今回は♪ から 昨日と違って写実的です、
5日の「しんぶん赤旗」の記事です、下に文字を移しておきました。
【写真説明】一部を残し、橋桁が流失したJR肥薩線の球磨川第1橋りょう。 2020年の豪雨で被災した同線は現在も八代一吉松間で不通のまま=熊本県八代市
守れ 日本の鉄道網
赤字路線切り捨ての危機 (下)
1987年の国鉄分割民営化時に、採算のとれない88路線が廃止・第三セクター移管となりました (45が廃止、38が第三セクターへ)。一方で、存続した路線について政府与党は、民営化された後も「事業の廃止は採算性そのものを判断基準にしない」(橋本龍太郎運輸相、86年10月13日、国鉄改革特別委員会の答弁)など、これ以上ローカル線は廃止しないと国民に約束したのです。
また、新幹線と都市路線の収益が見込まれるJR東、西、東海と違い、JR北海道、四国、九州については、「経営安定化基金」が設けられ、その運用益で赤字を補てんする想定でした。しかし、超低金利政策によって運用収益は激減しました。
路線5区間すべてバス
この間、全国では不採算路線の廃止が相次ぎました。2000年以降、JR私鉄を合わせると45線、1157.9㌔が廃線となりました(国交省、今年2月3日現在)。
JR北海道・留萌線(深川ー留萌間50 ・1㌔)の沿線4自治体は8月30日、JR側が提案した廃止・バス置き換えを受け入れることを決定しました。JR側が16年に打ち出した廃止路線5区間がすべてバスになります。
決定を受けて地元沼田町の横山茂町長は「この財産を残したかったというのが正直な気持ち。無念だ」と心情を吐露しました。
この間、北海道では、日高線のほとんどの区間が廃線、北海道新幹線の延伸により函館線の小樽ー長万部(おしゃまんべ)間(140・2㌔)の廃止が決まりました。16年に台風被害を受けた根室線の富良野ー新得間について、地元自治体は存続を断念、443㌔にもおよぶ同線は東西で分断されます。
「鉄道は財産、文化の源」
11年の豪雨災害の被害を受けた只見線(JR東)は、この秋11年ぶりに運行再開となりますが、上下分離方式(復旧区間)の下部にあたるインフラ部分が地元自治体の負担となります。
リニアには巨額費やす
政府はこの間、大都市開発、リニア建設、新幹線建設などに巨額な予算を費やす一方、地方路線は切り捨て、震災・津波、台風・豪雨で被災した路線の廃止、BRT・バス転換を進めるなど、都市圏と地方の格差拡大を推進する政策を取り続けてきました。
切り捨て対象路線を抱える地方の自治体は、こうした国の姿勢に懸念を持ち続けています。
28道府県の知事会は5月、▽鉄道の重要性を認識し、地方自治体等が行う利用促進などの取り組み支援▽JRなど事業者の経営安定化にむけた支援▽届け出制になっている鉄道事業者の路線廃止の手続き見直しの提言を国土交通省に提出しました。
赤字ローカル線の廃止・代替路線転換にむけ議論を進めるよう提言をまとめた「鉄道事業者と地域の協働 による地域モビリティの刷新に関する検討会」のヒアリングでは、地方代表から「鉄道事業者だけ、事業者と沿線自治体の間の問題でもない。国の交通政策の根幹として考えるべきだ」「鉄道をはじめとする公共交通は、文化の源であり自治の根幹」などの意見が出されました。
JR留萌線の廃止決定を受けて北海道新聞は1日付の社説でこう断じました。
「国や道は、5線区に対し存続にむけた協力を一切しなかった。JRへの財政支援の対象からも外れ、事実上、見放していたといえよう」
赤字ローカル線の問題は、人口減少やモータリゼーション等の理由にとどまらず、国鉄分割民営化と、都市・地方の格差拡大を進めたその後の政府の施策も原因の一端を担っています。 開業150年を迎えた世界有数の鉄道サービスを維持するため、国はJRをはじめとする事業者や地方自治体に負担を丸投げする姿勢を改め、支援を含め深く関与することが不可欠です。(おわり。遠藤誠二が担当しました)
【写真説明】
一部を残し、橋桁が流失したJR肥薩線の球磨川第1橋りょう。 2020年の豪雨で被災した同線は現在も八代一吉松間で不通のまま=熊本県八代市
厚労省 少子化対策 経産省??の過疎化対策と
併せて考えねばなりません。留萌線がいい例ですが
私鉄に無償払い下げでも・・北海道という土地の
冬対策が半端ないんですね~深川の友人と何度も
やり取りしましたが・・この沿線に子供と年寄りまで
もが居なくなって、地方行政そのものも立ち行かない
産業振興策も 無く 人口対策もなく やむなく
廃線です。バス路線もいずれ 廃止となると地元
では囁かされているようです。なのでやむなしと
思いますが・・ただこれを今のままで放置して
おきますと・・明日は我が身で 信州塩尻も特急
電車が止まらなくなって、本数が減少していきます
新幹線か リニアの走る 大都会だけの鉄道経営なら
誰でもできます 彼らに地方鉄道のマイナスをどこまで
負ってもらえるのか・・様々な角度から検討しないと
日本全体が良くなることはありません
日本全体の人口が少しずつ正常なピラミッドに向けた
交通網の整備は・・今からしていかないと、その整備は
一朝一夕でできるものではありません。
政府や 行政に お願いばかりでは何ら進展もなく
我々の この先 20年30年50年をきちんと
夢でもいいから 絵を描いて 人 物 金を考えねば
私のようないい加減な発想で交通網の整備ではとても
国民は納得しません。 高速交通網だけが整備され
国民の心ががらんどうでは 生きる元気も無くなります
我々皆で この社会の身近なことから 整備する
その必要性を 鉄道問題とともに考え若者たちの
指標の一つくらいになれば・・と思うが・・甚だ
年が邪魔してくれる・・つらいですね~
思います。
鉄道を中心に交通全体に目を配る、その目も高い所か
ら見るだけでなく広い視野を持つ、それだけでなくと
いうよりこれが一番肝要なことですが、将来への方向
性を据えた視点でなければ目の前の問題には正しく対
処できない筈です。いま私たちの前におかれている鉄
道問題も、交通政策のなかに位置づけられ、その諸問
題の解決策が探られます。
現在の日本社会で百年単位でその計を考えるとすれ
ば、この日本社会で100年間の歴史を持つ日本共産党
が交通政策、なかでも鉄道問題をどう捉えているか、
課題は何でどう解決しようとしているのか、見ておくことは必要かと思います。
などと分かったようなことを言っていますが、これは
2回の「しんぶん赤旗」の記事をきっかけにワイコマ
さんのコメントに刺激されて気づいたことです。言う
なれば「私は知りませんでしたが、日本共産党は鉄道
に関する諸課題をこう考えています、読んで下さい。
色々意見を聞かせてください」ということです。宜し
くお願いします。
ということで、これから「つぶやき」ます。