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お世話になります
「お客様は神様です」
三波春夫のこの言葉が独り歩きし、誤解され様々な問題が起こってます
また、日本で使われている「サービス」に当たるちょうど良い言葉が、外国語には見当たらないそうです
サービスとは?
ウィキペディアでみると ↓
◇サービス(サーヴィス、英: Service)
無形商品
取引の対象となりうる無形の商品のこと。役務(えきむ)。相手方の時間および手間を肩代わりする概念。
接客、給仕 - ホテル、レストラン、店などでの対応一般。
奉仕 - 報酬を求めず、また他の見返りを要求するでもなく、無私の労働を行うこと。
無料奉仕 - 無料、「おまけ」の意味。無料または割引価格で提供されるもの。
機械整備 - 整備や修理のこと。
公共事業・インフラ関連
とあります
◇日本で最初に「サービス」という言葉を使ったのは
日本自動車会社の社長石沢愛三氏が、大正末期に米国を視察、米国の自動車販売に「サービス・ステーション」が大きな成果を上げていることを知り、日本でも広めようと取引先にはがきを出します
「今般、当社は完全なるサービス・ステーションに依り顧客本位の御便宜を計ることに相成り候」
これに対し
「サービス・ステーションという便利なものが到着した由、至急届けてもらいたい」
との回答が多数返ってきたそうです
困った石沢はサービスの和訳を試みますが、辞書には「サービスとは奉仕的なるもの」との記述のみ、外国人にきいても要領を得ないので、使うのをやめたそうです 詳しくはウィキペディアで
という行き違いから始まり、日本における「サービスという言葉」は独自の意味合いを付け加えはじめた訳です
今回のお題は「サービスとは?」であります
リンク先からどうぞ ↑
ということで
お客様は、神様ではなく同じ人
同じ人どうしだからこそ敬意をもって、礼儀正しく接する
と愚考する今日この頃であります
ではまた
お世話になります
昨日は十月十日の体育の日、昭和組にとっては、しっくりきます
一度、覚えたコトがなかなか修正できない、いかんですね
記憶のプロである落語家が教える“記憶術”という紹介があった「記憶する力 忘れない力」立川談四楼:著、を読もうと思ったのですが、こちらの方が面白そう、と「談志のことば」立川志らく:著、を選びました
ここでご紹介出来るいい話があるかなぁ、と思ってのことです
ところが、落語好きの私にとっては、涙腺が緩みっぱなしで
談志師匠の我の強さ、弟子に対する愛情に、、、
「努力とはバカに与えた夢」
「馬鹿は群れたがる」
「馬鹿とは状況判断できないやつのことだ」
とあり、そんな馬鹿に困った事例として
「馬鹿は隣の火事より怖い」 と
“もくじ”からだけの抜粋です
「詳しくはWEBで」なんてありませんので、ご興味のある方は、本を読んでみて下さい
![]() |
談志のことば |
立川志らく | |
徳間書店 |
![]() |
記憶する力 忘れない力 (講談社+α新書) |
立川 談四楼 | |
講談社 |
ということで(どういうこと?)、今回のお題は「ホッピー族の格言その2」であります
その成立ち、いきさつについては、最後に記載しております
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
May the“IZAKAYA”be with you.
日本のホッピー族による珠玉の居酒屋讃歌
83.酔ってからの言葉は、会議より尊い。
84.教えはジョッキーの外側からではなくジョッキーの内側よりもたらされるもの。
85.アルコールの過摂取は、いくら隠したとしても、酩酊を招く。
86.ホッピーを見て、それを呑もうとしなければ、過ちを犯した者と同罪だ。
87.大井町にいようと、北千住にいようとホッピー族はその地に融け合う。この酒場を創った同じ手がホッピーをお創りくださったのだから。我らは野にあるタケノコのように育ち、地鶏のように土とともにある。
88.酒場が差し出すお通しを自分に与える時間を、たっぷりとりなさい。ふれあい、やすらぎの中で生きあえるエネルギーがふつふつと湧く。
89.大いなるホッピーはすべてを見、聞き決して忘れはしないのだと教えられた。我らはそれぞれの行いにしたがって、魂の酒場を与えられる。行いのよいものは良い酒場が与えられる。行いの悪いものは、悪い酒場が与えられる。私はそう信じている。
90.ホッピーは矢のように放たれたら、肝臓を射る。注意しないと自分の放ったホッピーで倒れることになる。
91.尿酸値の変化に備えよ。いつも希望を持っていよう。
92.酒場の探訪では、真に心を開くように努力しなさい。人にあなたの内側を見せなさい。あなたの自己にも外をみせてやりなさい。
93.ホッピーは中と外で一つ、そのことを見失うな、「中がない」時は「中」と叫べば良い、「中がない」後は必ず「中」だ。
94.あなたのジョッキーであなたの生き方がわかる。
95.痛風のワタシはビール大瓶を飲み尽くしはしない。
96.本当の酒場はキラキラ輝くようなものではなく、店主の意志と信念を貫くこと。
97.不思議な力とヴィジョンの酒場は、つねに準備の出来た人間を捜し求めている。
98.あなたの鼻を誘おう、焼きとんの匂いに、さんまの焼ける匂いに酒場の真髄を匂え。ビールのはざまのホッピーに人は酔いをしる。
99.奴は四角い。その表面には味もしゃしゃりもない。その白さと同じ、肴はない。酒場の形づくった産物、完全な存在。見てくれは美しく。だが軟弱だ。我らを安心して酔わせてくれる酒場のごとくに。
100.あなたの耳を誘おう、ジョッキーの音に、ノベルティのグラスの響きにホッピーの心音を聴け。お代わりのはざまの沈黙に人は酔いをしる。
101.すべてのジョッキーは平等だ。ホッピーがビールより偉いわけではなく、ビールがホッピーより偉いわけでもない。すべてはアルコール、アルコールはすべて。
102.箸の先を見えてるホルモンの群れにひたして、楽しめ。無煙ロースターの風に吹かれることもあるのだと。
103.人間は人として呑まれるのではなく人になるために呑まれる。
104.ジョッキーをいつくしめ。
105.ホッピーの色彩と発泡を見逃すな。ホッピーが旨すぎて困ることなどあるだろうか。
106.ジョッキーの泡のはざまの沈黙に直観が見つかる。ここからホッピーがあふれるばかりに流れだす。酔いは何もないところから生まれる。
107.喉を研ぎすましてホッピーを呑め。今は、呑むという経験をする時。
108.一杯一杯に集中せよ。それは末枯れた酒場の中を旅するようなもの。日没ばかり求めていては夜明けを見逃す。
109.ひとびとのこころに真の平和が宿るまで、ホッピーとビールとの間に平和はやってこない。
110.私たちが酒場にいるのは、ほんのわずかな間だけ、だからその経験を楽しもう!
111.評判で判断せずに、呑んで判断しろ。
112.お通しにはご用心。あなたから小銭を絞りとることもある。
113.なじんだ酒場にしがみついては飛べない。自分の力で飛び込む危険をおかさなければ肴を見ることはできない。
114.ハッピーはホッピーの隣り、その一字違い。
115.わたしが愛するのは、酒場への愛に生きている人たち。
116.酒は毒のようなもの。毒の効き目を知るのはよいこと。でも飲まなければ幸はない。
117.ホッピーは、目的について教えてくれる。いつ果てるとも知れず飲み続けるうちに空ジョッキーがきづきあげられ、酒場は様変わる。目を開けて、自分が飲めるものを探せ。
118.長年会っていなかった兄弟のように注ぎ合おう。
119.まだ注がれていない時のジョッキーをあげ未来をのぞき見る力は、われら人の身にはありません。さような力をお持ちなのは、神だけです。しかも、その神でさえ中とホッピーを念入りに注いでのちはじめて未来を見分けることができるのです。
120.あるがままのあなたのジョッキーを見つめる勇気をもて。あなたが出会うホッピーをあなたのジョッキーに注ぐ勇気をもて。
121.感性を刺激する酒場は、知性だけ刺激する三ツ星よりも はるかにすばらしい。
122.目で判断せずに、ホッピーで判断しろ。
123.酒場の瞳は舌が発音できないなった時に言葉を話す。
124.ひとに与え、与えられるのが酒場。
125.身構えず、ホッピーからおのずと出る答えを信じるがよい。
126.酒場が差し出す贈り物を自分に与える時間を、たっぷりとりなさい。ふれあい、やすらぎの中で生ホッピーのエネルギーがふつふつと湧く。
127.絹のような柔らかい豆腐が要る。奴世界を見るには。石のようなかたい鰹節が要る。出汁世界を見るには、その酒場の中にいるためには。
128.焦点をぼやかしてモノを見よ、想像し、呑み続けよ。酒場世界を酔った目で見て尊重せよ。
129.大切なのは「呑み続けること」である。
130.グラスを倒せばホッピーとともに生命が流れ出る。このことから生きている理由を学んだ。この世にやってきたのは死ぬため。身体はただ魂をやどしているもの。私は背中からホッピーをかけられたくない。ホッピーは正面からきてもらいたい。
131.身構えず、ホッピーからおのずと出る答えを信じるがよい。
132.大将はホッピーを作ることでまた儲けている。
133.財布の中の変化に備えよ。いつもグラスを持っていよう。
◆ホッピー族の格言、いきさつ
SNSをやっていて面白い“遊び”が自然発生しました
facebookで写真に「インディアンの言葉」を添えアップしてていました
たとえば
片足をカヌーに突っ込み、片足をボートに突っ込めば川に落ちてしまう。(タスカロラ族)
と、写真の添え書きに書くとある方からコメントが入るようになりました
片足を人形町に突っ込み、片足を門前仲町に突っ込めば墨田川に落ちてしまう。(ホッピー族)
数回繰り返しているうちに、これは面白いと思い「ホッピー族の格言」というコーナーをつくり、酒場を中心とした写真とともにアップしております そんな写真が今では“252枚”となりました
インディアンの言葉も真理を言い得てますが、ホッピー族の言葉もなかなかの味わいであります
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ということでした
愛される馬鹿で居たいものです
ではまた
お世話になります
10月となりました
ついつい「早いものでもう10月ですね、、、」
なんて知らぬ間に言ってしまいます
知らぬ間、生きていく為の大部分は“知らぬ間”にコトが運んでいます
今回のお題は、「植物のお話」です
参考図書)
![]() |
面白くて眠れなくなる植物学 |
稲垣 栄洋 | |
PHP研究所 |
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
文化放送「武田鉄矢・今朝の三枚下ろし」を耳で聞いたメモ、ネット上にある書き起こしを参考にしたものであります
※今回も本は読んでおりません
◆実の付け方
柿の実をイメージ
大きな種を包むように果肉がある
ミカンも袋には分かれているが、袋ごとにミカンの果肉がある
柿やミカンは種を包む脂肪を果肉にして動物を誘う
食われてタネを運ばせる
リンゴは違う
種を守る脂肪は、固いリンゴの芯
あの芯が脂肪、柿とミカンは柔らいがリンゴは固い
リンゴは花の付け根の果托と呼ばれる部分が膨らみ、果実になって脂肪を包み脂肪は芯となって種を守り続けている
なぜリンゴはそんなことをしたか?
柿とミカンと食われ方が違う運命を選んだ
柿とミカンはその場で種を吹いて、親の木の根元辺りに種が落ちる
リンゴは「芯ごと捨てられる」ことを目標にしている
芯ごと捨てられて、芯が腐って種の栄養になり、そこで芽を出す
だから種を守る脂肪を食べさせるミカン・柿と違いリンゴは運ばれてから食われることを目指した
かくの如く、食われることにおいても色んな食われ方をして、種を運ばせるという工夫(生存戦略)を果物はしている
◆葉の付き方
葉の付き方は植物によって法則があり、その法則に従って葉を出す
(真上から見て360度)
180度ずつ2枚出す
120度で3枚出す
2周で144度ずつズレて、5枚出す
3周で135度ずつズレて、8枚出す
葉の枚数を上から見ると、法則がある
2、3、5、8、13
「フィボナッチ数列」
この数列に従って葉っぱが出る
このフィボナッチは自然界を支配する数列
2、3、5、8、13
この数列は葉だけではなくて、花びらも支配している
◆花の付き方
百合の花びら、何枚?
6枚では?
本当は3枚
よく見ると質が違う
3枚が花びら、あとの3枚は萼(がく)が変化したもの
山吹が4枚、桜が5枚、コスモスが8枚、マリーゴールドが13枚、
マーガレットが21枚、デイジーが34枚
多少の例外はあるものの、ここでも葉と同じようにフィボナッチ数列が花びらを支配している
植物は自然界の中でその姿形を数学に従って作り上げている
花と葉は太陽に対して最も効率の良い姿
樹木の形をした太陽光パネルは出来ないものか?
◆植物の進化
恐竜が繁栄したのはジュラ紀、巨大な裸子植物が森を形成
恐竜時代の最後となった白亜紀に、被子植物が出現
ここでやっと白亜紀の草原に花が咲いた
裸子植物というのは種の元になった種が入ってる「さや」
胚珠がむき出しで、今で言うと松の木のようなもの
「さや」の中に種を抱きしめて守り続ける
その松は花粉を受けて、受精までに1年かかる
ところがこの被子植物は、アブラナのような草花は数時間で受精する
早い、これが圧倒的な力、繁殖の力の差となる
そこに大きな気候変動が起こり環境が激変、進化をスピードアップしないと淘汰される
そこで被子植物は受精のスピードを上げて適応していく
まさしく進化とは、「やりくり」
その適応の中で被子植物は何をやったか
それは毒で身を守るという手段を発達させた
例えば被子植物の中にはアルカイドという毒を持っている植物がいる
恐竜絶滅
これは巨大な星が落っこってきて滅んだっていう説と、もう一つ説がある
被子植物が増えることによって草食系の恐竜が全滅したんじゃないか?
そのアルカイドという毒で、草食系の恐竜が絶滅すると肉食系は餌が無くなって、自然と自滅したんではないか
植物の毒が恐竜を全滅させた
隕石という説の方がかなり有力視されているが
◆植物は毒を持つ
植物の歴史、人間との関係
人間は凄まじい
色んなヤツに食われながら、タフに生き、やがて尻尾を落として、サル系になった
サル系からやがて類人猿になって、類人猿からヒトになっていく
ヒトになったサルの凄まじさ
最初は森で暮らしてる、偏食のサルで、どうしようもなく、すぐに滅びるために生まれてきたようなサルが人間
他の猿は葉っぱを食べるのに、人間は食べれない、セルロース(植物の中にある繊維)を消化できない
それで他の植物を、仕方がないので木の実かなんかを食べるうちに、別の能力で草原で生き残っていったというのが我ら人間
人間はセルロースは食えないが、毒を持った植物と付き合う
毒を持った植物を飲んだり食ったりし始める、それを薄める知恵がついた
トリケラトプスを中毒死させたアルカイド
そのアルカイドの一種がカフェイン
「このカフェインかなんかいっぱい含んだ豆を挽いて、スターバックス作って、みんなで飲んでるっていうから、トリケラトプスからすると無念ですよね。」
興奮という毒を調理で工夫して、弱めて飲むことを、人間というサルは利用して飲むことを覚えた
ハーブ・香辛料、カカオのカフェイン
アオギリ科のコーラ
唐辛子のカプサイシン
バニラの実のバニリン
これらはもともとは全部毒です
お茶の木、お茶も毒です
◆米
米は、稲の種「種子」
その種は籾殻で守られ、玄米が中にある
玄米は「杯」、植物の芽になるもの
「胚乳」、栄養になるものです
赤ちゃんそのものとミルク、それが一種に入ってるのが杯と胚乳
一緒にあの一粒の中に入ってる
そして身を守るために玄米、これは「糠」っていう薄着の肌着を着込んでる
この3重の部分が一粒の米のワンセットである
米の胚乳、これは炭水化物
大豆は炭水化物とタンパク質、そして糖質も含む
いかなる環境でも、芽をふくために、そういう栄養を一緒に抱き合わせにしている
トウモロコシ・ヒマワリ・菜種・ゴマも脂質を含み、たちまち世界に広がる力を持った植物であった
野生種の麦、実ったら弾けて種を飛ばす
植物としては、自分でやる
お米も実った瞬間にバーンって種撒くっていう仕掛けはあるはず
ところが今は麦でもお米でも、種が落ちない
それは変種だから
普通だったら、植物の世界では両方共滅んだ種かもしれない
種をばら撒かないから
では何故、生き残ったか?
それは人間のおかげ
種をばら撒くっていう「脱粒性」という性格を麦でも稲でも持ってると
収穫が大変、一粒ずつ拾わなきゃいけないから
だからぐずぐず付いてる奴の方が人間にとっては有難かった
米も麦もそういう意味では、ワイルドさが無くなって、大いなる欠点が人間によって利用され増やされていった
◆文明
人間の文明はこの植物と出会わなければ成立しなかった
アステカ・マヤ文明、これはトウモロコシ
トウモロコシが無ければこんな文明は起きていない
インカ文明、これはジャガイモ
トウモロコシ・ジャガイモとも南米・中米の作物
中国は大豆
インダス文明、これが稲です
そしてメソポタミア・エジプト文明、が麦
つまり文明というのは一つずつお得意の穀物を持っているからこそ発展した文明
これがなければとっくに滅んでいる、人間はそういう生き物である
◆雑草
とある1件の家が無くなると、まずやって来る雑草がネコジャラシ
やたら伸びます、雑草が空き地に
人類が滅亡しても、日本はすぐ雑草だらけになるだろう
◆ネコジャラシは物凄い高性能
エノコログサ、俗名がネコジャラシ、これが繁殖力が強く、水がなくても元気
ネコジャラシって、枯れたとこ見たことある?
強くて元気
ネコジャラシ何故あんなに元気か?
高性能な光合成システムを持ってる
車のターボエンジンに似て、取り込んだCO2、二酸化炭素、その炭素を圧縮して倍に膨らまし、光合成の能力を上げている
光が強ければ強いほど炭素を倍にして合成する
太陽光を浴びると炭素を圧縮するというのは、光合成の能力を上げる能力を持っているので、いつも栄養満点
二酸化炭素を吸うために植物も吸い込む口「気孔」を開くが、開くとそこから水分も逃げてしまう
ところがネコジャラシは取り込むCO2を濃縮させるので、気孔を開く回数が減らせる
口を開くと口が乾くが、その口の開け方を工夫する
◆物凄いところに話を飛躍
シンクロの鬼コーチ、鬼監督の激(ラジオの口調のままで)
日本代表の女の子たちを叱りつけるんだけど、競技が終わって、検尿検査で尿を調べるんです
尿検査の結果が出た瞬間にアノ監督さんが怒鳴った言葉が「なんだ! 一人も血尿出てねえか!!」って言ったっていうね
もう一つ
「練習量が足りないからこんなことでバテてるんだよ!」って言ったら
とある選手がカーッとなって「私たち死ぬ気でやってます! 監督」って言ったら
あの監督さんが「死んでねえじゃねえか!!」って言ったっていうね
でも、それで銅でしょ
金獲ったロシアは才能で獲ってるのか?
じゃないんですってね
本当にロシアって極限までいってるんですって練習が
日本代表の選手12時間練習する時に、水中で飯を食わせるんですってね
プールサイドまで持ってこさせるんだって、水から上がらせない
入ったまんま飯を食わせる
で、ロシアは、日本が12時間だったら、公開してないんですが、あの監督さん曰く24時間漬けてる
さあ、そこに何が起きるかというと、このネコジャラシなんですよ
ロシアのシンクロの選手たち、練習に関してはもうほとんど魚扱い
とにかくメチャクチャやらされてる
ロシアのシンクロの女子たちの体が違うんですって、練習によって内臓が変わってるんです
なんと驚くなかれ、内臓の中の、脾臓という臓器がある
そこが息をしてるっていう話なんだ
肺に息を吸い込みます、その酸素でしばらく水中で泳いでます
それを出し切る
その後、出し切るっていう肺に負荷をかけると「死んじゃう」と思った瞬間に
脾臓という臓器に緊急用として、酸素ボンベとして脾臓を使うんです
ですから水中でロシアの選手は長く活動できるんです
じゃないと出来ないんですってあの技
そこをあの監督さんは狙ってらして
練習でくたびれたどこじゃないんです
「この人は殺す気か 殺されてたまるか」の向こう側まで行かないと、ロシアに金で望むことは不可能なんですって
物凄い話です
◆サボテン
サボテンってのは何者か、植物の中でも、もうすっかり限界の向こう側に行ってる
砂漠という所に適応するため、サボテンは昼間眠ってる
そして炭素を蓄えて夜に光合成をする
所謂「ラクダ型」の植物
◆光合成というシステム
あの薄い葉っぱの中で糖を作る
人間は出来ません
糖を取り入れないと生きていけない
植物は独自で、何も食べなくても自分のからだの中で太陽と水と二酸化炭素で糖を作り食事をしている
何かを捨て、捨てた代わりに何かを拾う
それを戦略にしたのが植物
◆ツル科
ツル、巻き付くやつ
これも植物の戦略の一つ
ツルは根を諦めて、他に絡むことで上を目指す
例えばブドウ科の蔦も、それから朝顔・ニガウリ
何かに触れて巻くんですが、右巻きと左巻きを途中で反転させる
右に巻いてんだろ? それを途中で左に巻くんだ
何故?
巻き付く、風が吹く
その時に巻きついた枝が伸びると、逆巻きのところからバネになって千切れない
これが右側だけだったら伸び切っちゃったら切れるんだが、左巻を間に挟むことによって切れない
◆生物を呼びつけた生き物
(陸ができた後に)一番最初に地球上に適応した生き物は植物
まず植物たちがゆっくり占領し、その準備ができて酸素だらけにし、酸素で呼び寄せたのが植物だから
「準備ができたよ」って呼んだんでしょうね海の中の生き物を
そして仕事を与えた
それは「これからはアンタ二酸化炭素を吐きな、俺酸素吐くから」っていう交換条件で
地球っていう環境を整えた
◆我々人間という生き物
植物はセルロースというブドウ糖の細胞壁で身を守る
この壁は強靭で牛馬は体内で発酵させてセルロース分解
ところが我ら人間はこれが分解出来ない
でも腸を刺激し掃除するためにはこのセルロース、食物繊維は必要で
「腸内の乳酸菌やビフィズス菌のための食物になる」と
植物が偉いのは、植物が作った物は全部土に還る
太陽とエネルギーの化身で、地球への負担を植物はかけない
それに比べて人間は、生存のために地球に大きな負荷をかけている
「自然の本当の支配者は植物なんだ」と著者は言う
人間は、そういう意味では、ゴミを多く出しすぎる
だから植物を見習うことが必要なのだ
と、文章が締められている
◆でもね
「花が美しいと思った生物は、人間だけです」 太宰治
君はさ、そう人間をひどいひどいと言うが、花を美しいと思って眺めたのは、人間なんだよ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ということでした
地球上で、我が物顔の“人間”ですが、本当は肩身の狭い立場であると知るべきでしょうね
ではまた