
アンティークの万華鏡とまではいきませんが、クラシックな雰囲気の万華鏡をご紹介します。おそらく1980年代に作られた作品だと思われます。置いておくだけで独特の雰囲気を醸し出す作品ですね。作家はカルメン&スティーブン・コーリー夫妻でカレイドスコープルネッサンスの初期に活躍しました。ホイールや万華鏡のボディーに、ガラス、宝石、小さな飾り物などユニークなオブジェクトを入れ込んで豪華な印象の万華鏡になっています。大きさや質感の違うものを集めて、装飾はんだでまとめたデザインは、決して単なる寄せ集めではない、ひとつのアートとしての存在感を主張しています。彼らの作品はパーラー型やハンドヘルド型、小さなジュエリー万華鏡などいずれも使われているオブジェクトが一つ一つ違うので、一点ものの作品ばかりです。もう万華鏡の制作はしていないそうなので、新しい作品は期待できませんが、過去に作られた美しい作品はコレクションアイテムとして大切に残されているようです。この作品はコージー・ベーカーコレクションのひとつ。内部はスリーミラーシステムでホイールに埋め込まれたユニークなオブジェクトが視野いっぱいに広がります。
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