一昨日からヨガを再開して、また日常に少しずつ戻ってきました。昨日はヨガとペルヴィスを取って
帰ってきましたが、久々にシャバーサナの時に珍しく心に少女だったころの映像がまるで古い映画のように
ざらざらの画面で浮かびました。自然の野原の中で小学校低学年の時の親友といるのです。それが何とも
言いようもなく懐かしさがこみあげてくるもので、胸が熱くなりました。ただそれだけですが、自分の長い人生の
道のりを感じました。
京都の写真が多すぎて、やっとスマホの分もPCに選んで入れました。スマホで900枚、一眼レフで1000枚くらい
撮ってしまいました。
この年でも初めてのことがまだまだたくさんあることはうれしいことです。
今回は初めての祇園祭のタイムラインからです。
京都では
祇園祭の前祭りの頃梅雨明けを迎えて夏が来ると言われています。
祇園祭2019では7月17日に山鉾巡行(前祭)、7月24日に山鉾巡行(後祭)が行われます。17日の山鉾巡行(前祭)
では長刀鉾(なぎなたほこ)を先頭に山鉾23基、24日の山鉾巡行(後祭)では橋弁慶山(はしべんけいやま)を先頭に
山鉾10基が巡行します。
今回、八坂神社のすぐそばのアパホテルを1年前に数室格安で予約した着付けの仲間からお誘いがあり、この時に
行われる呉服屋さんのセールなどもおもしろそうなので昨年行くことを決めました。誰か誘ってもいいとの
ことでちょうどその頃、今年のオペラ トゥーラントッドの安い券を求めて一緒に予約したイタリア語と声楽の
友人にスケジュール確定の時に聞いたら行ってみたいとのことでご一緒しました。
【祇園祭2019日程】
祇園祭2019 日程:2019年(令和元年)7月1日(月曜日)~31日(水曜日)
●14日(日曜日)~16日(火曜日)・・・宵山(前祭)
●17日(水曜日)・・・山鉾巡行(前祭)・神幸祭
●21日(日曜日)~23日(火曜日)・・・宵山(後祭)
●24日(水曜日)・・・山鉾巡行(後祭)・還幸祭
【祇園祭 歴史】
祇園祭は平安時代前期の869年(貞観11年)に京都をはじめ全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が禁苑(宮中の庭)である神泉苑に
国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを祓い、薬師如来の化身とされる牛頭天王(素戔嗚尊)を祀り、更に
牛頭天王(素戔嗚尊)を主祭神とする八坂神社(祇園社)に3基の神輿を送り、病魔退散を祈願した祇園御霊会(ごりょうえ)
が起源と言われています。
企画して下さったGさんは京都に住んだこともある京都通でしたが、私は何も勉強せずに来てしまいました。
今回は徹底して京都の町の祭りを迎える雰囲気を楽しもうと思い、足の向くままゆったりと過ごすことにしました。
つれのTさんもヒマラヤにも行った方ですが、その後大病もされたので休みながら歩き回りました。
それでも初日と2日目は10km以上歩いています。
京都に15日に入って、17日にハイライトの山鉾巡行を見て帰るというラフスケジュール。後は個人自由にまわるということで。
町で京都の方に聞くと、山鉾巡行は一番目立つ行事ですが、神輿が通る前の道を清める役割で夕方からの神輿を見るべきと
教わりました。その時に屏風祭りと言う由緒ある休暇により、その家の名品を並べると言う祭りがあることを知りました。
もし次回来ることがあればそこまで見てその日は泊まって帰るのがいいかと思いました。
私と友人や山鉾巡行の辻回しを4基見て、四条河原町から市役所の方まで鉾と一緒に進み寺町通りで買い物と昼食を
取ってから帰りました。
写真はめちゃくちゃ撮りました。望遠のレンズだけでしたが、これで良かったと思いました。後はスマホで。
帰ってからしばらく祭りのリズム、命の躍動が私の周りに響いていました。
とりあえず京都の3日間のアウトラインのみブログにアップしようと思います。写真をスマホと望遠で撮りましたが
量がすごくあったので見返しながら、臨場感を思い出します。目で見て写真を撮って、スマホも使い、近くの中国人に
注意しながら祭りの中にいました。諏訪、京都と非日常の世界が続きました。
7月15日
午前7時過ぎの新幹線ひかりで友人と京都に行くはずでしたが、なんとこの日は始発から小田原駅での点検作業遅れか
何かで20分も遅れて発車。他の方たちはのぞみ号で前倒しして早めの便で行くことができて、なんと先に京都につく
はずの私たちが他の方たちを待たせてしまう結果になってしまいました。
地下鉄烏丸線で四条まで行って降りるとの指示だったけどリーダーのGさんが四条烏丸と言ったので
違う駅ではと騒いでいたら近くの親切な京都の女性が四条で降りた方がいいと教えてくれました。
同じ場所で阪急だと烏丸駅となっていて四条烏丸と言う名の駅はないことがわかりした。
京都に慣れるには道路がはっきり頭に入っていないと大変。入っていればとても分かりやすい標記。
Gさんの行きつけの塚本と言う呉服屋さんが祇園祭の時だけ、新町分室で店頭販売をします。
まずそこを目指して、四条から新町通りに行きました。今回普段は販売していない小物のお店がこの時期だけ
セールをするということで何か小物でもあればと思っていましたが、塚本では端切れや帯や反物が
置いてありどれも素敵でした。塩沢紬のサラッとした風合いの涼しげなものがあり、いつもと同じような
ものでしたが、価格が浴衣や小千谷縮み並みだったので仕立ててもらうことにしました。普通に買ったら
3倍くらいするそうです。手触りが何とも言えません。色はナチュラルなものです。単衣にしました。
まさか買いものするとは思いませんでした。
四条通りにも新町通りにも鉾が組み立てられていました。
お祭りがもう始まっています。
地下鉄から上がって四条通に出ると高い山鉾が見えました。
新町通りに入ります。
狭い新町通りにも放下鉾が見えました。
放下鉾の近くに塚本分室がありました。
お昼は予約してあった「斎 阿うん」で。
その後みんなは誉田屋源兵衛で町屋のお店を見せてもらいに行きました。
建物がすばらしいらしいのですが、京都きもの市場の紹介で30分で2000円の見学料と言う敷居の高い店です。
私と友人はゆっくりしたいということで食後少しお店でゆったりしていました。
食事中に店主のあいさつがあり、京都の歴史を語っていました。京都は歴史といつもぴったりついています。
鱧や鮎など夏の京料理は涼しげです。
他の方々は誉田屋源兵衛に行った後、嵯峨鳥居本に行きましたが、私たちは残って、ゆっくり
ホテルに向かいました。まだ歩行者天国になる前の時間なので、鉾がある近くは歩道が混んで歩いても
なかなか進みませんでした。
笑顔がいいですね。ご一緒したイタリア語と声楽の友人です。マドリッドでもこんなのを見たわと・・
お昼が京料理だったので、夜は鰊そばで。松葉はあまりにも有名なのでその斜め前のやぐ羅にしました。
行き当たりばったり、おなかがすいたら食べるという感じでした。中は外国人が多かったです。
最後に夜の八坂神社に行ってみましたが、あまりにも屋台のにおいがきついので退散しました。
July 15 2019 Kyoto