
ジュディス・ポールとトム・ダーデンの作品"Porcelain Rose"は「薔薇」がテーマです。磁器の薔薇のあしらわれたスタンドが素敵ですね。万華鏡はやや太めですが、パーラー型なので本体を持つ必要はありません。先端部のオブジェクトセルを回しながら、覗いて映像の変化を楽しみます。オイル入りのオブジェクトセルは簡単に取り外しできるようになっていて3種類を交換して楽しめます。傍らに置かれたセルをご覧になればわかりますように、中のオブジェクトは一つ一つが薔薇というテーマに沿った小さな完成品であり、ジュディスが楽しみながら集めてきた部品なのです。それにビーズやパールなどをバランスよく加え、そのまま見てもきれいなオブジェクトセルになっています。もちろん鏡を通して見た映像も薔薇がたくさん映りこみ、ブーケをデザインしているようです。 白い薔薇のセル、パステルカラーの薔薇のセルが見えますね。本体につけられているセルは赤い薔薇のセルでしょうか。ミラーシステムや本体の組み立ては主にトムの担当です。彼らはこのスタイルを貫きながら、ユニークで、テーマのある万華鏡をどんどん生み出しています。このそばに少しだけ見えるエッフェル塔も彼らの万華鏡Passport to Parisです。テーマはまさにパリの魅力。思わず微笑んでしまう楽しさのある作品です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます