橋長戯言

Bluegrass Music lover, sometimes fly-fishing addict.
橋長です。

暑中御見舞

2011年08月10日 | EHAGAKI

2011073gf25k400008
EHAGAKI #236 ≪暑中御見舞≫

暑中お見舞い申し上げます

平素は格別のお引き立てを賜り心より御礼申し上げます
酷暑の折 皆様方のご自愛ご健勝お祈り申し上げますと共に今後とも一層のご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます

さて 8月はいろいろと考え込んでしまう一ヶ月であります
3/11は現在進行形 8/6 8/9 8/15 も実は進行形であることを思い知らされる日々であります

蝉の鳴声を聞きながらの休日 頭の中を反省しなければならないことが次々と巡る という休日になるのでしょうか

失敗学の考えを活かして云々 ということもありましたがどうなったんでしょうか?

「失敗から学ぶ」ということでしょうが難しい問題です 以前「どうすれば見事な失敗が出来るのか!」と逆説的なネタを書きました 「経験を殺す」というタイトルでありますが 今なら経験を“想定”に置き換えたいところです

尚 今回は再生可能ネタを中心に構成しております

 ■ ■ ■ ■

コトを始める前の常套句に「経験を活かして云々・・・」という言葉があります そして失敗します

国家 会社 学校に至るまで組織に失敗はつきものです その失敗の基本が“個人の失敗”です “個人の失敗”が協力しあうと-1-1=-2ではなく-10にも-20にもなり恐ろしい負のパワーが生まれます

        ?  ?  ?  ?  ?

ではどうすれば見事な失敗が出来るのか

まずコミュニケーションは禁物です 相談や報告 日常の連絡は成功につながってしまいます ビジネスにおいては常に供給側の視点をもつ必要があります 自信を持つことも不可欠です 自分や現状に満足することが安定的で継続可能な失敗を生みます 自分の言葉が何者にも変えがたく安らげるのです

“気づいたこと”を心の中にしまい様子を見る

そうすることによってより大きな失敗を体感できます しかもその失敗は自分ではなく他人がしてくれます 判断に迷った時は必ず安全策をとり動かないことが大切です  但し積極的に動くことによって発生する失敗は見事なものでそのダメージは計り知れないものがあります

しかし積極策は成功に結びつく場合も多く確実に失敗する為には従来の経験を活かした 安全策をとるべきです

小さな間違いを育み より大きな失敗に成長させたいものです 

        ?  ?  ?  ?  ?

「経験を活かして」とは 今迄の失敗の経験を活かすというのが本意なのでしょうか “経験を殺す”ことも“見事な失敗”に巡り逢わない為には必要なんでしょうね
LSHAGAKI Vol.53≪経験を殺す≫2004.3.10

 ■ ■ ■ ■

これから休暇に入る方も多いかと存じますが “失敗”というあまり面白くない話題で申し訳ありません では 過去の暑中見舞から 釣りにまつわるのんびりしたものを短く二題

 ■ ■ ■ ■

朝起きて空が曇っていたら喜べ。

山ではどんなに晴れていても雨具を忘れるな。

海ではどんなに船酔いに強くても酔い止め薬を忘れるな。

鉤先はつねにどんな魚をどう釣ろうと瀬戸物に刺さるぐらい研ぎあげておけ。

情報は徹底的に謙虚に聞きこめ。しかし釣れるまでは信ずるな。
にこやかにハイハイといいながら、頑なに信じこむな。

広い川では狭い所を釣れ。狭い川では広い所を釣れ。

自分より先に友達に釣れたら電光石火、ホメてあげるべし。
これはラッキーで釣れたんじゃないとホメてあげる。
一拍遅れると嫉妬で苦しめられ、イライラしていよいよ釣れなくなるゾ。

運・勘・根の三位一体と知るべし。

悠々として、かつ急げ。

これは「雨の日の釣り師のために」という35人の作者による釣り文学集の序文に「雨も愉し」として開高 健が釣り師の金科玉条として書いたものです    あらゆることに通じます

暑中お見舞い申し上げます LSHAGAKI Vol.63 2006.夏

 ■ ■ ■ ■

子供たちも夏休みに入り通勤時の坂道は 蝉の声だけでなんとも静かな気がします
「暑い→静か→充実」と感じるのは私だけでしょうか

中国のことわざが頭に浮かびます

一時間 幸せになりたかったら 酒を飲みなさい
三日間 幸せになりたかったら 結婚しなさい
八日間 幸せになりたかったら 豚を殺して食べなさい
永遠に 幸せになりたかったら 「釣り」を覚えなさい

幸せになりたいと「釣り」に凝っていますが 仕事のことも忘れてはいけないと思っている今日この頃です LSHAGAKIVol.15(1997.7.29)

 ■ ■ ■ ■ ■

ということでした
昔のアメリカのTVドラマで“ソープ”という好きなコメディがありました 次々と問題が起こり 嘘をつき さらなる問題に発展する というハチャメチャなモノでした
帰宅が遅くなった言い訳に「道路に飛行機が不時着して大騒ぎでもう一度離陸するのを手伝っていた」なんて調子だったと思います
ニュースを見ていてふと そんなことを思い出す8月であります

夏目漱石は「道草」の中で

世の中に片付くなんてものは殆(ほとん)どありゃしない
一遍起った事は何時(いつ)までも続くのさ

と言っています そうなんでしょうね

“バカボンのパパ”のように 「これで いいのだ 」と言えるようになりたいものです

ではまた

株式会社リアルフィールズ 本社オフィスは8/10~8/14の間夏季休暇とさせて頂きます

■サンクタス銀座 近日分譲予定!

2011073gf25k400007

LEICAⅢg,Voigtlander SNAPSHOT-SKOPAR 25mm,Kodak 400 Tmax イエローのフィルターをつけ雲の写りに注力しました


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
“今回のタイトル「暑中見舞い」についてです。発信... (kanbai)
2011-08-10 09:22:01
“今回のタイトル「暑中見舞い」についてです。発信日付が8月10日。今年の立秋が8月8日なので10日送信なら「残暑見舞い」とすべき”と御指摘を受けました。確かに「立秋とは名ばかりの」となり残暑見舞となります。何の意図もなく考えが及んでおりませんでした。それにしても暑い、です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。