
今年のコンベンションで紹介されていた有田焼万華鏡「染錦桜流水」という作品です。伝統工芸の長い歴史のある日本だからこそ、このようなコラボレーションが可能であることをつくづく感じます。有田焼の特性と万華鏡に必要な技術を組み合わせて開発を重ね、手持ち型から始まり、床置タイプの大型、そして卓上型とその種類とデザインも多様化し、進化してきました。その全容が表現された美しいパンフレットも日本語版と英語版が用意され、これから世界に向けて紹介されていくことになるのでしょう。万華鏡作家、山見浩司さんがデザインし、有田焼の工房の職人さんの技を尽くして出来上がった高級な有田焼の作品というあり方も、アメリカの万華鏡界には無かったものです。「万華鏡に革新をもたらしただけでなく、伝統工芸の世界に新風を吹き込んでいる」とウェブサイトにもあるように、その新しい風がまた別の流れを作り出すのか、興味のあるところです。 6月6日から日本橋三越や横浜高島屋で展示販売会が予定され、大型の作品や卓上型の作品を中心に50点ほど展示されるとのこと。有田焼万華鏡に興味のある方はこの機会にいかがですか。
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