
万華鏡という言葉、よく考えてみると本当に良くできた言葉です。誰が考え出したのか、私にはわかりませんが、その響きといい、漢字の意味といい、最高のネーミングだと思います。このノスタルジックな響きを持つ万華鏡という名前から、日本で生まれたものと思っていらっしゃる方も多いようです。しかし発明したのはスコットランドの光学研究者で、光学の研究、百科事典の編纂など学者として一生を過ごし、その功績により、サーの称号を国王から与えられたデヴィッド・ブリュースター郷というかたです。今から200年ほど前のことです。灯台の光を遠くまで届かせる研究の途中で思いついたという万華鏡。発明者自身は、アーティストではありませんでしたが、この発明が装飾芸術の分野で役に立つだろうと考えたようです。でもこの魅力的な道具は多くの人の心を捕らえ、ヨーロッパ中のブームとなりました。
この新しい道具を、彼はギリシャ語のkalos(美しい) Eidos(形) Scopio(見ること) からKaleidoscope という名前をつけました。英語らしからぬ綴りはこのためです。語源を聞けば納得するネーミングですが、万華鏡という呼び名の方がずっとロマンを感じてしまう私です。
この新しい道具を、彼はギリシャ語のkalos(美しい) Eidos(形) Scopio(見ること) からKaleidoscope という名前をつけました。英語らしからぬ綴りはこのためです。語源を聞けば納得するネーミングですが、万華鏡という呼び名の方がずっとロマンを感じてしまう私です。
まんげきょうーひらがなで6文字
カレイドスコープーカタカナで8文字
Kaleidoscopeー英語で12文字
おもしろいですね。日本に最初に持ち込まれた時にはどういうふうに呼ばれて紹介されたのかしら?「これは、かれいどすかうぷといって、・・・」みたいかな?