
昨日ご紹介の豊田万里さんの「野の花」は、白いガラスに野の花がフュージングされているシリーズの一点ですが、外見の白が清清しくてとても印象的です。覗くと、二等辺三角形に組まれた3ミラーシステムを通して、淡く優しげな花模様が視野全体に広がります。このオブジェクトセルはドライセルで、構造は二重になっています。外側には白っぽいガラス片のみが入っており、ミラーに近い内側に、外の花模様にあわせたガラスオブジェクトが入っています。ふたつのセルが重なって生み出す映像は、全体的に淡い色合いですが、野の花のようにはかなげでありながら心惹かれる景色です。
この写真はブルーの花の内部映像で、ブルーや紫、グリーンのガラスが白い背景に繊細で魅力的な映像を描きます。このほか、赤い花やピンクの花を描いた作品では、赤やピンクの花が白い背景の前に浮かぶ花模様がなんとも可愛らしく、テーマを良く表現した作品です。
この写真はブルーの花の内部映像で、ブルーや紫、グリーンのガラスが白い背景に繊細で魅力的な映像を描きます。このほか、赤い花やピンクの花を描いた作品では、赤やピンクの花が白い背景の前に浮かぶ花模様がなんとも可愛らしく、テーマを良く表現した作品です。
昨日の外観だけ見てても素敵だなあと思ってたんですが、中身もとっても素敵!!
青色だけなのにとっても深みがあって華奢で儚げだけど模様はとってもキリっとしてて好みですww
2重構造なんですね。
決して派手な模様ではなく、一色なのにとても奥が深く見えるのは作家さんの愛情と努力の賜物だからでしょうね。
野の花の風情が伝わったかなと嬉しく思います。
おっしゃるとおり、作家さんの愛情と努力を随所に感じる作品ばかりです。そして絵心かな。
このシリーズの映像は、奥行きを意識して表現しているので、そのあたりをもっと上手にお伝えできたらと
思っています。今日もまたご紹介しますね。
個展会期も半分を過ぎてすこしほっとしています。
野の花シリーズのフュージングは私もお気に入りです。
大変分かりずらいのですが野の花シリーズは実は4ミラーなのですよ。よくみると花芯が2つるのがおわかりになるでしょうか?
そうだったんですか。失礼しました。
菱形のタイプでしょうか。
トランスパレントの鏡のことでも「やられた!」と思いましたが、今回もまたやられてしまいました!