Reflections

時のかけらたち

メトロポリタン美術館展最終日 ・・・ the last day of exhibition:the Metoropolitan Museum of Art , New York

2022-05-31 23:11:07 | art

5月30日

名古屋一日旅行から帰って翌日はベルカント、ボビンレースの最後の仕上げなどがあり、いつメトロポリタン美術館展に行けるかと
思っていたのですが、最終日の朝一に予約しました。こういうシステムは超過密混雑を避けられるのでいいですね。今までだったら
最終日には長い列。

時間枠で入るための人が並んでいましたが、すぐ入れました。美術の教科書のような展覧会でアメリカ人のヨーロッパ美術に対する
憧れや趣味もわかるような感じです。

今回公開された作品はメトロポリタン美術館展WORKSで代表作が紹介されています。

たくさんの部屋が迷路のようにつながっていましたが、最初の部屋の宗教画の所だけでも見ごたえがありました。フラ・アンジェリコのテンペラ
の赤と青好きだな~。この部屋の中で一番異彩を放っていたのがエル・グレコの絵でした。グレコ展とか昔行ったことがありましたが、全部グレコだと
あまり感じなかったのですが、この流れの中ではすごく動きがあり、人々の感動が現れていてドラマティックでした。
ルーカス・クラナッハは林辺先生の原宿の工房時代にトイレの前に絵が貼って会って、そのデフォルメされた形に不思議な魅力を感じていたことを
先生のイメージとともに思い出します。

フェルメールの「信仰の寓意」は珍しい作品です。いつもは静かな空気が流れる心の中に入り込んでいくような絵ですが、今回の絵は寓意である信仰が
女性の心からあふれ出るようなパッション、パワーを感じるものでした。外へ外へと思いが広がっていきます。いつものフェルメールの絵は内へ内へと行く
ような感じです。

レンブラントの「フローラ」を見て、名古屋で再会した友人と若いころ上野で「ダナエ」を見に行ったことを思い出しました。その時に見た絵の真珠の輝きが
すてきだったことを思い出します。鎌倉の美術館にも一緒に行きましたが、何を見たかあまり覚えていません。

他にヴェラスケスやムリーリョ、ゴヤの絵もありました。マネやモネなど印象派に流れて、その前にヴァトーやブーシェの明るいフランス絵画もならび
あとはゴーギャンやセザンヌなどとにかく集めましたみたいな感じでした。

最後まで見て、また再度見に戻ったのはフラ・アンジェリコ、グレコ、フェルメール、クラナッハ、レンブラントと今までに見たことのないような聖母子
オランダの画家ディーリック・バウツの絵です。

zoom up colleciton より

 

朝一だったので、きっと青山ウェストは入れるのではないかと思って歩いて行きました。
ほとんど待たないで入ることができました。主人も大好きだった銀座ウェストの青山ガーデンです。

 

 

 

 

時おり空気が流れて気持ちがよかったです。

 

 

ここのケーキは好きなケーキの一つです。ゴルゴンゾーラのクリームがのっているレモンパイ。
あまりケーキは食べてはいけないのですが、最近買ったりしていないのでいいかな・・

おいしいコーヒーを飲みながらチェロの曲を聞いていました。ふと流れるノクターンになぜか
涙が出そうになりました。

曲のことをお聞きしたら、すぐCDのジャケットを持ってきてくれて教えてくれました。

珈琲はお変りをつぎに来てくれるのでゆっくりと過ごすことができます。たくさんの人が並ぶカフェ
ですが、中に入ればゆっくりと長居のできるお店です。

さっぱりとしたさわやかな珈琲についてお聞きしたら、サントス No.2,  コロンビア スプレモ
ブルー マウンテン No.1、モカ マタリ のブレンドと教えてくれました。比率は企業秘密だそうです。

同じ曲がハウザーであったので、帰ってから何回も聞きました。美しいメロディーに胸を
締めつけらます。

 

お花がいっぱいのウェストです。

 

 

 

 

 

もう一度美術館に戻り、テラスで持ってきたサンドイッチを食べて
午後のヨガに向かいました。

 

夕食後は名古屋のお土産、有楽風でお抹茶をいただき、旅の余韻を味わいました。

 

ノクターン 第20番(遺作)

HAUSER - Nocturne in C Sharp Minor

 

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有松と如庵を訪ねて ・・・ visiting Arimatsu and Joan in Inuyama

2022-05-28 23:59:29 | wonderland

突然の名古屋旅行。

きっかけは笹加、竹田嘉兵衛さんから頂いたお手紙。ジャパンブルーの佐藤家、江戸時代の街並みを
残した絞りの有松、京友禅の田畑喜八、東京友禅の伊藤幽水、山口伊太郎・安次郎氏の山口家の紹介と
龍村・・とても魅力的で、いつか有松の街を見てみたいと思っていた私の心を動かしました。
行くことを決めて、すぐ思い立ったのが名古屋に住む友人。17年前の岐阜出張で会ったのが最後でした。
生きているのかもわかりませんでしたが、携帯が繋がり、依然と全く変わらない声で、竹田さんの家には
学生時代に建築の勉強で何回か行ったことがあり、茶室が見たいのなら犬山へ行くことを勧められて、
調べた国宝の茶室如庵が素晴らしくて、内部は見れませんが、数年前に大規模改修が終わり有楽苑が
公開されていることを知り、とても見たくなってしまいました。

すぐ切符を手配して、急遽27日に名古屋に行くことにしました。昨日か今日しか行く選択はありませんでしたが
今日は土曜日でもあるし、ベルカントがあるので結局予定が入っていない27日にしました。天気も雨から晴れ
でちょうどいいかと思ったのですが、なんと行きの新幹線で途中大雨。新富士あたりで徐行。こんな中を
新幹線は進むのかと思ったくらいでしたが、なんと停電まで発生して、遅延の連絡。大雨をくぐり抜けた後で
後続列車が止まってしまっていたことを知りました。20分くらいの遅れですんでラッキーでした。10時の予定が
10時20分過ぎに名古屋駅に着きました。

いつもなら富士山が見える新幹線の窓からも小雨模様の天気では何も見えませんでした。
そのうち豪雨になり徐行しながら進んでいく新幹線でした。

やっと浜松あたりで雨を抜けました。

 

 

青空まで見えてきて、一安心。

 

豊橋当たりの水田風景がきれいでした。

無事名古屋駅で20年近く会っていなかった友人と再会。遠目で見てもあの人とわかるくらい
周りの人とは違う感じがしました。

前回もロングヘアでしたが、今回もさらに長い髪を巻き込んで帽子をかぶっていました。
声も変わっていなかったけど、まったく変わっていない友人がそこにいました。
名古屋の都心に住んでいるのに、駅には数年来ていないしずっと引きこもりの生活を
しているとの彼でしたが、一日の旅行を一緒に楽しんでくれました。

有松は学生時代以来とのことで、最初は反対側に行ってしまいましたが、旧市街にやってきて
街並みを歩き始めましたが、地元の人が山車がこの先においてあると教えてくれて竹田さんの家の
ことを聞いたら道路を渡って反対側と教えてくれました。

 

 

 

 

 

 

寄らなかったけど、6月にある絞り祭りでは賑わいそうです。

 

 

竹田さんの家が見えてきました。

 

 

 

新幹線の中で、竹田さんから電話をもらい、行くかどうか言っていなかったので、どうしたかの問い合わせで
もし来るなら、道がわかるかと親切にかけてきてくれました。

着くとずっと説明してくれて、今まで知らなかった山口家の話や田畑喜八の茶屋辻や藍染めの話など興味深かったです。

今回のアップはアウトラインだけにして、作品や聞いたお話については後ほどアップの予定です。

 

お庭を通って、蔵を改築した中で、京都のぶぶ漬けをごちそうになりました。

 

 

 

 

 

 

 

お茶室も見たかったのですが、犬山にも行かなければならないので、お茶室はお店の方の
手も煩わせてしまうので、駅に戻りました。 この日は佐藤陽子さんも見える予定で熱海から
新幹線が止まっているので行けないとの連絡が入ったそうです。11時過ぎには開通したようなので
午後には見えたことでしょう。

 

犬山には1時間近くかかって到着。

 

古い町並みが結構にぎわっていました。

 

目的地は有楽苑、如庵

 

 

 

 

 

 

外から中をのぞくだけです。暗くて中はあまりよく見えないのですが、ヴォランティアなのか
説明してくださる方が一生懸命話してくれました。

4回にわたる移築で、空襲も免れたという国宝。庭の木ごと京都から東京の三井家、大磯の三井家、そして
現在の犬山への旅。

彼は桜の木の幹が切られているのに造園士はこんな切り方はしないと怒っていましたが
後から聴いた説明で移築の際の当時の道路交通法の関係で桜の枝や幹が切られたとのこと。せっかくの
桜の木がかわいそうに何本か切られていました。

長谷川等伯の襖絵がある部屋にも保存のため、しまってあり、ただ真っ白い襖がはめてあり、
また古い襖絵があるところに真新しい畳が入っていて対比がすごすぎてよくないと話していて
同感でした。

 

 

 

 

 

こんなにきらきらときれいな音がする水琴窟は初めて。
二人で楽しみました。

 

お抹茶をいただきました。

 

有楽の風

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬山城は外から見るだけでいいと思っていたのですが、4時半になっていてもう閉まっていました。
門を開けて外から写真を撮らせてもらいました。ちょうど落し物の問い合わせをしている人が
来ていたので入り口から覗くことができました。

 

 

 

帰りは犬山遊園駅から特急までは時間があるので、来た電車でのんびり帰りました。

電車に乗っている間も積もる話がいっぱいでした。全く人とは会わない暮らしをして
孤独があっていると。17年前にあった時も会社を立ち上げたり、シュタイナー教育に携わったり
いろいろなことをしていたようでしたが、最近は小説も書いてみたけど才能はないみたいで
のんびりと旅などをして暮らしていたそうです。コロナでも予防接種も1回もうけず、SNSは
やらないという徹底した生き方ですが、また旅に出たいから予防接種でも打ちに行こうかと
動き始める気配を感じました。今はかな文字を読んだり、書いたりしているとか。私は油絵が
一番合うと思うけど。四国のお遍路は心洗われたということですが、2~3ヶ月の旅は私には無理だわ。
今は引きこもりでの生活で私とは全く反対の生活の人ですが、引きこもっていても不健康な感じが
しないのは孤独があっているからなのですね。でも同年齢なので健康の話は盛り上がりました。
お茶の話も。

気がついたら2万歩以上、15km近く歩いていました。
帰りの新幹線ではたくさん水分を取って、名古屋駅で買った味噌カツのサンドイッチを
夕食に食べて、短い異次元の旅が終わりました。

 

May 27  2022  Nagoya & Inuyama

 

 

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シエラザードを聴きながら ・・・ listening to "Scheherazade"

2022-05-27 23:58:54 | music

5/26(木) 第1958回 定期公演 Bプログラム 2日目   於)サントリーホール

メンデルスゾーン/序曲「静かな海と楽しい航海」作品27
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調
リムスキー・コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」作品35
指揮:ファビオ・ルイージ
ピアノ:小菅 優

アンコール ラヴェル/水の戯れ  小菅 優

 

本当に珍しいプログラム。海と水をテーマにしているようで最初のメンデルスゾーンはさわやかで
ファビオ・ルイージの明るさが出ていた美しいメロディの曲でした。初めて聴く曲で、時に
ブルックナーのような感じがしたのが不思議でした。

このプログラムは沖縄本土復帰50年を祝って沖縄でも演奏されることをツィッターで知りました。

ラヴェルの小菅優も手首が柔らかくて流れるような演奏でした。最近のコンサートでは珍しい
近代の曲です。

でもなんといってもメインディッシュのシエラザートが圧巻でした。
最近N響の音が素晴らしくて、前回も感じたのですが、コンマスのマロさんの存在感がすごいのです。
シエラザートでは美しいヴァイオリンをたくさん聞かせていただきました。

ファビオ・ルイージはオーケストラをまるで一つの楽器のように鳴らしていました。
エレガントで押さえが効いていて大げさでなく何か現代的な感じがします。洗練されているというか
あまり土着的な感じがしません。壮大な物語を語って行きました。

私の心の中には静けさがあって、翌日突然17年ぶりくらいに会うことになった友人のことが
浮かんでいました。出張した時は連絡するといろいろ連れて行ってくれたりして、なぜか
どうしているだろうと思い出す人です。時々思い出していたのですが、名古屋有松の竹田嘉兵衛さんより
展示会のお知らせがあり能装束やジャパン・ブルーの藍染など魅力的な展示と伝統的建造物群となっている町や
竹田さんの茶室など見たくなり、行こうかと思い立ち名古屋在住の彼に連絡したら、竹田さんの家は建築を勉強
しているときに何回か行ったことがあるとの話で、茶室なら犬山にある如庵に行くべきと言われていろいろ考えて
いたら楽しくなってきました。

音楽を聴きながら、いろいろな人との出会いの不思議を思いました。こういうのはどういう愛なのだろうかと・・
ふと東大教授だった上島健吉先生と読んだC.S.LewisのThe Four Lovesを思い出しました。この人間のつながりってfriendship
ということか・・ 27歳ころ出会って・・今は72歳!
主人とのアドヴェンチャーも楽しく思い出したりして、人生あっという間ですね。

音楽の大きな流れの中にいろいろなことがよぎりました。

 

バックステージの小菅優とマロ

 

 

 

この日はヨガとメトロポリタン美術館展にも行こうかと思いましたが、自分のキャパを
考えてすべてキャンセル。サントリーホールに行く前に駿河台下の「さゝま」によって
翌日の名古屋へのお土産だけ買いました。

 

May 27 2022  Roppongi

 

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4月27日向島百花苑 ・・・ Mukoujima Garden in April

2022-05-27 23:50:26 | wonderland

またアップを落としていました。
4月27日の向島百花苑です。25日に耕心館に行った後のことです。

娘がやっと連休に少し休めそうということで足利に行く計画も立てていましたが、この日は振り替え休日で
向島百花園に行ってみることにしました。

向島百花苑からは神代植物公園や小石川後楽園などと一緒にツィッターで情報が入ってきます。
クマガイソウやユウキモチソウも咲いていて、藤も見ごろのようでしたので出かけることにしました。

東武スカイツリーライン「東向島」駅からが一番近いのですが、何かこの辺の交通には不案内で
いろいろな行き方もあるし迷っています。今回は九段下乗り換えにしました。

キバナオキナグサ

 

 

 

クロユリ

 

コアジサイがもう咲いていました。

 

ケマンソウ

 

ジュウニヒトエ

 

エビネ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウツギの一種

 

 

ムラサキセンダイハギ

 

キクバクワガタ

 

アカツメグサ

 

ウツギ

 

 

 

 

 

 

チョウジソウ

 

 

 

カザグルマ

 

センダイハギ

 

タカノハススキ

 

 

タチツナミソウ

 

 

 

 

バイカイカリソウ

 

 

 

ユキモチソウはもう終わりです。クマガイソウはすでに終わっていました。

 

エビネ

 

セッコク

 

フタリシズカ

 

キエビネ

 

 

桐の花が桶に入れてありました。

 

 

外の小さな公園の桐にも花が咲いていました。

 

April 27  2022   Mukoujima Garden

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フィンランド・デザイン展、民藝展に関して ・・・ memories from exhibitin of folk art of Finland and Japan

2022-05-25 23:55:53 | art

一度アウトラインを載せただけでそのままにしていた展覧会に付け加えたかったことをずっとそのままに
していました。

フィンランドのデザイン展と日本のクラフト「民藝展」を見に行った時のものです。
フィンランドは館野泉がその自然と音楽からの程よい距離で選んだ地ですが、
その歴史はまたソヴィエトに脅かされてきた歴史だったのですね。最近のウクライナ侵攻で東欧や
北欧の歴史も思い起こされます。

1月27日アップ、1月25日

finnish design

 

finnish design

「マリメッコ」のテキスタイルを見ながら、「初めてフィンランドに行くきっかけとなったのは、祖父母の輸入家具屋で『マリメッコ』やフィンランドの家具を扱っていたことでした」と語る皆川さん。「その後、個性を確立している『マリメッコ』に刺激を受けながらも、彼らとは違う表現方法でテキスタイル作りの幅を広げていきたいと思い、自身の活動を探求するきっかけを作ってくれた存在だと思います」
SHUHEI SHINE

finnish design

左/“「サヴォイ」花瓶” アルヴァ・アアルト 1936 カルフラガラス製作所 右/“「サヴォイ」花瓶と木型” アルヴァ・アアルト イッタラガラス製作所 いずれもコレクション・カッコネン蔵
SHUHEI SHINE

finnish design

“カエルの池” カイ・フランク 1953 ヌータヤルヴィガラス製作所 コレクション・カッコネン蔵
SHUHEI SHINE

finnish design

アルヴァ・アアルトによる“41 アームチェア パイミオ” 1940年代 木工家具・建築設備社(トゥルク)(左)をはじめ、彼のデザインによる代表家具が並ぶ。
SHUHEI SHINE

北欧はテキスタイル、ガラス、家具などにその自然を取り入れたシャープなデザイン、明るい色あいや少しくすんだ色も自然の彩
で魅力的です。

ムーミンの作家トーベ・ヤンソンの反戦の視点が基盤にあることなども見ることができました。ムーミンの第1作は広島・長崎に影響を
受けて書かれたことも知りました。

若いころに北欧のガラスにひかれてプレートを買ったのを思い出して、最近使ってなくて奥の方にあったのを取り出しました。
イッタラのだったかな? コスタ・ボダだったかしら・・

自然を包み込んだ一枚。

久しぶりに取り出して、スモークサーモンのサラダやトマトサラダを乗せて使いました。

ザ・フィンランド デザイン展 のHP
に展覧会の概要が載っていて、アーティストたちの歴史も見ることができます。

 

民藝展 
2月10日アップ、2月9日

 

竹橋の近代美術館。 
隣にあった工芸館は金沢に引っ越したとのことで残念。なかなか素敵な建築だったのに
わざわざ解体して持って行ったのですね。

民芸の歴史の展覧会では若いころから慣れ親しんだ人たちの名前が並んでいて懐かしかったです。

写真を撮ることができた黒田辰秋のどっしりとしたデスク。
京都に出張で行ったときは京大近くの進々堂の長テーブルを見に行きました。

河井寛次郎は京都の河井寛次郎記念館にちょうど京都旅行中の母と一緒に
見に行った記憶があります。その時だったかちょうど京都市美術館でも寛次郎展
をやっていて見ました。早朝の新幹線で東京に戻り、そのまま仕事に出た若いころの
記憶です。

両親が焼き物が好きで、特に母は河井寛次郎とか、富本憲吉が好きでした。
この民藝展でも富本憲吉の名前が挙がっていました。

 世田谷美術館で開催された富本憲吉展は見に行きました。

 

 

 

世田谷美術館で油絵のアトリエで知り合った方にそっくりな人を見かけて
後から聞いてみたらやっぱりその人だったことが分かったことがありました。
何十年も会っていなかったのでよく似ているけど違うと思って見ていました。
若いころその方には彫金で指輪とか作ってもらったことがあったのでお礼に
何かと聞いたらネクタイを織ってほしいと言われてネクタイに挑戦したことが
ありました。その後何本か織りましたが、ちょうどそのネクタイと同じような
織のネクタイが今回の民藝展で出ていて懐かしく思い出しました。

魅力的なライフスタイルを探る熱い時代の工芸展でした。

 

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ヴェルヴェット革命と孤独な都会の生活とモンテッソーリ教育・・ Velvet Revolution & music when feel solitude & montessori education

2022-05-24 21:30:51 | movie

かたづけやボビンをやりながらTVやYouTubeで音楽を聞いたりしているのですが、興味深い番組があったのでメモしておこうかと。
チェコの歴史は改めて確認して面白くて、NHKプラスで見ようと思って、ながらで見ていたのですが、残念なことにすでに再放送だったので
NHKプラスで見ることができませんでした。

プラハの春やその後のこと、チャスラフスカとかよく覚えていましたが、最後にチャスラフスカも復権できてよかったです。
あらためてロシアのソ連時代から全然変わらない時代錯誤の生き方に何であのような国を放置しておくのか驚くばかりです。

チェコスロバキアの歴史を振り返り、音楽の持つ力は発信者の想像を超える働きをすることに感動。

 

 

映像の世紀 バタフライエフェクト
「ヴェルヴェットの奇跡 革命家とロックシンガー」

初回放送日: 2022年5月9日  18日深夜 再放送

ソ連に軍事侵攻をされながらも20年間、抵抗を続けた国・チェコスロバキア。人々は長く暗い冬の時代を耐え、1989年
「ビロード革命・ヴェルベット・レボルーション」を果たす。その陰には、革命と同じ名を持つアメリカのロックバンドの存在があった。
「ヴェルヴェットアンダーグラウンド」である。すべての始まりは、革命家がそのバンドのレコードを手に入れたことだった。音楽が、
時空を越えて世界を変えた奇跡の物語である。

2022年5月9日放送 22:03 - 22:44 NHK総合
映像の世紀 バタフライエフェクト)

1965年、NYで結成されたロックバンド「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」。バンドを率いるのは同性愛者であることを公言していた
ルー・リードで、バンドは当時はタブーとされていた同性愛やドラッグについて歌っていたのが特徴だった。特有の暗い叙情性は多くの若者を
熱狂させたが、その中にある男がいた。ヴァーツラフ・ハヴェルというチェコスロバキア人の劇作家は、立ち寄ったレコード店でヴェルヴェット
・アンダーグラウンドのレコードと出会い、それを祖国へと持ち帰った。
当時のチェコスロバキアは共産党の第一書記に就任したアレクサンデル・ドプチェクが「プラハの春」と呼ばれる民主化運動を推進しており、
社会主義と自由の両立を目指していた。共産党一党独裁の是正や言論の自由を保障したこれらの運動は市民生活に大きな影響を与え、西欧風の
ファッションや後に国民的歌手となるマルタ・クビショヴァなどの登場を招く。検閲の緩和によって西側の音楽も楽しむことが出来るようになり、
パヴェルが持ち帰ったヴェルヴェット・アンダーグラウンドのレコードも若者の間で流行し始める。その影響を受けて結成されたバンドが
「THE PLASTIC PEOPLE OF THE UNIVERSE」。リーダーは精肉店で働くミラン・フラヴサで、彼に率いられたバンドは国内で大きな人気を博す。
こうした民主化の動きを後押しすべく、知識人も「二千語宣言」を記して民主化を加速させる。この署名には国民的スターの体操選手、
ベラ・チャスラフスカなど多くの有名人も賛同した。

しかし、「プラハの春」は意図せぬう形で突如終焉を迎えてしまう。1968年8月、プラハの街にはチェコスロバキアの急激な民主化を警戒した
ソビエトが率いるワルシャワ条約機構軍の戦車数千台が押し寄せた。ワルシャワ条約機構軍は抵抗する市民を容赦なく射殺したが、それでも
市民は丸腰で戦車に立ち向かった。劇作家のハヴェルも抵抗したうちの1人で、ラジオを通じて市民へ呼びかけた。抵抗の意思はメキシコシティー
でのオリンピックでも示され、この大会で金メダルを獲得したベラ・チャスラフスカは表彰式でソビエト国歌が流れる最中、1人俯いていた。
こうした抵抗も虚しく、ソビエトの支配は止むことがなかった。議会は軍隊の駐留を承認し、翌年には親ソビエトのグスターフ・フサークが
第一書記に就任したことでプラハの春は終わりを告げる。フサーク率いる共産党は検閲の強化や弾圧を復活させ、「正常化」と呼ばれる暗い時代を
招いた。ハヴェルは全ての作品の公開を禁じられ、チャスラフスカは二千語宣言への署名撤回を拒否したことでスポーツ界から追放される。
そして、1976年には「THE PLASTIC PEOPLE OF THE UNIVERSE」のメンバーも非道徳的な行為を煽ったとして逮捕される。この逮捕にハヴェルは
異を唱え、反体制派のコミュニティを築いて抗議文「憲章77」を発表。これをきっかけとして、ハヴェルは民主化運動を牽引するリーダーと
なっていった。当局もそんなハヴェルを見逃さず、執拗な監視の末1979年に懲役されてしまう。そうしたなかでもハヴェルは「THE PLASTIC
PEOPLE OF THE UNIVERSE」に自らの別荘を貸し出し、彼らと市民にライブの場を与えていた。ハヴェルは1983年に自由の身となるが、その後も
民主化運動を続けていく。


1989年11月17日、プラハでは大戦中の死者を追悼する大規模な学生集会が行われた。しかし、次第にそれは民主化を求めるデモへと変化していく。
当局は事態を収拾するために警察を送り込んだが、それは却って事態を大きくした。そうした中でハヴェルは市民に連帯を呼びかけ、これに賛同した
市民は20万人にまで膨れ上がっていた。共産党は事態の沈静化を図るも、溢れ出した民衆の怒りを止めることはもはや不可能で、遂には国営テレビも
民衆の側につく。そして、1989年11月24日に共産党の書記長は辞任を発表。ソビエトの侵攻から20年を経て、チェコスロバキアはようやく自由を手に
入れた。革命後にはハヴェルが初代大統領に選ばれ、式典では国民的歌手・マルタ・クビショヴァも自らの歌声で革命を祝福。スポーツ界を追放されて
いたベラ・チャスラフスカも演説を行い市民を鼓舞した。この一連の革命は一滴の血も流れず、絹のように果たされたことから「ヴェルヴェット・
レボリューション」と呼ばれている。
革命の翌年、ルー・リードはプラハを訪れてハヴェルにインタビューを行うことになった。これはハヴェルが自身のインタビュアーとしてリードを
指名したことで実現したものだった。対談の最中、ハヴェルは一連の革命がヴェルヴェット・アンダーグラウンドのレコードから始まったものだと
明かした。この日の夜、リードはプラハでTHE PLASTIC PEOPLE OF THE UNIVERSEのメンバーと共に「I’m Waiting For The Man」を演奏したが、後に
リードはこの夜のことをこう語っている。「私がバンドを結成した時、一つの音楽がどれだけの力を持ちうるかを考えていた。ヴェルヴェット・
アンダーグラウンドの表現の自由を訴える音楽はチェコスロバキアに安住の地を見出したんだ」。
自由を求めたハヴェルの精神は多くの人に受け継がれ、中国ではハヴェルの「憲章77」を参考にした「零八憲章」を劉暁波が起草。劉は憲章の
発表直前に中国政府によって逮捕されるが、憲章は全世界に向けてインターネットで発表された。2011年には北アフリカや中東で「アラブの春」が
巻き起こったが、その中で市民たちが回し読みしていたのはハヴェルの著書だった。革命の中心となったハヴェルとリードは互いに親交を深め、
ハヴェルは2011年、リードは2013年に世を去った。リードの死から2ヶ月後、プラハでは「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドからビロード革命へ」
と題された追悼ライブが行われ、このライブに登場した「THE PLASTIC PEOPLE OF THE UNIVERSE」のメンバーは「チェコスロバキアで起きた多くの
出来事は、ルー・リードの音楽から始まったのです」と語り、2人の革命家を称えたという。

「TVでた蔵」よりサマリーを転載させていただきました。

 

「街角イヤホン」

初回放送日: 2022年5月16日

街ゆく人たちはイヤホンで何を聴いているのか?イヤホンに流れる“音”から、人生をちょっとだけのぞき”聴く”、音楽ドキュメント。
「今、何を聴いていますか?」渋谷駅前、絶叫遊園地、大学入学式、東京タワーを舞台に、ぶっつけインタビュー。聞こえてきたのは、
辛いときに「人生どうにでもなる」と勇気をくれたアニソン、鬱屈した社会のストレスを吹き飛ばす懐かしのユーロビート、孤独な夜に
寄り添ってくれるバラード…。音と人生に耳を澄ませる20分。《プレイリスト》Liella!、『ユイカ』、マカロニえんぴつ、
橋本仁、いきものがかり、手嶌葵ほか

 

手嶌葵「東京」

コトリンゴを思い出しました。ジブリのゲド戦記の歌を歌っていた人ですね。心の震えが伝わってくるよう

 

好きだから。/ 『ユイカ』【MV】

17歳の気持ちそのままの歌。すごく素直な曲。

 

人を励まし、支え、そして時代を変えて行く音楽。

 

マツコ会議 クボジュン  2022年5月21日

マツコの番組はしばらくあまり好きでなかったけれど娘がTVをつけていたので、結構よく見てるというか、
聞いているのですが最近はゲストが面白くて。今回はNY在住で幼稚園の先生をしている元NHKのアナウンサー
久保純子。モンテッソーリの幼稚園ということで興味をひきました。とにかくすごい種類の遊具があって、刺繍なども
している。とにかく間違えても何度もやり直してそのあとの達成感と集中力を養うとか。失敗を繰り返して成功すること
が大切。幼稚園の頃から手を使い集中する環境を作る。
若いころ、建築関係の人たちと油絵を習っていたけれど、そこで知り合った人がモンテッソーリの本をみんなに
配って読んだ覚えがある。彼は本の貸し借りがめんどくさくてあげちゃうとのことでした。記憶があやふやになってきた
シュタイナーだったかな? 私の職場の同期は入社して1年で結婚して退職、でもすぐ離婚してしまってドイツに
シュタイナー教育について勉強しに行ったと聞きました。その後どうしたのだろうとふと思いました。
同じく絵のアトリエで知り合った人も会社を辞めて一時シュタイナーの塾で仕事をしたと話していたことが
ありました。もう50年も前に結構話題になっていたけど、また自主性を育てる幼児教育について目が向けられて
よかった。

 

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ベルカント再開、イタリア語、ボビンなど ・・・ Bel Canto, Italian Language and Bobbin Lace

2022-05-23 23:07:50 | a day in the life

N響のコンサートが土曜日の午後に入り、今月は土曜日の設定になっていたイタリア語を急遽午前に
変更していただいてご迷惑をおかけしてしまいました。久しぶりにエミリ・デッキンソンのブラック・ケーキを焼きました。
いつもレッスン後にお茶をいただいていますが、このお皿がイタリアっぽくてかわいくてと思ったら、なんとミッキーの模様。
デミタスカップもかわいくて写真を撮らせていただきました。

先生がラジオのイタリア語講座入門編を担当しているので、毎朝ちゃんと聞くようになり、毎日触れることの大切さを
感じています。今まで続いたことのないテレビやラジオを会話講座。テレビは気が向いたときに娯楽番組として
見ていました。スマホがあればどこでも聞けることがいいですね。

 

ベルカントは14日からまた参加しています。先生の熱血授業に元気をもらっています。発声練習だけでいい運動になります。
以前体験にいらしたことがあるイタリア語の先生も参加できるようになりました。 休んでいたのでたくさんの楽譜をいただきました。
今回は「コメ・プリマ」から。チャラい歌かと思っていたのだけど、さすがテノールの歌手が歌うとあのポピュラーの感じとは少し違うような
気がして、聞いていた時より、歌うとよくなることもあります。今回もらった楽譜の中にはエビータの中の曲や、「スマイル」というポピュラーな
曲もあり、またカレーラスが得意としている「カタリ」や「彼女に告げてよ」ももらいました。カタリなんて聞く曲だと思っていたけれど大好きな曲
だから歌うと理解が深まるかもしれません。

 

ボビンは家でできる日を決めて集中して、そして外出している日も手が空いているときは
なるべくやろうと頑張って、やっと4つ目の角を迎えました。 2つ目の角をするときに
数が合わなくなり、何度もほどきやり直しているうちに一人で家でやっていると
ふと何やっているのだろう私なんて思って落ち込んでいました。やっとスマホで難しいところは
撮っていたことを思い出し、解決しました。道の図面を見ているだけではわからないところも初心者には
あります。道が見えない時、ループにはまって時間がすごくかかるし、人生残り少ないのにこんなことを
やっていていいのかまで考えてしまいました。もっと人のためになることをやっていた方がいいのではないか
とか、一人の暮らしになったら、家で何かやる気がなくなってしまう自分がいるような気がしたり。

今の生活は朝のイタリア語が結構一日のリズムが取れて、とてもいい感じです。 ボビンレースも落ち込みましたが、
問題がクリアされると、織るスピードも増したような気がして先生のような涼やかな音がして力を入れないで
織れるようになりたいと思いました。何事も繰り返してやっとできるようになっていく、積み重ねが
必要なのかと思いました。イタリア語はもうちょっと意識して覚えた方がいいかなとラジオの入門編と応用編の
両方を聞いています。

 

 

昨年のいつ頃からだったか娘にも食事つくりを分担してもらうようにしていましたが、
日曜日には娘の大好物の納豆を使ったデミオムライスを作ってくれました。
1週間くらい前だったかお友達とひたちのネモフィラを見て、水戸に日帰りで出かけて
その時に納豆をたくさん買ってきました。 ランチで食べたお店の味を再現してくれました。
春に京都に同じ友人と行ったときに食べた京都の味を再現してくれたこともありました。

ここ数年でやっと自分の時間もできて休日にはジムに行ったり、パソコン教室でエクセルの
クラスを取ったり、友人と旅行にも行けるようになってきました。仕事がずっと忙しくて
何もできない状態が何年も続いていました。

この春に教育関連の部門に異動になったので、朝が早い代わりに帰りも今までより早くなったことも
私の生活にいい影響を与えてくれたような気がします。

 

 

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ファビオ・ルイージのモーツァルトとベートーヴェン ・・・ Beethoven & Mozart by Fabio Luisi

2022-05-22 23:59:00 | music

N響1957回定期公演 東京芸術劇場
指揮:ファビオ・ルイージ
ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ

モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲 
<label for="track1"></label>モーツァルト/ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K. 466 

アンコール)プロコフィエフ/束の間の幻影 作品22-第10曲


ベートーヴェン/交響曲 第8番 ヘ長調 作品93

最初のドン・ジョヴァンニの序曲からモーツァルトのオペラの序曲って
こんなに素敵だったのかと思うほど新鮮な感動に包まれました。
コンサートの一番最初の曲は軽い感じになるのが普通で、だんだん調子が出てくるのが
普通ですが、最初からマックスな感じ。
モーツァルトの揺らぎの中に浸るコンサートでした。

 

N響の音もとてもよかった。コンダクター、ソリスト、そしてオケと3つそろわなければ
素晴らしい演奏は成立しない。

モーツァルトのピアノコンチェルト、よく何回も聞いた曲だけれど、ファビオ・ルイージの
メリハリがあり、スピード感もあるまとめ方はいつも感じるけれどすごいと思う。
メルニコフのピアノの音もとてもピュアで美しかった。なんとみずみずしい音楽なんでしょう。
カデンツァも印象的でした。モスクワ出身のピアニストだけれど、音楽は祈りのようでもありました。

アンコールがプロコフィエフでした。ショスタコーヴィッチかなと思いました。複雑な現代を表すよう
でもあり。前日はモーツァルトの幻想曲だったとN響のFBで見ました。

 

ベートーヴェンの8番は初めて聴いた曲だと思う。ベートーヴェンにしてはこじんまりした曲だけど
ファビオ・ルイージはそれを宇宙的な広がりまで持っていってしまいました。ベートーヴェンらしい
ハーモニーだけど重くなく美しかったです。管楽器も音がのびやかでした。美しい音の中にいた
至福の時でした。ベートーヴェンのやさしさに包まれました。人と人をつなげようとする広大な音楽です。

ファビオ・ルイージのモーツァルトやベートーヴェンは今まであまり聴いたことがないと思う。ベートーヴェンの
ピアノ協奏曲は何曲かコンサートでやっていました。ブラームスやリヒャルト・シュトラウスが回数的には
一番よく聴いたかしら・・

最近のファビオ・ルイージのコンサートの中では一番良かったと思います。来週のメンデルスゾーンとラヴェル、
リムスキー・コルサコフのプログラムも彩あざやかで楽しみです。

これからもN響はセレクト3でとにかくルイージとソリストがいいのを聞いて行こうかと思っていますが、ルイージだけにすると
1か月にまとまっているのでもったいないのですが・・

 

 
 
前日のコンサートやバックステージの写真もN響のFBに載っていました。
 
 
 
 
21日のコンサートも拍手が鳴りやみませんでした。
最初から最後まで全くスキのないコンサートでした。
 
 
May 21   2022   Ikebukuro
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薫風自南来 5月の星岡 ・・・ Hoshigaoka in May with a light, balmy breeze

2022-05-21 23:45:50 | dish

5月20日

初夏を思わせる少し汗ばむ中、和服で星岡に出かけました。
4月は星岡も家のメンテナンスか何かの理由でお休みでちょうどよかったのですが、2カ月ぶりの
日本料理講習会の日は夏日でお天気もいい日でした。

前回外出した時と同じ草木染の手織り紬に、最初は今まで一度も締めたことのなかった黒い帯
にしようかと思っていましたが、当日自分で染めた帯もまだしたことがなかったので、気候も
初夏になってきたので急遽変更してさわやかな感じにしました。

 

出番が多い道明 平家納経の帯締め

 

暑かったので塵除けはやめてオーガンジーのショールで。
日傘はやめました。

 

 

 

 

 

 

今日はいつもより参加者が多く、二部屋つないでいました。

 

 

 

 

早く着いたので、写真を撮っていただきました。

 

 

 

 

5月の献立

向 付  鰹ぶつ切り 正油づけ
 椀   湯葉真蒸 焼き椎茸 小松菜

焼 物  鮭なんば巻焼 じゃがいも水晶煮
煮 物  鶏柔らか煮 車麩 蕗
小 鉢  根芋の若菜あんかけ
ご 飯  青豆ごはん

 

一番大変だったのは湯葉真蒸
海老や魚のすり身を使って。

 

 

 

鮭を切り開いて下味をつけ、わけぎを巻いてオーブンで焼く。

 

一番上のが芽芋(根芋ともいう)

 

 

鰹はたたきではないのだけれど、皮のところは1mmくらい焼いて、氷水につけ
づけにする。

 

真蒸は一度作ってみたい料理。冷凍庫にすり身が残っているので一度トライしてみたい。

 

意外とおいしかった鮭。じゃがいも水晶煮がおいしいのだけどとてもあんなふうな千切りはできない。
じゃがいもをかつらむきってどういうこと・・・

 

あ蕗がほんのり甘くておいしかった。
車麩も保存食でまた常備しておこうかしら・・
こういう料理がやさしくておいしい。

 

芽芋は味も何もないけどおいしくて。

青豆ごはんは春の食事の一つですね。しわが寄らないようにするのは茹でて水から出さないでなべ底を冷やすこと。

 

久しぶりにお会いしたお茶を習っていらっしゃる方はなんと私と同じように手首を骨折していたのだけど
手術のあとが今でも腫れていて痛いとのこと。彼女は軽井沢で自転車に乗っていた時に車が近かったので
端に寄ったときに側溝に落ちて手を塀についたら骨折してしまったと話していました。
年を取ると簡単に手をついただけでも骨折になります。これからは気を付けることがいっぱいあります。

 

 

 

家に帰ってから黒い帯だとどんな感じが締めてみました。
着付けを習い始めたころ、黒い帯があると重宝すると思って買った博多帯ですが、
今まで一度もしたことがありませんでした。

 

May 20  2022  Asagaya

コメント (6)
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5月の日影の緑の中で -2  ・・・ walking through greenery in Hikage -2

2022-05-20 22:40:45 | nature

日影林道でやっと見つけたサツキヒナノウスツボ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Scrophularia musashiensis, 絶滅危惧IB類(EN) 

珍しい花のようです。昨年日影で花巡りしていた女性に教えてもらった花です。

 

 

 

 

ミヤマキケマン

 

 

 

 

 

 

日影は一番遅くまでスミレの花が残っているところのようです。
高尾に咲くたくさんのスミレの種類‥来年は見れますように。

 

 

 

マメザヤダケは人の指が出ているように見えると不気味な解説がありました。

真っ赤な木の実が落ちていて

上を見上げればこんなに。

 

アオキはこんなに大きな木になるのね。

 

どこにもピントが合っていない写真だけれどこの葉っぱが好きで・・・

 

 

 

May 18  2022   Ura-Takao

 

 

 

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