橋長戯言

Bluegrass Music lover, sometimes fly-fishing addict.
橋長です。

ライズ待ち

2006年02月23日 | FLY FISHING

20060223104200 本日は朝5:30に家を出て岐阜県までFLY FISHINGに出かけました 近所のHくんを迎えに行き 高槻のF氏と合流し 予定通り岐阜県の某川に9時頃到着しました   (← 釣り人のイヤラシさ ついついどこの川か言いたくない とくにネットなんかでは言いたくない 悲しいサガ ご勘弁を=長良川の手前 揖斐川の支流)

通常渓流魚の解禁は3月に入ってからですが 岐阜県の長良川をはじめとした周辺の河川は2/1から解禁 それはもうFISHERにとってはお正月のようなもの  川につく前にまずコンビニへよります 遊魚券を買う為です それから釣り場へ

20060223094052 しっかり準備  しかし川は静かなまま20060223104904

ゆっくりと時間が流れていきます

ライズとは アマゴ(シラメ)が水面の餌(水生昆虫)を食べるために水面に起きる波紋のコト 今の時期 写真の様な中流域ではライズがないと話になりません つまり魚の活性が低いのです

「今回 岐阜まで出向いて何をしたか?」 「“ライズ待ち”をしました」

ということで強い風ではあるものの緩やかな日差しの中 ライズ待ち という静かな時間を過ごし この日の為の“私のイメージの集約である毛鉤たち”の出番は無く ウェーダーや釣具も濡れることもなく 確実に静かな時間が流れていきました

ただただ川を眺めます

神奈川県から来た というFISHERは3日間竿を出すことは無かったとか 同行のF氏は今年2回目の釣行ながら2回とも“下見” つまりライズ待ち

たぶん帰路にはお互い「あの人たちも大変やなぁ」と言いながら自分の身に起きた現実が 特別ではないこと 不幸でもないこと 充実した時間であったこと と納得作業をしたハズです

ライズ待ち

ただただ川を眺めます

ゆっくりと時間が流れていきます

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次の機会にはダッチオーブンを提げて“ライズ待ち”をしようと三人は温泉にため息をつきながら またイメージするのでした

『釣りたい!』


シマケンコルク

2006年02月19日 | FLY FISHING

Photo_1 シマケンコルクなんのこっちゃ と

島崎健司郎 氏の「水生昆虫アルバム」というフライフィッシングの本の付録についていたフライフィッシングのテクニックについてのあれこれ  その中にシマケンコイルというものがありました

フライフィッシングはほとんど重さの無い毛鉤(フライ)をフライラインを振り投げます

Cast5 画像提供:Maxバンブー・フライ・ロッド・クラフティング

毛鉤は水面に浮かして使うことが多いですが時には 水中に沈めます 沈めた毛鉤は見えません そこでマーカー(=つまり浮き)をつけアタリをとります フライフィッシングで“浮き”は格好悪い感じです 様々なものが売られています 皆さんそれぞれ試行錯誤しながら投げやすく 見やすいマーカーを工夫しておられます  中には糸のフケ具合でアタリをとる御仁もおられるらしいですが

さてシマケンコイル フライフィッシングの場合マーカーやオモリなどなるべく付けない方が良いのですが ウキの代わりに糸の一部をコイルさせる フライフィッシング用の糸は水に浮くタイプが多く それをコイルさせることで一部を水面上数センチに浮かし見る という発想です(目からウロコ) あくまで糸ですから投げることに支障はありません(基本的な投げる技量は別ですが)

来るべき今シージンの渓流開幕に備え 早速家で作ってみました 「糸に爪をかけ引っ張ると出来ます」とありますがきれいなコイルになりません また糸が痛み強度が落ちます 「何かに巻いて熱湯に数分入れ冷水で冷やせば・・・」とありました そこで上の写真です 携帯に便利で糸が巻きやすいもの ありました ワインのコルクです これなら家にいくらでもあります コルクに針で穴をあけ 糸通しを入れ 釣糸を通しグルグル巻き端は同じ要領で止めます これなら綺麗なコイルが出来 強度も落ちないハズ 熱湯にくぐらせるとコルクが膨らみよりきつく巻くことになりました

さぁ この新兵器で長良川のシラメを狙いにいくゾ とたくらんでいます

柔軟な発想 見習いたいものです また「すごいなぁ」だけではなく 良いと思ったものは すぐ実行 してみたいものです

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神田川の鯉

2006年01月07日 | FLY FISHING

20060107090731 神田川の鯉です  丸太の様な胴体でアベレージサイズは70cm以上はありそうです

ふと見ると水面を流下するモノを吸いこんでいます

『釣れるなぁ』フライフィッシングで充分ヒットしそうです ドライフライ(水面に浮く毛鉤)を魚の上流50cmに落としナチュラルドリフト(自然に流す)させれば確実に釣れるハズです フライで釣れる鯉は 水面で捕食している固体です 水中で定位している固体は釣りにくく毛鉤も沈めて口の前に流してやらなければならず テクニックが必要です

神田川の鯉がヒットしたらかなりのパワーで引くでしょうから面白いハズです  ただコンクリートで固められた川ですから 足場もなく橋の上からではヒットしても取り込むことは出来ません 目の前に大物がいても手がでません  そんなこともあり鯉たちはのんびりと大きく育っているんでしょう

Koi60 ←以前「天の川」で釣った鯉


ファンシー・フライ

2005年12月18日 | FLY FISHING

PICT0005
フライ(毛鉤)?

フライフィッシングでファンシーフライというジャンルがあるようです
実際に魚の餌である水生昆虫や小魚にそっくりに作るものと アトラクターフライとして突拍子のないパターンを作ることもあります

魚にしてみれば「餌には見えんが 目の前をちょろちょろしとるから つい ガブリと」というところでしょう

上の写真を正面から見ると
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サンタクロースです 

こんなもので釣れるか?
一応 水に入れバランスもみていますがやっぱり飾りです

調子に乗ってこんなものも

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あくまで毛鉤です
ファンシーフライ 小さな毛鉤では表現出来ませんので ブラックバス用の大きな毛鉤になります

リアルティーよりも目立つこと と 作り手の自己満足が“釣果”に結びつきます 自分を信じて ってとこでしょうか

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←主にバス用フライの面々です(クリックすると拡大します)


タイイングテーブル

2005年12月01日 | FLY FISHING

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タイイング フライタイイングです つまり西洋毛鉤を作ることを言います タイイングテーブル つまし西洋毛鉤をつくる机のことです

一般的にフライフィッシングではオフシーズンです しかしオフシーズンの楽しみの一つが毛鉤つくりです

夜静かに タイイングルームで一人 フライを巻く  なんてことは私に限らず日本の一般的な住宅事情からしても難しいものです
ルームがダメならテーブルです と言っても一つのテーブルをゴチャゴチャしたフライ用品で占領するのも これまた一般的な住宅事情からしても難しいものです

写真は自作の移動型タイイングテーブルです
子供が使っていた“画板” これに糸巻きや細かいツールを機能的にレイアウト出来る棚を組みます
そして全体にコルクを貼ります バイス(毛鉤を挟んで固定する万力)の下の「ゴミ受け」もコルクで自作しました

このシステムで多くのフライ(毛鉤)をつくりました そして 釣り=自作のフライ以外は使わない という自己規制が確立しました

最近このシステムにも不満を感じております 現在新しいタイイングテーブルを製作中です
完成したらまた改めてこの場で

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この写真は 現役タイイングテーブル・棚の上にある“嫁にもらった飾り”です

The Fish Story. He Never Tells. と書かれています
「釣りの話を彼はけっして語らない。」とも解釈できますが Fish Storyは法螺(ほら)話という意味 
世の東西 古今を問わず釣り人は基本的には嘘つきですからねぇ
『嘘をつくなヨ』という嫁の戒めなんでしょうか

新しいタイイングテーブルには新しいアイデアを一杯詰め込みたいと考えています
テーブルと言うよりもコーナーと言った方が良いかもしれません

■1996年2月12日 随分前にこんなことを書いていました

LS HAGAKI Vol.6
マンションの間取りについて先日この様な雑談をしておりました
◎今のマンション購入者はマンション形式の住まいで生まれた二世が中心
◎廊下はもったいない
◎客間はいらん(気の使う人は来ない)
◎台所(奥さん)は家の中心
◎男の居場所ねぇ?
◎和室はいらんが2WAY~3WAYの使い方が出来るのも事実
◎昔の公団スタイルもおもろいで
そこで↓
玄 関 →LDK → 寝室
水回り →LDK → サブリビング
で → 寝室を充実させ 玄関を独立させ 多目的なサブリビングをLDKに併設させ LD~サブリビングに各個人の「コーナー」をセンス良く レイアウトさせ LDKは南向きにさせ・・・
課題は多いですが「コーナー」の考え方 面白いと思います
これからは 家具職人の時代です          ■


ロープとブラシ

2005年08月01日 | FLY FISHING

6月の福井県に釣行した時 急な斜面を降り 帰りはまた上がる ということで大変でした
降りる前に「たしか包装用の白いロープがあったハズ」と探したのですがありませんでした

帰路につく車中 同行のベテランフライフィッシャーと「やっぱりロープがあれば楽やったねぇ」とかなんとか話をしていて
「あっ!」思い出しました
いざという時の為 牽引用ロープがありました 予備タイヤやジャッキを入れるスペースにあったのです
後の祭り でした

今回の釣行(消極的予定変更7/27)でも支流で急な所がありましたので「今こそあのロープ」ということで使うと実に良い
両端はカラビナの様にワンタッチでつけることが出来る ロープは柔らかく樹木に巻いても傷つけない

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当然そのまま置いて行くことになるので 帰りは目印にもなる
難は短い こと もう一本買えば使い方のバリエーションが出来るか? 登山用のちゃんとしたザイルより安そうだ ヨシ もう一本買おう

釣りが終わると足場の良い川(清流でないと意味無し)でウエーディングシューズとウェーダーをブラシで泥を落としておくと家に帰ってから楽です

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消極的予定変更

2005年07月29日 | FLY FISHING

7/27 水曜日の平日 休みをとって一人「釣り」に行ってきました
前日の台風の影響がなさそうな西(大阪から)へ早朝(AM4:30)家を出ました

中国自動車道「山崎インター」を降り 29号線を北へ
山崎町(今は宍粟市)は なんとなくなつかしい
大学時代の悪友の町 
あった! 『神名工務店』
「しっかり仕事してるか?」と声をけけに寄ろう 思うも早朝のこと というより早く目的地へ着きたいので横目で見るだけ・・・

兵庫県から鳥取県に入ると雨 雨
川の濁りはそれほどない と思うもここぞというポイントは河川改修工事の影響で濁り
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しかたなく支流に入るも 雨でだんだん集中力がしぼむ

結構ねばったつもりでも30分ごとにポイント移動(悪いパターン)

思い切って別の支流へ移動 ん~ 温泉
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「よし 今日は予定変更!」

と以前にも釣りの終わりに寄った公営の温泉へ金四百円也を払い のんびり浸かる なんせ12時すぎ 貸し切りであたたまり 休憩室の畳の上でひと眠り

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案外充実した“釣行”でした(奇行か?)