この万華鏡はルーク&サリー・デュレット夫妻の最新作で、身につけて楽しむ万華鏡 WEE WONDER のひとつです。長さ8.3cm、幅2.8cmという小型の作品ですが、なかなかの「すごさ」があるのです。
【その1】 2種類の木材を使ったオリジナルデザインで、とても軽いこと。
【その2】 ペンダントタイプの万華鏡では珍しいオイルチェンバーで、しかもチェンバーを回転させることができること。
【その3】 ミラーシステムの精度を高め、小さな万華鏡では難しい、美しくバランスの取れた2ミラー映像を見せていること。
【その4】 覗き口が通常のペンダントタイプよりも大きく、覗きやすいこと。
軽くて、覗きやすくて、中の映像も大きいので、身につけて楽しむだけでなく、携帯していつでも楽しめるし、大きい重い万華鏡では覗くのが大変・・・という方にも楽しんでいただけると思います。
写真では映像の魅力や雰囲気が伝わらなくて残念ですが、黒い背景に幻想的な輝きが美しい万華鏡です。ペルシャ絨毯のようにも、光沢のある糸で織り上げたタペストリーのようにも、またある時は、ゴージャスなジュエリーのようにも見えます。
この写真の作品は、特にゴールドと赤のオブジェクトを効果的に使っています。
光沢を抑えたゴールドの渋くて繊細な美しさは、ぜひ実際に手にとって見ていただきたいなあと思います。
バーナーワークによるガラス細工、手描きの模様入りビーズ、手づくりのワイヤー細工、きらびやかなビーズなどが直径2.3cmほどの小さなオイルチェンバーの中に組み込まれ、大きな映像を見せています。
デュレット夫妻の「ダズル」や「ワイヤード」などの映像にも通じる、あざやかさ、きらめき感、躍動感などを十分に堪能できる「小さくても大きな万華鏡」シリーズです。
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