Reflections

時のかけらたち

裏高尾に花を求めて ・・・ seeking flowers in Ura-Takao

2025-04-09 23:55:41 | nature

4月7日の記録です。

先週4日に高尾山でエイザンスミレやナガバノスミレサイシン、ヒナスミレを見て、タカオスミレを見ることが
できなかったので、日影にできるだけ早く行ってみたいと思って時間があった時に行ってみることにしました。
他の方のブログを見ると今年はもしかしたらハナネコノメがまだ残っているかもしれないとのかすかな希望もあり
蛇滝にも行く計画にしました。天気予報では午後雨になっていた晴れた日でした。

タイムライン
  8:43 くらいに新宿駅を出発 前の電車が遅れていたので思っていた電車より早いのに乗れました。
  9:50 北野で乗り替え高尾に到着
10:12 バスで日影まで。
     日影キャンプ場あたりを散策
11:43 日影からバスで蛇滝口まで
     蛇滝口まで歩き、帰りは雨に降られ小仏川遊歩道からバス道を歩き駒木野庭園まで歩く。
13:40 駒木野庭園でお弁当、その後喫茶室でコーヒーブレーク
14:43 駒木野庭園発バスで高尾まで
15:09 特急新宿行で帰宅

北野で待っていた時に向かい側にこんな緑の電車が来ていました。

日影はニリンソウやキクザキイチゲ、ミヤマカタバミ、ユリワサビ、ミミガタテンナンショウ、いろいろな種類の
スミレもあちらこちらに。そして何よりもたくさんのタカオスミレを見ることできました。

水の音、鳥の声を聞きながら歩くのが好きな日影や、蛇滝ルート。












 

蛇滝口から歩いて、日影で教えてもらったミドリニリンソウが咲いているという場所近くで人がいたので
花のことを聞いたら、なかなか教えてくれなかったけれど、みつけるのが難しいと教えてくれました。
もしその人がそこにいなかったら見つけられなかったでしょう。



さらにハナネコノメを目指して登って行きます。




まだ咲いていました。


赤いしべは飛んでいましたが、何とか残っているのも、一眼レフマクロレンズで確認できました。



下りの時に初めて、折りたたんでいたステッキを伸ばして使いました。
意外と急な坂道でやはりステッキを使うと楽でした。




雨が降ってきたので急いで降りてきました。蛇滝口入口について雨がかなり降ってきたので、しばらくひさしで
待っていましたが、これは傘をさして歩くしかなと小仏川遊歩道を歩き始めました。








やっと駒木野庭園に着きました。


雨が何とかやんでいたので外でお弁当を食べました。


朝の残り物の春キャベツとシイタケの炒め物とクリームチーズとサンドイッチ一組。







また雨が降ってきたので、家の中に入って暖かいコーヒーをいただくことにしました。





陽の入った縁側で外を眺めながらのコーヒータイム。
隣の部屋から美しいハープのような楽器の音が聞こえてきました。
この部屋を借りて教室をしているようです。楽器の名前はライアーと教えてもらいました。
確かフェアアイルの先生が持ってきてくれたのと同じような楽器かと・・
澄んだ音が癒されます。

ライアーの伴奏でソプラノの澄んだ声で「川の流れのように」が歌われたときは
涙が出てきてしまいました。歌詞を初めてちゃんと聞いたような感じで
いい歌だったと思いました。 

 




スミレの写真集を買いました。高尾で見られるスミレの図鑑として、時々見たいと思って。
とにかくスミレは難しい。午前中に日影で会った女性はスミレだけの図鑑を持ち歩いていました。

 

家に帰ってからカレーラスで同じ曲を聴きました。

José Carreras ⁞ Kawa no Nagare no you ni (Like A Flowing River)

 

川の流れのように 
              作詞:秋元康 作曲:見岳章 

知らず知らず 歩いてきた
細く長い この道
振り返れば 遥か遠く
故郷(ふるさと)が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生

ああ 川の流れのように ゆるやかに
いくつも 時代は過ぎて
ああ 川の流れのように とめどなく
空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ

生きることは 旅すること
終わりのない この道
愛する人 そばに連れて
夢 探しながら
雨に降られて ぬかるんだ道でも
いつかは また 晴れる日が来るから

ああ 川の流れのように おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように 移り行く
季節 雪どけを待ちながら

ああ 川の流れのように おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように いつまでも
青いせせらぎを 聞きながら

 

カレーラスでリストの「愛の夢」を。

ホセ・カレーラスが歌う名曲のアダージョⅡ!!!

 

April  7   2025   Ura-Takao

 

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裏高尾のスミレの季節 ・・・ season of violets in Ura-Takao

2025-04-08 23:57:22 | wonderland

4月7日

私の高尾行きの原点。裏高尾。
これから先のスケジュールや一日でも早くないと終わってしまう花もあるので
今日行かなければと思い、急遽ありあわせのものを詰めてお弁当を作って
裏高尾へ高尾駅からバスで日影と蛇滝に行くことにしました。

ずっと高尾山のスミレが見たかったのですが、8年前に出かけたのが、裏高尾の日影~木下沢でした。 2017年3月19日
10:12の高尾駅からのバスは混んでいました。歩いていた時に最近、タカオスミレをTVでやっていたと聞きました。

春になっていっせいに花が咲き始めた日影をのんびり花を探しながら歩きました。時々お花を見ている人が来て、話をしながら・・
お花を守っている人がたくさんいます。



ニリンソウ




キクザキイチゲ



やっと二つ花が出ていたニリンソウをみつけました。




ナガバノスミレサイシン










ユリワサビ






これは?





マルバスミレ





ミヤマカタバミ


エイザンスミレ




タカオスミレ



ちょっと珍しいスミレかと思ったけど、ヒナスミレかしら?


これもわからない・・


再びのタカオスミレ

もっと上の方に何メートルも群生しているところがあるというのだけれど、午後天気が崩れる予報なので
キャンプ場で少し休んで蛇滝にハナネコノメ会えたらと思い、戻ることにしました。

ここで会ったおじいさんに蛇滝にはミドリニリンソウが咲いているから見ておいでと場所を教えてもらいました。
ハナネコノメはしぶといのがまだ残っているかもと・・


こちらはヒカゲスミレなのかしら?


葉が茶色がかっていればシックなタカオスミレです。


 



ニリンソウロードを急いでバス停に向かいました。




ヨゴレネコノメソウ

バス停にオオイヌノフグリとヒメオドリコソウ





蛇滝のミドリニリンソウ。教えてもらった場所に着たら、中年のカップルがいて、お聞きしたら
困った顔をして「どうしても知りたい?」と言うので、先ほどあった方が教えてくれて、自転車だから後で見に行って
あげると言われたけど申し訳ないから断って場所を詳しく聞いたと説明したら、場所を聞いていてもなかなか
探せないと、教えてくれました。とても貴重な花の様でした。
帰りにもう一度見ようと思ったけど何度見てもみつかりませんでした。石垣の下にはぽっかり穴が開いているところもあり
盗掘されたのかしらといやな気持になりました。



フッキソウ




ミミガタテンナンショウ



ハナネコノメはもうほとんど終わっていました。
中に少し赤いしべがあるものもありました。





急な階段の外の崖の近くなので寝そべって写真を撮りました。



最後の最後のハナネコノメ。いつもだったらとっくに終わっているのに見ることができて良かったです。




マクロレンズを通してしか確認できないくらい小さなしべ。何とか赤い色が残っていました!




雨が降り出し、傘をさして少し小仏川遊歩道を歩きましたが、危ないので途中からバス道路に出て
駒木野庭園まで歩き、やっと休憩することができました。









ウグイスカグラ



お庭でお弁当を食べて、あとから部屋の中でホット・コーヒーでホット一休み。
ライアーと不思議な弦楽器を稽古している人が隣の部屋にいてすばらしいBGMを
庭を見ながら聴くという、すごく贅沢な時間でした。


April  7 2025  Ura-Takao

 



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高尾山のスミレ何年振り? ・・・ Violets on Mt. Takao for the first time in many years?

2025-04-06 22:59:28 | wonderland

4月4日

スマホ写真での記録です。

タイムライン
4月4日 晴 一時小雨

9:16 新宿  10:16 高尾山口 10:30 ケーブル 1号路~冨士道~1号路~山頂~1号路 
14:20 ケーブル  TAKAO COFFEE  15:06 高尾山口 16:03 新宿

 

何年も高尾山にスミレのシーズンに行けなかったので今年は行きたいと思いつつも
チャンスを逃していました。いつも気が付くとスミレの時期が終わりに近づいていました。
今年は夏日の後冷え込んだ日が続き、菫の花も持っていたみたいで、雨上がりの晴れの日に
気分も落ち着いて上向いてきたので急遽お弁当を作って出かけました。

ハナネコノメやタカオスミレに会えるかもしれない蛇滝方面か、高尾山1号路と冨士道のスミレか
迷っていました。蛇滝ルートの川沿いを歩くのが人もいなくて好きなのですが、裏高尾に行く
バスが1時間に1本なので間に合わなければお花がいっぱいの高尾山に行こうと決めました。
結局にぎやかな高尾山口からになりました。

 

晴れた日、ケーブルで上がればまず迎えてくれるのは焼き立ての天狗焼と目の前に広がる眺望





そして歩き始めてすぐの所から花たちが出迎えてくれます。

ナガバノスミレサイシン


さらに上がった霞台からの眺め

歩く道すがら、菫の花を見つけてそのたびに喜びが・・




崖のちょっとの隙間からでも咲いていたり・・



シキミの花


芽が出たばかりのようなモミジガサ



ミミガタテンナンショウは後からあちこちで見ることができました。






日当たりのいい斜面で種がパラパラと落ちてたくさん咲くのよとハイカーの人に教えてもらいました。



タチツボスミレ


マルバスミレ


ネコノメソウ


ヤマルリソウ


ミヤマカタバミ


何の木の実?


ナガバノスミレサイシン




コスミレ?

スミレを見分けるポイントは葉と花弁の形なのですが、よくわかりません。
これはナガバノスミレサイシンですね。

ヒナスミレ




これはマルバスミレかな・・


これは明確。葉っぱの形でエイザンスミレ。
大好きなスミレの一つです。



ヒナスミレがたくさん出ていました。
このエイザンスミレやヒナスミレが出ていた場所で花を見ていたシニアの人に、今日はいっせいに咲いていますと
教えていただきました。エイザンスミレもたくさん出ていますよとよく見ると葉がエイザンの花がもたくさん。
感動の高尾山のスミレたち・・ こんなにたくさん咲いているのを今まで見たことがありませんでした。 
そこで話した人はこれから小仏城山に行って日影林道を下り、タカオスミレに行くと話していました。
私も以前通ったルートですが、今はなかなか一人では行けない場所と距離です。



鶯やいろいろな鳥が鳴いている中を歩くのは気持ちがいいです。
ほんとうはせせらぎを聴きながら蛇滝に向かっていたところですが、スミレが見たかった私には
こちらの選択が正解でした。


次から次へと現れるエイザンスミレに感嘆の声。
近くで見ていた同年代のご婦人はもう一眼レフは持てないわと話していました。
鳥も追いかけていた時期もあったとのことです。スマホでも気軽に花を楽しむことができます。






山頂は混んでいるので静かな5号路との分岐点あたりのベンチでお弁当です。


急遽決めたのでお昼は卵とハムのサンドイッチだけです。






山頂は賑わっていて、この日は春休みだったせいか、子供連れがとても多かったです。
インバウンドの人たちも。



富士山が見えなくて、残念。
黒い雲がかかってきて、このあと少しだけ雨が降りました。
まさかの天気で何も準備していなくて、焦りましたが、少しだけ雨宿りしたら、雨はやみました。

北陸では手袋を持って行かなくて、高尾山では帽子もフードもなく・・折りたたみ傘も置いてきて
危機管理不足のハイカーです。



サンシュユ



キブシ


帰りはいつも薬王院の中のコースです。








ミツマタ







  
浄心門近くでカヤスゲの雌花と雄花を教えてもらいました。
後から調べたら1本の茎に両方つくのですね。


小学生の男の子たちが落ちている椿でハートを作っていました。


1台待ってからケーブルカーに乗り下山。インフォメーションセンターで1号路の登り初めにタカオスミレがあると
教えてもらったのですが、最近混み始めたTAKAO COFFEE に直行。 無事コーヒーブレイクができました。


この後時間調べて特急の新宿駅直行があったので、あまりゆっくりしないで駅に向かいました。
リュックに必要な時に使えるようにステッキをたたんだままサイドに固定していたのですが、すぐ外れるのでお財布を持ちながら
固定しなおしたり歩きながら往復割引切符を出して駅に入ろうとしていたら、後ろから私のお財布を持って落としましたよと
追いかけてくれた方がいて大変助かりました。あとから思うと冷や汗ものです。ありがとうございました。

無事帰路に就くことができました。電車の中では爆睡(笑)

 

高尾山はスミレの花がいっせいに咲いていたワンダーランドでした。夢のようです。
日影のキャンプ場の近くにタカオスミレがたくさん咲いているとインフォメーションセンターで教えてもらったので、
この日に行けなかった裏高尾になるべく早く行ってみたいと思いました。

 

April  4  2025   Mt.Takao

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エイザンスミレとヒナスミレが雨上がりにいっせいに咲き誇る ・・・ spring begins to move on Mt.Takao

2025-04-05 23:59:15 | seasons

4月4日

清々しい一日の始まり・・




寒い雨の日が続いた後の朝の陽ざしを浴びて輝いているスミレたちが
迎えてくれました。


ナガバノスミレサイシンのようです。




霞台からの眺め




都心から高尾山へワープ





さらにスミレエリアへ







だれだかさっぱいわかりませんが、ナガバノスミレサイシンとタチツボスミレでしょうか?


シキミはこんな花を咲かせるのね。




かわいいモミジガサが登場






モミジイチゴ







シャガもつぼみが開こうとしていたところ・・




春の高尾山に間に合いました。







ネコノメソウ




コスミレ?

ミヤマカタバミ



この実は何の木? フワッとしていました。


ナガバノスミレサイシン










エイザンスミレが咲き始めました。
葉っぱを見ればすぐわかるのですが、いろいろな葉が下にかかっているとわからないのもあり、
近くにいた人がエイザンスミレ近くに沢山ありますよと教えてくれました。






マルバスミレ?




かわいいヒナスミレも今が盛りでした。





エイザンスミレとヒナスミレが入り乱れて咲いていました。
こちらはゼンマイとエイザンスミレのコラボ。
こんなにたくさんのスミレを見たのはスミレが見たいと裏高尾に行った時から初めてです。

















このスミレも何かわかりません。







シュンランもお目覚めです。




見ていた人にカヤスゲの雌花と雄花を教えてもらいました。
上のナガバノスミレサイシンも咲いているとその場所を教えてくれました。

高尾山の春が動き始めていました。


たくさんの春をみつけた気持ちのいい日でした。
いろいろな鳥の声を聴きながら歩くのも最高でした。自然の中にいると気持ちが落ち着いてきます。

 

April 4 2025  Mt.Takao

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春が逝く日々 ・・・ spring is passing

2025-04-03 23:57:56 | seasons

4月3日

ここ数日、すごく落ち込んでいました。
それは年取って行くことの哀しみかもしれない。自分がどんどん小さくなって消えて行くようなそんな感じがして。
季節は冬に逆戻りの天候・・

そろそろ6月の旅行の計画を立て始めないとと思い、久しぶりに友達と電話で話すと、落ち込んでいた気分が少しずつ
上向いてきました。今度行きたい福島サイドからの尾瀬沼、会津、只見線など・・困ったことに大人の休日倶楽部でその辺の
CM。混んだら困るな~と思いつつ・・ 歩ける限り歩く旅をしたいと思う気が合う友達との旅行は今一番したいこと。
それまでは一人旅が好きだったのに。これも年のせいかな?

2ヶ月以上も借りっぱなしのDVD「東京物語」と「ベルリン天使の歌」。今日やっと「東京物語」を見ることができました。
何しろ次に見たいイタリア映画とオルセ監督やオリヴェィラ監督のオムニバス映画等次々に現れて・・
東京物語は数カ月前に友達が見て「やっぱり人間て死ぬんだよね」とぽつんと言っていた。私は改めてそのカメラワークの美しさや
淡々とした映画なのになぜか心が震えるような感じがして、東山千栄子のあの自然な演技を見て祖母を思い出して泣いてしまいました。
やっぱり小津はすごいと実感する映画でした。

 

春も真夏のような日の後は冬がやってきて季節がわからなくなってしまいそうですが、
早くなったり、遅くなったりして進んでいます。
買い物に行く途中に撮ったスナップで春の移ろいを記録。
近くの公園では時々小さなヒヨドリの目の前に現れてかわいかったし、今日も桜に
近づいたら、雨上がりにシジュウカラがいました。

3月24日



3月25日


3月26日





お茶の稽古の帰りに南青山で


3月27日


3月28日







3月30日

イタリア語のレッスンはイタリアから帰ったばかりの新しく参加したAさんのイタリアの話で
すっかりイタリア気分。先生のオルヴィエート情報など行きたくなってしまいます。

3月31日





4月1日


ボビンレースは新しパターンに挑戦。初めてのwing mill という織り方も・・
こんがらかって頭の中パニック状態。でも好きなBedfordみたいで、できるようになりたいです。
このレッスンがあるので小学校のミニクラス会、井の頭の花見は欠席にしていたのですが、
飲み会だけでもおいでと誘われ行くことに。

気が付いたら4時近くになっていたので慌てて、重たい荷物を持って家に戻り、置いてから
吉祥寺に向かいました。





頭の中はボビンでいっぱい、目はしょぼしょぼで30分遅れて到着。
ほんとうに言いたい放題ができる小学校からの友達と年に1~2回くらいしか会わないけど
みんな優しくて、楽しい時間。男女半々なので、考え方の違いなどがわかり、面白い。

私が行く前に井の頭公園で撮った写真をS君が送ってくれました。


4月2日



夜はル・シネマで開催のオリヴェィラ監督の先行「訪問、あるいは記憶、そして告白」の先行上映会へ。
柄本佑のアフタートークもあり、映画の理解が深まるかと思い予約。
以前にヴェンダース監督の映画「リスボン特急」の中で映画について語っていたオリヴェィラ監督は
やっぱり哲学的というか難しい。ずっと語りが続くので途中意識が遠のいたことも。
とにかく一日中ボビンレースにカーブスの後でした。それでも断片的に女性をとても尊重していること
がわかったり、最大の武器は「笑い」といった言葉になるほどと思ったり、不思議なドキュメンタリ映画でした。
特集上映では「アブラハム渓谷」を見に行きたいと思っています。



4月3日








 

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山代温泉・いろは草庵  石川・福井の旅③・・・ Iroha-souan – the old temporary abode of Rosanjin

2025-04-02 23:59:53 | art

3月20日

北大路魯山人の山代の別荘へ。
星岡日本料理講習会で長年懐石料理を教えていただいていたので、魯山人ゆかりの地、加賀は
一度行ってみたい所でした。

魯山人は京都出身ですが、家庭的には恵まれず、いろいろな所を転々として、不遇な幼少時代だったことを
帰ってから調べて初めて知りました。そんな魯山人が心のふるさとのように思っていたのがこの山代温泉でした。
若いのにこのいろは草庵を提供してもらい、そこで山代温泉の旦那衆と芸術談義をしたり、九谷焼をならい、
依頼された仕事をしながら、食や日本の芸術に目覚めて行ったようです。

4時半ギリギリに入って、お茶をいただいてから、企画展、各部屋を見ました。

 



 









 

土蔵の中の展示室には企画展の魯山人の向付が飾ってありました。

 

魯山人の焼き物のイメージは豪快さでしたが、向付展だったので、繊細な絵付けの器を見ることが
できました。

お部屋の方に行って、1階のお雛様展示、茶室、2階の衣裳部屋、納戸を見ました。


囲炉裏の間 この場所が文化サロンとなりました。










急な階段を上ると、衣装部屋、納戸がありました。

 








閉館に近い時間になってしまいましたが、ゆっくり見ることができました。

 

20日の午後の写真は私のスマホのバッテリー切れ、一眼レフの暗い場所での調整が難しく、娘のスマホ写真を
借りたりして、ごちゃ混ぜになってしまいました。

魯山人ゆかりの旅館 あらや滔々庵にでも泊まれたらよかったのですが、高い旅館にはなかなか泊まれません。

March 20 Yamashiro Onsen

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山代温泉・専光寺  石川・福井の旅②・・・ Senkoji Temple in Yamashiro Onsen

2025-03-30 23:57:46 | wonderland

20日の午後は加賀温泉に移動。
北大路廬山人がいろは草庵を結んだ加賀の地です。
明智光秀、与謝野鉄幹・晶子、北大路魯山人、泉鏡花などが訪れた温泉地です。

【歴史】

約1300年前の神亀2年(725年)に行基という名の高僧が霊峰白山へ修行に向かう途中、一匹の烏が羽の傷を癒している水たまりを
見つけたのが今に受け継がれているという山代温泉。その烏は、古事記や日本書紀にも出てくる伝説の霊長、三本足のヤタガラス。

IRいしかわ鉄道で加賀温泉駅に3時16分に到着。事前に依頼していたホテルの送迎の車が来ていました。
工芸の町、加賀温泉。九谷焼の窯元がここにあることを初めて知りました。石川県は焼き物や漆工芸などの工芸の地でした。








ホテルでチェックインをして、中心地まで歩き、翌日の永平寺の時間を多くとるために、できるだけ加賀温泉を
見ることにしました。

能登の地震の際に山中、山代温泉も被害を受けたと聞いていました。地震の影響か判断できませんでしたが、破損した
家屋が見られました。


宿泊した「ききょう」から歩いてすぐの所に見たいところが集まっていました。
古総湯を中心とした温泉の町。一番見たかったのは「いろは草庵」でした。
薬王院も行くことにしていました。

中心部まで行く途中に古い建物を通りました。
泉鏡花の小説の元になった伝説が残る専光寺です。

事前にマークしていなかったので、帰ってから調べました。

専光寺は、天徳年間(957~961年)越前新郷(福井県あわら市)に開創された大威徳寺が始まりと伝えられ
1318年に専光寺として浄土真宗となり、1458年現在の山代温泉に移っている。
1471年蓮如上人が越前吉崎へ向う途次に、当時の住職が蓮如上人に帰依して高田派から本願寺派になり、蓮如上人は
それを受けて自らの御影を与えたといわれている。その時に蓮如上人が袈裟と数珠を掛けたと伝承される松の何代目かの
松が勢いよく根付いている。

(1)寺名:専光寺(せんこうじ) 
(2)住所:石川県加賀市山代温泉17-225
(3)山号:出雲路山 (4)宗派:真宗大谷派
(5)開創:957~961年 (6)本尊:阿弥陀如来

 

むかし、山代の専光寺の太鼓の堂(たいこんどう)で、恋仲の幸蔵とお光は逢引をかさねていました。
ある日のこと、幸蔵はいつものようにお光を待ちますが、その日急に病になったお光はやってきません。
次の日、お光の死を知った幸蔵は悲しさの余り井戸に身を投げてお光の後を追いました。

泉鏡花の作品のモデルにもなった、お光と幸蔵の悲恋物語の伝説がのこる山代温泉専光寺。

                            加賀温泉郷観光オフィシャルブログより





 

江戸時代に建てられたという山門 

 「如来の摂取不捨(えらばず、きらわず、見すてず)の心を学び、真実、自分自身のしたいこと、しなければならないこと、できることを、他人とくらべず、あせらず、あきらめず、していこう」

 ある宗教雑誌に上記の竹中智秀先生(1932-2006)の言葉の一節


選ばず、嫌わず、見捨てず
はじめに尊敬あり

 「如来の摂取不捨(えらばず、きらわず、見すてず)の心を学び、真実、自分自身のしたいこと、しなければならないこと、
できることを、他人とくらべず、あせらず、あきらめず、していこう」

 竹中智秀先生(1932-2006)の言葉の一節

 



もう一匹猫ちゃんがいましたが、すぐ逃げられてしまいました。









 









                               

 March  30      2025      Kaga Onsen     

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嵐のような1週間 ・・・ a fruitful week

2025-03-29 23:59:31 | a day in the life

加賀・福井の旅行から戻って翌日の九段フェスティバルでの合唱。みんなで燃え尽きました。
その後のミーティングも有意義でした。そして少し早めに席を立って、西荻の一欅庵での古典落語と
中学同期会の意見調整。たまたま前回の幹事さんも集まり、少し整理と確認ができました。
とても穏やかなMさんの流れの作り方のすごさに驚き。偶然も重なっていますが、みんなの思いが
伝わりました。

月曜・火曜はゆったりと買い物や洗濯、カーブスなどで過ごしていましたが、水曜日は医科歯科大の歯科に行ってから
一度家に戻り、午後は茶の湯の稽古でしたが、利休忌のお茶を点てました。若いころ教えていただいた細野先生をとても身近に
思い出し、美しいお点前や話し方が甦ってきました。

どうしても歌舞伎座の仮名手本忠臣蔵の昼の部が見たくなってしまって前日の12時からネットで申し込めるのですが、秒で売り切れ、
最後の手段で千穐楽になってしまいましたが木曜日の朝8時半前には歌舞伎座の当日券自由席売り場に並んでいました。
そして11時からの仁左衛門さんのこれが最後という思いのこもったような仮名手本忠臣蔵の大役を昼の部一幕見の通しで見ました。

金曜日はボビンレースとイタリア語の宿題をしたりして・・
図書館への本の返却、アメリカのペンパルにメールの返信などで今までできなかったことをしたりしていました。

 

Strangers In The Night - Frank Sinatra / Cover Cello by HAUSER (Lyrics)

今日たまたまボビンレースをしている時に久しぶりにハウザーのチェロを聴いていたら、Strangers In The Night がすごくよくて
心に響きました。

その時にHimariがベルリンフィルと協演したことを知り、少し見ましたが、やはりすごいヴァイオリニストが登場したのだと
思いました。数年前から日本人のヴァイオリニストの少女たちがあちこちで話題になっていて、子供の演奏と思っていましたが・・

 

Dionne Warwick I Say A Little Prayer 1967 Original Million Seller

いつだったかTVで演歌歌手が I Say A Little Prayer を歌っていて懐かしく、アレサ・フランクリンでなくディオンヌ・ワーウィック
で聴きたくなって昔LPレコードは持っていたけど懐かしくて、たくさん聴いてしまいました。
この曲はバート・バカラックとハル・デヴィッドの作品ですが、ベトナム戦争の反戦歌だったとディオンヌが語っていました。
かわいい歌詞で好きです。

 

People

Dionne Warwick - Alfie

[Theme From] Valley of the Dolls

 

悲惨な映画「哀愁の花びら」の主題歌ですが、美しいです。
久々に学生時代にシャンソンやビートルズやウォーカー・ブラザースなどと一緒に聴いていた大好きなシンガーの歌を
聴きました。

今日は夜たまたま羽生結弦と野村萬斎による東日本大震災の追悼のNotte Stellata を見ましたが、とてもよかったです。
世界一を目指していたスポーツ選手の時代より、やりたいことをやっている姿は競技を競う姿よりも美しかったです。

 

先生から送られてきたベルカントの練習曲の次の候補曲、Malafemmenaのゆったりとしたナポレターナが波の音のように心地
よかったです。

Malafemmena

Malafemmena

Roberto Muroloが歌うナポレターナ

 

3月の天候も冬から夏へそしてまた冬へと目まぐるしく変わってますが、この1週間も嵐のような
感動の日々でした。北陸旅行の写真の整理はまだこれからです。

 

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金沢によって  石川・福井の旅①・・・ Kanazawa

2025-03-27 23:59:25 | wonderland

3月20日-22日

娘と新幹線が福井まで開通したら平泉寺白山神社に行こうと何年も前から約束していて、
せかされて行ってきました。でも福井開通1周年だったのを福井駅で知りました。
金沢は何回行ってもいいと思える大好きな街ですが、今回は福井へ行くのに娘が金沢の近江町市場で
海鮮を食べてから行きたいというので金沢経由です。

予定

7:20 かがやき503号 東京発
9:45 金沢着
  21世紀美術館 スイミングプール
又は金沢城・兼六園
  近江町市場 昼食
  ひがし茶屋街など近場
14:30 金沢 IRいしかわ線
15:16 加賀温泉着

今回は昼食が目的で、午後の移動のためになるべく動きやすい所にいることがポイントでした。
まだ桜も咲いていないので兼六園は外し、21世紀美術館のスイミングプールの作品は当日9時からネットでの受付予約、そして
10時から見ることができますが、今は常設展だけだし、最終的にお城あたりを歩くと決めていました。時間があれば
ひがし茶屋街でのスィーツ。

朝食や行動食になる様に前日、残っていたホットケーキミックスと胡桃を入れたりんごパウンドケーキを焼いてみました。
りんごのすりおろしも入れて、ホットケーキミックスで作るお菓子にしてはおいしかったです。


はじめて北陸新幹線「かがやき」に乗ったので、写真を撮ったら、なんと文字プレートが全く読めなくて残念。


なんだか初めて見るような景色に思えたけど、いつも軽井沢に行くのと同じ風景だった。




金沢駅

バスで近江町市場へ
そして前とは違ったお店で海鮮ちらしをいただきました。信じられないような大きなお刺身が乗っていました。


娘は豪華版 

 最初は金泊でカバーされています。



食後は市場を見てから、金沢城に向かいました。


このゲストハウスが良さそう・・・








金沢城公園の方は前回金沢城に行ったときに見ていない場所でした。



広々として気持ちのいい公園でした。




 


 















スィーツのお店はどこも混んでいて、陶器のお店がやっているカフェがすいていたので入りました。
近くの加賀麩の不室屋カフェは番号を引いて、40人近い待ちでした。バスの時刻が迫っていたので
とても待てません。最初に見たフルーツ大福のお店も並んでいて、ちょっと焦りました。
こちらはお店の奥にひっそりとあって、外国人のシニアのカップルがいただけでした。



コーヒーカップとカフェラテの模様が選べます。

抹茶プリンと。



バス停に戻る裏道にもこんなカフェがありました。


IRいしかわ鉄道で加賀温泉に向かいました。



雪国に向かっていくような感じで山の上の雪が増えてきました。
とても美しい風景で、目が洗われました。

 

March 20 2025  Kanazawa

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白い世界へ ・・・ into the white world

2025-03-23 23:59:57 | wonderland

ひとつの世界をめぐって、また出発点に戻ってきました。
でもこの現実もまた違った世界のようにも思えます。
ひとつの夢の世界を巡ってスタート時点に戻る。人間が生まれて死ぬ時もそんなのかなとふと
思いました。

Our revels now are ended.
Those our actors,
As I foretold you, were all spirits, and …
Yea, all which inherit, shall disolve,
And like this insubstantial pageant faded,
Leave not a rack behind. We are such stuff
As dreams are made on; and our little life
Is rounded with a sleep.

私の大好きなShakespeareのTempst の最後の台詞も連想させます。


直前は全国的に雪の日があった3月の月末近くでしたが、天気予報で晴れでしたので、安心して行ったのですが、
それまでの雪が積もっていて、思わぬ雪の世界でした。一番行きたかった平泉寺白山神社は苔の美しい神社ですが、
そのシーズンではなかったけれど、まさか全部雪に覆われているとは思いませんでした。登山用の手袋を持って
行かなかったのも誤算でした。

それ以外はかなり効率よく回れて、計画途中で組み込んだ永平寺が素晴らしく、朝倉氏遺跡や、平成寺白山神社から
越前大仏まで歩くことができたのも良かったです。ケンカしながらの娘との旅でしたが、私のカメラでよく撮れなかった
所の写真を借りたりして助かりました。
























 





 

 








旅行前にタイムリーに昔の番組のアーカイブで永平寺を見ました。
永遠の平和を願って付けた名前だそうです。今でも多くの修行者が瞑想の生活をしている場所です。

 

昨日の夜東京に戻り、今日はベルカントのグループの九段フェスティバルの本番。3曲を無事歌い終え、
今後のことなどのミーテイングが初めてありました。その後西荻窪「一欅庵」で同級生の庵主T君とM君、Iさん、Hさんと
今後の方針を確認しました。途中、元IBMに勤めていたT君にスマホやPCのことの質問もあり、彼はSNSはほとんど
使用せず、公式ブログもスケジュールのみで他の情報を入れていないとか。それでも成り立っていますとのこと。
ラインも家族間だけで他は一切やっていないとの徹底ぶりでした。

明日から少しゆっくり休もうかと思っています。

 

 

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