Reflections

時のかけらたち

古城の跡で聴く風の音 -九州⑥ ・・・ Oka Castle

2025-02-28 23:59:38 | wonderland

1月28日

竹田に寄ったのは岡城に登るためです。ただ私の中のイメージだけで行ってしまったのですが、どうも「天空の城」の竹田(たけた)城と
混同してしまっていたらしい。岡城は臥牛城(がぎゅうじょう)・豊後竹田城(ぶんごたけたじょう)とも呼ばれる。

「竹田の子守歌」は京都伏見の竹田と私の頭の中で竹田がごっちゃまぜになっていました。

明治維新後の廃城令により、明治4年(1871年)にすべて廃却され石垣だけが残っている。滝廉太郎が竹田市で少年期を過ごし、「荒城の月」
を作曲した城です。

明治維新は興味深い革命ですが、廃仏毀釈といい、廃城といい愚かしいことをしたものです。革命は文化の破壊を伴うことが多いのは
非常に残念なことです。

 

バスで岡城址について、チケット売り場でロッカーのことを問い合わせると、ないので受付で預かってくれることに
なりました。広いので後半早歩きをしたので、預かってもらえてよかったです。

訪れている人もいない、他に1~2名くらいしか出会わない場所でした。


ここでやっとステッキを組み立てました。










この城山の上では強風が吹き、吹き飛ばされそうなくらいでした。
この難攻不落の城も火災が多かったとどこかで読みました。よくこんな場所で暮らせたと
思います。そしてなぜ石垣しか残っていないのかは後から調べて分かりました。



このロウバイが咲いている屋敷跡で最後のレモンケーキを食べて、ブレーク。
とにかく少しでも風が来ないところで・・・

 


とても広大な城跡。三の丸からの景色と確かビュー・スポットがあったはずと急いで回りました。


その周りのさらに広大な九州の自然。


 

写真のトーンが違うので一眼レフの写真をまとめて


阿蘇山方向か?



























くじゅう連山


 

Jan. 28 2025  Takeda     (Oita)

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再び阿蘇を通って竹田へ -九州⑤・・・ going through Aso again to Takeda

2025-02-27 23:53:10 | wonderland

1月28日

旅行前から黒川温泉が雪の天気予報になっていたので心配でしたが、やはり雪が朝降っていました。
時にはバスも止まってしまうと聞いてたので、公共交通手段がなくなったらタクシーしかないと宿で教えて
もらいました。

帰りの交通手段を聞かれて、8:25のバスと答えるとそういうお客様もいらっしゃるのでバス停まで送りますと言われました。
朝食も8時からなのですが間に合わないので10分くらい早めてくれるというので、帰る支度をして20分で朝食をいただき
チェックアウトして車に10分には乗ってバス停まで連れて行ってもらいました。雪だったので近いとはいえ、ほんとうに
有難かったです。ワゴン車を運転してくれたのはなんとあのテキパキした女将でした。


朝食もとてもおいしかったです。なんと馬刺しが納豆の上に刻んでトッピンッグしてありました。
なんという贅沢。






バスはゆうステーションで乗り替え、阿蘇駅まで向かいました。
杖立温泉に阿蘇から行ったときと同じ道です。

そして私たちは覚えていなかったのですが、ゆうステーションで乗り替えたら、杖立に行った時と同じ運転手さんで
来るときに乗せましたよと話しかけてきました。あの大観峰入口で降りて見てきていいと言ってくれたやさしい運転手
さんです。
いろいろ説明とか、ご自分のことも話すので、私と友人とで代わるがわるに答えました。
運転しているのでこちらからは話しかけられませんが、話してくるので相槌を打ったりして長い道中を行きました。

ここのバス停か何かは「男はつらいよ」のロケが行われたところとか。
寅さんもいい所に来ているよね。















ゆうステーションで乗り替えてから1.5時間くらいかかって阿蘇駅まで戻ってきました。

 

阿蘇駅から豊肥本線の九州横断特急に乗りますが、JR九州のキャラクター「くろちゃん」模様の列車は「あそぼーい」と言う名前らしい。

大分、別府方面のこの特急はほとんど中国人観光客でした。いちごの箱ひと箱持って、嬉しそうに写真を撮っている
中国人家族の旅行者がいました。

友人は今度からこの春節あたりに旅行は避けようと話していましたが、中国人の大家族が楽しそうにしているのを
見ているのは好きだとも言っていました。

この前、新大久保と言っても大分新宿に近い所にあるカフェで欧米の人たちがいちごパフェをおいしそうに
食べていました。日本のいちごっておいしいんだろうね。




くまもんと間違えそう・・・ 全然違うか(笑)


 

豊後竹田には40分くらいで着きました。竹田で降りたのは私たちくらい・・
静かな駅前でした。あまり待たずにバスが来たので岡城址には12時前に着きました。

 

青 バス 黒川~ゆうステーション~阿蘇駅
赤 JR  阿蘇~豊後竹田

車でまっすぐ行けば近い竹田ですが、公共の交通機関を使っていくと倍以上の距離を行くことになります。

 

Jan. 28 2025   Kurokawa → Aso → Takeda

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黒川温泉 -九州④ ・・・ Kurokawa Onsen

2025-02-26 23:25:57 | wonderland

1月27日

緑ゆたかな山々に囲まれ、三十軒の旅館が集まった「黒川温泉郷」。
高速道路からも駅からも遠い、田舎の温泉街です。
季節ごとに美しく表情を変える自然と、豊富なお湯が私たちの誇りです。

黒川温泉郷では、三十軒の宿と里山の風景すべてを、
「一つの旅館」として考えています。
それを表す言葉が「黒川温泉一旅館」。

                        黒川温泉のホームページより

 

12時少し前にバスで黒川温泉について、宿で荷物を預かってもらうことにして周りを散策することにしました。
選んだ宿御客屋は古い歴史を持った純和式の旅館です。最初に受付で対応された方が、とても感じがよく
この温泉のレベルの高さを感じました。

黒川温泉で三百年、半農半宿でつなぐ
 江戸中期、肥後細川藩の御用宿として創業した「半農半宿」の宿です。全13室に対して、軟らかな温泉が湧く湯処は7つ
 ございます。この地に300年根差してきたからこそ知る里山の魅力と、心尽くしのおもてなしで皆様をお迎え致します。
                       御客屋ホームページより

 

阿蘇のあたりまで来ると観光客はほとんど外国人です。旅館も90パーセントは海外からの旅行者のようでした。
街を歩いても・・ よくこんな奥地まで来ると感心してしまいます。

ちょうど春節を前倒しして休暇を取っている中国人が多かったです。若い人たちにも人気で香港からもかなり来ていて
おしゃれでかわいい若い女の子もいました。インスタか何かで知ったのか、黒川温泉のPRが上手なのかわかりませんが・・





昼食は前日の朝に熊本駅で買ったパンの残り・・
東京から持ってきたレモンケーキやフィナンシェもまだ残っています。
川を臨む東屋で。



多くの外国人がここで写真を撮っていたので私も撮ってもらいました。





いろいろなお店があるのですが、陶器のお店に入ってみました。








 

少し雨もパラついたり、やんだりの天気でしたが、友人は奥のハイキングコースを偵察に行って、どうってことない
道らしくぐるっと一回りして宿に戻ることにしました。

 

雨もパラつくし、早めにチェックインして部屋でくつろぎました。
お部屋はなんと申し込んだ時は眺めのない6畳でしたが、8畳のゆったりした部屋に変更してくれて
いて、ラッキーでした。






各部屋にお風呂はなく、お湯も出ませんが洗面用のお湯をポットに入れて運んでくれて
いました。清潔感があり、お茶のお香が焚いてありました。

持ってきたお茶を点てて、午後のお茶の時間です。

 

夕食も早めの時間にしてもらいました。


どれも美しくておいしかったです。





どうしても天井のライトがは写ってしまいます。

馬刺しはずっと昔の熊本出張の時以来です。
かわいそうだけど、おいしかったです。






熊本は牛肉もおいしくて・・




食事は個室でいただけますが、BGMがうるさかったので音を下げてもらおうと思ったら、友人も感じていて
なくてもいいというので切ってもらいました。

贅沢な夕食でした。

 

夕食後は宿で「湯あかり」を見に寒い中出かけました。



イルミネーションの幻想的な世界でした。


















散歩が終わり、あとはたくさんある温泉をゆっくり楽しみました。

立ち湯があったのは杖立でなくこちらでした。間違えて書いてしまっています。
細川の殿様や代官、参勤交代の一行などが旅の疲れを癒したお湯です。お肌もすべすべになりました。

のんびりと過ごした温泉宿の一日でした。

翌朝は早いバスに合わせて食事も少し早めにしていただいて、しかも車でバス停まで送ってくれることに
なりました。近いのですが、坂道で雪でも降ったら大変です。

 

杖立と黒川と両方行くことができて良かったです。それぞれの良さがありました。昭和のまま佇まいが残る杖立と
Uターンした人たちや若い力が加わって、歴史の中にも洗練された温泉地を作り上げて行った黒川温泉。

 

Jan. 27  2025   Kurokawa (Kumamoto)

 

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杖立から黒川へ(修正・追記あり) -九州③ ・・・ from Tsuetate to Kurokawa

2025-02-24 23:53:36 | wonderland

1月27日

ゆったりしたスケジュールの九州2日目の朝



前夜、食後に話し込んでしまって、また友人の過去の話を聞かされてしまいました。知りたくなかった話でした。
若い頃の彼からその軌跡がすごすぎてどんな人生をおくって来たのか、今の孤独で静かな生活からは想像できません。

 

朝食も8時からでのんびりでしたが、朝早く起きて、6時くらいから美の壺で橋のことをやっていて女性の橋のデザイナー
大野美代子さんを知りました。熊本の美しい橋の写真が出ていました。友人は橋も仕事でかかわっていたせいか知っていて
ピンク色を使って斬新だったと話していました。

気になったのはこの温泉卵用の器。特別に作ってもらったものということでした。


軽めで程よい朝食でした。



よく覚えていないのですが、バスが10:40だったので、たぶん食後に温泉に浸かりました。
スィッチしたお風呂に入って違いがあって面白かったです。前日は立ち風呂と言う深いお風呂もあり
蒸し風呂も違う形のものがありました。→ 立ち風呂は黒川温泉でした。
お風呂も食前に入ったのか食後だったのかもう覚えていません。

部屋の掛け軸はこの温泉のことを書いたものでした。


 

バスまで時間があったので、また街を一巡り・・・

川沿いからも入れるようになっている温泉。


北里柴三郎生誕の地です。


お気に入りの小道に入りました。





小さな祠がありました。








泊まった温泉宿を対岸から・・

早咲きの桜が咲いていました。

バスでゆうステーション迄まず行きます。


ここで黒川温泉行に乗り替え。





杖立よりももっと山奥に行くような感じでした。

 

黒川温泉に着きました。


なんだか素敵な予感がします。


明日のバスをチェック。実はまた道に迷って、最初のバス停近くに出てしまったのです。
宿の「御客屋」はバス停からは近い場所にありました。



宿への期待感が高まる町の佇まい。それでも坂が多いので翌日雪が降ったらどうしようかと思いながら
あるいていました。

 

Jan. 27 2025  Tsuetate → Kurokawa (Kumamoto)

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これからのコンサートなど ・・・upcoming schedule

2025-02-23 23:59:10 | art

もう2月も終わりに近づいているなんて、なんと時のたつのが早いのでしょう。
またお雛様を出す季節になりました。去年も出したばかりなのにまた出すの?と思ったけど
今年も同じような感覚です。

今年の予定はまだ何も入っていなかったのにあっという間にいろいろ入ってきました。

 

3月3日

シャンソン歌手の高木涼太さんのクラスメートだった従弟より、高木さんつながりで
知り合ったあみさんのライブのお知らせがあり、また行ってみることにしました。
明るくてとても素直な歌声が楽しいです。

 


慌てて取った来月の歌舞伎、仁左衛門の人気のすごさに驚かされるチケットのなくなり方。
ギリギリ買える席が1日やっと見つかったので、3月5日の夜の部に行くことにしました。
昼は一幕見に行けたら行きたいと思っています。

松竹株式会社が創業130年を記念して、歌舞伎座にて三大名作の一挙上演が決定
3月には元禄時代に起こった赤穂浪士による仇討ちを描く『仮名手本忠臣蔵』、9月には平安時代の菅原道真の失脚事件
を中心に、道真の周囲の人々の生き方を描く『菅原伝授手習鑑』、10月には源義経を軸に平家滅亡後生き残った平家の
人々を描く『義経千本桜』を通し上演。

 

 


3月15日

妹と一緒に行こうと半年以上前にチケットを取った若手がショスタコーヴィチに挑戦する
プログラム。

なんとこの日の午前中にコーラスのリハーサルが入ってしまいました。

 


3月23日

娘と金沢・福井の旅行の翌日、九段フェスティバルのコーラス発表の後、西荻で
落語を聞いた後で中学の同窓会の打ち合わせがあることになってしまいました。前回も
旅行で行けなかったので、今年は何とか・・

 

5月27日のムジカーザで北村朋幹のコンサートがあることを知ったのは何と昨日のKAJIMOTOからの
メール配信でした。それで今日からチケット発売。はじめてこのReal Timeのコンサートを知った時
チケットがその日のうちに売り切れてしまったので、今日は売り出し開始とともに申し込みました。
やっぱり昼の分は今日中に完売して、夜の部も残り僅かでした。あの小さなコンサートホールでの
北村朋幹の挑戦的なコンサートを聴くのは楽しみですね。

 

こちらはART NIKKEI のメール配信で知った、芸大美術館の企画。
相国寺に行ったことのある小学校の同級生からいいと以前聞いたことがあり・・

若冲の名前を見ると行きたくなります。

 

私は積極的に情報を集めている方ではないので、気がついたら行くくらいなのですが・・

 

スマホの写真が容量いっぱいになってしまって作業ができなくなり、写真の整理してたところ、中にベニシアさんと
中村明久さんの動画があり、見ていたらとても懐かしく既に他界されたベニシアさんを偲びました。
中村さんの「その人にしかできないことがある」と言う言葉も好きでした。

5年前にブログでもアップしていました。ベニシアさんと陶芸家中村明久氏との友情がすてきです。

ベニシアさんのエッセイ(追記あり)

中村さんが作ったお茶碗でお茶を点てて、視力も弱くなっていたベニシアさんにお茶を点ててあげる
シーンにグッと来てしまいました。

掛け軸は「夢」 夢のように終わる人生。一時一時を大切に。
二人の気持ちがいっしょになる時間。一服のお茶で繋がる時間。

 

今年の予定としては混雑を避けて尾瀬にも行ってみたいと思っているところです。
老人にいいコースがあったら情報をいただけたらと思っています。ちょっと調べたところ福島側から
入るのがいいと書いてありました。登山はしないでひたすらハイキングで無理なく行けたらと思っている所です。
若いころから行ってみたい場所ではありました。
四国のお遍路は一部分でもいいので行ってみたいのですが、そろそろ限界が近づいているような感じです。
最後の夢、イタリアはどうなっちゃうのだろう? 私の最初の機織りの先生は80歳を超えてから一人で東欧にお孫さんに
会いに行っていたけど・・・

 

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杖立温泉 - 九州② ・・・ Tsuetate Onsen

2025-02-22 23:59:27 | wonderland

今日はベルカントの体験の日で、その後追加のレッスンもあり、体調もあまりよくないのでグッタリでした。
大分歌いなれてきたのですが・・・

写真は熊本県の山奥のひなびた温泉からです。

 

1月26日

阿蘇を回って、杖立て温泉についたのはもう4時近くになっていました。
山奥の風情のある歴史のある温泉です。杖立温泉は私の最初の計画には入っていなかったのですが
友人が良さそうだよと薦めてくれました。昭和レトロ感の漂う温泉は、人影も少ないのですが、面白い場所でした。

 

数多くの神話や伝承が物語る1800年の由緒ある歴史

湯に入りて、病なおれば
すがりてし、杖立ておいて
帰る諸人

弘法大師

杖立温泉で愛されるこの一句。
平安時代の初めに旅で訪れた弘法大師空海が、
温泉の効能にいたく感銘して詠んだと言われるもの。
持っていた竹の杖を立ててみたところ節々から枝や葉が生えてきたことから、
「杖立」という地名もついたと言われています。

そもそも、ここ杖立温泉のはじまりは1800年以上前の仲哀天皇の時代に遡ります。
仲哀天皇の御子をみごもっておられた神功皇后が、筑前の宗像で産気づきます。
その時現れた白髪の老人が「これより東南に川をさかのぼると霊泉がある。
これを汲み産湯に用いれば皇子は千歳の寿を保たれるであろう。」と告げたそう。
それを聞いたお付きのものが、険しい山々を越え一筋の湯気を見つけ皇后のもとへ持ち帰り、
産湯として奉ったこの霊泉こそが杖立温泉。
そして生まれたのが後の応神天皇だったと伝えられています。

数多くの文化人が常宿として親しんでいたり、
映画や音楽のロケ地として愛される絶好の雰囲気をもった温泉街です。

---------------------------------

・・・これほど独特の雰囲気をもった温泉集落の景観が楽しめる町は珍しいでしょう。
山道を抜けて杖立川の渓谷が見えると、川を挟んだ町のあちらこちらからのぼり立つ湯けむり。美しい川のせせらぎが
旅情をかきたてます。はるか昔から泉質の良さが評判となり「湯治の街」として愛され、昭和のはじめには「九州の奥座敷」
として歓楽街としてのにぎわいを見せました。

平成に入るとその華やかな盛り上がりは衰退していきますが、いまもその名残をあちこちで感じることができます。そしていま
さまざまな歴史を受け継ぎながらも由緒正しい温泉街として静かに息づいています。

杖立温泉のホームページより

 

 



翌日の交通をチェック
私たちが行くのはいつも交通手段もほとんどないひなびた場所ばかりなので一つ逃すと
大変なことになってしまいます。

創業140年以上の泉屋旅館に宿泊。荷物を預かってもらって近辺を散歩しました。















対岸にかわいい鳴き声のジョビ男を発見。




ハクセキレイも・・・


ジョウビタキやハクセキレイに会えてよかったです。



「背戸屋(せどや)」と呼ばれるノスタルジックな路地裏散策へ







パンフレットで見たプリン屋さんは閉まっていました。









路地があちらこちらへ・・・




友人はこの先へ探検に行っていました。私は上る気がせず・・・


夕食も程よい量でおいしかったです。旅館の料理は盛りだくさん過ぎてもう入りません。
てんぷらがついていなくて良かった。



熊本の牛肉は柔らかくてとてもおいしかったです。阿蘇の方の赤牛と言われているものらしい。



ほうじ茶プリンもおいしかったです。プリンが有名な場所らしい。湯布院とかのプリンも時々東京でも
売っていたりします。




温泉は古くからの蒸し風呂があったり、いろいろあって面白かったです。
露天風呂は寒かったけれどたくさんの星が輝いていて、星空のもと宇宙を感じて入る
温泉はとても素晴らしかったです。

地元の人たちに会い、黒川温泉より、杖立が好きと話していました。黒川温泉は観光地としては
成功している場所ですが、この古いままの温泉も素敵でした。

 

Jan. 26  Tsuetate (Kumamoto) 

 

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HAUSER - Medley In Love

2025-02-21 23:55:05 | pause-cafe

今週は覚えなくてはいけない歌の練習や、ボビンレースなどに追われて、合間にお見舞いを買いに行ったり・・ 周りに
入院している人が数名いて・・ お世話になった夫の親戚の人がここ数年ご無沙汰してしまっていたら、脳出血で入院していたことを
知りました。何回か脳の病気で入院されていたようですが、今回は後遺症がひどいとこれから在宅でお世話をする奥様が
どうしたらいいかわからないけれど、とりあえず本人の希望をいれて試みてみると話されていました。病気は誰もが直面する
問題です。

大きな感動に包まれていた前回の歌舞伎もまだアップできず、奄美から九州への写真を整理しながら、ハウザーのチェロを聴いていました。
サイモン・ラトルのマーラーもNHKプラスで流していたけれど、ハウザーの軽い曲がぴったりでした。最初はアルビニーノのアダージオを
聴いていたけれど、重すぎて、ポピュラーに変えました。のびやかで懐かしく・・ 特にOver the Rainbowでは夫が入院していたころ
を思い出しました。何十回と入院しましたが、そのたびに幸せはここにあったと思い、昨日までの生活を思いました。入院した日に
病院の近くのファミレスでOver the Raimbowが流れ、涙が出たことを思い出しました。

母が手編みで作って自分で着ていたセーターを実家から持ってきていたのでふだんに着ていたのですが、よく見るとレトロだけど
とてもすてきで温かく、少し汚してしまってもっと大切にしなくてはと思い、その暖かさに包まれました。私よりずっときれいに
編めています。

この頃はもう少しボビンレースを進めなければと思って時間がある時にやっているのですが、間違えていたと思ってほどいた
所は間違っていいなくて、最後の所で流れを間違えていたことがわかったり、今日はやり直しもあったのですが、糸が何度も切れ
短い糸でのつなぎが得意でない私はもう疲れ果てて、鏡を見たらげっそりしていました。これはいけないと思いおさぼり
しようかと思っていたカーブスに行って少し元気にならなくてはと思いました。疲れているからこそ筋トレの発想は初めてでした。
心が落ち込んでいる時こそ・・


一日たっても王冠の所が一つも完成できませんでした。何かに夢中になってすることは悪循環になるので途中で切り離さないと
だめですね。気分転換。軽い音楽を聴くのもいいし、外を歩いて冷たい風に会うのが一番。そんな中でも咲いている花を
みつけると嬉しくなって挨拶したくなります。夕方の郵便局にも滑り込み、ゆうパックを送りましたが、到着希望日を
1月22日と書いてしまって、郵便局の人に2月に替えておきますねと笑って言われてしまいました。本当に月日の流れが
早いですねって。もう2月も終わりか‥お雛さまだ~。昨年もあっという間にそのシーズンが来たと思っていたけど・・


従弟からひな祭りの日にシャンソンのあみさんのライブがあるとの知らせがあって、楽しかったのでまた行くことに。
出遅れた来月の歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」の仁左衛門さんのプロは手に入りやすい席は売り切れでいつもより高い席が
やっと取れました。上と下から売れて行くのね。
中学の同窓会の簡単な確認をその会場を提供してくれて世話もしてくれる一欅庵のオーナーの同級生とすることになり、
そこで開催の古典落語の会の後となりました。娘と行く金沢・福井の旅、妹と半年ぶり以上に会い北村朋幹のショスタコを
聴きに行く日もやって来ます。九段のフェスティバルでの舞台も。3月のスケジュールもどんどん埋まって行きます。
50年前のヨーロッパ旅行で知り合った友達とも会うことにしたり・・  休み休み進めて行きます。

私はやっぱり外の空気を吸わないと落ち込むタイプだとわかりました。若い頃は家派だったのにね。どんな小さな自然でも
会わないとだめ。

 

HAUSER - Medley In Love

 

HAUSER: 'Alone, Together' from Dubrovnik

 

Song to the Moon (from Rusalka)

 

やっぱりハウザーの音楽は好きです。チェロの音は落ち着きます。

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鹿児島から阿蘇・杖立温泉へ - 九州① ・・・ to Aso

2025-02-20 23:55:10 | wonderland

1月26日

旅行も第二フェーズに入ってきました。
最初は奄美だけに行くつもりでしたが、せっかくここまで来たのだから九州もどこか寄って
帰ったらと言う友人のお薦めで温泉に寄って帰ることにしました。
行きたい九州は五島列島、長崎、国東半島といろいろありますが、熊本出張の時に先生方が黒川温泉がいいと
話していて、行ってみたい所ではありました。奄美大島の後はゆっくり温泉でもと言う感じで鹿児島から行きやすい
場所にして、最後に阿蘇を通って臼杵迄出るとい壮大な旅行の計画ができました。

フェリーの窓からの夜明けです。
大きな部屋にほとんど人がいなく、私は窓側だったので、朝日が昇るところは見たいと思っていました。



海は結構荒れていたので、到着が何と1時間半くらい遅れました。
船を使ったので予定を立てることができなかった九州1日目です。


桜島でも見れたらよかったのですが・・・




フェリーを岸に付けるのをいくつかのロープで人力でやっていたのには驚いた。こんなに大きな船を・・




朝の港には働く自動車がいっぱい。多くの人たちが日本を動かしているのだと思う。


フェリー港には人もいなくてインフォーメーションがあまりなく、連絡バスも船があまりにも遅れると
しばらく待って運行を打ち切ることになっていました。

最後のタクシーに何とか乗ることができて鹿児島中央駅に向かいました。
運転手さんがめちゃくちゃ人懐っこい人で良く話していました。

特急などの発着する駅鹿児島中央駅、ローカル線は鹿児島駅なので言い間違えると大変。

駅ビルでお昼ご飯を調達して、時間がまだ少しあったのでコーヒーショップでコーヒーを飲んでから
新幹線のフォームに。船で朝のコーヒーも飲んでいなかった。そう朝食もまだだったので新幹線に乗ってから
朝昼兼用の食事をとることに。私はパンをたくさん買い込んで。

新幹線で熊本まで行き、乗り替えて肥後大津まで行き、そこから南阿蘇まで特急バス、ローカルバスと
乗り継ぐという計画の第2案で。路線検索のおかげで助かっています。

鹿児島の新幹線フォーム

「つばめ」で熊本まで行き豊肥本線に乗り換えて、肥後大津まで行きました。肥後大津は阿蘇熊本空港駅という別名もある
とのことで空港が近いのね。

このルートを調べていた時に熊本周辺は地震の影響やそのあとの豪雨で何年も交通が復旧していなかったことを知りました。
九州はあちこちで豪雨の被害を受けているようで7~8年復旧に時間がかかっている交通機関がありました。行ってみないと
感じられないことってありますね。

杖立温泉までのルートを事前に絞ることができなかったので、かなりヒヤヒヤの旅行でした。肥後大津で特急の阿蘇行きのバスは
事前に予約しておかなければならなかったのですが、船が遅れることも想定して何もしていなかったので、もし乗れなかったらと
心配でしたが、肥後大津駅前のバス停で待っていたもう一組の外国人観光客と私たちはぎりぎりで乗ることができてラッキーでした。











南阿蘇駅でちょっとした休憩タイムで、運転手さんと話していた時に、南小国町役場で杖立方面に乗り替えるつもりでしたが、
日曜日なので今すぐこの南阿蘇駅で乗り換えができると教えてもらい、慌ててバスを降りて乗り替えることにしました。
いろいろ調べてくれてとても親切な運転手さんでした。町役場で乗り替えると40分くらい待合せなければならなかったので
とても助かりました。

ここまでの特急バスはほとんど外国人の観光客でしたが、みんな降りて、雪の阿蘇の写真を撮っていました。


ここから杖立温泉まで行くバスは小さなバスでしたが、人がほとんど乗っていなくて・・
いつもの私たちの旅に近くなってきました。








大観峰入口の駅ではしばらく写真を撮ってきていいですよと親切な運転手さんでした。(人もほとんど乗っていないしね)
最初の計画では臼杵迄は出ない予定だったので、最終日に大観峰入口で降りて展望台まで歩く予定だったので
とてもラッキーでした。

広大な景色の中を走り、そして素晴らしい展望を楽しみました。風は強かったけれど・・・







ライダーも結構来ていました。でも冬は阿蘇のシーズンではなりらしい・・ 草千里とかを歩くのが
楽しめるのはもっと暖かくなってからです。


この小さなバスに乗ってきました。






阿蘇山ってどの山?と思っていたので阿蘇市のホームページから抜粋しました。

阿蘇山(阿蘇五岳と外輪山)

阿蘇は典型的な二重式の火山です。阿蘇山といえば、阿蘇五岳を中心にした東西にのびる連山を呼ぶことが多いですが、
広い意味では外輪山や火口原をも含めた呼び名です。

外輪山は南北約25km、東西約18km、周囲約128㎞もあり、世界最大級の火山です。火口原には約5万人が生活していて、
田畑が開け、国道・鉄道がとおり、阿蘇市・高森町・南阿蘇村の3つの自治体があります。

阿蘇山は日本の山で最初に外国の文献に記載され、当時からその名をとどろかせています。
また、阿蘇は火の国熊本のシンボルであり、高岳を最高峰に根子岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳と連なっている阿蘇五岳、
ほぼ900mの高さで火口原を囲む外輪山等どれを取っても第一級の風景です。

阿蘇が現在の山容になるまでは古い活動の歴史があり、10万年前、阿蘇が現在ある場所には数多くの火山があり、活発な
活動をしていました。これらの火山が一斉に噴火活動をし、火山灰、溶岩などを噴出、この活動が終ると大陥没がおこって、
今の外輪山の原形が生まれました。

このくぼ地に火口湖ができ、立野付近で断層や侵食がくり返され、湖水が流れ出しました。3万年から5万年前に東西方向に
並んで阿蘇五岳の山々が噴出したといわれています。

阿蘇五岳

阿蘇市のHPより

 

 

 


乗り継ぎがうまく行っても杖立温泉に着いたの時は4時に近くなっていました。
ただひたすら移動の日でした。長い道のりでしたが、無事につけて良かったです。

 

Jan. 26  2025  Kagoshima → Aso

 

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加瀬間峠からの奄美の海を眺めてフェリーに乗り九州へ - 奄美⑨ ・・・Kasema Pass

2025-02-18 23:56:51 | wonderland

1月25日

加瀬間峠 2つの海が見える丘 が奄美最後に訪れた場所です。 

島を挟んで左側に東シナ海、右側に太平洋の、2つの海を同時に見渡すことができる絶景ポイント。
地形が最も細くなっている所は、赤尾木集落です。
両サイドの海岸である赤尾木湾から東海岸までは徒歩10分ほどの距離。





パラグライダーの乗り場でしょうか・・
ハワイでダイビングを習いそのまましばらくスクールを手伝っていたことのある友だちはパラグライダーはやる気がしないと
話していました。今はただ古道歩きが好きなようです。





風が強くて髪の毛、グシャグシャ・・・
2つの海の中間で記念に。











レンタカーを5時までに返さないといけないので、大島紬村へは行かないで名瀬に戻ることにしました。
地図では近くにあるのですが、道路が加瀬間峠からは通っていないのです。フルフラガーデンまで戻って
また国道を上がって行かないとだめなのです。すごい回り道・・ 地形が入り組んでいるので地図を見ただけでは
わかりません。


金作原の後の午後の時間を過ごした場所です。


名瀬港に戻ってきました。ガソリンを入れて、車を返した後はのんびり港を歩いてフェリー乗り場の方へ。





海上保安庁の船を見ると、国境が近いことを感じます。宮古に行った時もそうでした。



しばらくベンチに座ってボーッとしていました。その前にファミマでアイスクリームを買ってコンビニの外の
ベンチだ食べていました。冬ですが、ファミマの中は冷房で寒かった。




港の近くの公園ではジョギングをする人や凧を揚げて遊ぶ親子がいたり、広々とした中で
遊ぶ子供たちがかわいかったです。


フェリーに積まれるコンテナがたくさん・・
コンビニもスーパーも少ないけど物資は船で運ばれてくる縞の暮らしなのね。




島の間では害虫を持ちださない努力がなされています。持ちだし禁止の植物がい着くかありました。
ソテツが外来種のカイガラ虫でほとんど全滅に近くなっている現実を見ると、大変重要なことと思いました。
サツマイモも持ち出し禁止でした。

結構待ち時間が長かったのですが、お昼にイオンで買った置いたお弁当の夕ご飯をフェリーの待合室で食べました。





フェリーにはまず荷物がつまれていました。それから車、人と中に入って行きました。
こんなに大きな船にお客さんは少なくて・・ 私たちの船室は個室ではなかったので
大きな和室に数名・・ 区切ってある各エリアに1グループくらいしかいませんでした。

私はスマホの充電のため、しばらくワーキングスペースに行っていました。移動をするにもすごく揺れて
つかまりながらフラフラと歩いて・・ 成田のカプセルホテルで使ったスリッパを持ってきていたので
役に立ちました。酔い止めを飲んではいましたが、全然気持ち悪くなりませんでした。しけで荒れていた海でした。

それにしても完全な赤字路線ですね。修学旅行生とかが入ることもあるとのことで、一応電話予約をして乗りましたが
気の毒なくらい人がいませんでした。格安航空チケットで東京からの運賃よりは高いのですが・・  私は最初は
奄美に朝船で入りたいと思っていましたが、ちょっと費用と時間がかかりすぎ・・ 屋久島に帰りによる便も年に数便
あり、行ってみたいと思っていましたが、この時期にはなく、帰ってから、試験的に運行していたものを利用する人が
いないので中止にするというアナウンスがフェリー会社のHPに載っていました。二人とも屋久島にも行ってみたいという
気持ちがあるので、また奄美と屋久島に行けたらと思っています。


Jan. 25  2025  Amami

 

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奄美の蝶 -Amami⑧ ・・・ Full Fura Garden

2025-02-17 23:49:00 | wonderland

1月25日

金作原のガイドツアーを終えて、いよいよ実質残り半日しか残されていない奄美滞在です。
5時までにはレンタカーのガソリンを満タンにして戻さなければなりません。



金作原の帰り道に見た風景
そして行きと同じように民宿まで送ってもらいました。

荷物を取って、民宿の奥様とも相談して最後の訪問地を決めました。大和村の滝も見たかったのですが、
時間的に無理なようだったので、南の方はまたの機会に残しておいて行きやすいところを回ることにしました。
フルフラガーデンというビッグⅡ(ショッピングセンター)の中の植物園の中に蝶がいると教えてもらいました。
近くに大島紬村もあるとのことでそちら方面で残りの時間を過ごすことにしました。

その前にレンタカーを返却するお店を確認して、フェリー乗り場もチェックしておくことにしました。
フェリー乗り場がまたなんともわかりにくく、まったく表示がなく、海運会社の建物を上がって行くとそこに
ありました。フェリーは着時間でないので、誰もいなくて、ひっそりとしていました。

港の近くにイオンがあったのでそこでお昼を買って、フルフラガーデンを目指しました。名瀬は奄美で一番大きな町
ですが、スーパーが一つとコンビニも一つしかみつけることができませんでした。

フェリー乗り場は時間にならないとチケットも買えない状態・・・

 

フルフラガーデンはどこにあるのか探したら、ショッピングセンターの横でした。

 

ガーデンでお弁当を食べました。







ランが普通に咲いているのを見ました。




蝶々が少しだけいました。あまりにも少ないので蝶ハウスの入園料は取らないとのことでした。














蝶のお世話をしているおばちゃんがオオゴマダラの黄金のさなぎを見せてくれました。









東京だったら温室の中みたいなところでした。
冬でも蝶が見れるのを知ったのが旅行寸前。リュウキュウアサギマダラが見たかったけど、オオゴマダラが見れただけでも
良かったです。

 

Jan. 25  2025  Amami

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