kaeruのつぶやき

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戦前にさせないために 戦中を考える

2023-05-11 21:46:51 | せいじの政治カフェ

藤井聡太六冠が4年前、最年少新人王で「16歳、新たなる金字塔」を建てた時の雑誌「将棋世界」ですが、この雑誌のなかに、

この冒頭部分、

この部分と関口慎吾五段の「」部分の残りを含めて文字移しをしておきます。

    五段に昇進して1年余り経った昭和15年9月、 棋士として昇竜の勢いにあった22歳の関口慎吾にも召集令状が届いた。皇軍の兵士として北支に出征する。
 当時の将棋界は、相撲の双葉山と並び称された木村義雄名人の一強無敵時代。木村名人を目標に関口は研鑽を積み、順調に勝ち星を重ね続け、周囲から寄せられる期待も大きくなり始めていた。そのような時期に突然送られてきた召集令状は、憤懣遣る方ない気持ちだったろう。
 同年12月号の『将棋世界』に「棋界勇士の面々」と題した、出征した棋士に関する記事があり、関口については次のように書かれている。
 「関口慎吾五段は北支○○部隊に加はっている。さぞや、あの四角い顔が日焼けしたことだろう。弱冠22歳にして五段になった天才児関口はあの、香車躍らすが如き手振りを以って、突込め剣の奮闘をしているだろうと思ふと、こちらまでが武者ぶるひして来る」

この記事は特別連載「戦火に消えた幻の天才棋士関口慎吾六段」の〈2〉です。雑誌の前号が〈1〉でこの記事の終りに〈次号につづく〉とありますので明日図書館で関係の分を借りて来て、戦中に若い棋士たちが何に直面したか知ろうと思います。


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