Reflections

時のかけらたち

あやまる岬と伝泊「水平線と朝陽の宿」へ - 奄美③ ・・・Ayamaru Cape and the Inn of Horizon & Sunrise

2025-02-08 23:57:27 | wonderland

1月23日

奄美パークの次は比較的近いあやまる岬に海を見に行きました。

着いたときは雨が少しぱらついてきました。



雨も止んだので、展望のいい所まで歩いて行きました。






















この後は伝泊の宿に行くために、まーぐん広場でチェックインに向かいました。伝泊は古民家をリノベした
一軒屋の宿でベランダから朝日が昇るのが見えるので選んだ宿です。

レンタカーのナビがほとんど機能しなくて大変でした。グーグルマップが一番いいと後から聞きましたが、
私のスマホには容量がいつもいっぱいなのでアプリを入れてなくて、次回からはマップはグーグルを
使えるように空き容量を増やして設定しておきたいと思いました。

宿もほとんど目印がなく、みつけるのに苦労しました。普通の民家なので。


でもこのベランダに感激。まっすぐ海にも出れたのですが、初めは回って道を通って出ました。


夕食は奄美の伝統料理を作りました。チェックインの時に食材を注文しておいたのでレシピを見ながら
簡単な料理を作りました。

 

油ソーメンと、おにぎり。 おにぎり薄焼き卵でくるむのが奄美流。
パパイヤの漬物がおいしかったです。

 

食後に持って行った野点セットでお抹茶を点てていただきました。
なんと友人も野点のセットを持ってるとのことで、持って来てもらえばよかった。
お抹茶が大好きな人で、育った地方では気軽に抹茶を楽しんでいるとのことでした。
とてもおいしくて、落ち着きます。

 

この日のルート:

奄美空港 → 奄美パーク(田中一村記念美術館) → あやまる岬 → まーぐん広場 → 水生線と朝陽の宿

 

Jan. 23 2025  Ayamaru Cape 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田中一村記念美術館と一村の庭 - 奄美②・・・ Tanaka Isson Museum and his garden

2025-02-07 23:59:09 | art

1月23日

いよいよこの旅行の目的、一村記念美術館に入って行きました。


 

季節によって入れ替えがある作品です。
東京での大々的な回顧展は迫力がありましたが、ここでは静かに一村の作品を誰もいない中で見ることができました。
出会ったのは2組くらいの鑑賞者だけでした。

友人の一村の絵は奄美で見るは正解でした。
ここで見る一村の絵は描く時代も網羅していましたが、千葉市美術館(個人蔵)の「アダンの海辺」を加えたらもう完璧に
近かったけど・・・

ここで見ると初めの頃の絵はどこかに幼さを感じることができ、「秋晴」の大根は輝いて見えました。
やはりどの時期のも素晴らしくて、一村の色と線の世界を堪能しました。

赤髭は誇らしげに歌い、アカショウビンはかわいらしく、オナガはにぎやかに動き、絵の中に一村は
生き続けていました。私は一村の絵に孤独感を感じないところが好きです。この後、2日間奄美の自然の
中にいましたが、その訳がわかるように思いました。

廊下で見た一村の俳句が面白く、生活も感じることができます。ネットで見つかったので引用しました。
彼は孤独で過酷な大島紬の色付けの労働をしながら絵を描いた孤高の人でしたが、寂しさは感じない絵でした。
どこか誇らしげです。

 

写生帖にはまた、いくつかの俳句が書きとめてあった。やはり絵かきの句で、そのまま絵になりそうな俳句もある。奄美の珍しい触れた驚きが、そのまま句になったのもある。あえて俳句といわないまでも、手すさびで写生帖に書き残した句には、一村の奄美の自然をどう感じとっていたのか、画家の目が感じられる。

砂白く 潮は青く 百合香る
砂白く 潮は青く 千鳥啼く
白砂の丘 千鳥たわむれ あざみ咲く
残月に パパイヤ黒し 筬(おさ)の音
鬼へごは 老椎よりも 丈高し
小春日を 小夏と聞けり 奄美島

梅花なし 桃花またなし 島の春
鶯も ソテツを侶とす奄美島
黄に赤に もみじ葉散りつ 桜咲く
若葉見えず 杜鵑(ほととぎす)聞かず 鰹食う

銀河見ゆ フクロウ聞こゆ ねむの花
宝島 白あじさいの 乱れ咲く
白砂の丘 白馬いななく 白あざみ
千鳥なく サギは降り立つ 牛の背に
花は緑 燃ゆる緋の葉よ 名はクロトン

風強し 波は届くか 残月に
熱砂の浜 アダンの写生 吾一人

雛鳩を懐(だ)き
眠れず 木菟(みみずく)を聴く
病鳩を懐き
眠らず 木菟を聴く

一句一句、一村の思いが込められた句であるに違いない。最後の二句などは、か弱いハトの生命をいとしむ、一村の孤独がひしひしと伝わってくる。

『日本のゴーギャン 田中一村伝』(編者:南日本新聞社、発行:小学館文庫)

 

美術館の内部で写真を撮っていい場所だけ・・





一村とのツーショットです。


 

見終わってから、先ほどはまだソフトクリームをやっていなかったレストランに戻り、ブレーク。



そのあとは一村の杜を歩き展望台に向かいました。






















この杜の中の道を歩きながら、友人はつくづく一村はいい場所に出会ったねと話していました。
同感です。題材だらけの自然の中でした。



展望台からの眺め








 



スマホと一眼レフの色が違ってとり混ざっている写真です。

 

展望台からの帰り道・・

アダンの木に鳥の姿が・・・




イソヒヨドリではなく、ヒヨドリのようです。




実の中を食べているのかな?





 

Jan. 23 2025  Amami

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一村の南国に到着 - 奄美① ・・・ arriving in the tropical country of Isson - Amami①

2025-02-06 23:59:56 | wonderland

1月23日

成田から飛び立って、雲の輝く世界を見ていました。これが私が住んでいる星、地球なんだな~って思いながら。
この下で何万年も生きて、そして相変わらず戦争はなくならない人類。サンテクジュペリの「人間の土地」の中の
表現は美しかったけど。一人一人の人間の暮らしがあって・・・

奄美大島は日本で2番目に大きい島と2泊目の名瀬市の民宿の奥様が言っていたけれど、それは沖縄本島が変換される前のことなのね。
帰ってから調べて3番目の島と言うことがわかりました。

北緯28度、東経129度で、鹿児島市から約380km、沖縄本島から約300kmの地点に位置しています。 奄美大島の面積は約712km2
周囲約460km、南北に80㎞。 沖縄本島、佐渡ヶ島に次ぎ、国内で3番目に大きい島で、東京23区よりも広いです。

空港に降りて、荷物を取って、空港の前にある奄美レンタカーに歩いて行きました。送迎の車も頻繁に来るそうですが、歩いてすぐの
場所にあるので空港の駐車場を横切って行きました。その地に降り立った途端、そこは南国の緑色の世界でした。もわっと暖かく
深い緑ではなく明るい緑色の世界。アダンだって空港内にもあちこちに・・・ 一村の世界にやって来たのだと思いました。

レンタカーを事前に予約して、お店でもチェックインの手続きが必要ですが、画面で進めて行くので、時間はあまりかからずに
すみました。レンタカー屋さんが並んでいましたが、民宿で教えてもらっていた奄美レンタカーで借りて、最後は名瀬市で返却です。
車はどんどん進化しているので新しい車の仕組みをわかるのに時間がかかります。やっと動き出しても変な音がするので、気になって
レンタカーのお店に戻り店員さんに聞いて確認しました。私は免許を更新してはいましたが、全部友達にお任せです。

まず空港から近い奄美パーク、田中一村記念美術館に向かいました。




ペパーミントグリーンのかわいい軽自動車です。奄美では自転車がわりのような車で
住人に車もほとんど軽です。

 

奄美の郷というメインの建物の展示を見たりして、2Fのレストランが開くのを待ちました。
とにかく朝食がまだだったので食事をしてから美術館に行くことにしました。11時近くになっていて
昼食件朝食です。私は奄美の郷土料理の煮物にしました。友達はお蕎麦。


あんま定食(豚あばら、野菜煮)
モズクがどこで食べてもおいしかったです。








スミレを発見して大喜び。あちこちにかわいい花を咲かせていました。
奄美では一年中花が咲き、蝶が飛んでいると書いてあるのを見たことがあります。








ガジュマルの中の不思議な世界。友達は造園をやっていた時にガジュマルを扱ったので
なんだかその世界に引き寄せられて行きました。














 

Jan. 23  2025  Amami

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日常生活に戻る  ・・・ back to my daily life

2025-02-05 23:59:15 | a day in the life

旅行から戻って、翌日はボーッとしていて、翌々日は何とかカーブスには行けました。
火曜日のボビンレースのレッスンのため、空いている時間をみつけながら、糸の流れを組み立てながら
ボビンレースを進めました。ベルカントも前回休んだので、録音してもらったのを聴きながら
歌えるように練習しました。フランス語がめちゃくちゃ難しく感じて・・・ドイツ語のウィーン夢の街も口が回らない・・

 

スーベニール

奄美で宿泊した「水平線と朝陽の家」は海に続いていて、夜明け前から浜辺を歩いて拾った貝。
友達がいくつか拾ってくれた中からももらいましたが、その中の一つがヤドカリさんが
住んでいて、夜中に騒ぎ出して・・・ 次の宿泊地で庭にはなしてあげました。


月曜日に友達と電話で話していたら、彼もやっと日常に戻れたところと言っていました。
非日常だったんだねと・・  奄美の南もこんどいってみたいし、四国や尾瀬、八ヶ岳高原音楽堂にも
行ってみたいと夢はいっぱい。

娘とは福井の平泉寺白山神社に行くことを約束していたし、夏には姪がウガンダより一時帰国をして
子供に1ヶ月でも日本の学校を経験させたいとなんと小豆島にステイすることになり、遊びに行くことに
なっています。

ボビンレースのレッスン帰りにスーパーで買い物をしてショートカットを歩けば、なんと白梅が
もう咲き始めていました。その前日も同じ道を通ったのに、夕方暗くなったせいかよく見えません
でした。






今とりかかている小さなマットは段染め糸はどんなのができるか楽しみです。

 

ベルカントも九段フェスティバルで歌う曲を時間がないので、練習。

今日は歯科と買い物とカーブス、その合間に練習・・

日常生活が戻ってきました。サティのメロディーは楽しいのですが、歌詞が・・・
ワルツに追いかけられて歌っているよう・・ 言葉がしっかり入っていないと
ただ焦っているだけで音楽になりません。

 

Je te veux

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成田山新勝寺と始めてのカプセルホテル ・・・ Naritasan Shinsho-ji Temple & first time at a capsule hotel

2025-02-02 23:57:27 | wonderland

1月22日

今回の旅の始まりは成田から・・・
それなら成田山に行ったことがないので新勝寺をお参りしたいと友人に話したら、
彼は御護摩祈祷を見たいというので1時のご祈祷に参加することにしました。

新幹線で品川まで来てもらって、その隣のホームの横須賀・総武線快速線で行くことに
して待合せたのですが、時間になっても来なくて心配になりました。東京はもう何十年か
来ていないせいもあるのか・・勘違いして改札の外で待っていたとのこと。そもそも新幹線は
やめて夜行バスを予約していたのにそれに乗り遅れて始発の新幹線で来たのでお台場まで
行っていたとのことで一度外に出てしまっていました。

スマホのおかげでやり取りができて予定の総武快速線に乗れず、お茶をしてから行きましたが
それでも1時からのご祈祷に間に合いました。

成田の駅を降りて、参道を歩くと、レトロな街が続きます。



行きたいと思っていた鰻屋さんの川豊の外で鰻をさばき続ける調理人。
なんと200人以上待ちで待ち時間も2時間以上・・・これは無理と番号札も取らず
諦めました。どれだけの鰻が一日に天国に行くんだろう・・



1時の御護摩にぎりぎりで間に合い、本堂に座りました。
雅楽のような優雅な音楽の中、僧侶たちが入場します。
真言密教で火を操る儀式です。大きな太鼓の音も響くし、お経の声もクリアで力強かったです。
内容がわかればなおよかったのですが・・ 

  成田山新勝寺のHPより

炎と読経の中、私はこれからの人生の最後の時期を過ごす勇気と力をくださいとお祈りしました。
とてもパワフルなご祈祷でした。世界平和や不条理なことに対する祈り。世界中で祈りは続いて
います。なかなか解決できるものではありませんが祈り続けることが大切なのだと思います。
1000年以上も祈祷が続いている新勝寺でした。










本堂を出てから、お不動さんのお庭と呼ばれる、成田山公園を歩きました。滝は水が流れていなかった
けれど大きな池やアップダウンのある公園でした。そこから平和大塔下を通り、光明堂、開山堂を通って
下に降りました。












寺紋は葉牡丹です。

参道を通って成田駅に戻ります。



途中、川豊の近くのすぐ入ることができるお店で鰻を遅い昼食でいただいき、その後もう夕食は
入らず、夕食がわりにもなりました。私が旅行の切符の手配などしたので、お礼にとごちそうして
くれました。


 

成田駅から空港ターミナルに行く電車の本数は少なくて、結構待ってしまいました。
第2ターミナルに成田空港に一つしかないカプセルホテルがありました。JRからは繋がっていて近いのですが、
国際線ロビーからは複雑なルートです。

 9アワーズ HPより

とりあえずチェックインして、翌朝5時から動くターミナル間の連絡バスに乗って第1ターミナルまで移動しなければ
ならないので、バス停までのルートを確認しに行きました。国際線ロビーを通らないと外に出ることができない時刻なので。

 


 とても静かなカプセルホテル。一人旅の女性も多く。


荷物は上の写真の左上のロッカールームに全部入れて、カプセルで寝ます。
結構眠れました。シャワーを浴びてすぐ寝ました。翌朝は4時前に目が覚め、準備をして
出ました。結構朝早く動く人が多いカプセルホテルです。
シャトルバスの始発に間に合いました。

ピーチ航空 7時発の奄美行きに乗ります。

早朝の空港はもう動き出していて、ANAのジャケットを着たグループが急ぎ足で動いていたり、
整備の人たちも働いているのでしょう・・
チェックインもQRコードでできるので簡単なのですが、ここで第2のハプニング。何とカメラの望遠レンズで
わずかに手荷物重量オーバー。二人の荷物を組み替えても、結局合計でもオーバーしていたのでアウト。残念なことに
荷物を預けて乗ることになりました。大きさは気にして何度もリュックを測ったりしたのですが、まさか手荷物の
カメラで引っかかるとは・・・

早くチェックインしてよかったです。

出発ロビーで持っていったフィナンシェか作ったマフィンを食べました。

バスで搭乗口まで行ったのですが、整備に問題があったのか結構長い間、飛行機の前で待たされ、少し不安に
なってしまいました。やっとドアが開き、小さな飛行機に上がって行きました。

空港の夜明けをバスから撮りました。
多くの人たちが働く空港です。前日もターミナルのインフォメーションの女性がキビキビと質問に答えてくれて
久々に仕事をしている人たちの現場に行ったと言う感じがしました。






やっと飛び立ちましたが、整備をした人たちが手を振ってくれました。
多くの人たちが日本を支えてくれているのだと思いました。


格安航空に初めて乗ったので、飲み物が出なかったのでびっくり。すべて有料のサービスです。
機長の挨拶もやっと到着するときにありました。途中揺れることもありましたが、定刻前にだいぶ
早く奄美空港に着きました。

無事南国の島に降り立ちました。

 

Jan. 22-23  2025  Narita → Amami

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする