お世話になります
“コピペ”が何かと話題になっております
コピー&ペースト
Macならコピー(command+C)+ペースト(command+V)
Winならコピー(ctrl+C)+貼り付け(ctrl+V)
便利な機能 なくてはならない機能なんですがねぇ 許容範囲があるということですね
この通信でも 普段この機能を最大限活用している訳でありますが今回は 時節がら 使わない様にいたします
といっても私の今までの駄文の再利用はご容赦下さい
今回のお題は「私の出会った三月のコト あれこれ」であります
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◆◆大霧地熱発電所
本当に日本は“火の国”であることを実感
地下1000m~3100mから蒸気・熱水を取り出し「気水分離機」で分離 蒸気でタービンを回しで発電 熱水はまた地下に還元
発電をした蒸気も復水器で温水にし冷却 そしてふたたび復水器の冷却水とするとのこと
「覆水盆に返らず」をひっくりかえす技術であります
大霧地熱発電所は 一定出力で常時運転できるので川内(せんだい)発電所から遠隔監視している とのことです
環境にやさしいクリーンな発電所の操作を原子力発電のある川内発電所から監視している というのも皮肉に感じましたが
桜島の噴煙を見 そして ちょうど100年前の噴火で桜島が“島”ではなくなったと知りました
「必ず地震はくる」ということは日本の殆どの地域で共通した事実であろうかと思いますが そんな国土だからこそ豊かな恵みがあります
“活きている地球”の「お裾分け」を頂くという謙虚さが足りないのが今の日本のアキレス腱であると愚考する次第です
◆◆鹿屋航空基地史料館
海上自衛隊鹿屋基地に併設されている鹿屋航空基地史料館に行ってまいりました
陸軍は知覧 こちらは海軍の特攻基地でした
鹿屋海軍航空基地からは908名の方が 南方に出撃されたそうです
この資料館は海軍の歴史 海上自衛隊の歴史 そして特攻隊に関する資料が多数展示されています
ただただ圧倒されるだけで言葉がありませんでした
3月は東京や大阪で大空襲があった月でもあります どうしても思い出すのは3月2日に枚方のカフェ・サリーで出会ったおばあさんの話です
家族にもあまり話さない といいコーヒーを飲みながら語っておられました 以下要約です
◆◆飛行機は人を殺しにやってくる
飛行機は嫌い
飛行機の音を聞くと思い出す
よく晴れた日、一機の飛行機が上空を飛ぶ
何事も無いように飛び、そして去って行く
それは米軍の偵察機
翌日、空を覆い尽くすようなB29がやってくる
高度3000mぐらいから1500mぐらいに下げる
その爆音
そして真上で爆弾投下
その爆弾が風を切り裂く音
今でもはっきり覚えているその音
飛行機は人を殺しにやってくる
真上で爆弾が投下されたということは、ここは大丈夫だという証拠
スピードに乗った爆弾はかなり先に落ちる
東北大震災の津波の被害を見て、悲惨な光景に愕然とした
と同時に「まだまし、瓦礫というモノがある」と人に話して驚かれた
爆弾よりも怖かったのは焼夷弾だった
何もかも燃え尽きる 直撃された人は何も残らない
どこの誰かもわからない それでも僅かな痕跡をその場に埋め、
冥福を祈る
翌日、同じ場所にまたもや焼夷弾 、もはやそこにあるのは灰だけ
山のように積まれた死体、もはや何かを感じることもなく
ただただ自分のこと、家族のことしか考えなくなる
家もなく食べ物もない人が 、彷徨い歩く
おそらくあの人達は死んだと思う
餓死
なんとか夜露のしのげる家はある
母親は、子供達に少しでも食べさせたい
自身は我慢する
家に居る母親が餓死した、という話はよく聞いた
低空飛行でやってくる艦載機
軍需工場周辺の小さな町工場が攻撃目標
至近距離から見えるその操縦席には、紅潮した少年の顔
攻撃の結果を確かめるように旋回してくる憎らしいグラマン
飛行機は人を殺しにやってくるもの
その操縦席の顔は忘れない
あどけない少年の顔を
◆◆明るい農村(霧島)
「どれが美味しいん?」
と聞くと若いスタッフさんが
「水が一番美味しい、とよく言われます」
と笑顔で回答
とにかく明るく元気 だから「明るい農村」なのかと合点がいきました
帰り際 オジサン数人で駐車場で記念写真を撮ろうとしてると 外に居たスタッフさんが「シャッター押します」と
並んでいると 店内からスタッフさんが3人走って出てきて手には「二升五合瓶」
それを持って記念写真を! という配慮
いや~ 気持ちよかった
綺麗な直売所で一升瓶2本を買い送ってもらいました
◆◆居酒屋もも代(霧島)
霧島を案内してくださったご夫婦の幼馴染みの方がやっておられる居酒屋さん “ももちゃん”がお一人で丁寧で美味しい料理を出して頂きました
同行の方が「橋長さん トイレなかなかいいよ」と 「ん」 ま いずれにしてもトイレに行きたくなっってトイレの壁をみてビックリ
◇ 女性の生き方
十代は 楽しく
二十代は 美しく
三十代は 強く
四十代は 賢く
五十代は 豊かに
六十代は 健やかに
七十代は 和やかに
八十代は 愛らしく
さらにやさしく輝いて
心美しく生きましょう。
◆とありました
これは忘れません 2006年 義母が亡くなられて皆が集まっている時 「こんな書があった」と 皆で関心して見ていたものです
ほかの壁にも
◇ 自分の仕事
自分の仕事を軽蔑する人は、その人自身も他人から軽蔑される。
自分の仕事にたいして、ほこりとよろこびと感謝のない人が、よい仕事をしたということはない。
自分の仕事を大儀と信じて、仕事を大切にする人は、誰からも尊重される。
他人から尊重されてこそ良い仕事ができる。
お互いの職場は自分が仕事と尊重し、気配りよく大切に、仕事をすすめていく。
そんな人たちのあつまりでありたい。
◇ 人との交わり
好きな人もあれば嫌いな人もある
気の会う人もあれば 気の会わぬ人もある
いっしょに働きたくとも 働くことの叶わぬ人もある
いっしょに働きたくなくとも 働かなければならぬ人もある
会いたくとも 会ってはならぬ人もある
会いたくなくとも 会わねばならぬ人もある
誰とでも交わってみることだ
人みな兄弟であることが よくわかる
◇ 過去のすべてを感謝して下さい。
だって
強い人になるにはたくさんの挫折が必要ですし。
優しい人になるには 何度もの哀れみが必要なんですから。
◆そして
◇お客様へ
3月29日をもちまして居酒屋もも代の赤ちょうちんをおろす事となりました。約20年間お客様と喜怒哀楽を共有出来た事 誇らしく、また多面に心から支えて下さった事、心から感謝申し上げます。誠に有難うございました。
スタッフも今までとおり又新しいスタッフを交えて「食事処もも代」。発展的に希望に満ちて再出発いたします。ご理解をいただき変わらぬ御来店お待ち申し上げます。
4月8日より 昼の11:30~3:30までとさせていただきます。 もも代
◆5時にオープン(通常6時)してもらい6:30に空港へ向かうスケジュール 東京へ帰ることは聞いておられたんでしょうね
「帰られたら食べて下さい」と チラシ寿司をお土産に頂きました
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ということでした
霧島では多くの発見・出会いがありました また行きたい と
宿泊した霧島ホテルでは 初々しいスタッフの皆さんの気持ちからくる接客をして頂きました
今回同行の方々との共通の意見は
「マニュアルじゃない対応」がいかに大切で感動を与えるか ということでありました
坂本竜馬は姉乙女に送った手紙に宿泊した塩浸(しおびたし)温泉のことを「志をひ多し」という当て字で書いていました
まず共通認識としての“志”がなにより大事であると愚考する次第です
ではまた