万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

依田満・百合子夫妻の万華鏡キット作品

2006-09-12 17:45:59 | 万華鏡ブログ
このユニークな形状の万華鏡は、昨年秋日本万華鏡倶楽部の万華鏡手作り教室に参加させていただき、作ったものです。依田満・百合子夫妻の考案による万華鏡キットで、時計にもなっています。昨年のザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーのコンベンションでの受賞作品、大型の「Time」をイメージしたキットです。
アクリル製で、右側のクランクを回すと、オイルセルが回転する仕組みです。時計の奥、下に少し見えているのがテイパードミラーシステム(先端に向けて細くなっている鏡を3枚組み合わせた鏡の筒)の覗き口側で、持ち上げて底から覗くと、球状の立体映像が見えます。底の部分の覗き口にあたる部分だけレンズ状に加工されており、高さ6cmほどのミラーシステムでも焦点距離が合うように工夫されています。全体が透き通って見えるデザイン、オブジェクトセルを回転させる仕組み、時計を組み込んで、映像も大型作品の雰囲気をそのまま伝えるところが、素晴らしいキット作品です。
作家さんのアイディアと工夫を凝らした万華鏡を、直接教えていただきながら作ったものは、私のコレクションの大切な一品となりました。私はこの1回のみしか参加できておりませんが、毎回新しく、万華鏡作家の方が考案なさったオリジナルキットを使っての教室だそうで、部品の設計から材料の調達まですべてを作家さんがなさるそうです。作家の方にとっても大変なエネルギーを必要とする万華鏡教室ですね。
次回は10月15日。この教室に関する情報はhttp://www.kaleido-japan.com/tedukri/でご覧ください。
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