まつほどに こころあさくも思ふかな ひかりさやけき 夜な夜なのつき
秋月を詠める歌 主馬首賀茂敦直
上賀茂神社の賀茂観月祭 重要文化財の馬場殿をステージにして大坂城慰問楽団“Daihanjyo Jug Band”の演奏を奉納してきました(9/25 旧暦8/15)
冒頭の歌は加茂観月祭の案内からです それによると
月を賞でる風習は「観月」或いは「玩月」などといわれ、その起源は古く中国漢代に遡ります。それが『全漢詩』(全九〇〇巻)巻二三〇の「八月十五夜月二首」に八月十五日あるいは中秋という言葉が初めてみえるように、唐の時代以降旧暦の八月十五日に行われるようになり、その日は節日とみなされるようにもなりました。
我が国では宇多天皇の御代(八八九~八九七)に盛大に月見の宴が行われた記録が残っており、江戸時代以降は民間でも団子・すすき・枝豆・燈明・酒等をお供えして観月する習慣が出来ました。 加茂では月を賞でる歌会がよく催されていたようで、書法大師流の筆による次の歌が残されており、当時を偲ぶことが出来ます。 ※次の歌が冒頭の歌です
とにかく気持ちよく演奏させて頂きました 神様が居られる静かな空間ですから特別な“何か”があるのでしょうか
加茂観月祭斎行につづき奉納行事
・平安雅楽会による舞「浦安の舞」
・金久千賀子さんによる生田流筝曲「①古典本曲より ②さくら変奏曲、荒城の月 ③六段の調べ
・そして 澤田よしひろと大坂城慰問楽団による「関西フォークソングショー」
と印刷されていました 我々の演奏曲はいつもの通り「ジャンバラヤ、世界にひとつだけの花、リッスン・トウ・ザ・おやじ・ミュージック」 ただ印刷に「見上げてごらん夜の星を」とあったので打合せもそこそこに 雰囲気のみの演奏になってしまいました(反省) 澤田さんが数曲 その後に我々が 続いて一緒に「ケメコの歌」「なごり雪」ラストは「遠い世界に」 を奉納させてもらいました が なんとアンコール で「風」でしめくくらせて頂きました
客席からは我々に頭上に満月がみえる たまたまステージに上がっていましたが やはり主役は“神々の気配が濃い凛とした夜の空気”そして“月”でした