橋長戯言

Bluegrass Music lover, sometimes fly-fishing addict.
橋長です。

海毛鉤

2011年07月03日 | FLY FISHING

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久々にフライ(毛鉤)を巻きました

P6281100 上の写真はフライの雑誌社の海フライの書籍「海フライの本」と「はじめての海フライ・タイイング&パターンBOOK」そして iPhoneアプリであります

手に持っている毛鉤は 比較的巻きなれたカディスのちょっと凝ったパターンであります

実は東京へ来ることになり 下宿先を探す際に そんな住まいのこととは関係なく「海フライの本」を読んでいて 「へ~ 芝浦あたりでもねぇ~」という印象があったのは確かです

目の前の海 フライフィッシングというちょっと変わった釣りにくい釣り方 まず やってみないとね

2003年に書いたメールでこんな引用をしました

「シュートを打つのをやめないことが何より大切なんだ」マイケル・ジョー ダンがユタ・ジャズを相手に第3クォーターまでの不振から一転し第4クォ ーターで逆転した時の勝利インタビューで語った言葉です 

明日はロッドを持って・・・ フライフィッシングですので まず毛鉤づくりにをしなければなりませんが

とりあえず手持ちのクレイジー・チャーリーとシュリンプ、ホッパーぐらいをBOXにつめましょうかねぇ

Saif21


フライより天婦羅

2010年11月20日 | FLY FISHING

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R0013882 久々にフライロッドを振って来ました

が 釣れません 江戸川の近くにお住まいのO氏からお誘いを受け ハゼ釣りに のんびりと11時頃に到着 すでにO氏は釣っておられます エサは青イソメで 大き目のハゼ2匹を 釣っておられましたが渋い顔 ほかの釣り人も少なく シーズン終了の雰囲気であります

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それでも写真ぐらいの潮位までは フライをキャストし 毛鉤を底に這わす感じで と イメージ通りだったんですが 潮が満ちてくると 釣れる気がしません で 結局は餌でも釣れず

まぁ 気持ちの良いお天気で フライキャスッティングを存分に楽しみ大満足でありました

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フライによるハゼ釣りの第一人者になるつもりで挑戦してきましたが やっぱりハゼはフライより天婦羅ということでしょうね


運河

2010年11月14日 | FLY FISHING

Snapshot1289735643048186 by iPhone

本日はお休み、掃除洗濯冬支度を昼前に終え のんびりとごそごそ

Snapshot1289735776361522 どんよりとしたお天気ですが 少しは動こう と目の前の運河へ 上の写真は 足元の紅葉  今日は オリンパスペンFTに70mmレンズ(ちょい望遠)をつけ運河の猫やユリカモメ、カモを狙いがてら歩きました

午後のひと時ですが 結構 生き物の気配があります

まず 猫 野良猫です 「猫に餌を与えては云々・・・」と議論はいろいろあろうかと思いますが 目の前の現実は 一定のグループ(少なくとも複数の人が一緒に)が手厚く世話をしておられます

そしてカモ ハト ユリカモメ スズメ 名前は知りませんが綺麗な小鳥 等々 それらをハーフ版フィルムに収めました(例によって現像あがりはまだですが)

そして運河の水中 注意深く見ると

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いました 新幹線のガード下 チヌなのかスズキ君なのか 数匹が定位しています また流れの中ではボラの群れが移動 と いうこともあり 先般 大阪からフライタイイング道具の一部を送っていました

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で まず作ったのが 運河の大物?狙いではなく 渓流でも使うような 極小の毛鉤!4本をつくりましたが ほぼ4年ぶり なかなか巻けませんねぇ やはり“目”ですねぇ 見えません それでもゆっくり作ればなんとかなりますね 今回の4本は 青イソメを意識して水中でのバランス、ゆらぎを意識して

近々 渓流用の#3のブッシュマスター(ロッドの名前)を持ち江戸川にでも行こう と企んでおります

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ヒット・フライ

2009年01月03日 | FLY FISHING

R0012327 昨年末(30日)久しぶりにフライフィッシングを楽しみました 昨年は春先に1回だけの釣行でした 但し今回は釣りといっても管理釣り場 目の前でバケツから放流してもらってのモノです 毎年恒例にしている燻製づくりの為の数釣りです 管理釣り場といっても自然の渓流を利用したもので 油断していると釣れません

昨年はコーヒー牛乳色の川 水面上のドライフライは結ぶ気にもなれず ひたすら海用のヒカリモノのストリーマーを沈めてなんとか燻製の素材を確保できました 今回は好天に恵まれ「よし ドライや」と気合を入れて望みましたが いかんせん 感覚が鈍りっぱなし 合わせがうまくいかず なかなか思うように釣れません 陽が傾きかけて頃からライズが始まり 忙しくなってきました 上の写真は今回の一番の大物を釣り上げたドライフライです すでに燻製にされた虹鱒と記念写真です

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R0012316 どうでしょうか 正月用の鯛ぐらい堂々としたものです 養殖とはいえ40センチのサイズは強い引きで 充分に楽しませていただきました 楽しみすぎてこのサイズを2回もバラシてしまいました 今回  釣り場では“あせり”が入っていて一枚も写真を撮っていませんでした 楽しませて頂いた鱒達に感謝しつつ 丹念に燻製にしました 同行の濱ちゃんも前回のリベンジに成功  燻製も上品な出来上がり よかった よかった

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フーバーのラピダン川

2008年10月09日 | FLY FISHING

200810072047000 「あなたはフーバー大統領になりますよ」とポールソンに言いくるめられたブッシュ大統領 “恐慌”という言葉の露出が多くなってきています

1929年の大恐慌で 無策のまま放置したと言われているフーバー大統領ですがフライフィッシングを趣味にしていたとのことです 「魚釣りをしていると人間社会の騒々しい鉄槌から逃避できる わたしが自由な天地に逍遥することができる、ただひとつのなぐさみである」という言葉を残しているそうです 

“フライフィッシングが一番の趣味”と思っている私としては複雑な気がしますが

ハウエル・レインズというピュリツァー賞受賞記者の書いた「フライフィッシング讃歌」という本にフーバー大統領のエピソードが書かれていました

アパラチア山系のブルーリッジ山脈東側のフォーク・マウンテンとダブル・トップ・マウンテンに挟まれた深い谷間にあるラピタン川 そこに軍隊と税金を使い 自分の為の釣り場をつくったそうです 禁漁期間を無くし一年中釣れるように条例を変え 養殖鱒を放流し・・・ 幸いフーバー亡き後 そこに元々生息していたブルック・トラウトは絶滅しなかったそうです

フライフィッシング好きの大統領というとルーズベルトが有名です またジョージ・ブッシュは2回だけフライフィッシングをしたことがあると著者のハウエル・レインズに手紙の中で誠実に告白しています

「自分の好きなモノを優先する」という傾向はフーバーほどでは無いにしろ誰にでもあります ことにフライフィッシャーはこの傾向が強いように思います 釣の中で フライフィッシングが一番で ルアー 餌釣り なんていう図式がフライフィッシャーにはあったりする訳です これは釣った魚をリリースするという行為がスポーツフィッシングにおいて重要であるとみなしているところから来てるように思います

まぁ キャッチ&リリースというと西洋からの流れで流行っているんだろう と思われるかも知れませんが どっこい 日本では江戸前の粋な“たなご釣り”や“ヘラブナ釣り”など食べることを前提としないスポーツフィッシングが長い歴史を刻んでいます

カーター大統領もフライフィッシャーとして有名ですが ある写真に餌釣り用の竿がチラッと写っていたことがあったそうです 「なぁ~んだ カーターは餌釣りか」とフライフィッシャーの間では随分バカにしていたという話も聞きます

“趣味” 大統領ほどの権力者になるといろいろと問題も生むようです 何事も“影響力の加減を知る”ことが大切なんでしょうね

Tenkawa


石徹白川にて

2008年04月17日 | FLY FISHING

R00109792自慢のロッド、変わったリール、手作りのランディング・ネット、そしてチビ・イワナ By RICOH GR DIGITAL Ⅱ(以下本記事同じ) 

岐阜県の石徹白川(いとしろがわ)のキャッチアンドリリース区間に行ってきました 本当に久しぶり 燻製作りの為に管理釣り場に行った のは別として渓流に行ったのは2006.3.16 以来となりました もともと腕がないのがさらに衰えひどいものでしたが なんとかイワナの顔は見ることができました しかし問題は毛鉤というか目 ここ二年間は毛鉤を巻いていません 以前は目に自信があり 自分で巻く毛鉤も小さめのものが多かったのですが 今回久々の現場で“見えない”という現実に遭遇 ピンクのワンポイントがあるもの(上にあるので魚からは見えないハズ)やピンクの浮力補助液を塗ったりしてなんとかしましたが 次回からのことを考えるともう少し見やすい毛鉤を巻かなければなりません(大きさと色) フライフィッシングもバリアフリーということでしょうか ともかく心地よい疲れとともに大いにリフレッシュ出来ました

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燻製作り その2

2007年12月30日 | FLY FISHING

R0010378 今回の燻製作りのポイント このチヌ鉤で作った海用オリジナル“目玉ミノー”でちょいといいサイズの虹鱒2匹をGet出来ました 何匹も魚を掛けるとさすがに形が崩れております  燻製作り 第二弾です

R0010367←その2匹(尺以上)の さばかれ 塩漬けされ 塩抜きされ 乾燥されている写真です その後 リンゴのチップで燻製にされる訳であります

R0010377_2  フライフィッシングでは沢山の毛鉤を用意して その中から 水温 気温 風 流れ 水量 水性昆虫の発生状況 魚の活性 などなどあらゆることを想定 右のフライ達は今回使い尚且つ残ったフライです(木に引っ掛けたり 水底の石に掛けたりで無くなるこのもしばしばです)

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オーソドックスな水中でアピールするウエットフライ(上左)や水面で使うドライフライ(上右の上)や水面下を流すニンフ(上右の下)も試しては見ましたが あまりに濁った川では反応がありませんでした このように釣行の翌日は 使ったフライの振り返り・分析 用具のあと片付けをしながら 次回の対策を練る訳であります

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燻製作り その1

2007年12月29日 | FLY FISHING

Image034燻製作り その第一弾をしてきました 管理釣り場で虹鱒を釣ってきての燻製を作ろう という魂胆です

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本日(12/29) 雨の中 高槻市にある芥川管理釣り場に行って来ました フライフィッシングに行く時 基本は キャッチ&リリースなんですが ここ芥川では常にキープ 燻製を大量に作ろう と近所のハマちゃんと50本目標に ところが というか当然と言うか 昨日から降り続いている雨 川は増水 濁り 管理釣り場受付のおばさんが チケットを売る前に「まず 川を見てきて 状況を承知してもろてからでないと・・・」 と 川を見にいくと 茶色・・・ 普通釣り とくにフライフィッシングでは「帰ろ 帰ろ~」なんですが 目的は燻製ですから とりあえずスタートしました

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当然のように釣れません しかたなく濁っていても見えるであろう海用フライ=金色の鉤に巻いた“クレイジー・チャーリー”を流して ルアーのように引張りやっと釣れましたが魚の活性は低いまま(当たり前か)

20071229161731近所のハマちゃんも当然苦戦 しかしまぁ 管理釣り場とはいえ 久々の川遊びは 釣果にかかわらず リフレッシュでき 子供のように暗くなるまで川に居ました

その後 本日の少ない虹鱒を下処理し 明日まで塩漬け(ソミュール液)  明朝に塩抜きの為に流水に2時間 その後 乾燥~燻製という工程が待っている訳です


生涯“非”学習宣言:西洋毛鉤釣篇

2007年05月02日 | FLY FISHING

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心構え)
よく「釣師は嘘つき」と言われます。生まれつき嘘つきなのでしょうか。我々釣師はまず、自分自身に嘘をつくことから始め、徐々に耳を貸してくれる人になら誰にでも嘘をつくようになります。理性的な判断と客観的な視点をもってすれば"うまくいく"し"健康的"であるはずです。嘘をつくことは、後天的にその能力を開発したからである、と言われています。勝利する為の工夫かも知れません。

自己啓発システムとポジティブな幻想が共存すれば、行動へのモチベーションが生まれ、その行動からいくつかのポジティブな結果がうまれます。結果をうみだすためには、行動しかないので、ポジティブな結果は持続性を生み、持続性は勝利を生むという図式です。

「シュートを打つのをやめないことが何より大切なんだ。」マイケル・ジョーダンがユタ・ジャズを相手に、第3クォーターまでの不振から一転し、第4クォーターで逆転した時の勝利インタビューで語った言葉です。

釣において過酷な状況でも、ポジティブな幻想は希望をもたらし、キャストし続けることが出来る、その状況を楽しむことが出来るのは、釣師にとっては必須です。だからこそようやく釣れた魚はどんな魚であれ“特別な魚”であり“大きな魚”であり“すごいファイトを味わわせてくれる魚”なのです。慢性的楽天家である釣師としては、ついついポジティブな幻想から自己啓発した過程と結果を“客観的”にではなく、心のままに幻想のつづきとして表現してしまうのです。これは、客観的に言うと“嘘?”釣師の副作用と呼ばれている現象です。

行動)
アメリカのフィッシングガイドであるEd Van Put(カーター大統領のガイドも務めた)が言ってます。

「川の流れは同じに見えても、状況は毎日違う。その時々の流れを読まなければ、ベストなフィッシングはできない。」と。

しかし、正確さ、緻密さを求めるあまり、判断が遅れたり、手を変え品を変えやってみるがうまくいかない、という状況はよく経験します。私などもフライ(毛鉤)作りが好きなせいか、次々とフライを交換し、結局は最初のフライがよかった、なんてことがよくあります。 Ed Van Putは、3種類のフライしか使わないそうです。彼は次のようにも語っています。

「フライフィッシングが好きだったルーズベルト大統領もいっていたように、近ければ充分だ、フライは、本物(その時の捕食対象の虫)に近い色とサイズであればいいし、キャスト(プレゼンテーション)はできるだけ魚に近ければいい、要は魚のタイミングに合わせることが肝心だ。そして“何を使うか”ではなく“どう使うか”がポイントだね」と。 

まだまだ修行は続きます。公式にするとこんなもんですかね。

幻想≧行動≧寛容な判断≒結果≦調子に乗る≦前進

MCEIの冊子“SCOPEVol.152 ”に掲載した文章です この文章は「LS HAGAKI Vol.26(1999.9.10)」と「LS HAGAKI Vol.46(2003.2.18)」に加筆修正したものです LS EHAGAKI #156

20070430112006 近頃まったく“釣り”にいけてません もっともバンドが忙しい為なのですが 関係者の皆さんすいません 写真は昨年から使いっぱなしのフライたち


見慣れた風景

2007年03月04日 | FLY FISHING

Pict0044 実家の庭に 水草やメダカが居る水溜りがいくつかあります

Pict0046_1 ←少し伸びた松の盆栽 

明るい日差しを浴びてめだかは活発に動き回っています 僅かなスペースですが水草や水性昆虫も棲んでいるでしょう あまりエサがなくても世代交代を繰り返しているようです まぁ 私はたまに見て「お いるいる」と楽しむだけですが 母親は結構こまめに世話をしているようですが

この写真はデジカメ やっぱり便利です そういえばメダカを撮ろうと水面に向かって何枚か撮影していました その中の 「そういえば・・・」という見慣れた風景がありました

Pict0041 デジカメのオートフォーカスはメダカではなく水面に映った隣の家にフォーカスしてしまったようです 長年見慣れた風景 意識しなくても見ていた風景 そんな風景が水の中にありました 魚に反応して写真を撮ったのですが「あ~ そうやったなぁ」 と懐かしんだ次第です


解禁! 冬の空ぁ?

2007年02月02日 | FLY FISHING

Dh000033 by OLYMPUS-PEN・FT (F Zuiko 70mmF2.0)  京都醍醐あたりにて 07.1.27

解禁   長良川など一部の河川では解禁です 今年は雪がほとんど無いのですごい人出なんでしょうねぇ そういえば2月になってから「解禁」と気づきました 仮に“釣りに行こう”と思っても全く準備が出来ていません

この時期の釣行となると繊細なフライ(毛鉤)が必要ですが このオフ(9月~1月)は全くタイイング・デスクに向かっていません だからといって焦る訳でもなく暖かくなってから行ければいいかなぁ 程度の気合です  

行く気が無い≦そのうち≦そのうち準備≦気になる≦すごく気になる≦かなり気になる≦様々な事情が≦・・・≦・・・≦暖かくなったら行くぞ!≦・・・  ・・・

まぁ こんなシーズンもアリでしょう 先は長いのですから


Walking & Fishing

2006年08月14日 | FLY FISHING

20060814081527 快晴の空を飛ぶ“フライライン”です 早朝の天の川で久しぶりにフライフィッシングを楽しみました

心配事もなんとなく収まったかな?ということで今朝は5時から“Walking&Fishing”

6番のタックルにフローティングラインをセットし 自宅からテクテク歩き 以前下見をしたポイントを目指します 川沿いに歩いていると 結構「鯉」がいます さすが朝マズメ 真昼の下見時とはポイントが違います すぐ近くで数も多く活性が高いポイントがあったので川へ降り鯉用フライをセット 思えばば4月の岐阜の高原川以来のフライフィッシングです

この時期の都会の近郊の川です 水温も高く水質もイマイチ 臭いもチョット  フライフィッシングの場合は川の中に立ちこんだ方がポジションも良く 釣りやすいのですが 今の「天の川」に浸かる気にはなれません 苦労しながらキャストしますが“心配事”が尾を引いているのか思い通りいきません  そんな「精神的なことかな」などと考えキャストしていると お気に入りの“スコットのロッド”が「あんたの腕 こんなもんでしょ」という振動を伝えてきます 「そうやわな いつもこんなもんやわな」とラインを回収しながら返事をしていると“ググ~”あら あっけなくヒット 「デアイガシラ」というやつです たいして苦労もせず40センチほどの鯉が近くまできます

20060814082350 上記の様な川の状況 鯉を水中から出すのも気の毒な話です  写真は鉤ハズシ2003年 Good Design賞受賞!!Hook Releaser 私の毛鉤はバーブレス(返しナシ)なのでこれをラインに引っ掛け魚の口までもっていきクルリとひねると毛鉤が外れます 魚に触らず 水から上げず 魚にとってのダメージも最小 こちらも魚に触らなくて済む

釣った魚=食べると思っている方も多いかと思います スポーツフィッシングという概念はまだ十分浸透していませんが フィッシングの楽しさは理屈では説明できません 楽しませて頂いた限りは 魚に対しても 自然に対してもなるべくダメージを少なく というのがスポーツフィッシングの身上です

ダメージを少なく 自然 人間 心配事の元と先 そんな風に考え 移動しながら竿を出しましたが“スコットのロッド”の仰せの通り 久々の腕では暑くてイライラしている鯉に 私の毛鉤は「食べるモノ」には見えなかったようです

休日にも関わらず“プレゼンテーションの良し悪し”を思い知らされ散々歩きました 8:15になると魚の気配が一斉に消えました 大汗かいてトコトコ歩いて帰りました 結構な運動になる“Walking & Fishing”でした

20060814081056 そんな小さなことを考えていても 空は何も答えず 地球の呼吸を繰り返していました


C.F.O&Back Winder Reels

2006年07月09日 | FLY FISHING

Orvis

変わらなくても良いモノがあります もちろん変わらなければいいけないコトがほとんどだと思いますが

フライ・リールです 上の写真はORVIS社製のC.F.Oリール 大きいのがC.F.O123 小さいのがC.F.OⅡ 

フライリールといえばこの製品です 1972年からほとんどデザインを変えていないそうです フライリールは軸があって糸を巻くだけ 基本的にギアなどで回転比を変えたりしません 非常にシンプルなだけに洗練されたデザインでなければ長年使い続けたいとは思えません まさに普遍・定番です

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一方 このリールは“シャフトレスラージアーバー” つまり「軸なし大口径糸巻き」です ノルェー製のBack Winder Reels ネットで見つけ気に入りました

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オービスもシンプルなんですが比べ物にならないぐらいシンプルで部品も少なく機能も少ないデザイン重視の独創性です

このBack Winder Reelsはまだ数回しか使っていませんがハッキリ言って慣れません(使いにくい) というよりもC.F.Oの使いやすさを思い知った というのが正直なところです

もちろん状況(場所・川の大きさ・天候)によって竿も使い分けます それぞれの竿にはそれぞれのリールが決まったコンビを組んでいますので これからも どもリールとも長いつきあいになると思います

あ~ どのリールもぜんぜん使ってへんなぁ 行きたい!渓に!

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Hennessy Hammock

2006年05月04日 | FLY FISHING

20060504123644 Hennessy Hammock

ハンモックを買いました 写真は隣の雑木林に設営したものです

アウトドア用のハンモックです テントよりローインパクト 設営も簡単です(斜面地やデコボコ地面でも関係なし) タープも付いています きっとこれから釣りやクックオフ大会で活躍してくれることと思います

寝ごこちはまさに宙に浮いている感じです

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雑木林と言っても街中です 結構ゴミが捨てられていますが ハンモックに横になると目線は上しかありませんからメッシュを通して木漏れ陽があふれ 別世界になりました

GWの大渋滞のニュースが流れてましが 家からほんの20mほどにこんな空間が完成しました

20060504133659 設営も思いのほかカンタンです 別売の“スネークスキン”をつけると本体・タープともクルクル巻いてチューブのようなスネークスキンに入れるだけ その後ロープをほどけばOKです

ついでにパソコンを持ち込んで浮かれたまんまで少し仕事もかたずけました

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14と15の違い

2006年03月16日 | FLY FISHING

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同じ川です   上は3月14日 下は15日で「一日違いでこうも違うかぁ」と

岐阜県は高山あたりのとある川(前にも書きましたが釣り師のイヤナ言い方)に行ってまいりました

14日早朝に同行のF氏と大阪を出発 昼過ぎに到着 途中の道路も凍結している箇所が多数あり-2℃という表示もちらほら 支度をして川へ  水温は6.5℃ 気温は 疲れ果てて宿へ向かう途中のトンネルの表示が-5℃とありましたから 川もそんなもんだったんでしょう 風も強く今までの釣行ではもっとも過酷な条件でした(スキーも含めてかも)

20060314134439_1 “寒い”と いうことはこういうことを言うんだ  と身に凍みて実感できました

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14:気温・水温とも低いので虫もおりません  雪にまみれた私の手(手袋)に止まった(引っかかった)のはお手製の“毛鉤” 魚も私も活性は上がりません

15:気温は5℃以上・水温は7.5℃  私のロッドにはカゲロウが止まりました 虫も動き出している様です 「今日こそは・・・ こんな遠くまで来てボウズはいややで・・・」 などと考えていると会社からメール 釣り場で電話やメールは見るのもイヤなのですが職務上+電波が入る以上は仕方ありません 見ると「追いかけていた大きなプロジェクトのコンペを落札した」とのこと これは良い知らせ 私の活性はかなりUPします 

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23cmほどの美しいヤマメ 嬉しいというよりホッとしつつまぁまぁ満足出来ました 綺麗な魚体を眺め 写真を撮ってリリース ちょっと元気が無く心配でしたがすぐ回復して泳いでいきました(弱ったままリリースすると溺死する場合があるそうです)

「その後は何匹?」って聞かないで下さい よく言うじゃないですか ゴルフのスコアを聞かれた時「いや~ 今日は一打あたりの単価が安くついて儲かりました」と これは言い訳 少ない方が嬉しいに決まっているじゃないですか  という大きな言い訳(=ポジティブシンキング)でした

それにしても今回の釣行は大変勉強になりました 15日は朝からF氏の知人のM師匠が合流 ご一緒させて頂きました  早朝から川の状況をチュック 毛鉤の落とし方 流し方 気象条件による状況判断 「どんどん前行きや 俺のあとからきても釣れへんで」 確かにその通り 「アカン それでは絶対に釣れへん すぐドラッグがかかっとる」「もっとフンワリ落ちるように ダラッっとキャストせな」「ここの川はナチュラルドリフトさせな絶対釣れへん」とご指導頂きました それにしても「いつもはダラッっとしたキャストしか出来へんねんけどなぁ」と思いつつ徐々に修正していきました  帰りの車中F氏から「今日は楽そうにキャストしたはりましたねぇ」という一言 「あっ そうか そうか新しいロッドでキャストがしやすくなった分 実践での対応が出来ていなかったんか(意識もしてなかったが)」 というヒントももらい 多くの宿題が残りました M師匠は“そば打ち”も得意とか これはもう勝手に師匠と呼ばせてもらおうと