Reflections

時のかけらたち

10月の軽井沢の休日 -1 ・・・ Rösti and Kumobaike

2024-11-05 23:55:31 | wonderland

11月に入ってからやっと寝具も冬用に替えて、お風呂もシャワーから湯船に入るスタイルに変更。長い暑い日々がやっと終わり
秋に入って行けました。年々秋が短くなっていくような感じです。

昨日、ベルカントの仲間から悲しいお知らせが私たちの周りを走り抜けました。今回のコンサートに股関節手術のために
参加できなかった一番声が出るピアノを教えているNさんの突然の訃報でした。フェスティバル当日が手術で、その1週間後に
左足を骨折してしまったので長期休むとの連絡が入ったばかりでした。また手術と書かれていてなんとも気の毒と思ったばかり
でした。私より少し年齢も上だったのですね。いかにも先生と言う感じの方でしたが、最近少しお話することもあり、
チャーミングな方だとわかった所でした。元気にしていた方が急に消えてしまうことの儚さを感じて落ち込んでいました。
それであまり手につかず、ボビンレースが今日だったので、少し進めていました。もくもくと・・でも失敗したりして。

友人とも後期高齢者になったからいつどうなってもおかしくない年頃で、もう残りはあっても10年くらいだねとだと話して
少しでも健康でいい時間を過ごせるようにしたいと思いました。

 

***********************************************************

 

10月12日から14日まで娘の休暇に合わせて軽井沢の短い滞在です。
やっと軽井沢まで戻ることができました。「新しい運転免許証を手にして迎えた誕生日」と、「軽井沢で出会ったキース・ジャレットの
バッハ」で少し載せただけでした。

娘の休暇と軽井沢の妹の家の都合で秋に行く軽井沢はちょうど私の誕生日になりました。
たった2泊の滞在なので食料品もこちらから少し持って行くことに。前日ナポリ風肉団子の煮込み(レーズンやチーズがたくさん
入った煮込みハンバーグのようなもの)を作ってそれだけ持って行きました。

 

10月12日

イチイの赤い実がかわいかったです。


空は青く広がって・・・


大好きなコスモスも・・・



紅葉は少しだけ・・ でも秋の気配が・・


早起きして、朝食は軽井沢での習慣が定着しました。
最近のお気に入りは「オキザリス」。



ロスティの朝食。

今回はワッフルではなく、フレンチトースト(フレンチシュゼット)を娘と半分ずつのハーフにしてもらいました。

食後は周りを歩いて、前回と同じように雲場池に紅葉の具合を見に行きました。






古い別荘を見ながら歩くのも楽しくて。






雲場池にも熊注意の看板が。この離れ山地区には昔からクマがいると言われていますが、看板を見たのは初めて。


今はちょうど紅葉真っ盛りの頃だと思いますが、行ったときはまだまだでした。昔は10月中旬には紅葉が始っていましたが
年々遅れています。












ミゾソバに会えたのは嬉しかった。




雲場池はなかなか1周しないで通り過ぎるだけのことが多かったのですが、今回は娘が六本辻のPrimoでお昼を食べたい
と言うので近くを歩いて見ることにしました。

 

しばらくカレーラスを聴いていたあと、友人から借りていたモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」を
聴き始めたのですが、今は重すぎてアンデルジェフスキのバッハから儚げなシューベルトの晩年のピアノソナタを
流しながら書いています。ドイツ在住の江尻南美さんのです。ベートーヴェンとシューベルトの後期ピアノソナタは
大好きな曲です。


Oct. 12  2024  Karuizawa

 

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熊野古道伊勢路 4日目 帰路 ・・・ heading home through Shichiri-Mihama

2024-10-10 23:27:19 | wonderland

9月14日

丸山千枚田の稲刈りイベントの始まる前に半周して戻りました。
通り峠入り口のバス停まで歩きました。

丸山千枚田の稲刈りはオーナー887名のうち300名が参加されたとか・・
丸山千枚田のHPにその日の様子が載っていました。

8:59 千枚田からバス停へ向かう

 

 

 

 

 

 

 

バス停の所に着いたのは10時少し前。

日差しがきついので、少しでも影があるところに入ったり、少し出てまわりの小さな花を
撮ったりしてバスを待ちました。

 

 

 

 

 

熊野市駅に行くのが1日に4本、阿田和駅方面も1日に4本しかなく、これまた数少ない特急に乗るには
阿田和駅に行くしかありません。10:14のバスを待ちました。

阿田和駅も目立たない駅です。

時間があるので七里御浜の方に行ってみました。小雨が降っています。

 

風も強くなってきました。
11:08 阿田和発   11:29 熊野市着

熊野市駅前特産品館は何回かお世話になりました。何しろコンビニもお弁当屋さんも何もない駅前。
1軒あった無人のお弁当屋さんには食べたいものもなく・・

熊野市駅

手作りのMAPがとても素敵でした。

駅に近くの駅の写真が3個飾ってありました。2駅は行ったことのある駅です。

 

13:05発の南紀6号に乗り、名古屋に戻りました。

お昼のめはり寿司は南紀の中で。
車内には西欧人の熟年バックパックのカップルが数組いて
そのたくましさに驚かされました。カナダのリュックなのでさすが~。短パンで登るなんて勇ましいシニアの
女性もいました。
私は疲れたのかときどき眠ってしまってゴメンナサイでした。


16:12名古屋着   16:31発 ひかり656号で東京に戻りました。

私は無事に帰れて安堵感。一つ一つの行程が必死でした。自分を信じて・・ ものすごい達成感がありました。
帰りは品川着18:05という余裕を持ったスケジュールにしました。

今度またどこか行こうねと言っていつも別れるのですが、今回は翌々日の名古屋でのコンサートで
またすぐ会うことになっていたので、寂しさを感じることもなく・・

 

 

 

9月14日  11,497歩  7.5km

 

Sep. 14  2024   Maruyama Senmaida → Atawa → Kumanoshi → Nagoya → Tokyo 

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熊野古道伊勢路 4日目 - ラストは実りの秋の丸山千枚田 ・・・ Maruyama Senmaida

2024-10-09 23:37:05 | wonderland

9月14日

伊勢路旅行のラストは温泉に入って、秋の収穫の千枚田を歩きます。
前回は通り峠から下を見て、中を歩く時間はありませんでした。


バンガローからの眺め・・

 湯ノ口温泉のHPよりお借りしたバンガローの写真

コッテージやロッジ、バンガローがあり、長期滞在の湯治のためにあるようです。

朝早く起きて、前日買ったパンとスープで簡単朝食。ごみや洗濯物をまとめてチェックアウトしてホテルで
頼んでくれた車で千枚田に向かいます。この日の収穫の行事のため、多くのマイクロバスが千枚田に向かい
千枚田のオーナーだけしか車では入れなくなっていて、運転手さんは交通規制が入る前の早朝にできるだけ
千枚田に近いところまで送ってくれるよう大奮闘してくれました。途中マイクロに乗り替えたり・・ 前日の
送迎の不手際と千枚田からのバスが一日に数本しかないのでその時間のことも考えてくれて交通規制が始まる
直前に私たちを千枚田の中まで連れて行ってくれました。本当にありがたかったです。いつも地元の人に
助けてもらっている伊勢路の旅です。














収穫する人たちも少しずつ集まってきています。





見たかった黄金色に輝く畑です。












できるだけ高いところまで歩いて、帰りのバスのことを考えて下って行くことにしました。


プレスの人や準備の人たちが忙しそうに走り回っていました。











通り道下のバス停に向かいます。ここから約30分のところです。

 

Sep.14   2024    Maruyama Senmaida

 

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熊野古道伊勢路 3日目 - 大吹峠 ・・・ Obuki-toge Pass

2024-10-07 23:57:23 | wonderland

波田須の道から大吹峠に入って行きます。
観音道とどちらにしようか迷いましたが・・ 竹林のある方にしましました。


大吹峠の入り口に向かう坂道は写真ではわかりませんがものすごく急で、無理と叫んでしまいました。
しかたがないので手をついて登って行きました。もうなりふり構わずです。



しばらく行くと舗装した道路に出て大吹峠の登り口に着きました。

ここでお昼ご飯にしました。


宿で作ってくれたおむすびに朝残したおかずを入れて。

でもごはんはおにぎり半分しか食べれませんでした。
暑さのせいかもしれません。










途中熊よけの鈴が置いてあり、鳴らして通るようにと書いてありました。

今日三重の熊野古道観光のHPを見ていたら、私たちが行った期間は12日を除き、毎日熊の目撃情報が
始神峠、ツヅラト峠、荷坂峠、馬越峠であったことがわかり、やっぱりクマと隣り合わせの古道歩きだったことを
知ってヒヤッとしました。養蜂家も被害にあったとか・・





猪垣が続くところもありました。




終着点につきました。



大吹峠はそれほど険しいところはなく、時間も思ったよりずっと早く降りてしまい
電車を1時間以上待ってしまいました。


14:44


伊勢路の楽しさは海に抜けるところです。先の方に昨年1月に行った鬼ヶ城が見えました。


大泊駅。電車を待てないと逆方向に歩いて行く人に会いました。タクシーもないしね・・
しかも無人駅のこの駅にはトイレもなくて、トイレまで歩いて15分と書いてありました。

駅に着いたのは15:00少しすぎだったかと・・
電車は16:30です。間に合わないとホテルの送迎に乗れないので、結構慌てて降りてきて
今度は早すぎました。

 

熊野市駅まですぐで、うまくするとバスもありそうでしたが、予定の電車まで待ちました。

熊野市駅で思わぬハプニングがありました。宿泊地の送迎の車が来ていなくて、電話を旅行出発直前にもして
確認したのにもかかわらず行き違いがありました。

駅には数人の外国人観光客がいただけでしたが、ベンチで座って待っていました。駅前の熊野市物産店に
食料品の買い出しに行ったり、待つことにはすっかり慣れたこの地です。

40分くらい遅れて、迎えのタクシーが来て、湯ノ口温泉まで連れて行ってもらいました。本来瀞流荘までなのですが
事前にお願いしていたものです。同系列の宿泊施設だと思っていたのですが、結構複雑で、また翌日は丸山千枚田の
大イベントがあったのでホテル側も混乱していたようです。

無事奥地の温泉に着き、温泉に浸かってからバンガローでレトルトカレーを残したおにぎりのうえにかけて
夕食。さとうのごはんも温泉で買ったのですが、二人ともお昼の残りのごはんで充分でした。無印のレトルトカレー
結構おいしかったです。

バンガローから温泉まで歩くのですが、夜空に星がきれいでした。地元の人も入りに来るような温泉で、
大きな施設なのに人が少なくて、先に来ていた人が話す人もいなくて寂しいと言っていました。露天風呂が
気持ちよかったです。下りの時に圧迫されるのか足の中指の爪が内出血。友人も同じ症状で、靴のサイズが
少し小さかったのかと思いました。

この日はロフトのあるバンガロー初体験で、早く寝たのになかなか寝付けませんでした。


波田須の道から大吹峠を通り、新鹿~大泊まで暑い中を歩きました。

8.5km 5時間半が標準タイムですが、スマホの万歩計だと
20,850歩  13.4km となっていました。 これも山道で歩幅が狭くなっているので歩幅を設定し直さなければ
現実的な距離数は出ない結果です。
ランチ休憩も入れて6時間50分かかり、普通だと標準の倍近くかかるところもありましたが、この日は急な坂道も
ほとんどなくて、歩きやすい道でした。未知の大吹峠を急いで降りたこともあり、予想より早く着きました。
波田須の道が古い石畳や集落の脇を下に海を見ながらあるいたり、すてきな道でした。
人と会ったのは大吹峠だけで、2組のグループに会いました。熊が出るので人がいると何かほっとします。

そういえば初日三野瀬駅にたどり着いて駅の階段を登っている時に足がつってしまったことを思い出しました。
一番歩いたのが初日の紀伊長島から三野瀬間だったかと。

 

Sep. 13  2024  Odomari

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熊野古道伊勢路 3日目 - 波田須の道 ・・・ Hadasu Road  

2024-10-05 22:17:12 | wonderland

9月13日

前回の伊勢路波田須の道は嵐の中で、入り口が見つけられなかったので歩くことができませんでしたが
あの雨の中では国道を通って徐福茶屋まで行ったことが今回歩いてみて正解だったことがわかりました。
きわどいところで目に見えない力に助けられていました。

リベンジツアーは前回不幸中の幸いだったことが発見できてそれも成果でした。

今回のコースは前回と同じく新鹿から歩き、波田須の道、初めての大吹峠を通って大泊に出て、
熊野市まで電車で行く計画。

 


7:00 朝食

おいしくいただけましたが、お弁当におにぎりだけお願いしていたので食べきれなかったものを
そこに追加して持って行きました。

ホテルの方に賀田駅まで送ってもらいました。こじんまりした小さなホテルで、コロナの影響で
全日営業はしていなくて曜日が限られています。お料理もおいしいし、眺めも良くて、大変でしょうが
頑張ってほしいです。「尾鷲シーサイドビュー」という気持ちのいいホテルです。
この日も平日だったこともあるのか、仕事で来ている人達がいただけでした。

JR賀田駅 7:58

この辺はほとんど無人駅。

新鹿へは10分くらいで着きます。

波田須の道まで1.6kmの標識




前回と同じように、海沿いの遊歩道を少し歩いて国道に抜けようかと・・




それにしても朝からカンカン照りの猛暑。
駅にトイレがないので、海水浴場のトイレまで行って出発の準備。


この海岸沿いの道から波田須の道までの行き方がやはり問題で地図通りではないのです。
近くを散歩している人がいたので聞いてみたら、地元の人ではなかったので話しているうちに
家の中から人が出てきて、波田須の道の入り口を教えてくれました。

やはり最初から国道をずっと歩いた方が見つけやすかったかもしれません。


糸口が見つかり、ほっとしました。



海岸沿いには熊野古道の案内は全く出ていなくて、看板と言えば津波の時の退避場所のことばかり。
住んでいる人にとっては切実なことです。また海水浴に来た人たちにとっても。


日陰があれば少し休憩して水分補給したりします。



波田須の道っぽくなってきました。


ここは竹林の間を鈴を鳴らしながら通過。



大変な所は写真を撮っている余裕がないので写真がありません。

前回は国道から少し入って見た庚申塚。




国道を少し歩いてトンネルの所に来ました。前回はここが熊野古道なんてわからなかったけれど
今回は旗が揺らめいていてわかりました。あの大雨の中とても上がる気のしない草ぼうぼうの古びた階段です。

トンネルを昔の人が越えた所かと思っていましたが、この階段が山の上の集落につながっていました。



草が生い茂り、あまり人の通らない道のようです。


西行の松は残っていませんでした。



なんと人家の軒先を通過します。




見晴らしのいい場所に集落ができていました。




波田須の道には鎌倉時代に作られた苔むした美しい石畳がありました。


木陰でしばしの休憩です。



そしてこの道が波田須神社に続いてました。





前回休憩した徐福茶屋が見えます。


前回波田須神社の入り口まで国道から登り、雨で滑りそうで泣きそうになって降りた道が
続き、晴れていたらなんでもなくて・・






暑さでグッタリですが、証拠写真だけは前回と同じところで撮っておきました。



今回は徐福ノ宮に寄ってから、大吹峠を通り、大泊に抜けます。
前回嵐を耐えしのいだ波田須駅には寄りません。



徐福ノ宮 着 11:12

徐福伝説は2年前に初めて熊野に来た時に、新宮で時間が余った時に、近くの徐福公園に行って知りました。
秦の始皇帝の時代に薬を求めて日本まで来たという伝説が残っていて、中国でも実在の人物との見方が強まっている
とのこと。
日本各地に徐福伝説は残っていて、新宮市はかなり有力候補です。秦の始皇帝の時代と言えば日本では弥生時代。吉野ケ里
遺跡とも関連している伝説も残っています。最近では伝説ではなく史実への研究が進み、歴史のロマンが広がる話です。



波田須駅には降りて行かないで進みました。秘境の駅と言われていることをあとから知りましたが、
なんとこの道路にタクシーが一台通ったことには驚きました。とにかく駅の周りには何もありませんでした。


大吹峠の入り口に向かいました。

 

Sep. 13  2024   Atashika → Hadasu

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熊野古道伊勢路 3日目 - 夜明けの海 ・・・ Kata Bay at dawn

2024-10-04 23:55:35 | wonderland

9月13日

朝5時前から明け方の賀田湾をずっと見ていました。
まるで吉田博の版画のような世界でした。



4:57






























5:58

刻々と変わる光と静かな波をずっと見ていた尾鷲の朝です。

 

Sep.13  2024   Owase

 

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熊野古道伊勢路 2日目 - 馬越峠 ③ ・・・ Magose-toge pass

2024-10-01 23:59:29 | wonderland

馬越峠を尾鷲に向かって下って行きます。

途中何度も水分を取り、休憩しました。


休憩時に写真を撮る余裕がありました。可涼園桃乙*の句碑は見過ごしたか、見てもわからなかったのか
写真が残っていませんでした。

*1852年、近江より熊野巡礼の旅に出た可涼園桃乙は、この地に1年程滞在し、地元の人達に俳句を教えました。
この句碑は地元の弟子たちが翌々年に建てたもので、「夜は花の上に音あり山の水」と記されており、ふもとで
夜桜見物を楽しんだ際に詠んだものと思われています。




途中、沢も渡ったり、濡れていた場所もあり、わら縄の滑り止めには助かりました。
緩んだのを結びなおしたり、最後には擦れて切れてしまったところもあったり・・


桜地蔵は今では桜の木はないそうですが、旅人が水を取り、体を休めたり、わらじを洗ったりした
小川の向こうに祀られていました。




中が暗くて頑張ったのですが、写りませんでした。







休憩するといつまでも寝転がって空を見ていたくなります。


もうすぐ終着点です。


尾鷲市街が一望できる展望台がありました。





馬越峠降り口に無事到着。



この小さな花があちこちに咲いていたのですが、スマホでうまく撮ることができませんでした。




馬越不動尊が祀られている不動滝へ









この先のトイレの奥に「大石」がありました。




人が立たないと大きさがわかりませんが、巨石です。



途中に休憩できるベンチがあり、おやつを食べました。
何しろ昼食は尾鷲に降りてからと思っていたのですが、3時近くになっていました。

峠入り口に8時、峠に11時に着いていたのですが、下りに異常に時間がかかっていました。
峠自体は3時間くらいと言われています。ガイドブックに書いてある時間の倍かかると思って
予定を立てないとだめですね。




馬越峠の反対側の登り口を振り返ります。












かき氷の旗を見た時に、ここに入るしかないと思いました。
おそらく、この旅行で一番おいしかった食べ物はイチゴのかき氷。懐かしい味。
今ではかき氷もおしゃれになりすぎて・・・

昼食にサンドイッチ。暑さでそれほど空腹感はなかったのですが、お昼食べなきゃという気持ちで。
友人は一切れだけ。その代わり出されたものは残さないタイプです。


尾鷲で新鮮な魚で昼食と思って計画を立てましたが、歩いたところにはそんなお店もなく、駅前にも
喫茶店もなく歩いていて初めてみつけた昔ながらのカフェに入ったのは正解でした。

尾鷲駅ももっと大きいかと思っていました。特急の停まる駅なのにね。

 

賀田駅には17:15に着くことができました。 17:11尾鷲発でした。
ホテルから送迎バスが17:30に来てくれるとのことでしたが、もう来ていました。


その名の通り、オーシャンビューホテルです。すてきなホテルなのにコロナ以降、人材が不足して
毎日は営業していません。そのために予定を1日ずらしました。

部屋からの眺めが素晴らしく・・







お茶をいただいてから、すぐ汗を流しに行きました。


夕食はここの海で採れたものばかりでとてもおいしかったです。
カマスを軽く表面を焼いたお刺身が珍しく、あまり食べることに興味のない友人もおいしいと
言っていたのでよかったと思いました。


くろむつの煮物がまたおいしかったです。


焼物の量もほどよく・・・




もうおなかがいっぱいだったけど、時間をかけてなるべく残さないようにいただきました。


予約するときに料理の数を減らしてほしいとお願いしたのですが、できなくて。
ここのホテルは食事を目的に来る人が多いと配膳の私と同じくらいか少し若い女性が話していました。
味噌汁ももう飲めないと断ったのですが、作っちゃったからと言って持って来ました。
大アサリと海老?でおいしかったです。

 


デザートは部屋に持ち帰らせてもらいました。

この日も疲れて部屋でネスプレッソを入れて飲んでからすぐ寝ました。

 

15,484歩  9.8km  ガイドブックだと馬越峠登り口から尾鷲まで5.2km

Sep.12 2024  Owase

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熊野古道伊勢路 2日目 - 馬越峠 ② ・・・ Magose-toge pass

2024-09-30 23:59:18 | wonderland

馬越峠入り口からいよいよ峠に向かって歩き始めました。
クマよけの鈴を鳴らしながら・・・



熊野古道らしい石畳の道。でもこの石が滑りやすいのです。先に歩く友人が滑りやすいところは何度も声を
かけてくれ注意をしてくれました。石の上より際の土が見えているところの方が滑りにくいです。登りでも
滑るので気をつけながらゆっくり行きました。




馬越峠のために持ってきたわら縄を靴にまいて、滑り止めにしました。
夜雨が降って濡れているところもありました。



どこまでも続く石の道に、この石を運んで敷き詰めた労働をした人たちのことに思いが飛びました。
いつの時代にどんな人たちがこんな大変な作業をしたのだろうと・・











お地蔵さんの前や大きな木の根っこが出ているところで何度も休み、水分を取りながら行きました。








ピンポン玉のような不思議なキノコがあちこちに見られました。





ここから天狗倉山に登れば壮大な景色が見れるのですが、私にはここまでがやっとです。
後から来た単独のハイカーが軽快に登って行きました。熊が出るのは今までなかったことと話していました。
靴も滑るから安全靴がいいと教えてくれました。



見晴らしのいい場所で証拠写真




ここからは尾鷲に下っていくだけです。
反対側から来た人が滑りやすいから気を付けてねと声をかけてくれました。

 

Sep. 12  2024   Magose pass (Kumano Kodo Iseji)

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熊野古道伊勢路 2日目 - 馬越峠 ① ・・・ Magose-toge pass

2024-09-29 23:57:51 | wonderland

9月12日

伊勢路トレッキング2日目は前回雨で断念した馬越峠。峠の登り口から100mくらいの所で何回も熊が目撃されて
いるところで、前夜考えてやはり行くことを決めました。宿のご主人が朝登り口まで送ってくれるとのこと。

朝は5時半前に目が覚めて、朝日が昇ってくるところをずっと見ていました。
湖の波紋を見つめながら変化していく景色を見て飽きることがありません。
モネの絵かターナーの絵にも出てきそうな風景・・

 













朝、船が水面に弧を描いて漁に出て行くところのようです。
近くで魚が飛び跳ねて大きな波紋を作っているのを見たりしていました。






この日も暑くなりそうで、34℃の予想でした。

宿が面しているのは白石湖という汽水湖です。汽水湖は淡水と海水が混じり合った水がある湖をいうとのこと。
ここではカキの養殖が盛んで、その水のためくさみのないおいしい牡蠣が育つとのことです。



6:30 朝食
泊まっていた人はあと一人だけで、別の部屋で食事が用意されていましたが、
なんとお仕事の方だそうです。靴は登山靴でしたが。



8:00 宿を出発。車で馬越峠まで送っていただきました。この宿は熊野古道馬越峠に行く人が多いとのことで、
   2日前にも海外からの観光客を乗せて行ったとのこと。


夏はこの銚子川に来る家族連れでにぎわうとのことです。きれいな水で有名な川らしいです。



登り口に来ると車が一台泊まっていて、準備をしている人がいました。
さすがこの辺では一番美しいと言われる馬越峠です。他にもハイカーがいると熊の脅威も薄まります。





緩やかな登り口を上がって行きます。




Sep. 12  2024   Aiga

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熊野古道伊勢路 1日目 一石峠~平方峠~佐甫道~三浦峠 ② ・・・ Miura-toge pass

2024-09-28 23:59:19 | wonderland

一石峠、平方峠を通り、古里の集落に降りて行きました。





だれもいない海


日影でやっとランチタイム

昨晩詰めたお弁当はサラダ、ラタトィユ、オムレツ、柔らかいフランスパンのサンドイッチ(海老と紅茶で煮た豚肉)
ちょっとパンが多かったけど・・
海を見ながら、1時ちょっと過ぎから2時までの休憩でした。


水分と食料を補給して、三浦峠に向かいます。




佐甫道を通って三浦峠に向かいます。



サボ鼻水平道展望台



この先だったか、若宮神社方面に降りて行く急な斜面が続き、荷物を少しの間持ってもらいました。
お昼休憩して、水分も食事も充分とれた友人が回復して声をかけてくれて助かりました。
一人だったらリュックを下に投げて降りるところです。

大変だった場所は必死だったので、写真がありません。


若宮神社まで降りてきました。





ここではかわいい鳥が降りてきていました。







日差しの強い、道瀬海岸沿いを歩いて、三浦峠の登り口を目指しました。


ここにも熊注意。

車で通りかかった地元の人が、車を停めて、「ここを登っていくの?気を付けてね」と
声をかけてくれました。



暑い中を歩いてきたので、登る前に一休憩。





いつの間にか峠を越えていて、三野瀬駅まで2kmの所を通過・・





三浦峠降り口

そこからそれほど遠くなかった三野瀬駅について16:49の電車に間に合いました。
この次だと1時間あとです。

泊まるのは馬越峠に行くのに便利な相賀で17:01着。
そこから車で迎えに来てくれると言われていたけれど歩いて料理民宿「ささき」に行きました。


 

 

民宿の部屋の前のロビーみたいな場所からの眺めがすてきで
もう日が暮れようとしていました。

汗でぐしょぐしょだったので先にお風呂に入ってから夕食にしてもらいました。




海の幸がいっぱいの民宿の料理でしたが、ビールも中瓶しかないので仕方がないのでノンアル。
友人は飲まないのでつまらない・・・

疲れすぎたのか、食べきれず、食べるのが大変でした。

どうも旅館のてんこ盛り日本料理が苦手で・・ 煮物にお刺身にてんぷらにと・・・

意外とシーフードグラタンがおいしかったです。ご飯は食べることができませんでした。


近くの川で採れる鮎がおいしかったです。

ご馳走様。疲れていたので早く寝てぐっすり眠りました。
民宿でしたが、部屋が二部屋にしきれて助かりました。それと部屋に置いてあったポットの麦茶がおいしくて
暑い中歩いてきたのであっという間に空にしてしまいどれだけ水分が必要だったかがわかる、今までにない猛暑の中の
トレッキングでした。

 

27,279歩 17.9km とスマホの万歩計ではなっていましたが、
友人から歩数から設定された歩幅で割り出しているからその距離は違うと言われてしまいました。
確かに山歩きでは歩幅が狭くなります。
紀伊長島 三野瀬間が 10.5kmと書いてあったのでそれに相賀での歩きを入れても
12km弱だったのでしょう。

 

Sep. 11  2024   Kii-Nagashima → Aiga

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