万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

「万華鏡の世界」展から さまざまな工芸のスタイルで Variety of materials

2012-06-11 11:15:16 | 万華鏡ブログ

前回に引き続き「万華鏡の世界」展のご紹介です。
上の写真は、鍛金のアーティスト関井一夫さんの「桃源鏡 川蝉」という作品です。 川蝉の部分を持ち上げると、万華鏡の筒が現れます。美しいガラスの台に川蝉の愛らしい姿が飾られて素敵な造形作品であると同時に、 金属工芸とガラスアート、そして万華鏡が組み合わせられたユニークなアートであると言えると思います。 内部には瑠璃色の映像世界が展開します。

関井さんのさまざまなテーマを持つ筒型の作品。 彫り込まれた模様もそれぞれに万華鏡のテーマを伝え、また台の付いたスタイルで、立ち姿のきれいな万華鏡たちです。 覗き口に被せる蓋もついています。

細野朝士さんは新作を含め、多彩な映像表現の偏光万華鏡やテレイドスコープを展示しています。 新作は先端部が回転することとオブジェクトの動きの両方で、色合いや模様が変化する偏光万華鏡です。

沼尻のんさんは、海外にも出品したCool Japanの万華鏡「麻衣花」シリーズです。
内部には花びらのような映像が、和の雰囲気でしっとりと展開します。

中村明功さん、あや子さんご夫妻は、手描きの筒がノスタルジックな「ドリーミング・ジュエルズII」などを出品されました。 丁寧な造りと美しい映像で、和の万華鏡の世界を演出します。

松宮真理子さんはステンドガラスの作品で、さまざまなガラス工芸の技術を駆使して、味わい深い表情豊かな作品を作られています。 

 

 

南満穂さんはガラスを楽しむ感じの作品。 インド、チベット、中近東などの文化からインスピレーションを受けつつ、自由な発想で万華鏡やアクセサリー、テーブルウエアなどを製作する作家さんです。
これはPema (ハス)という作品です。 下から覗きます。


透明な筒を使った作品もユニークできれいです。

金泰成さんもガラス工芸で独特の雰囲気を醸し出します。 黒地に金と銀とで描かれた蒔絵のような万華鏡です。 タイトルは「夜光万華鏡」

多くの作家さんによる多彩な表情を見せてくれた今回の万華鏡展。 万華鏡の可能性をますます感じるような展示会でした。

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