橋長戯言

Bluegrass Music lover, sometimes fly-fishing addict.
橋長です。

EHAGAKI #361 ≪暮れましてありがとうございました≫

2018年12月31日 | EHAGAKI

暮れましてありがとうございました

明日からは亥年
己亥(つちのとい)の年となります

「変化を求める気運が高まる」
とも言われ良くも悪くも変化・節目の年
そして新しいモノが始まる年とも言われています

私自身は3回目の成人、節目の60歳に 
落ち着きつつ、変化したいと思います

明日からの亥年、橋長様に幸多き事を祈念いたします  


過去の亥年メモ

◆2007年 平成19年/丁亥(ひのとい)
・初代iPhoneが発売開始。
・Google、携帯電話専用検索エンジン提供開始。  
・ブルガリア、ルーマニアがヨーロッパ連合に加盟。
・アンゴラ、石油輸出国機構 (OPEC) に新規加盟。
・ニコラ・サルコジ フランス大統領就任。
・防衛庁が省に昇格し、防衛省発足。


◆1995年 平成7年/乙亥(きのとい)
・マイクロソフトがWindows 95を発売。
・ 世界貿易機関 (WTO) 発足 。
・オーストリア、フィンランド、スウェーデンがEUに加盟。
・ベトナム、ASEANに正式加盟。
・阪神・淡路大震災。
・地下鉄サリン事件。


◆1983年 昭和58年/癸亥(みずのとい)
・東京ディズニーランド開園。
・任天堂が「ファミリーコンピュータ」(ファミコン)を発売。
・アメリカ人初の女性宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル「チャレンジャー」打ち上げ。
・ヨハネ・パウロ2世が、地動説を支持したガリレオ・ガリレイに対する宗教裁判の誤りを認める。


◆1971年 昭和46年/辛亥(かのとい)
・円変動相場制移行。
・アポロ14号が月に着陸。
・マクドナルド日本第1号店「銀座店」、三越銀座店脇にオープン
・NHK総合テレビが全放送のカラー化を開始。
・朝日放送で桂三枝(現:六代目桂文枝)司会の『新婚さんいらっしゃい!』が放映開始。
・大阪万博で作られたタイムカプセルEXPO'70が大阪城天守閣前に埋設される。6970年開封予定。
・NASDAQによる証券取引はじまる。
・第48代横綱・大鵬が引退表明。一代年寄「大鵬」に就任。
・集英社が「non-no」を創刊。
・沖縄返還協定の調印式挙行。
・世界経済フォーラム設立。総会をスイス・ダボスで開催、以後「ダボス会議」の名で呼ばれる。


◆1959年 昭和34年/己亥(つちのとい)
・キューバ革命。
・少年漫画雑誌「週刊少年サンデー」(小学館)と「週刊少年マガジン」(講談社)が創刊。
・「週刊文春」(文藝春秋)創刊。
・シャルル・ド・ゴールがフランス初代大統領となる。
・NHK教育テレビの放送が始まる。
昭和基地に置き去りにしたタロとジロの生存確認。
・チベット蜂起。
皇太子明仁親王(今上天皇)と正田美智子様が結婚。
・IOC総会で、1964年の夏季オリンピック開催地が東京に決まる。
・シンガポールが独立。
・アラスカがアメリカ49番目の州となる。
・ハワイがアメリカ50番目の州となる。


◆1947年 昭和22年/丁亥(ひのとい)
・日本国憲法施行。
・第1回参議院議員通常選挙。
・第1回知事・市町村長選挙(初の婦人村長4名が誕生)。
・労働基準法公布。
・職業安定所設置。
・箱根駅伝が復活。
・学校給食開始。
・国際通貨基金 (IMF)、操業を開始。
・公正取引委員会設置。
・インドがパキスタンを分離し独立。
・米国で国防総省(ペンタゴン)と中央情報局(CIA)が正式に発足。
・日本占領の英国軍が引揚げを発表。
・23カ国が関税および貿易に関する一般協定 (GATT) に調印。
・イギリス・エリザベス女王結婚式。


ではまた


EHAGAKI #360 ≪鎌倉資本主義≫

2018年12月07日 | EHAGAKI

お世話になります

前回の予告通り「鎌倉資本主義」を読み終えましたが
もうひとつすっきり理解できませんでした

まだまだ“途上”ということなんでしょう

では今回のお題は「鎌倉資本主義」であります


「鎌倉資本主義」
ジブンゴトとしてまちをつくるということ
柳澤 大輔 (著)

◆  ◆ ◆ ◆ ◆

「鎌倉資本主義」 という考え方 

◆3つの資本
地域経済資本~財産や生産性~お金
地域社会資本~人のつながり~持続可能
地域環境資本=自然や文化~持続可能


◆なぜ上場したのか 

「誰かの人生を面白くする」ことを理念に掲げる
面白法人にとって、関わる人が増えることは必要、
株主を仲間と捉えるかどうか、さまざまなご意見があると思いますが、
そういう風に世界を見ようと決めた

メリットとしては
「知名度が上がる」
「社会的信用度が上がる」
「経済的な基盤が安定する」

デメリットとしては
「短期的な評価が求められる」
「維持コストがかかる」  

資本主義ががここまで成長したのは面白さが根源にあるから
資本主義は良く出来た仕組みであるが、
一方で「資本主義に限界が来ている」とも聞く


◆GDPの話とサイコロ給 

「20世紀で最も偉大な発明の1つ」とも言われるGDPは、
1940年代に米国で生まれ、
たちまち経済政策を考えるうえで必要不可欠な経済指標となる 

GDPは単一の指標として非常にシンプルで優秀、国民の豊かさと
直結する指標であるかのように重視されてきた

何かを評価する「モノサシ」は大事

だから、面白法人では「面白がる人」が
高く評価される組織にしよと

そこで「サイコロ給」という制度

給料の全額がサイコロで決まるのではなく、
毎月「基本給 x (サイコロの出目) %」が、+αとして支給される

たとえば、月給が30 万円の人が、サイコロで6をだしたら
30万円 × 6%で、1万8000円が加算される
基本給が減ることはない

「サイコロで給料を決めるなんてずいぶんふざけた話だ」

その根底にはわりと真面目な思想がある 

人間が人間を評価するなんて、そもそもいい加減
上司の感情ひとつで、評価なんてどうにでも変わる

完全に公平なモノサシなんてないのだから、
評価や運命を、最後の最後は天に託そう
そんな思いで取り入れている「評価をしない評価制度」 

もちろん仕事において評価は大事
客様からもよい評価を得られなければ商売は続けていけない
仕事は評価の連続

一方で、人はいちいち他人の評価を気にしていては楽しく働けない

カヤックの社員には、ぜひとも面白く働いてほしい
だから人の 評価なんて気にするな

そういう思いをこの「サイコロ給」に込めた


◆「何をするか」を突き詰めることは、経済資本とつながる
◆「誰とするか」 人とのつながりやコミュニティといった社会資本につながる
◆「どこでするか」自分たちを取り巻く自然や文化を見直すことになる

3つ揃うと人は幸せに働ける 

一見、無駄なことだと考えられてきた
「誰とするか」や「どこでするか」といった価値を取りこぼさず、
指標化していくことが、長期的な豊かさにつながる 


◆ 「つながるまち」鎌倉

「仕事」 → 交流人口、関係人口双方を受け入れる →「助け合い」

↓ 街中に職場も観光も溶け込んでいく

「遊休地」

↓ ハンデを活かして価値に転換

「ライフスタイル」 ←クリエイティブな働き方→ 「仕事」

↓ ↑ 交流人口を関係人口に変容させる価値

「助け合い」


◆面白いというコト

面白いと思ってやっていたことは、
あながち見当はずれではなかった

「面白い」と思うことを突き詰めることが
僕たちなりの社会貢献につながる 

たとえば、「 富の格差の拡大 」という 資本主義の課題 

富の格差拡大!なぜ格差がそれほど問題なのか?

増えたり減ったりというある種のゲーム感覚があるのが
資本主義の面白さ

でも、よく考えてみると、
誰かがずっと勝ち続けているゲームは面白くない
ゲームバランスの悪いゲームは面白いゲームとは言えない

いまの資本主義は、格差が広がる一方で、
格差が固定化してしまい、勝者と敗者が入れ替わらない 

これが問題!

 「面白い」がとても関係あることがわかってきた

社会に対して閉じられている場は面白くない
料理をつくる人にとっても、
一企業の社員のためだけに腕を振るうより、
いろい ろな人に喜んでもらうほうが面白い

面白くないものをどうやったら面白くできるか?

資本主義は、もともとが非常に面白いシステム
だからこそこれ ほどまでに浸透した
ゲームバランスが偏り、多くの人が、疑問を感じ始めている

新しい資本主義は、
もっと面白く、もっと楽しいものでないと続かないし、拡がらない

その面白さを一番実感しやすいのは、地域コミュニティである

◆  ◆ ◆ ◆ ◆

ということでした


ではまた