Reflections

時のかけらたち

お雛さまをやっと出しました ・・・displaying Hina dolls

2022-02-28 23:53:39 | seasons

2月23日

自然教育園のピクニックから戻ってやっとお雛さまを出しました。
いつもついこの間しまったと思ったのにと思います。1年が飛ぶように過ぎていきます。

ひな祭りは女の子の幸せを祈る大切にしたい日本の行事です。それなのにいつも出すのがギリギリ
になってしまう、時に追いかけられている私です。

お雛様の写真は翌日撮ったのですが、24日の朝、ベランダのクリスマスローズにつぼみがついているのに
気が付きました。あんまりお世話をしていないのにうれしいことです。少し前の写真でも隠れていた
ような感じがします。22日に昭和記念公園でたくさんのクリスマスローズが芽を出しているのを見たばかり・・・

 

もう一つのクリスマスローズも花を咲かせてくれるかしら・・・

 

すっきり晴れていない日でした。

この日は1日中、ベルカントの録音を聴きながらボビンレースをやっていました。
間違えたりするとやっぱり聴いていられなくなります。隅々まで集中していないと
間違えています。ベルカントも曲をきちんと覚えなくてはいけないので、一つ一つに
集中することが必要です。

お雛様に関連したものも飾ってみることにしました。

昔お茶の先生が貝殻で作ってくれた香壺です。

 

 

 

昨年亡くなった叔母から鎌倉彫で作ったお雛様をいただきました。

 

娘が生まれた時には紅型の染め物もいただいていました。
なんでもできる器用な方でした。私も若いころ、刺繍のカーディガンをいただいたり・・
洋裁でも何でもこなせる叔母を懐かしく思い出しています。

 

ぼんぼりの電球が切れたのでありあわせのを入れたら、色が違って・・
写真だとこんなにはっきりわかります。まだ桃の花がそろっていません。
大好きは白酒は三越でベルカントのレッスンの後買ってきました。あまり需要が
ないのかスーパーでも売っていません。母も私も白酒が大好きでお雛様の
シーズンにはよくいただいた思い出があります。

Uさんの作品です。

 

 

ハーダンガー刺繍は若いころに私も一つ作って、一度使っていたら汚れてしまったので
しまい込んでしまっています。大切な宝物です。
そんな大切なものをいただいてしまいました。飾る場所はちょうどいい場所があるのですが
私ももっと家をきれいにしていないといけないと思いました。

 

私もやっとボビン再開ですが、あまり長くやると手首が痛くなるので無理はしないで
やっています。リズム感があるので、リハビリにもちょうどいいかと思いますが。

Feb. 23-24  2022

 

 

NO WAR                                             毎日新聞     前田梨里子撮影 

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どこかで春が生まれてる ・・・ spring is born somewhere

2022-02-27 23:15:00 | seasons

昨日のベルカントレッスン。九段フェスティヴァル(配信)が近いので先生の指導にも熱が入ります。
家でもアウトプットで定着させてくださいねと言われて、結構録音したレッスンを何度も聴いて一緒に歌い
練習しました。やっと歌えるようになり、これが始まりだそうです。やっと言葉に迷わなくなり、音の長さなど
正確になってきました。自分で歌ってみるといろいろな歌手の歌がそれぞれ違うことがよくわかります。
まずはストレートに歌うことが大切です。

サークルの団体登録の更新があり、ラインでいろいろな説明があり運営についても皆が見直すいい機会となりました。
誰もがこの稀な団体がうまく継続されていくことを願い、気持ちが繋がり一つになったような気がします。とにかく
先生方のレッスンを受けられるのは幸せなことです。

 

2月22日の昭和記念公園

前回は何年振りかもうわからないくらい前。2年以上なのは確かなのですが・・
昭和記念公園はそんなに長い間行っていませんでした。
調べたらなんと2018年の4月が最後? 4年ぶりでした。その時も羽村でショパンコンクールにも出た
知り合いのピアニスト江尻南美さんのコンサートがあったので午前中に行っていました。

江尻さん、今年も4月にドイツより帰国して上野の奏楽堂でコンサートがあるので行くことになっています。

あまりの時の流れの速さに驚くばかりです。

西立川の駅を出て、広い公園の入り口を前にしても浅い春の入り口に来たような感じで、思わず空気を
ゆっくりと吸って春がもうそこまで来ていることを感じました。その1日のアウトラインはこちらにアップ済みです。

広々とした公園にどこかで春が生まれてる・・・

写真を整理していたらどこかで春が・・という小学唱歌が浮かんできまた。今の子供たちは歌わないような
でも何かかわいい歌です。

百田宗治作詞・草川信作曲

どこかで「春」が 生まれてる
どこかで水が 流れ出す

どこかで雲雀が 啼いている
どこかで芽の出る 音がする

山の三月 東風吹いて
どこかで「春」が うまれてる

 

やっぱりまだ2月の下旬は・・春は遠いかしら・・

 

 

アメリカスズカケノキ (プラタナス)

 

 

 

 

 

以前もよく見ていたこのオブジェも動きがあって面白い。

 

クリスマスローズが一斉に芽が出て、つぼみでいっぱいになっていました。

 

 

 

 

オオイヌノフグリ

 

フクジュソウも枯れ葉の上に出ているのがかわいい。

 

 

 

 

 

花木園で梅やシナノマンサク、推薦などを見ました。

 

 

道知辺 という名前の梅の花

 

 

 

 

 

ソシンロウバイ

 

 

 

スノードロップ

 

 

この橋を渡ってきて、花木園の売店でレモンスカッシュで休憩。
川沿いの木の上にエナガがやってきたけれど、あっという間に飛んで行ってしまいました。

 

ひろい原っぱでは犬と遊んでいる人たちが少しだけ。子供たちも少しいました。

 

ツグミがいました。この公園には黒ツグミというのがいるらしい・・・

 

 

 

やっとこもれびの里が近づいてきました。ロウバイがたくさん咲いています。
目の前の木に鳥が2羽来て、大きなレンズのカメラを持った男性が二人、何かを狙ってシャッターを
押していました。縞々の鳥でした。ビンズイか何かだったのかな?

とにかく私はこもれびの里上のセツブンソウを目指して進みました。マクロレンズじゃ鳥は
ちょっと無理そう・・

 

 

こもれびの里の雛人形もパスしてセツブンソウの丘に行きました。写真は昨日アップしたのを
ご覧ください。斜面いっぱい咲いていました。

 

 

ここでも梅の花がたくさん咲いていました。

 

 

 

園内を回っているトラムが到着して、聞くとこれが最終便ということなので、帰りは乗って帰ることにしました。

 

 

閑散期はルートが違うらしく、展望台で降りて西立川口に向かいました。

 

 

 

 

 

 

広い自然の中はいるだけで気持ちがよくて、ヒーリングの効果があります。

ほとんど人がいない公園で花探しをしている人やカメラを担いでいる人に時々会いました。
帰ってから調べたら、ここは鳥の宝庫みたいです。特に冬はいろいろ見ることができるそうです。
もう冬もそろそろ終わりだから、今のうちに鳥を見たいですね。以前ベニマシコに会って
感動したけれど、この公園の知らない部分を見てみたくなりました。

この日に会ったのは
ツグミ、エナガ、メジロ、シジュウカラ、コゲラ

鴨はたくさんいたみたいだけれどヒドリガモも見えました。

 

Feb. 22  2022  Showa Kinen Park

 

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こもれびの里のセツブンソウ ・・・Evanthis pinnatifida @Showa Kinen Park

2022-02-26 23:50:39 | seasons

2月22日

昭和記念公園の一番奥の砂川口近くのこもれびの里の裏にセツブンソウが咲く丘があります。

以前見に行ったことがあったのでいつだったか調べたら、なんと2015年でした。
同じ場所にたくさんのセツブンソウが咲いていました。

 

 

 

 

 

 

松ぼっくりと比べたら、この花の小ささがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

昔は自然教育園でいつも数輪しかないこの花を見ていたので、初めて野川自然観察園で見た時は
たくさん咲いていて驚きましたが、ここ昭和記念公園の日当たりのいい斜面に咲いている
セツブンソウの花の多さにも驚きます。

今年は野川でたくさん見て、その後自然教育園にも行ってみました。昭和記念公園は
どんなだったかしらと思いそちらの方面に出かけることもあり、思い切って7年ぶりに
昭和記念公園のセツブンソウを見に行きました。スプリングエフェメラルのうちでも
特に好きな花です。

 

Feb. 22  2022     Showa Kinen Park 

 

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望遠レンズをつけて自然教育園へ ・・・ bringing camera with telephoto lens

2022-02-25 23:59:51 | nature

2月23日

先週自然教育園にユキワリイチゲやセツブンソウを見に行ったとき、いきなりみず水鳥の沼で不思議な鳴き声と
ともにカワセミを見て、武蔵野植物園に行けばルリビタキ、水生植物園ではジョウビタキに会って、近いうちに
望遠レンズで来たいと思っていました。

お天気が良くて風も強くない穏やかな日に行ってみようと思っていました。
前日は国立の画廊から立川の昭和記念公園に行ったので、今日でしょという感じで。

朝、富士山が見えるとうれしくなります。雪がさらに深く雲がきれいでした。

かなりゆっくりとおにぎり弁当も作って出かけました。

 

 

 

 

 

 

最初に会ったのがメジロ

 

水生植物園にもこんなにセツブンソウが咲いていました。マクロレンズでなくても結構小さな花が
望遠でも撮れます。どちらか1つのレンズを持って行くとすると望遠になるのかな~。

着いたのがお昼近くで、先日ルリビタキを見た、武蔵野植物園の方に行ったら、たくさんの
バードウォッチャーがいて、ルリビタキが少しだけ出て飛んで行ってしまったとのことでした。
ちょうど祭日で子供や鳥を見る人で珍しく賑わっていた自然教育園でした。ルリちゃんも
ちょっと神経質になっていたのかもしれませんね。

その代わり水生植物園ではカワセミちゃんが大サービスでした。大好きなジョビ子も出ていました。
ジョビは大体このエリア出てきます。

ルリビタキが飛んで行ってしまったとのことで、いつも水生植物園でランチを先にしてまた戻ることに
しました。食べ始めるとジョウビタキが出てきたのでおちおちお弁当を食べていられませんでした。

 

私のランチスポットからの眺めです。

 

 

 

 

同じ池に今度はカワセミも来ました。

 

 

 

そして下にはジョビ

 

 

 

 

 

 

再びルリちゃんのエリアに戻るとメジロやシジュウカラ、エナガが来ました。
かなり何度も行ったり来たりして粘りましたが、残念なことにルリビタキは現れず・・

その間、何度も同じルリビタキ狙いのカメラマンに会いました。自然に鳥やカメラの
話になりました。

この日の占いが「視野が広がり新たな道が開ける予感」とあったので、お~と思いました。

たまたま私と同じレンズで同じボディのカメラの人に出会って、頑張ってくださいと励まされました。もうマスクを
して白髪でシニアは性別不明でおばさんかと思ったらおじさんだったりして。一人で来ているおじさんが多いです。

この組み合わせのカメラを持っている人は珍しくて、ピントが合いにくくてとか話していたら、その人も
そうですよと話していてそうなんだと思いました。まめに測定ゾーンとか調整しているようです。
マニュアルで撮る練習をしなければと思っている私ですが、まだまだカメラを使いこなせません。

 

 

エナガもこれがやっと・・ あとはおしりだけとか・・

 

 

カタクリの葉が出てきています。

 

フキノトウが出始めました。

 

 

 

帰り道にまた水生植物園によるとカワセミのあざやかな姿が・・・
上から餌を狙います。本当にずいぶん食べたのでしょうが・・お天気も良く食べれるときに食べているのかしら・

 

 

何度もドボンしていました。

 

 

 

 

 

 

駅への道にも人懐っこいハックンがいました。

 

 

 

 

この日、帰ってからやっとお雛様を飾りました。

久しぶりの鳥撮りでした。今が鳥のラストチャンスかも。あとから調べたら冬の昭和記念公園は鳥の宝庫らしいです。


Feb.23  2022  Institute for Nature Study

 

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広い世界へ ・・・ to magnificent world

2022-02-24 23:59:45 | wonderland

2月22日

2022年なのですごく2が並んだ日でした。

前日の夕方の富士山がきれいに見えたので今日は天気がよさそうな予感。
風もない暖かい1日。

午前中はボビンでリハビリしていたのだけど、覚えていてよかったと思ってはいたものの
今までかけなくてすんでいたハズキルーペをかけたらいくつかの間違いを発見してがっかり
なんだかピンを外した後、おかしな糸が出ていたり、ピンの下に糸がなかったり・・
リハビリでやった所はやり直さないといけない状態でした。その後先生に相談して
解かないで先に進めることになりました。ピンに他のところの糸が絡まることも
あるので、これから要注意です。

ベランダのクリスマスローズもこんなに葉が出てきました。

 

こちらも。

 

としちゃんのブログで紹介されていた染色展が24日が最終日だったので、行くことにしました。国立の画廊なので、少し足を延ばせば
昭和記念公園があるので、染色展を見て、ランチを取ってから立川へ行くことにして、骨折してから初めてリュックを背負って
みることにしました。セツブンソウもあるのですが、なんとなく広いところへ行きたくなりました。

あらざらむこの世のほかの思い出に今ひとたびの逢うこともがな  和泉式部

なんだかこの句がよく浮かぶこの頃です。別に会いたい人がいるわけではないのですが、今の私は地球にいることを
貴重なことと思って過ごしています。

国立の画廊岳はなんとお気に入りのソーセージ屋さんノイフランクのお隣でした。

 

 

ちょうど先生がランチに出かけて、私もそれらしき人にすれ違ったのですが、不在でしたので
写真を撮っていいかわからなかったので、少し見てから私もランチに行って、戻ることにしました。

残念なことにノイフランクは火曜休みでランチを取ることができなかったので、近くのロシア料理に
入ってみました。

 

ロシア民謡がなんとも懐かしく流れていて、暖かく落ち着いた感じのお店は
スメターナという本格的なロシア料理でした。

今日(24日)ロシアのウクライナ攻撃が始まり、簡単に戦争に巻き込まれまう市民の姿を見て
怒りがこみ上げてきました。最近戦争は絶対してはいけないこととイタリアの子供向けの詩にも
書かれているのを見たばかり・・ ユニセフのレポートでもウクライナの水の問題を読んだばかりで
2014年の紛争が勃発した時から水道が使えなくなった地域のことが載っていました。ウクライナの紛争も
ずいぶんと長いことなのだと認識したばかり。このプーチンという歴史に名が残ってしまった大統領の
会見を見ていたら、日本の北方領土なんて還ってくることなんてないと確信しました。

でもロシア料理はおいしかったので続きを・・



チャイカとは少しボルシチの味が違い、ここではロシアンティーのブラックカラントのジャムは
中に入れないでお茶請けとして食べながらを勧められました。

 

食後画廊に戻ったら、先生が戻っていらしていて、お話もいろいろお聞きすることができました。
木版が珍しい染の作品でした。インドとかではよくありますが。先生も日本ではほとんどいないと
話していました。驚いたことに中井に住んでいたとのことで私が江戸更紗をならっていた二葉苑
の近くの染屋さんで修業をされていたのでした。

 

 

 85歳を超えても若々しい仕事人の藤本義和さんです。

まだたくさん作品がありますので、後日アップします。
いろいろな作品を見て楽しい時間を過ごしました。

 

国立駅に戻り、ちょうど青梅行の電車が来たので西立川まで行きました。

 

何年振りかとも思える昭和記念公園です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥の方に行くと大きなレンズのカメラを持つ人たちが多くなってきます。
珍しい鳥もいそうな気配でした。

 

一番遠いところにあるこもれびの丘に咲くセツブンソウ

 

 

 

 

 

ちょうど最終便のトラムが来たところだったので乗って戻ることにしました。

 

 

 

水鳥たちがにぎやかでした。

 

 

 

Feb. 22  2022   Kunitachi → Tachikawa
  

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羽生結弦の北京オリンピックが終わりました ・・・ Winter game is over

2022-02-22 23:45:45 | people

今回の冬季オリンピックほど選手それぞれの個人のドラマを感じたオリンピックはありませんでした。
スポーツに向かう姿勢とか、奥行きを感じました。東京オリンピックの頃から選手間の国を超えた友情も
感じられました。
印象に残る何人かの選手がいましたが、羽生君に絞りました。

 

羽生の冬が終わりました。

そして「春よ、来い」

思いを込めてピアノと息の合った「春よ、来い」を美しく舞った羽生結弦でした。

 

NHK | 【実況なし】羽生結弦 エキシビション「春よ、来い」 | フィギュアスケート | 北京オリンピック

上のYouTubeをクリックすればエキジビジョンが見れます。

演技後に大会を振り返り「いろいろ深く考えさせられました。みなさんの記憶にある羽生結弦は成功している自分が多いかも
しれないですけど、ここまで競技をするにあたってどん底を何回もみてきました。今回、大人になって、人生って報われることが
全てじゃないんだなと。ただ、報われなかった今は報われなかった今で幸せだなと。少しでも前を向いて歩いていけるように
頑張っていきたいと思います」と語った。  2022年2月20日15時30分]日刊スポーツwebより

 

羽生結弦のこの大人になった言葉を聞いて、私が20代の頃出会った神谷美恵子さんの本の言葉を思い出しました。
私にとって考え方を逆転させる衝撃的な言葉でした。

・・・あるとくべつな心の境地になるということそれ自体を目標として生きることは、うっかりすると目的と手段とを
すりかえることになりかねない。人間の根本的な、じみちな生存目標は、あくまでも自己の生命を誠実に、いきいきと
生きぬくことであろうから。
 あるひとの生涯において一回または数回変革体験がおこったとしても、それはこの生存目標にむかっての歩みを方向づけ
力づけるという役割をになっているに過ぎない。歓喜と高揚の瞬間がすぎたあとにはまた忍耐と根気を要する時間がつづく
のである。ブーバーのいう通り、この「瞬間」は「人生の長い道の休憩所にすぎない」のであり、人間は矛盾と葛藤の中に
身をおき、苦しみながら光を求めて生きて行くべき存在なのであろう。その時、かの「瞬間」に垣間見ることをゆるされた
超越と永遠の世界は、うたがえない如実の体験としてつねにいきいきと意識の周辺にあり、生きなやみがちな現世の歩みを
支えてくれるのである。 神谷美恵子 生きがいについて より

私はそれまでこのすばらしい「瞬間」のために生きているのかと思っていましたが、その「瞬間」は人生の長い部分を占める
じみちな忍耐力のいる日々のためにあることを知りました。

学生時代から社会人になるころ、神谷美恵子やマルティン・ブーバーをよく読みました。この文章は目から鱗でした。

 

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春を知らせるセツブンソウとイヌノフグリ  ・・・ Evanthis pinnatifida & Veronica polita

2022-02-21 23:46:58 | seasons

2月4日

野川自然園に春の花の先駆けを探しに行きました。その時のセツブンソウを中心に一眼レフで撮った写真を中心に今回は載せることにします。
4日の全行程は2月5日のブログにアップしています。

今日は2月21日。冬季オリンピックも終わり、私の突然の骨折から1か月過ぎました。ここ2~3日の回復が目覚しく、手も伸ばせるし、
服の脱ぎ気もほぼ元に戻りました。あとは絞るとか家事全般がもう少しです。手をついたり、重いものを持つのはまだNGですが、痛くなければ
少しずつ可動範囲を増やしています。

ボビンレースも右側、左側もクリアして、真ん中のスパイダーも大丈夫。ひし形の2種類もこれでいいのかな~とリハビリが続いています。

困ったことはファイザーのワクチン、強い副反応は出ませんでしたが、打ったところが3日以上もたっても痛くて、腕が上がりづらいです。

昨日のイタリア語では子供のための詩ですが、すごくいい詩を紹介してもらいました。
今は未来形に入っています。

 

Promemoria       di Gianni Rodari

Ci sono cose da fare ogni giorno:
lavarsi, studiare, giocare,
preparare la tavola,
a mezzogiorno.

Ci sono cose da fare di notte:
chiudere gli occhi, dormire,
avere sogni da sognare,
orecchie per non sentire.

Ci sono cose da non fare mai,
né di giorno né di notte
né per mare né per terra:
per esempio, la guerra.

覚え書き    ジャンニ・ロダーリ作 

毎日やるべきことがある
体を洗う、勉強する、遊ぶ
お昼に食事の支度をする

夜にやるべきことがある
目を閉じる、眠る
あこがれるべき夢を持ち、聞くための耳を持つ

決してやるべきでないことがある
昼も夜も
海においても陸においても
たとえば、戦争

童話作家の子供のための詩です。深いですよね。

日常会話中心のイタリア語レッスンですが、先生はこれから詩もちょっとやって行こうと
話されていて楽しみです。イタリア文化会館では最後の方にデカメロンやマキャベリをやって
ついていくのが大変になった若いころの記憶です。

 

節分の頃に咲いているセツブンソウ。このかわいい花と自然教育園で出会ったときはあまりの可愛さと
小ささに驚きました。春の初めの大好きな花の一つです。その後昭和記念公園でたくさん咲くセツブンソウを
見たり、野川の自然観察園や赤塚植物園などで見てきました。スプリングエフェメラルが咲き始める
この季節が好きです。寒い中、頑張って咲きだす花たち。春を心待ちにして、小さな命たちが春が来ることを
教えてくれる季節。

野川自然観察園に入ると水仙の花がまず迎えてくれました。

 

 

 

 

 

 

自然教育園のHPより

花びらのように見えるところはがく片だったのですね。

 

 

 

 

 

 

 

いつも少ししか咲いていないセツブンソウを撮っているのであちこちに咲くここのセツブンソウの
写真を撮る手が止まりません。

 

こちらは春蘭の芽

 

隠れていたミスミソウ

 

 

 

 

 

ミスミソウ

 

 

 

 

 

 

まだつぼみばっかりの場所もありました。日当たりや気温によるのでしょう・・

 

 

 

 

ソシンロウバイ

 

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリの学名にベロニカという言葉が使われています。これはキリストが処刑場に向かう中で
彼の額の汗を拭いたのがベロニカという女性の名前から来ています。

その額の汗を拭いたハンカチにキリストの顔が写っていたと言われています。ベロニカという言葉が
この花に使われているのは、花の中にキリストの顔が浮かび上がってくる事からとのこと。

かわいい花なのにひどい和名から比べると神聖な名前です。

 

こちらは絶滅危惧種のイヌノフグリ。こちらはブルーではなくピンクがかています。

本当に小さな花で見つけるのが大変です。
イヌノフグリの花が開くにはもっと太陽の光が必要のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めて行った調布飛行場も広くて気持ちがよかったです。

Uさんにたくさんのお花が咲く時期を教えていただき、一緒に歩きました。
横山先生の花巡りの機会がないので、本当にありがたいです。

 

Feb. 4  2022   Chofu

 

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久しぶりに白金の森へ ・・・ nature in the city

2022-02-20 23:59:56 | nature

都会の中の自然で生き返ります。
久しぶりの自然教育園です。なんと10か月ぶりでした。いつも春の始まる前にセツブンソウやユキワリイチゲを
見に行っていました。多摩や高尾山の方に行くことが多くなっていったようです。

私はよくお出かけ好きとか遊んでばかりいると言われることも多いのですが、50年近く仕事を
してきて、その間、ウィークディはもちろん太陽の光を浴びることもない生活。今やっとお天気の日には
外に飛び出しています。通勤をずっとしてきたせいか、家にじっといるのは苦手です。若いころは
家にいて、本を読んだりしているのが好きだったのですが、今は自然に触れていたい感じです。
今はコンサートがほとんどなく、ずっと楽しみにしていた都民劇場もいったん終了となり、寂しい限りです。
美術館には気が付くと行く程度で活動は縮小されています。
あとは健康のために外を歩かないと体がだめになってしまいそうです。庭のないマンションでじっと家にいるのは
家事も運動とはいえ、外を歩くのと比べ物になりません。最近骨折もあり、あまり歩かなかったら、外に出ると
胸が苦しくなることもあり、一昨日血圧の定期チェックに行ったときに先生にお話したらちょうど心臓の先生が
来ているからということで心電図を取りました。専門医は気になる異常があるので、大学病院への紹介状を書くから
診てもらうことを進めるとのことでした。おそらく労作性狭心症だとは思いますが、あまり強い症状ではないので
しばらく様子を見て、一度検査をしてもらおうかと思いました。もう10年くらい前だったか、家の中で静かにしていても
苦しくなるので、大学病院で精密検査をして、心電図はずっと異常があったのですが、気にならない程度とのことでした。
職場の医院でも逆流性胃腸炎でも胸が苦しくなることがあるとも言われていました。

 

この日はいつも調布を案内していただくUさんと一緒にユキワリイチゲを見に行きました。

自然教育園に入るとすぐユキワリイチゲが咲いているところがありました。

 

 

 

 

 

ウグイスカグラ

 

 

セツブンソウ

 

ウバユリ

 

 

トラノオスズカケの紅葉

 

水鳥の沼であの鳴き声は…もしかしてカワセミ? と思ったら
沼の小枝の上にカワセミが止まりました。このマクロレンズで引き延ばしたら


何回もダイブして餌を取っていました。

 

 

 

 

サルトリイバラ

 

武蔵野植物園もすっかり草や小枝を払って、日当たりがよくなり、ユキワリイチゲがたくさん
咲いていました。

 

 

 

以前、武蔵野植物園にも結構セツブンソウが咲いていたのですが、今回はユキワリイチゲの中にポツンと
一輪みつけただけでした。

 

 

どんぐりが芽を出していました。これを見つけて喜んでいた3人のシニアがいました。

 

 

 

 

 

 

 

武蔵野植物園で何か鳥がいるらしく、カメラマンが何人か集まっていました。

青くちらっと見えたのでジョウビタキのオスかしらと思ったら、なんとルリビタキ。
写真を拡大したらわかりますね。

マクロレンズで残念だと思ったら、今度は近くの方に飛んできました。

 

 

 

ここには1羽いて数日前はよく出ていたけど、昨日は会えなかったと話していました。

 

私は撮れているかどうか心配で確認してみるのが恐くて家に帰ってから見ました。
このルリは人懐っこくてじっとしていたら近くまで来ますよと教えてくれた方が
近くまで来たのできっと撮れていますよと声をかけてくれました。

その後続けて水生植物園に行ったら、なんとここにはジョビのメスが来ていました。
ジョビにルリにカワセミにタイミング良く会うなんて、なんてラッキーな一日でしょう!

望遠レンズがあったらな~と思わないではいられない一日でした。
お天気も良く、鳥たちも出てきたのかしら・・
今度は望遠レンズをつけて行きます。もう手の怪我もだいぶ治ってきました。

ここの沼は氷が張っていました。

 

 

ひょうたん池

 

 

ひょうたん池の前に咲いていたアセビ。

 

 

 

 

ムサシアブミ

 

ランチは久しぶりにAunt Mimiで。カフェランチは牡蠣と白身魚のフライ。タルタルソースには
ラッキョウと島唐辛子が入っていておいしかったです。キノコのレモンマリネもおいしかった。
なんとお店が20周年記念とかでクッキーのお土産までもらいました。

 

Feb. 18  2022    Institute for Nature Study,  Shirokane

 

 

 

 

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正月の星岡 ・・・ Hoshigaoka (January 2022)

2022-02-19 23:32:15 | dish

1月18日

お正月の星岡日本料理講習会

やっと事故の前日に戻ることができました。

1月の献立

前 菜  松前かまぼこ
     えのき茸かすづけ
     鶏南蛮巻焼
 椀   吉野仕立 卵じめ豆腐
焼 物  宿かり焼
煮 物  大根鳴門巻煮
小 鉢  かぶと干柿の白和え
ご 飯  小豆ご飯

 

 

 

 

裏千家のお正月飾り

 

 

 

 

 

白板昆布にすり身と卵白を合わせたものをなすり、巻いて蒸します。
お正月に家でも作ったことがあるかまぼこです。

 

大根を桂むきにして、すり身と海老のすり身を合わせて味をつけたものを中に
巻いてうす味に煮たものができています。

 

 

 

えのきのかすづけは以前家でも作りましたが、おいしかったです。
甘酒の素に西京味噌を合わせてもいいとか。

絹ごし豆腐を荒くつぶしてから溶き卵に合わせる。
ちょっとだけ手を加えたかきたま汁

 

牡蠣、ホタテ、長ネギ、焼き豆腐に合わせ味噌をかけて焼きます。

 

家で作るにはちょっとハードルが高い。
柔らかくてとてもおいしかったけど。

 

干柿とかぶの白和えはとてもおいしかったので作ろうと市田柿は買ってあるけど
なかなか料理が思うようにはできません。

 

お赤飯と違って炊いてしまうので作りやすいとか・・

 

 

 

 

日差しが暖かい一日でした。

 

もうちょっと襟を抜いて、姿勢よく着たいです。

 

 

 

 

帯締めを藤色にしようかとちょっと悩んだ程度でした。独楽の象牙の帯どめもいいかとも
思いましたが、普通の帯締めで行こうかと思いました。

 

 

着物 江戸小紋 むじな菊 (二葉苑)
帯 太子間道 (とみひろ) 帯揚げ、帯締め (とみひろ)

 

 

 

 

 

阿佐ヶ谷に出て久しぶりにうさぎやでどら焼きを買って帰りました。

 

Jan. 18  2022   Asagaya

 

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熱海へ ・・・ Atami

2022-02-19 09:39:37 | wonderland

1月15日

ゆっくりとアカオハーブ&ガーデンの山を下って、バスで熱海駅手前の温泉に行くことにしました。
同じ方向に行くバスなのに2種類走っていたらしく、温泉近くのバス停を通らなかったので、駅まで行ってから
またタクシーで朝バスセンターで聞いた日航亭という日帰り入浴の温泉に行きました。

 

 

家康も入ったという・・

 

 

ここでゆっくりと温泉に入りました。
私の最初のプランでは美術館+温泉だけだったので、隈研吾のコエダハウスの分
スケジュールが膨らみましたが、眺めがよく気持ちがよかったです。

 

 

 

 

 

大湯のすぐ近くに湯前神社がありました。
すごく古そうな神社です。

創建時期は749年とされていますが、熱海の地に温泉が湧出したとき(約1500年前)には、すでにお祀りされて
いたものと考えられている歴史のある古社ということです。

熱海温泉湯前神社の境内に鎌倉幕府三代将軍:源実朝の歌碑がありました。
 
建保2年(1214年)正月、実朝23歳、第4回目の二所詣(箱根権現と伊豆山権現)の時、箱根権現から三島社を
経て伊豆山権現に向かう途中、熱海の地を通り海岸から湧出する温泉を見て詠んだとされる句です。

都より巽にあたり出湯あり名はあづま路の熱海といふ

熱海という名前もなんだか素敵に思えてきました。

 

 

実朝の歌は高校の国語の時間にそれぞれが割り当てられた句を説明する時間があって
箱根路を・・・の句が出てきたのを覚えています。なぜか実朝の句は好きでした。

 

箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波のよるみゆ

大海の磯もとどろに寄する波破けて砕けて裂けて散るかも

世の中はつねにもがもななぎさこぐあまの小舟の綱手かなしも

出ていなば主なき宿となりぬとも軒端の梅よ春を忘るな

 

最後の句は暗殺される日の朝詠まれたとのことです。まるで自分の運命を知っているような句が多いですが
どこか遥かな感じでさわやかです。

 

以前、秋の花と一緒にこんな句も紹介していました。

「道の辺の
  小野の夕暮 たちかへり
  見てこそゆかめ 秋萩の花」
   金槐和歌集 源実朝

実朝祭、ぼんぼり祭り 8月の初めに行われる実朝を偲ぶ風情のあるお祭り。
昨年はコロナのせいで中止になったとか。いつか行ってみたい。

 

今大河ドラマでも鎌倉をやっていて、妹が面白いというので最近少し見始めました。
伊豆や鎌倉、熱海など源氏や北条ゆかりの場所が多いことを改めて知りました。

 

湯前神社の近くに源泉が湧き出る場所がありました。

 

大湯間歇泉 「熱海七湯」といわれる源泉
「大湯」の噴出は昼夜6回あったとのことですが、対象末に止まってしまい、今では市がコントロールして
噴出していると書かれていました。ちょうど通ったときに少しだけ人がいて噴出を見ていましたが、
一日に数回しかないとのことで、シャッターチャンスを逃しました。

 

熱海と言えば金色夜叉とか母の時代の新婚旅行先みたいな感じでしか印象がなかったけれど
歴史があり、さびれていた時代もあったかと思いますが、今では東京から気軽に行ける
若者にも人気の街のようでした。そういえば多くの芸能人も住んでいて時々TVで紹介もされていました。

 

大湯から駅まで商店街のようなところを歩いて、途中街角に源泉が湧き出ているところを見ながら
向かいました。

駅の近くで軽くおなかがすいたので、揚げたてのさつま揚げをいただきました。

 

新幹線であっという間に東京に着きます。

 

思い立って吉田博と巴水の版画を見に行く旅が素敵な一日となりました。

 

Jan.15  2022  Atami

 

コメント (3)
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