Reflections

時のかけらたち

夏の終わりに見る蓮の花 ・・・ Lotus flowers at the end of summer

2023-08-31 23:57:36 | seasons

夏はまだまだ終わりそうもありませんが、蓮の花は最後に間に合いました。
今年初めての蓮の花、まだ少し咲き残っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Aug. 28  2023   Ueno

 

 

もう1年の半分以上過ぎてしまったなんて信じられません。この頃時間の感覚が少しおかしくて、如庵を訪れ、八方尾根に高山植物を求め
神々が棲む熊野に行ったのが数年前のことのように思えます。時間があっという間にたってしまうような、遠い昔のことのような感じ
もしたり・・ ブレ幅が大きくなってきたような・・・ 

そんな時に叔母が急逝した連絡が入り、混乱しました。 一時危険な状態があったけれど持ち直したと聞いたのは最近のことです。
母の一番下の弟のお嫁さんですが、83歳でした。認知になって10年。叔父の苦労は想像ができないほどです。まだ軽い症状のころ
会いに行ったことがありましたが、ひどくなってからは気になってもどうしたらいいかわからない状況でした。

土曜日に家族葬でするというので参列することにしましたが、ちょうど元の職場の私がいた時代の専務理事の偲ぶ会と重なって
午前中のベルカントと合わせてキャンセルになりました。

 

J.S. Bach: Goldberg Variations, BWV 988 - Aria

12月に聴くオラフソンのゴールドベルグ変奏曲も楽しみです。


10月の高野山から熊野への聖地巡礼の旅の計画もつめないといけません。まだまだ先のことだと思っていたのですが、6月ころから
宿が予約で取りにくくなってきていたので、慌ててラフスケジュールだけ立てて宿泊だけ確保していました。膝も最近、何とか意識
しないで歩けるようになりました。

 

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ボビンレースをやりながら・・・ while making bobbin lace

2023-08-30 23:59:35 | thoughts

N響の若手アーティストとの共演の録画を聴きながら、ボビンレースを進めていました。
このコンサートはモーツァルトのリンツ、レクイエムに続いてラフマニノフのピアノコンツェルト第2番となって
います。

藤田真央のラフマニノフがまるでモーツァルトのように、自然の水の流れのように聞こえてしまうのはなぜ?
妹は藤田のモーツァルトのコンサートに行きたいと言っていますが・・・・ ピュアで自然そのもののように・・
大げさでない音楽です。

ボビンレースは点一つ見逃して進むともうアウトです。合わなくなってきてほどかなければなりません。



日常生活でストレスフルなことに合うと落ち込む私ですが、仙人みたいな友人は「人生の光も影も楽しんで」と
まるで超越しています。

 

 

 

8月27日の夕暮れ

 

モーツァルトのYouTubeをずっと聞いていたのですが、ラフマニノフの3番もありました。
大きな手が音を包み込むような藤田真央のピアノの音。曲の掴み方がすごい。
今一番これから先が楽しみな日本のピアニスト、いや世界の中でも、北村朋幹と藤田真央。

【384kbps】『Rachmaninoff: Piano Concerto No. 3』藤田 真央(Mao Fujita)さん☆Sebastian Weigleさん指揮☆読響/2021年3月TV放送

 

ブックマークのパターンをリサーチ

 

 

こんなブックマークなら作れそう・・・

 

 

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初めて知った甲斐荘楠音 ・・・ world of Kainosyo, Tadaoto

2023-08-29 23:55:47 | art

8月24日


和服の好きな友人から展覧会のおすすめが来ました。彼女が30年前からあこがれていたという、私にとっては
初めて聞く名前の甲斐荘楠音です。和服好きのSさんのおすすめならと和服好きのKさんをお誘いして
一緒に行ってきました。Kさんが浴衣ならどうかしらと言うことなので、私も頑張ってきものを着て行くことに
しました。浴衣なら気が楽です。前日慌てて見つかったもので合わせて見ました。

 

 

妖しい世界の絵が多い画家ですが、彼の才能は多方面に伸びていて、日本映画にかかわる部分も
たくさんありました。派手な衣装ですが、時代考証も担当していたことが多かったので
その時代に即したものだったのでしょう。時に能装束のようでもあり、色が素晴らしかったです。
ああいう時代劇の時代もあったのだとその後の黒澤とか映画の変遷を感じました。

でも何より圧倒されたのはそのデッサン力の素晴らしさ。またその奥に流れるレオナルド・ダ・ビンチや
ミケランジェリの影響。「白百合と女」はまるで受胎告知のようだったし、最後まで手元に置いて書き続けて
いた「畜生塚」はピエタのようです。

印象に強く残ったのは文楽の絵なのですが、写真がどこにも見つかりませんでした。人形がまるで生きているようで
使い手のまなざしも迫力があって、文楽をまた見に行きたくなりました。他デッサンも素敵だなと思いました。

 

歌舞伎の一場面の絵も、女性の表情がその指先から、かしいだ首、体全体で気持ちを表現していて
魅力的でした。

 

甲斐荘が唯一愛した女性を描いた「青衣の女」

どの絵も手が大きくて表情が豊かです。

 

画家のスクラップブックがものすごくおもしろくて、三島や横尾忠則がらしくて、60年代のサブカルを感じさせる
物も多くありました。


 

                                                                                        丸の内ウォーカーより

アカデミー賞の衣装デザインにノミネートされた「雨月物語」の着物がとても素敵でした。

 

力作「畜生塚」は未完でなくなった後物置からみつかったとか・・・


顔が少しだけ色を付けかかったのがありました。これを見た時にピエタだと思いました。
ゲルニカとか・・人間が人間に対して行う残虐な行為。現代も繰り返される悲劇が身近に感じられます。

豊臣秀吉の行ったこの残虐な行に対して、数年前に京都高瀬川に行ったときに、角倉了以が荒れ果てた
塚をきれいにして手厚く弔ったという記事を見て少し救われたような気がしました。

その時調べた記事には
「悪逆塚」が荒れ果てていたのを憐れみ、「悪逆」の2文字を削って塚を修復し、供養のために瑞泉寺を建てた
となっていました。

 

 丸の内ウォーカーより

最後まで手元に置いていたと思われるのが「畜生塚」とこの「虹のかけはし」。
顔を晩年描き替えていたとか。本人の顔そっくりです。まるでモナ・リサがダ・ヴィンチそっくりであったように。

トランスジェンダーだった甲斐荘の多彩な芸術を知ることができました。

 

妖しさがクセになる!絵画から映画まで、マルチな表現者・甲斐荘楠音の真の姿|東京ステーションギャラリーにて「甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性」開幕
甲斐荘楠音。京都で見る、日本画と映画を越境した唯一無二の存在
IM レポート 甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性
美術散歩  京都近代美術館 甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性 多面的な表現者としての甲斐荘の全貌を紹介

 

ステーション・ギャラリーは初めてだったので、キョロキョロ。
レンガが当時のもので素敵でした。

 

 

 

 

 

軽快な浴衣と帯がすてきなK子さん。


 

私の浴衣は池田で初めて買った浴衣。えんじの帯が見つからなったので大好きなつゆ芝の帯。
ちょっぴりレトロ。

 

見終わった後で、冷たいお蕎麦をいただいて休憩しました。K子さんとはMさんのお茶会で
お会いしたのが最後でしたが、そのあと入院されて、今はすっかりお元気になられて
よかったです。

その帰り道、新宿で用事を済ませて3時までには家に帰らなければならなかったのですが、
まだ時間に余裕があったのでアイスクリームを食べようとコロンバンに行ったところ、
なんと最近思い出していたS真珠のNさんにそっくりな人を見て、さすが声はかけることができず
帰ってから電話したらその人でした。最近は真珠もあまり売れないので、1週間に一度しか出社してないとか。

最近歯のかぶせ物が取れて、歯医者に通っていて、はずした金のかぶせ物を売却したいと、以前お世話になった
アクセサリーの商社のNさんを思い出したいたところでした。以前、金を売却してもらったことがあり
タイミングよくその人に会うなんて、なんという偶然。
席も一つおいて隣だったのでよく見れて、手元のPCで南太平洋の画像を見ていて、なんと彼は文化人類学が
専攻でパプア・ニューギニアでの先生の調査の画像を見ていたのでした。

 

Aug. 24 2023 Tokyo Station

 

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夏休みが終わって・・・ summer vacation is over

2023-08-28 23:55:18 | pause-cafe

 

軽井沢から戻って、翌日大遅刻のベルカント、その翌日はイタリア語がありました。
翌週の水曜日には茶の湯のお稽古。お茶とベルカントは1回抜けています。
お茶の方はまたすっかり忘れていて、集中してやりましたが、帰ってからメモを取るという感じです。
写真NGですが、先生が後からLINEで画像を送ってくださることもあります。略式の盆点てということですが
正式なお点前とのこと。私は大変勘違いしていて家で簡単に点てる方法かと思っていました。今あまりにも
でたらめに点てているので少しでも形になったものと思って習いたいと思っていました。

この猛暑の日になんと私が行った時間のお稽古には3人ともお着物でいらしていた驚きました。茶道における所作の美しさを
見ながら思っていましたが、和服で行くと足の運びも自然でいいです。水屋の作業でもアワアワしていますので和服は
もう少し後かと思っていましたが、そろそろ、普段着の着物でも着て伺おうかと思っています。

水屋作業は先生から何回か教わったのでもう教えてもらえないみたいです。動画を見つけたのでそれで定着させようかと・・

水屋仕事 運び点前の準備

少し仕様が違いますが、とても参考になります。

 

夢中になること 大切との言葉をどこかで聞いた・・・TVだったかな?

昔を思い出し、昔よりワンステップ上の所作を目指して。ボビンレースも茶道も体の動作を伴う脳トレです。
この集中した時間が好きです。

 

軽井沢で夜音がないと寂しいからTVをつけていましたが、面白い番組を見ました。「所さん!事件ですよ」”推し活”
でだまされた⁉ (初回放送日: 2023年8月17日)

生き残りをかけ、驚きのファンサービスを繰り出すアイドルも。推し活で「若返る」高齢者も。

アイドルのホストまがいのサービスにはどうかとも思うし、そこにお金をかけて通うファンもどうなのかなと思ったりします。
お金で買う時間なのです。疑似恋愛と言っているファンもいました。老人ホームでリモートでの音楽を楽しむ高齢者が
奇麗にお化粧して画面に向かっているのはほほえましく思いました。脳の刺激にはこういうこともいいのかもねと言う結論
の番組でした。

池田重子さんもIL DIVOに夢中と書かれていたことがありました。何かに夢中になるのはいいことなのだわと再確認。

今再び文学の世界にも触れるようになりました。マンスフィールドの中編になってくると時間と人物が交錯して
かなり難しくなってきて、解説書はやはり大変助かっています。美しい情景描写に心理描写。エッセイばっかり最近は
読んでいたので、学生時代に読んだウィラ・キャザーの自然描写の美しさなど思い出しています。
ボビンレースで素敵なブックマークを作るのが一つの目標です。


 

やっぱり完全に退職してからいろいろなものに出会うことができました。高尾山に頻繁に行くなんて若い頃の自分からは
全く想像できませんでした。一つ一つの出会いと回帰を大切にしたいと思いました。膝は痛いし何もかもギリギリですが・・

 

同じく軽井沢で見た「世界サブカルチャー史3 (3)日本 逆説の60-90s 60年代」と家を離れている間録画していた
「初耳学」の堺雅人の言葉がすごくおもしろかったので、また別の時にメモしておきたいと思います。

 

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4月の小さな旅 益子 ⑤ ・・・ a small trip to Masuko in April -5

2023-08-27 23:56:17 | wonderland

4月19日

昼食を懐石料理のお店「円居」で取りました。

 

 

イカリソウの3色の花が咲いているというのですが、黄色と白の差がよくわかりませんでした。

 

 

 

 

 

女性が一人で作って出してくれる懐石料理。
春だったのでタケノコや木の芽が満載でした。

 

 

 

 

 

 

 

もう春尽くし・・・

 

最後の山菜のてんぷらとお蕎麦はお腹がいっぱいでした。

 

益子ではもちろん器も料理も最高でした。

京都のお菓子もおいしかったです。

 

今回行きたかった最後の場所はお寺です。

西明寺 

天平9年(737) 行基菩薩の草創。紀有麻呂によって建立

正式名称は「獨鈷山普門院西明寺」。真言宗豊山派に属し、本尊は十一面観音菩薩。坂東巡礼第20番、下野第13番の札所
      とっこさん

 

 

 

 

 

本堂厨子、三重塔、楼門の国指定重要文化財をはじめ、弘法大師堂、鐘桜堂、そしてユニークな「笑い閻魔」で
親しまれている閻魔堂があります。

 

閻魔堂。友達はここの笑い閻魔が見たかったとのことで、鍵を借りて
中に入って見ました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道の駅に寄ってから、東京に戻りました。
ペンションのKさんにすっかりお世話になってしまいました。
またいつか行ってみたい場所です。

April 19 2023  Masuko

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4月の小さな旅 益子 ④ ・・・ a small trip to Masuko in April -4

2023-08-26 21:01:58 | wonderland

4月19日

翌日の朝の光が差し込んできました。




 

 

 

 


朝食は普通和食らしいのですが、洋食を希望してしまいました。

 

 

 

 

 

前日お腹がいっぱいで食べれなかったデザートを。すべて手作りです。

コーヒーカップがそれぞれ素敵です。

 

 

箸置きもかわいい。

 

いよいよ陶器作り、離れの工房へ


 




 

 

温室ではご主人が花を育てていました。

 

 

 

お庭を一回りしてから、陶芸のアトリエへ。

 

 

実際の葉っぱを使って、角皿を作りました。

力作です。どんなふうに出来上がるか楽しみ。

ペンションの中の陶器コーナーです。

 

April 19  2023  Masuko

 

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4月の小さな旅 益子 ③ ・・・ a small trip to Masuko in April -3

2023-08-26 20:27:28 | wonderland

4月18日

いよいよペンションへ

浜田庄司記念益子参考館の次は最初はお隣の陶芸家の家に行ってみようかと言う話が持ち上がり、電話したところ
奥様が東京に行っているとのことでペンションでゆっくり過ごすことにしました。

ペンションの庭にちょうどポポーの木の花が咲いていました。





足元には小さな紫の花が一面咲いています。


キランソウ




ヒメオドリコソウ

とてもとても素敵なペンションです。

 

 

 

持って行った和菓子にご主人がお抹茶を点ててくださいました。
前日「さゝま」で買った生菓子です。





居住スペースが見えます。

 

(ピアノが写っていなかったので翌日の写真を)

夕食までの間、X japanのToshiが来て弾いていたというピアノを友人が弾いてくれました。
そのモーツァルトにとても感動して、またピアノを習いたいと思ったくらい。

ご主人とクラスメイトが作ってくれた夕食はどれもとてもおいしくて、ワインを飲みながら
皆で盛り上がりました。来なかったクラスメイトからの差し入れもありました。

写真を全部取り切れていないかもしれません。ワインも次々と頂いて、その中にはペンションのラベルのもありました。

 

 

取り立ての筍も料理してくれました。

 

揚げ春巻きもとてもおいしかったです。

筍ご飯も!


小学校の時の友達が集えば話は尽きなく、寝るのも遅くなってしまいました。
ご主人が最後にコーヒーを入れてくれました。
もうおなかもいっぱいでデザートも入りませんでした。

お二人とも病院勤務だったのにペンションのオーナーになって料理もおいしくて。
でも一日1組だけなのです。彼女は今服作りに夢中です。小学生の時はきゃしゃでおとなしくて
こんなにパワフルなんて思いませんでした。

私たちが話し続けていたのでご主人が心配して、やっとお開きにしてお風呂に入って休むことにしました。

 

April 18   2023   Masuko

 

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4月の小さな旅 益子 ② ・・・ a small trip to Masuko in April -2

2023-08-25 23:59:10 | wonderland

4月18日

午後はカフェランチから浜田庄司の世界へ

藍染めと陶芸を見たあとは、素敵なカフェにランチに行きました。
ペンションのKさんお薦めの陶芸家の住まいを改装してカフェになっているすてきなお店です。

カフェ・フーネ

 

 

まず目を引くのが器です。奥に工房があり、そこで作られたものです。
息子さんの作とのこと。

 

お料理は陶芸家でもあるお母さんの作ったものです。
料理が映える器です。

スープ皿も素敵です。

エスニックなおこわランチもおいしく・・

ゆっくりランチを味わうことができました。

 

 

雨が降ったり止んだりなので、浜田庄司の記念館である「益子参考館」に入りました。



 

 

 

中はまるで駒場の民藝館のようです。

私の大好きな民藝の世界です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 


 

 

 



登り窯も見ることができました。

 

かなり充実した記念館でした。

April 18  2023   Masuko

 

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4月の小さな旅 益子 ① ・・・ a small trip to Masuko in April -1

2023-08-24 23:59:59 | wonderland

軽井沢の植物も早く載せたいのですが、その前に金沢に続いて載せたかった、4月の益子の小学校のクラスメイトが
やっているすてきなペンションへの旅行をやっと載せることができます。本当に怖いほど早く月日が飛び去って行きます。

小学校の同級生3人で益子までローカル線を繋いで行ってきました。
サマリーだけ5月2日のブログに載せています。

4月18日
新宿【7:46】(埼京線)→ 赤羽(JR宇都宮線快速)→ 小山(JR水戸線)→下館(真岡鉄道)→ 益子【10:21】

日下田藍染工房
陶庫
もえぎ
カフェ・フーネ
浜田庄司記念館 参考館
ペンション テラスしいの木

4月19日
作陶
円居(懐石)
西明寺
道の駅

益子発 17:02  新宿着 20時頃

最近このローカルな鉄道がお気に入りです。
真岡鉄道、養老鉄道に乗って、こののどかさが好きですが、どこも今にも消えそうで地域などが
支援して何とか存続しているような感じです。

小山駅で乗り換えます。

 

 

 

 

SLっぽいですね。
実際に今でもSLが走る鉄道ファンにはたまらない路線です。

この時間は本当に乗客が少ないのですが、田園風景の中を走る電車は魅力的です。
帰りには中高生でいっぱいでほっとしました。

立派な家が建つ田園風景。真岡あたりはどんなところかと思ったら、栃木のいちごの産地で、
真岡木綿の産地でもありました。ほか工業団地もあるようです。

益子駅でペンションをやっているクラスメイトが迎えに来てくれていました。

 

駅前もこんなに静かな感じ。


最初に案内していただいたのが、藍染工房です。
まさか陶器の街で藍染めを見れるなんて・・・
初めて見る藍をたてているところです。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

ショップとギャラリーがあり、2階では織を教えているとかで、手紡ぎしている方が数名いました。

 

なつかしい織機です。

 

 

 

 

次は長年益子に住むKさんお薦めの陶器店2つに寄りましたが、とても素敵なお店で、
何時間でもいることができる創作力にあふれたスペースでした。
若い作家のものもたくさんあり、買いやすいお値段でした。

 

最初に行ったのが藍工房からすぐ隣りの「陶庫」です。

 

粉引きのすてきな器がたくさんありましたが、まだ着いたばかりだったので何も買わないで
とりあえず、見て楽しみました。

 

蔵を利用したギャラリーでは展覧会が開催されていました。

 

陶器ばかりでなく、手作りの作品、帽子とかいろいろある部屋につながり、とても楽しかったです。

 

 

 

次に紹介してくれたのが、陶庫の斜め向かいにある「もえぎ」。
ここには若い人が作ったカジュアルな食器が多くみられて、日常に使いやすいテーブル・ウェアが
たくさんありました。

 

お店は奥にどんどん続いていました。

 

 

ここからずっと陶器屋さんが続く、陶芸の街、益子です。

 

April 18  2023    Masuko

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マティス展 ・・・ Henri Matisse: The Path to Color  first major retrospective in nearly 20 years!

2023-08-22 23:57:26 | art
 
 
 
軽井沢から帰る新幹線の中でパーキンソン病闘病中の友人から電話のコールがあり、
家に帰ってから、久しぶりに話しました。元気な声を聞くことができ、うれしかったです。

翌日のベルカントレッスンは10時から始まるのに、目が覚めたのが10時5分くらい前。
慌てて朝食をとり出かけて、1時間遅れ。
久しぶりのレッスン、家で練習する時間もありませんでしたが、行って良かったと思いました。久しぶりに
大きな声で歌う喜び。まだ音符の長さをきちんと把握していません。先生に何度も同じことを言わせてしまって反省。
 
帰り道イタリア語とベルカントでご一緒のSさんも何か月ぶりにか電話に出て話したとの嬉しいニュース。もう4ヶ月
近く休んでいますが、退院されて自宅療養中のようです。
近くのカフェで簡単な昼食をとって、都美術館で開催のマティス展に向かいました。
 
 
 
 
 
 
閉幕1日前です。時間指定のチケットでしたが、結構混んでいました。
20年前のマティス展? いやもっと昔にたくさんのマティスを見たので調べたら私が見たのは近代美術館で1981年でした。
民族衣装のブラウスを着た女性の絵のポスターが好きで買って来ていました。楽しい切り絵がたくさんありました。
42年も前のことだったのですね。まるで昨日のことのよう・・ あの時にたくさん見たから今回はいいかなと
思っていたのですが、Mさんのブログを見て、行きたくなり、終了が近かったので軽井沢に行く前にネットで時間指定の
チケットを予約していました。
 
 
 
 
 
 
 
暑くてフラフラしていましたが、行って良かったと思いました。
今回は特にマティスの生涯を通しての変遷が分かったおもしろかったです。
 
でも何より、その色の美しさに目を洗われました。
初期の作品はあまり見たことがなかったのでポール・シニャックに出会う前か出会った頃の絵の
色が美しくて、これは本物を見ないと印刷や写真ではわかりません。
 
 



マティス展@東京都美術館 ツィッターより
 
 
写真を撮ってもいいフロアもあったので、少し珍しかった作品を含めて撮りました。

 
 
 
 
マティスの青とこの夢の中にいる女性ののびやかな表情からたくさんの光が私の中へ
流れてくるようです。
 
 
 
遠くに住む友人から日曜美術館でやっていたとの連絡をもらって、NHK+で見逃しを見ることができました。
TVでは少しの作品しかやってませんでしたが、彼はピカソより柔らかな裸婦がよかったと言っていました。
ピカソとマティスは同時代に絵画の変革を求めた人でしたが、ピカソの強烈さより、マティスの柔らかさの方に
私もひかれます。
 
TVではマティスの言葉を紹介していました。
2度の世界大戦の時代を生き、闘病生活もあり苦難を乗り越えての芸術でしたが、見る人に幸せを与えてくれる
マティスの絵です。
 
私が夢見るのは
すべての人の心を癒す
よい肘掛椅子のような
芸術である
 
*******
 
芸術家の役目は見たものを
そのまま描きとるのではなく
対象がもたらした衝撃を
最初の新鮮な感動と共に
表現することなのだ
 
 


 


 


 
 
「マグノリアのある静物」

最晩年の作品は見事な明るさです。闘病の中にあったマティスです。
簡単に描いたような線は何十回と描いたものと言うことです。
力強く、生きる希望を与えてくれる赤です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後の部屋にあったヴァンス・ロザリオ礼拝堂のビデオが素晴らしかったです。
ひかりがうつろう一日を撮ったものです。
 
 
 
 
 
Aug. 19  2023  Ueno
 
 
 
 
翌日の日曜日は2カ月ぶりのイタリア語。軽井沢に行っている間はすっかり夏休みモードになり
ラジオのイタリア語も聞いていませんでした。
もう条件法をやっているのに、簡単な会話もできなくて・・・
日々脳に刺激をしないと・・・直近の過去も忘れやすくなっていく日々です。
 

それなのにご褒美をいただいてしまいました。なんだかマティス風。

 
 
イタリアのおいしいお菓子の店やオステリアにも行ってみたい。
 
 
 

軽井沢から戻って、少したって、以前にやっていたボビンレースの続きに取り掛かりましたが、
合宿では断続レースをやっていたので、すっかり忘れていました。耳の織り方や、フットサイド、そしてギンプの
扱い。ハニコムとホールの前ではツイストの数が違ったのだった!いつものように軌道に乗るまではやっては間違いを
みつけて解いていました。
 
 
 
なんとかまた走り出しました。
 
暑くて外に出かけるのも躊躇する日々です。
 
 
 
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