万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

万華鏡の世界展から 小林綾花さんの新作 New design by Ayaka Kobayashi

2012-06-07 22:22:27 | 万華鏡ブログ

6月6日から14日まで銀座の「ギャラリー田中」さんで開催中の「万華鏡の世界」展に伺いました。
11名(組)の作家さんによる最新の作品が並び、それぞれの個性が光る展示会となりました。
今日は小林綾花さんが在廊で、いろいろお話を伺うことができました。

小林さんの最新作「Shambhala シャンバラ」 は今までの作品とは一味違って、色鮮やかさが目を惹きます。

製作過程はとても手が込んでいて、この作品が出来上がるのにどれほど手間と時間とエネルギーがかけられたことかと驚くばかりです。
ターコイズ、コーラル、ラピスラズリーの色のプレートから小さなかけらを切り出し、削ります。 それらをモザイクのように埋めていく作業があり、チベットの文字も金属を切り出して埋めていく作業があります。それから表面がスムーズになるように、磨きこむそうです。 筒のトップの部分も同じように切り出し、埋めて、削るという作業により、筒全体が統一感のある美しいデザインになっています。

中の映像もいつもながら大変魅力的で、天然石や宝石を入れたオイルセルは流れのある動きを見せ、煌めきや彩りに目を奪われる展開です。 

金属の筒に美しいグラデーションを施した「Twilight トワイライト」シリーズも新登場です。
金属を酸化させて色の変化を生み出すそうですが、何層にもなった繊細なグラデーションがとても素敵なデザインとなっています。 黄昏時の微妙な色合いを思わせて、絶妙なタイトルだと思います。 
細長いこの作品は「Twilight Jewel トワイライト・ジュエル」です。細かい宝石がたくさん入っていることから、そう名付けられたとのこと。 細かい3ミラーの映像が視野いっぱいに広がります。


次は「Twilight Mini トワイライトミニ」でペンダントタイプの万華鏡です。

そして「Twilight Star トワイライトスター」 (写真右側)は 定番の「Twinkle 星の海」(写真左側)よりも少し大きな作品。 

グラデーションの色も1点ずつ同じものはなく、独特の表情を持っています。 先端部分とアイホールの部品には文字が彫り込まれています。 

タイトルからもわかるように、夜空に光る一番星をイメージしています。 

会場には順番で作家さんがいらっしゃるそうですから、お話を伺うのも楽しいですね。 

ギャラリー田中
中央区銀座7-2-22  同和ビル1F

「万華鏡の世界」展  6月6日~14日
日曜は休廊。 12時~19時まで(最終日は17時まで)
03-3289-2495

 

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