橋長戯言

Bluegrass Music lover, sometimes fly-fishing addict.
橋長です。

物々交換

2012年10月28日 | 歩撮

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昨日は LEICA3gのフィルム詰まりにバタバタしましたが 実はもう一軒 荒木町方面へも行ってきました

長年使っているフィルムカメラ “オリンパスペンFT” のデジタル版を持っているのですが 売ってしまおうと思っております そしてその手始めに 「古いオリンパスペンのレンズを新しいオリンパシペン・デジタルのボディにつけるアダプター」、「古いライカのレンズを新しいオリンパシペン・デジタルのボディにつけるアダプター」 を売ってしまおう と「我楽多屋」さんに行ったんですが 

「なかなか値段がつけられませんね」

要は再販しにくいんでしょうね。 交換なら ということで上の紙袋と交換してきた訳です

中身は

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やっぱり 弁当? いやいやカメラです

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マミヤ6 まだ年代形式が特定できていませんが

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この3,000円と

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このフィルターと物々交換した訳であります

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MAMIYA6 当時新しい発想で開発した日本の逸品です

で 面白いのはここから

清掃 そしてどう使えばいいのか ネットで調べ カメラをさわり その試行錯誤はなんとも面白く 推理小説を読むような趣があります

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私の見立てでは動きは大丈夫なんですが いわゆる“ジャンク商品”です

まず 一本撮影してみることにしました

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さて写っているやら いないやら このカメラの特定も出来ていないんで この推理 しばらく楽しませてくれそうです

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過信は禁物、油断大敵。

2012年10月27日 | 歩撮

今朝(10/27)のことです

いつもの様に(上の動画のように) ライカ3gにフィルムを入れる為に ハサミを使ってフリーハンドで細工しておりました

娘に説明

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「あんなぁ このカットをする為に金型が売ってるんやで ライカ製やったら数万円するらしいわ」

「こんなモン別にいらんのになぁ」

と言いながら 数本のフィルムをちょちょいとカット

※バルナック型ライカは構造上市販のフィルムをそのまま入れるには諸々と工夫が必要なのです

で 本日の天候を考え コダックTRI-Xを 3gに(上の動画の様に)慣れた調子で す す すい と

ん 何か 何か変 一度フィルムを取り出し もう一回 ん ギ ん ギギ ふ~ あれ

フィルムが切れてしまいました

気を取り直してもう一度 いや 無理は禁物・・・・

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別に 銀座線横の“浅草地下商店街”で 昼から呑もうという訳ではありません

3g のメンテをして頂いているハヤタカメララボさんに診てもらう為に

根本さん この日つけていたCanon5cm F1.4を外すと 「あ~」

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「やりましたね~ これですよ」 「これはちょっとバラさないといけないかも 早田カメラ店 に行きましょう」

「記念写真撮っときます」ということで iPhoneでこの写真です

ということで早田カメラ店 へ 

早田さん 「やったね~ これは派手にやったね~」

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結局は 分解することなく取り外し 作動チェック 

「スムーズ! いいカメラです やっぱりライカはいい」

「そらそうでしょ ここでオーバーホールしてもらいましたから」

問題はフィルムのカットの仕方 私の我流(上の動画)を説明すると 丁寧にやれば大丈夫でしょうが なかなか大変じゃないですか?

ということで件の金型のバルナックライカ用フィルムカッターガイド それも早田カメラ店特製品

「あと5コです」 で 新しいフィルムでこのガイドを使って カッターで切り 3gに フィルムを装着し 「軽いねぇ いいねぇ 使いこんでるいるライカはいいね」 と

「このフィルムで何枚でもいいから撮って現像してみて フィルム カスがあったり調子が悪かったら必ずわかるから」 と

で フィルムも頂いた訳で

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という訳で このフィルムカッターガイドが手元にあるのです

過信は禁物 基本的な動作 は基本通り

ということを再認識した次第であります

と言いながら新しい道具の使い勝手の動画も撮ってみました


本当のこと

2012年10月22日 | EHAGAKI

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EHAGAKI #258 ≪歴史≫「戦後史の正体」孫崎 享 (著) を紹介したら 「この本をも面白いですよ」と教えて頂きました

「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書) 「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)
マーティン・ファクラー(著) 価格:¥ 840(税込)

ニューヨークタイムズの東京支局長から指摘されるのも日本人として恥ずかしい気がしますが 知っておくべきことかなと思います この二冊をセットで読まれるおとをお勧めします

上の写真は 神保町で古本をみながら歩撮したものです 写っている「カメラが無くても写真は撮れる」は今 手元にあります 読売新聞のカメラマンのエッセー 過酷な取材現場の様子が書かれていますが 一方で恵まれた会社だなぁ 新聞社は と思うところもありました

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EHAGAKI #259 ≪浪花のド≫

2012年10月15日 | EHAGAKI

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お世話になります

すっかり秋の気候になったせいか読書が進む様に感じる今日この頃です

維新の会の話題も少し落ち着いた感がありますが 今回のお題は大阪「浪花のお話」2題であります
■ネジと人工衛星
■吉本興業100周年の戦略
 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

ネジと人工衛星~世界一の工場町を歩く
塩野米松 著(文春新書)
内容説明)
可住地面積当たりの工場密度が日本一の東大阪市は、製品出荷額が1兆2898億円にのぼります。なかでも多くの中小企業が集まる高井田地域では、ネジ、バネ、パチンコ玉から新幹線、航空機、人工衛星の部品まで多岐にわたる製品が生まれています。不況、後継者難、大手メーカーの海外移転、中国や東南アジア勢の猛追……。様々な困難を乗り越えながら頑張る13社を訪ね歩きました。

より良い製品を作ることで信頼を得る。モノに自信があるから客に媚びない。ここには「モノ作りニッポン」の原点があります。

ネジと人工衛星 世界一の工場町を歩く (文春新書)

「聞き書き」塩野氏の本は何冊か読んでいますが 聞き方がうまいのでしょう じっくり吟味して言葉を選んでおられるのでしょう テレビの取材番組なんかより語るおっちゃんの言葉が真っ直ぐ入ってくるように思います

その中のなるほどな!という一部

■「ええもん納めて金もらうのが日本人のお金の儲け方や」
タイガーバネ製作所(スプリング製造)
武山保さん、一成さん

多くの方が、大阪職人気質っていうのはわからないって言いますね。最初、心開かないんです。金の話したり、ちゃらんぽらんなこと言うてますわ。しばらく付き合って、信用出来るとわかれば、よし協力したろと。そうおもったらこいつの為だったら一肌脱いだろとか、そういうのは大阪の方が強いんちゃいますかね。

その分人に信用されるまで時間がかかります。古くさい言い方ですが、仕事は信用ですわ。

■「僕らの世界でミリっていうのは、皆さんのメートルぐらいの感覚です。」
ミズノハードテック(精密部品、金型等の金属表面処理)
水野晃さん、理志さん

父)
私らの仕事は経験の蓄積と機械を使った手仕事みたいなものです。
子)
僕らはもうIT世代。誰が見ても分かるようにしてますけど。僕の技術ですか?ええ、データ化出来ますよ。マニュアル化できるやつはしておけば、あとは工夫なんで。工夫は誰でも出来るでしょ。そういうもんだと思いますよ。


■「あんたんとこ過剰品質や、言う人いてますよね。」
奥村製作所(金属加工、試作用・単品・小ロッドの製造)
奥村義久さん

修理屋をやめたんです。
機械が電気屋の領域にいっちゃたんですよ。時計がアナログからデジタルになって、計算機屋さんが作る時代になって電気屋さんがカメラを作るようになったでしょ。同じことが工作機械で起こったんです。

うちでは削っただけで鏡面の光沢がでなきゃなりません。
「あんたんとこ過剰品質や」言う人いてますよね。でもその料金はとってませんから、私のこだわりです。

オンリーワンの技術はないですね。それでも生き残れているのは、パソコンに例えたらハードディスクのメモリーが若干、他の人より容量が大きいからかなって気がします。

■「注文は数やなくて、キロ単位。何個あるかはわからんわけです。」
福永製作所(ネジ製造)
福永和伸さん

特殊加工の注文には、50年物の機械とかシンプルな機械の方がやりやすいんですよ。今のコンピューター制御の機械はユニットですから、部品1つ替えるにしても元から替えにゃあかんとか。

うちの機械のように単純なものなら数ヵ所いじれば、すぐに替えられます。

道具は単純な方が使い出がありますね。そやから、たまにここの旧型の機械を売ってくれ言うて来る人がいますよ。昔の物の方が使いやすい言うて、使った事がある人は知ってますよ。

こんなことは今の人に言ってもわからないです。これらは原理そのもので動いているような機械なんです。

うちの特性?

こういう仕事は特性や違いがあっちゃ困るんです。

■アオキ(航空機機体部加工、金型、設備装置設計製造)
青木 理さん

社長がよく言うんですが「儲」っていう字は「信」じあう「者」ですね。信じあう者が集まったら儲かるんです。最後の最後はやっぱり信じ合える人を人なんです。それがアオキのモットーですかね。

ということで二代目 三代目の30台から50台前半の“現役”のお話はすんなりと腑に落ちました すらすら読める本なのでお勧めです

 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

■吉本興業100周年の戦略

ケメコ通信VOL.4061【おやかまっさんどす】『ヘッドライン』は【ますます勝手に関西遺産】です。

澤田です。

「巨人阪神はおもろいなぁ、何回見てもネタがちがうでぇ」

NGK(なんばグランド花月)のロビーでのお客さんの会話です。そんな声をお客様を見送りながらそっと聞くのが竹中さん一番お気に入りのマーケティングリサーチです。

続きはコチラで→ ケメコ通信ブログ版

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ということでした

「ネジと人工衛星」で“浪花のド根性”的な話が出ることはなく「働くことは楽しい」と締めくくってます

そうですね “楽しい”ことからしか新たなモノは生れないんでしょうね

ではまた

ネジと人工衛星 世界一の工場町を歩く (文春新書)


EHAGAKI #258≪歴史≫ 

2012年10月09日 | EHAGAKI

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お世話になります

昨日は「体育の日」だったんですね
どうも「体育の日=10/10」の意識が抜けませんので後で気付いた次第です

昨日はお休みを頂いておりましたので神保町へ古本探索に 必然的に結構歩きました

通りがかった古本屋さん 2階の本屋さんの中というか奥にカレー屋さんがある と 本屋さんの中なんで まぁ お安いんだろうと行ってみると行列が! ヤメトコと思いましたが たまたま一気に入店できました

私が知らないだけで有名店だったようです「欧風カレー ボンディ」 facebookに投稿すると「作家の逢坂剛さんご用達のお店です。」というご教授も

軽く と思ってカレーだったのですが野菜カレーで1,450円也。様々な野菜の入ったルー ちょっとチーズの乗ったライス そして小さめのジャガイモ2コ お値段は適切かと納得した次第です まぁ 最近の「3,500円のカツカレー騒ぎ」からするとお安いモンですが

その政治家さんのカツカレー騒ぎ 食費に幾らかけるかはその個人の問題それを批判した新聞社の社食はカツ無しで3,675円だったとか

昨日早朝に読み終わった本があります

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)

売れてる本はあまり買わないんですが たまたま著者の孫崎さんがラジオで語っておられるのを聞いて読んでみました

あまり政治的なことは取り上げたくないのですが 今回は歴史ということで この本を紹介いたします

■アマゾン内容紹介)

日本の戦後史は、アメリカからの圧力を前提に考察しなければ、その本質が見えてこない。元外務省・国際情報局長という日本のインテリジェンス(諜報)部門のトップで、「日本の外務省が生んだ唯一の国家戦略家」と呼ばれる著者が、これまでのタブーを破り、日米関係と戦後70年の真実について語る。

目次
はじめに
序章 なぜ「高校生でも読める」戦後史の本を書くのか
第一章 「終戦」から占領へ
第二章 冷戦の始まり
第三章 講和条約と日米安保条約
第四章 保守合同と安保改定
第五章 自民党と経済成長の時代
第六章 冷戦終結と米国の変容
第七章 9・11とイラク戦争後の世界
あとがき

内容(「BOOK」データベースより)
元外務省・国際情報局長が最大のタブー「米国からの圧力」を軸に、戦後70年を読み解く。

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橋長感想文)

ほとんどの内容は それぞれ当事者自身が回顧録などで出版されているものなんですが話題になっていないことが多いです

なぜ

国 会社などの組織 そして個人 複雑な利害関係がある訳ですが日本人が勘違いしているモノに“報道機関”があると思います

新聞 テレビ等々 大手主導の報道 「本来平等な立場であるべき」と思いがちですが 組織です 組織の利益を最優先するのは 組織人として当然の責務であり それを疎かにすることは社員・株主から攻められるコトであります

それぞれの組織の歴史を学び 個人としてどう対応するか 組織としてそのメンバーと共にどう行動するか 今こそ明確にすべきかと認識した次第です

広告においては何を強調して 何を押さえるか 勿論取引の実行時にはすべての条件を確認しあう ということですが最初の印象は大きく影響します

この本は戦後史における(今も続く)アメリカの圧力をポイントにおいて書かれています

まずアメリカから援助を受けていた政治家 マスコミ 学者がいる アメリカの意向に彼らが阿吽の呼吸で動く!という繰り返しとか

日本の歴代首相は大きく三つに分類出来るそうです

積極的に現状を変えようと働きかけた人たち
自主派
鳩山由紀夫 細川護煕 宮沢喜一 福田赳夫 田中角栄 佐藤栄作 鳩山一郎 岸 信介 芦田 均 石橋湛山 重光 葵

アメリカに従いその信頼を得ることで国益を最大化しようとした人たち
対米追随派
小泉純一郎 中曽根康弘 大平正芳 三木武夫 池田勇人 吉田 茂
(他に野田佳彦 菅 直人 麻生太郎 安部普三 森 善朗 小渕恵三 海部俊樹)

特定の問題についてアメリカからの圧力に抵抗した人たち
一部抵抗派
福田康夫 橋本龍太郎 竹下 登 鈴木善幸

当然 追随派は長期政権 自主派は短期に終わっています

詳しくは読んで頂くとして たとえば福田康夫さん 取上げられた退陣場面で良い印象を持っていないのは皆さんご同様ではないかと思うんですが 

当時 アメリカはアフガニスタン戦争に自衛隊ヘリコプターの派遣を強硬に要求 また破綻が確実な金融機関への融資を求め それに対し「派遣は無理」「数兆円をドブに捨てるような融資は無理」と抵抗し自身が退陣することで阻止した と書かれています

その他 田中角栄 小沢一郎の検察ルートからの話等々 これらの事例が証言に基づいて書かれています

歴史を学ぶコトは これからの成すべきコトを学ぶことだと大いに参考になった次第です

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ということでした

神保町からGHQ本部跡を横目に皇居の中へ 今年初めての彼岸花や 大きな楠キノコなどをを見て 丸の内 有楽町で「世界の中古カメラフェア」をチェック 

そこからも電車には乗りませんでした おそらく12kmほどは歩いたかと思います

自分も組織も“意志”を持って当然 当然相手も ソレを踏まえて ソレを実践していきたいと思う 今日この頃です

                        ではまた

※写真はすべて10/8の皇居であります あ、最後の一枚は違いますね

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戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2012-07-24

かけあし

2012年10月03日 | 音楽

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金曜日は大正の“はいさい”にて大坂城ジャグバンド“Daihanjyo Jug Band” 10周年LIVE!

大盛況でした

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ありがとうございました 今回は私のカメラを預けたっぷりとLIVEの模様を撮ってもらいました

土曜日は、上賀茂神社 観月祭での奉納演奏

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こちらはその 直会(なおらい)のお重、LIVEも模様はいつもの様に写真なしであります

あいにくの天候で今回の会場は御所舎の馬場殿ではなく庁ノ舎(ちょうのや)に変更して屋内で開催されました この庁ノ舎(ちょうのや)の建物も重要文化財 パーワーを感じる会場でした

詳しいレポートはコチラで→  ♪あなぁ たのしぃ あなぁ おもしろやぁ♪ 

日曜日はなるべく家族と と思っていたのですが台風の影響を懸念し昼すぎには東京へ移動

「嫁さん ゴメンな」 というかけあしでありました