10月15日 午後
いよいよ高野山に登りつき、大門で無事ついたことを乾杯して、休憩してから
寺々を巡って奥之院方向に向かいました。
この右側に登りつきます。
急な坂を上がってきてたどり着いた後見上げる大門は大きく、感動的でした。
歩いていると町石の一町がありました。
壇上伽藍
鳥羽天皇の皇后であった美福門院が天皇の菩提を祈るために、1159年に建てられた六角経蔵は、その後何回か火災に会い
現在の建物は1934年に再建されています。
根本大塔
中に立体曼荼羅がある様なのですが、友人は俗っぽいからあまり好きでないと言って、
見るなら待っているから行って来てと言われて私も矢立から5.8kmも登ってきて疲れて、建物の中に
入って小さなものを見る気分でもないので外観などを楽しむことにしました。
今回は焦点を奥之院にあてているので、目標をはっきりさせて先に進みました。
西行桜
金剛峯寺
お昼は宿で握ってもらった小さなおにぎり2個だったので、夕食はどこかで食べようと歩いていたら
候補の一つの精進料理の花菱があったので予約をお願いして、ゲストハウスのkokuuまで行って
荷物を置くことにしました。
歩いてもなかなかつかなくて、友人も昔泊まったことがあるというのに記憶がおぼろで、
赤松院というところでとうとう電話して聞いたら、まだだいぶあるとのことで戻って夕食を食べてから
バスで奥之院入り口まできて歩いてくださいと言われました。夕食をいただくお店も6時までしか
やっていなくて慌てました。
グーグルマップで散々帰りに乗るバス停までの時間を調べたり、いろいろしていたのに肝心の地図を
打ち出してこなかった詰めの甘い自分に反省。ルートを決める時は面白くていろいろ調べるのに行く前に
資料を抜けなくそろえるのがいい加減な私です。
花菱は金剛峯寺の前にある精進料理のお店ですが、仕出しで忙しそうでした。
多くの寺院へ料理を運んでいるようでした。
食前に和三盆とお茶が出たのだったかしら・・
三鈷膳という茄子の田楽がおいしいお膳です。
胡麻豆腐が上品な味でした。
ここも確かほうじ茶プリンではなかったかしら? 柿が乗っていておいしかったです。
帰る間際に外国人の観光客が翌日の予約を取りに入ってきていました。
バスで奥之院前まで行ってそれからさらに国道を進むとkokuuがあります。
バス停で降りた外国人の男性が一人で奥之院に向かっていました。
kokuuでチェックインをして矢立から登ってきたと言ったら、褒められました。町に入ってから
奥之院への距離が想像以上に遠く、翌日の計画を変更して龍神へのバスは千手院橋からではなく
奥之院からに変更しようと思っていると話したら、バス会社に電話して変更連絡してくれました。
事前に買ったチケットでした。
二段ベッドも私が高齢のせいか他の宿泊者から変更して1階にしていただけました。スペイン人(多分)の
二人ずれ女性が2人とも1階にしていたのです。今回のベッドははしごで上がるようになっていて私にはちょっと
難しかったかも。宿泊は99%外国人で簡単な英語で気持ちが伝わりました。このゲストハウスは奥之院の前にあるので
早朝や夜のお参りをする人がほとんどでした。今は夜も解放してあるので特別な空気の中初めての奥之院へナイトツアー
に出かけました。
どこかに吸い込まれそうな神秘的な奥之院です。
歴史上の有名人のお墓を見つけながら奥に進み御廟橋を渡りました。
御廟橋を渡るとさらなる聖域の場所に入り、話しても写真を撮っても
いけません。
さらにその奥に行って、弘法大師御廟でろうそくを灯し、お線香をたいて
般若心経を唱えてくれました。私にも数珠やろうそく、お経を用意してくれましたが
見ているのがやっとでした。彼は暗記していました。命と宇宙の書です。
親友のために祈ったこの夜はその静けさと共に生涯忘れられない日となりました。
Oct. 15 2023 Koyasan