
昨日ご紹介したみずあめやさんのドライチェンバータイプの内部映像です。強い色彩はないけれど、幻想的で微妙な色合いが、回転するたびにくっきりと形を変え、目の前に展開します。
色のついた背景を持たないワンドタイプの作品を創ってきた作家さんがこのタイプに取り組むその理由は黒い背景の作品を創りたかったからだそうです。
万華鏡は光の存在が必須です。「映像を楽しむために光をどこから取り入れるか」というところが万華鏡のバリエーションの要素のひとつであるわけですが、セル(あるいはチェンバー)というオブジェクトを閉じ込めているタイプの作品では、先端部を透明なガラスか、すりガラスなど光を通す素材にする場合と、先端部に黒いガラスなど光を通さない素材にして、セルの横の部分から光を入れる場合があります。
一方、2ミラーシステムは3枚に組んだ筒の2面が鏡で、残りの一面を黒くて反射しない素材を使うのが基本です。その黒い部分が円状になった反射映像の周りに映りこむのです。オブジェクトの向こう側の黒と、周りの黒が溶け合った黒い世界にぽっかりと映像が浮かぶのが、黒い背景の映像で、前方から光を通すものとは違った独特の映像になります。時には漆黒の宇宙に煌く星のようであり、時にはきらびやかな舞踏会のようにめくるめく映像変化もあります。どこか魅惑的で幻想的な感じ、深くて底の方から湧き出てくるような感じを受けます。きらめき感のある素材が生きるのもこのタイプのセル(チェンバー)です。万華鏡の背景の部分を意識して、好きな映像探しをしてみるのも楽しいですね。
色のついた背景を持たないワンドタイプの作品を創ってきた作家さんがこのタイプに取り組むその理由は黒い背景の作品を創りたかったからだそうです。
万華鏡は光の存在が必須です。「映像を楽しむために光をどこから取り入れるか」というところが万華鏡のバリエーションの要素のひとつであるわけですが、セル(あるいはチェンバー)というオブジェクトを閉じ込めているタイプの作品では、先端部を透明なガラスか、すりガラスなど光を通す素材にする場合と、先端部に黒いガラスなど光を通さない素材にして、セルの横の部分から光を入れる場合があります。
一方、2ミラーシステムは3枚に組んだ筒の2面が鏡で、残りの一面を黒くて反射しない素材を使うのが基本です。その黒い部分が円状になった反射映像の周りに映りこむのです。オブジェクトの向こう側の黒と、周りの黒が溶け合った黒い世界にぽっかりと映像が浮かぶのが、黒い背景の映像で、前方から光を通すものとは違った独特の映像になります。時には漆黒の宇宙に煌く星のようであり、時にはきらびやかな舞踏会のようにめくるめく映像変化もあります。どこか魅惑的で幻想的な感じ、深くて底の方から湧き出てくるような感じを受けます。きらめき感のある素材が生きるのもこのタイプのセル(チェンバー)です。万華鏡の背景の部分を意識して、好きな映像探しをしてみるのも楽しいですね。
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