で東京まで出張することもしばしばなんだそうです。
町の郊外に住んで、時にはワンちゃんも乗って”〇〇さん”と名前を呼び合う旦那様に送ってもらうコトも有るのだが、いつもバスに乗ってくる。≪街の真ん中よりバスダイヤはしっかり有るのよ≫とシラーット言う。
決して外見には見るからにキャリアーウーマンには見えない。でも責任ある仕事をさりげなくこなしていく。
≪この前レース編みで造った素敵なコップカバーを見てどうしても作りたくなり、針金をくるんで持ち手も付けて、上から木工ボンドでコーティングしたら自分でも気に入ったのに仕上がったわ≫という。
編み物講師の資格も有り、現物を見ただけで、編み方のパターンが浮かぶのだという。
そういえば全国的な刺繍の会の展覧会にも出展してるからヒマが有ったら見てね。とお知らせ葉書を頂いた事も有る。
どこにそんなヒマが有るかと思うのだが、一心不乱に手を動かしていると心が休まるのだという。
普通のおばさんで、仕事をこなし、手づくりもプロ級で、これが本当の≪手八兆・口八兆≫というんだろうなぁと尊敬している。
この間から接骨院へ行くと、駐車場が満員で何度も空戻りをして来ている。
今日は月曜だからと半ばあきらめながら行くと、何とスペースが空いている。
『先生。左肩と腰が痛くて寝がえりを打てなかった。でも何度も空戻りをしている間にプールで大きく手を振って歩き、ジャグジーで肩を延ばしていたら今日あたり良くなって来たわぁ。』
というと、色々時期や症状を聞いて先生が≪クーラーは?≫という。
『ガンガンついていて私の座って居る場所が特に寒く感じます。』
『ああそれそれ。まるで痛くなって下さい状態だよ。でも痛くても動かしてピンポン。大正解』だそうで充分納得です。