「器官の起源」という知識は頻出の問題であると思えるので、それ以上に生命の歴史から概観することが生命の歴史 の理解を深めてくれると思うのでまとめておきたい。
成長の過程で、人間の受精卵は内胚葉、中胚葉、外胚葉の三つ に分かれていき、そこから分化していく。大きく一般的には、内胚葉→代謝器官、中胚葉→運動器官、外胚葉→統括器官へと成長していく。
これらは「生命の歴史」から理解すると、まず、単細胞体= . . . 本文を読む
春の嵐に、大自然のダイナミックな季節の移り変わり を実感する。
昨夜は春の嵐で乗っていた電車が止まり、復旧が明朝9時とのアナウンスがあったので、夜中に二時間近くの道のりを嵐の中、道に迷いながら歩いて帰宅した。
あまりの風の強さに身体が持っていかれそうになるという初めての恐い(面白い?)経験があったり、増水して逆巻く河や嵐に散る夜桜が見れたりということもあり、楽しい二時間の道のりでもあった。
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平滑筋は中胚葉由来であるということに、「生命の歴史」においての魚類段階の発展の理解が深まった、スタティックなイメージからダイナミックなイメージへの発展があった、と思える。
本日の国試対策(解剖)の授業で、先日ブログで取り上げた「胚葉→器官」の問題を学んだ。自身でそれなりに筋を通して学んであるとの思いがあったので、自信たっぷりに授業の説明を聞き、その後の練習問題も「間違える筈が無い!」との思いで解 . . . 本文を読む
3年生になってからの鍼灸学校の授業、当然のごとくに鍼灸国試への一本道を進むことが求められてきている。ここにおいてもインフォームドコンセントということの必要性実感される。
昨日の鍼灸学校での鍼灸国試模試、今年の鍼灸国試よりやや難しいと感じたが「難易度」のレベルとしては「有意差」とまではいかない「誤差の範囲」なのかもしれない、と思えた。
しかしながら、主となる先生方のピリピリとした、悪くいえばヒス . . . 本文を読む
本日は、鍼灸国家試験模擬試験があるので日曜日であるが昼のお弁当をつくった。いつもの朝よりも時間に余裕があったので、玄米に小さな煮干しを入れて動物由来の栄養が取れるようにと準備をはじめたのだが、動物とくれば植物となって牛蒡の笹掻きを入れ、根に対しては葉となってネギを入れ、これならいっそ「炊き込みご飯」にとなって冷蔵庫にあった蒟蒻を入れ酒と薄口醤油で味付けをして炊いた。
炊き上がった玄米を味見して、 . . . 本文を読む
脈診の意義を考えると原点を問うことの大事性痛感する。
今週はじめの鍼灸実技の授業で酒井先生より「脈診不要論」をうかがった。酒井先生の説かれていることについては、自身の理解が未だ浅いと思えるので改めて説きたいが、端的には、「脈診とは証を立てる方法の一つであるのに、多くの経絡治療家と称する人々は脈診で証を立てるのが経絡治療であるとしてしまっている。極論すれば脈診あっての経絡治療としてしまっている。が . . . 本文を読む
臓腑病証について学んだ。対象を立体的な二重性において捉えることの大事性痛感する。
東洋医学概論の授業で、肝の病証として、肝気鬱結証、肝火上炎証、肝陰虚証、肝陽上亢証、肝血虚証、肝風内動証、肝胆湿熱証を学んだ。
その中での、肝火上炎証と肝陽上亢証について。授業での解説では、肝火上炎証とは実熱証であり、肝気が化火、上逆して上焦に影響を及ぼしたものであり、肝陽上亢証は同じ熱証であっても肝火上炎証の状 . . . 本文を読む
今年の桜花は甘い、ということに今年の桜の実力を実感する。
今年の桜は格別である。大器晩成。と書いたものの、一方で、本当にそうなのだろうか?そんなことを言っていいのだろうか?自身がそういう問いかけで見るからそう見えてしまっているだけなのではないのか?との思いがずっとあった。
色が違う。雨風にも強い……と、自身の今年の桜は格別であると思えた事実をあげていくと、そのどれもが、客観性に疑問があったり、 . . . 本文を読む
現在、日に何度ものブログ更新を行っている。端的には、少しでもの実力向上を持ちたいとの思いからである。
当初からお付き合いいただいている方はご存じのこととは思うが、本ブログは当初は週に何度かの、現実的には週に一度の更新が出来れば上出来であるとの思いで始まった、それが自身の少しでもの実力向上のためには毎日更新が必要との思いとなってのほぼ毎日更新の時期を経て、ブログ記事の質をも問わねばならないとの思い . . . 本文を読む
『傷寒論を読む』を読み返している。弁証法的な東洋医学なのだろうか?
序文にある張仲景の『傷寒論』の執筆の原点が、200人以上もいた一族の2/3が、ほとんど傷寒病によって死んでしまった、ということにある。ということから、張仲景は、外界の激変レベルの運動・変化を反映させての、その認識を原点としての傷寒病についての学びの結果としての『傷寒論』(傷寒雑病論?)の執筆である、と考えられる。
これは、古代 . . . 本文を読む
「アリとセミの寓話」に、弁証法的なアタマの働きということを視る。
「アリとセミの寓話」(日本では「アリとキリギリスの話」として知られているが、正しくはアリとセミらしい、また話の内容も古代ギリシャでの原型は、現在日本で一般的である話と少し(大きく)違うようである。)
「アリとセミの寓話」簡単には、食べものの豊富な夏の間もいずれ訪れるであろう食べものの無い冬に備えて一生懸命働いて食べものを蓄えたア . . . 本文を読む
今年の桜は咲くのが遅れに遅れたけれども、それゆえに見事なものとなっているまさに大器晩成なのだと……。
例年ならば卒業式の時期に咲くはずの桜、自身の住む地方では、今年は遅れに遅れてなんとか入学式には間に合って咲いたものの、場所によっては未だに満開とはなっていない。
また、満開となった桜も何度も強い雨風にさらされながらも、例年のごとくにあっという間に散ってしまうのでは無くて、しっかりと残って咲いて . . . 本文を読む
S先生の鍼灸実技。鍼灸界の沢山宗海であると……。
本日、S先生より初めて鍼灸実技のご指導いただいた。まず、「脈診ほど当てにならないものは無い!」それゆえに、「脈診に頼ることをやめていただきたい。」として授業を始められた。
「鍼灸の診断法で一番当てにならない、行う術者によって様々に違ってしまうのが脈診である。そんな客観性の無い診断法を診断のメインにして良いはずが無い!」とも述べられ、それに代わる . . . 本文を読む
統計学の実践的学びの成果としてイメージできるようになったと思える弁証法の像について、『新・弁証法・認識論への道』(『南郷継正 武道哲学 著作・講義全集 第二巻』所収 現代社)からの引用とともに説く。
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