今日は「資本論」講読会、先週が例会でしたが私の都合で延期してもらいました、それに今日の報告者が私。報告部分は「資本論 第3部 第13・14章」でしたが、この間あれこれ身辺騒しく、時折頁をめくってまずため息をついていました。要するに文字を読んでいるうちに内容が分からないから気付くとただ文字を眺めているだけ、そこでため息をつくことになります、「矢張り難しい!」 と。
どんな頁かと言うと、
何か手がかりがないかと、 この頁の左手に少し見える《エンゲルスと『資本論』下》 を開いてみました。不破さんの手による「資本論」探求の一冊ですがそれを拾い読みをしてみてエンゲルがこの第3部の完成のためにどれほどの努力を払ったかその一部を知り、その努力にもため息が……。
そのある頁に、
エンゲルの言葉です、「この老いぼれ頭がかなりむずかしいことでもまだこなせるという証明になった〜」と。余白に書きましたがこの時、エンゲルは72歳です。
kaeruの頭は80歳、よしよし挑戦するに値するな、と気をとりなして宮川実さんの《『資本論』第2・3巻を読む 下》をめくりながらどうやらレジメをつくり上げることができました。
報告を終えあらためて、本文を読み込まず参考書の抜き書きでレジメづくりでは、内容を掴んだとはとても言えないと、何時もの反省の繰り返し。
さて、次回は一週間後の木曜日、報告者は私ではないがなんとか該当頁を最小限読み終えて参加したいと今日から読みはじめました。それはそれで自分をほめてやりたいところですが、矢張り難しい、どうする!kaeru君?
そこで打った手が声を出して読み、それを録音したのです。
これは良いです、勿論聞いていて分かる、というわけにはいきませんが、自分の声を聞きながら文字を追っていると自分で自分が励まされます。次回の「第15章 この法則の内的諸矛盾の展開」全文を読み込んで、1時間43分ばかりですが、これを聴きつつ文字を目で追いかければ眠くなることもないでしょう、そんなに優しい声ではないのですから。