
久しぶりでトーマス&キャロル・パレッティー夫妻の作品を取り上げることにしました。
この作品はドット(水玉模様)がテーマで、「ホットドット」というカレイドスコープです。
美しい色に加工したアルミニウムを2枚重ねて、水玉模様がのぞく筒のデザインがユニークで目を惹きますね。
金属と木材とアクリルという異素材の組み合わせで、とても現代的なカレイドスコープを製作するご夫婦です。
そしてまた特徴的なのが、この細長いオブジェクトセルです。 ミラーシステムの先に、さらに縦長のオブジェクトセルというのはは珍しいですね。 白く見えるのはとても細かいガラスビーズで、大きなセルの中をざぁっと流れるように動きます。 棒状のオブジェクトは光ファイバーで、トップをいろいろなビーズで飾っています。 ファイバーが光を集めて、その先端が発光します。
このオブジェクトセルはベアリングで滑らかに回転します。 その回転によって、ファイバーのオブジェクトも動き、細かいビーズの流れとあいまって、ユニークな映像になります。
赤や緑の光が灯ったような、クリスマスのイルミネーションのような楽しくてきれいな映像です。
ファイバーの先端の輝きがオブジェクトになって映り込んでいます。
パレッティー夫妻は遊び心と斬新さが満載のカレイドスコープをいろいろ製作しています。 この作品もかなり前から製作している定番ですが、いつまでたってもその新鮮さを失わない魅力があり、またご紹介することにしました。
次回も続いて彼らの作品をご紹介していこうと思います。
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