![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/db/ee227d73728d80ab23c87f8508422c96.jpg)
2000年7月、別冊山と渓谷「たまには ふたりで山歩き」が発刊されました。
副題に「夫婦登山のすすめ」とあり、夫婦登山の計画の立て方、歩き方から
二人歩きのコースガイドなど豊富な内容の雑誌でした。
そのなかのレポート「それぞれの夫婦の山歩き」 の4組の中に、思いがけず
私たち夫婦が紹介されのです。有名な山岳雑誌の見開き2ページに写真入り
で登場したことは、気恥ずかしいことながら本当に嬉しいことで、一生の想い
出となる出来事でした。
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その記事を書いて下さったのが藤田健次郎(ふじたけんじろう)さん。
毎日新聞社記者から編集委員、支局長などを歴任して退社された方です。
インタビューで断片的にしゃべったことが、こんなに見事に整理されて
臨場感あふれるレポートになったことに驚き、流石ベテランのライター
と舌を巻いたことです。
それまではメールなどでやりとりしていただけでしたが、この時の
インタビューや発刊後お礼と言われてご馳走になったりして、その後
親しくお付き合いするきっかけになりました。
特にこれといった山歴のない私が日本山岳会に入会できたのも、手続き
を整えて下さった先輩会員・藤田さんのお陰です。
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低山徘徊派が葛城山で鴨鍋オフをしたとき(上の写真)や、JAC関西支部
の一水会(勉強会)に講師としてお願いすると快く引き受けて、時間を
割いて下さいました。
もちろんすべてボランティアの友情出演で、かえって著書の提供を頂い
たりご負担をかけています。
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藤田さんの著書には、上の「中高年、山と出会う」の他、「ひとり歩き
の金剛山」「ふたりの夏山(いずれも山と渓谷社刊)などがありますが、
いずれも「より安全に楽しい山歩き」をすることで「山の持つ奥深さを
じっくり楽しむ」姿勢が貫かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/0b/f838dfd7bba8f9b7d3ce13e624256d68.jpg)
「アジアの山紀行」は、そんな藤田さんが「国内から海外の名峰へと
エスカレート」した「登山とトレッキングのすすめ」ですが、ここでも
「安全に、しかも楽しみたい」という大衆登山の基本ともいえる考え方
が披瀝されています。
ともすれば「しゃかりき」になりがちな貧乏性の私には、見習わなけ
ればならない「大人」の風格ある山歩きスタイルといえるでしょう。
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最近作「初めての四〇〇〇メートル-熟年登山者のキナバル山行記」
では、光栄にも表紙カバーと本文の一部に変愚院撮影の写真を採用して
頂きました。
先生…というと嫌がられるので、失礼ながら「健さん」、近いうちにまた
何処かで一杯やりませんか。