存在 ・・・・existence

最近夜寝る前に聴くのは
Bill Evans の I will say goodbye
でも　Jazz　piano はどこかあきらめの響きがして
やっぱり　バッハが魂を癒してくれるかもしれない。

存在が消えていくのを見ているのはつらい・・
この世界から
思い起こせばいろいろなことがあったけど、楽しい思い出のほうが
思い出される。　
自分の人生もあっという間で、気がついたら終わりということに
なってしまうのだろうか・・
本当に子供の成長と同じで過ぎ去った日々はあっという間。
その日一日生きればいいという水上勉の言葉が好きだけど。

憂しとみし世ぞ今は恋しき　
（長らへばまたこのごろやしのばれむ 憂しと見し世ぞ今は恋しき）


明日は私たちを支えてくれた姉の一周忌で、お花が届いたとの
電話を義兄からもらいました。姉の死後、体調を崩していた
兄の元気な声が聞けてうれしかった。





「神崎縷々の日記帳（日記ではないけど）に貼られた絵）」

日差しの中のキラキラした冬の名残り ・・・・ traces of winter in bright daylight

今日2月14日は結婚記念日。プリンと食べられないかもしれないが
シブーストを買ってホームに向かった。少し遅くなっただけだけど
看護士さんから病状がさらに悪くなったお知らせの電話が途中あった。

呑み込みが悪くなり、水分もむせて難しくなってきた。
せっかく買っていったケーキもカスタードクリームのところを耳かきで取ったくらい
を一口よく噛んで食べただけ。

目に涙がたまってしまっていた。
いつ意識状態が悪くなってもおかしくないので
今までのことを感謝して、結構何でもできたのに認めなかった点が
あったので、謝りました。

熱も出て、呼吸も少し速くなってきている。
今日はそれでもよく話している。麻薬のせいで目が少しトロンと
していた。昨日はすぐ寝てしまったけど。


















































お正月を過ぎると日差しが温かく感じる。



　　　　　　　　　　　　　　Feb.9　　2013　　Institute for Nature　Study

冬の中から生まれる春 ・・・ ｓpring born from winter

スプリング・エフェメラルの前に
こちらから載せようと思っていたのに
順番を間違えてしまいました。

2月9日の自然教育園散歩のスタートです。
今回は1年間のパスを買いました。1,000円で1年間無料、そして上野の科学博物館やつくばの植物園も。
すごくお得でしょう？






入り口近くに小さなセツブンソウが咲いていました。






















雪でかしら　木が水面に倒れてきています。



















*











　　　　　　　　　　　　Feb.9　　2013　　Institute for Nature Study

スプリング・エフェメラル Spring ephemeral

スプリング・エフェメラル（Spring ephemeral）は、春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、
あとは地下で過ごす一連の草花の総称。春植物（はるしょくぶつ）ともいう。直訳すると「春の儚いもの」
「春の短い命」というような意味で、「春の妖精」とも呼ばれる。


























春が近い光の中で、枯れた花もキラキラしている。







ユキワリイチゲ
































2月10日にホームに行ったときは、カーテンをめいっぱい開けて、光をさんさんと病室に
入れました。お迎えが来るということはこういうことなんだと思いました。
何かが連れて行ってしまう・・空気の中へ・・空へ
いつか誰でも。

2月11日には親友夫婦が見えて、珍しくプリンが食べたいというので
皆でいただきいい時間が過ごせました。

そういえば今朝ekoさんが夢に出てきたよ！
お元気ですか？

写真は2月9日自然教育園の花たちです。

春が目覚める森から ・・・・ spring emerging from sleep

2月9日



初めてぶれないで撮れたウグイス
藪の中をせわしなく動いて・・


2月8日は創立記念日で職場がお休みでした。
いつも人間ドックに行くか役所などの用事を片付ける日です。
今年は確定申告に行かなければならず、いつもの医療控除も
合わせて、出かけました。　保健所での面談もあり、難病の保険証も更新です。
落ち着いた保健婦さんからアドバイスももらえました。

その日はもう飽和状態。
翌日ホームに近い自然教育園に
Sと行ってから、ホームに行きましたが
自然教育園に行く信号を渡った先の庭園美術館の塀に
なんとジョビ子がいました。目と鼻の先で
こんなに近くで見たことがありませんでした。
あわててカメラを出す前に庭園の中に消えて
しまいました。

その日はスプイリング・エフェメラルを呼ばれる花の
一つ「セツブンソウ」が暦通り咲き始めていたからです。




そしてフクジュソウも春を予感する日差しの中で
元気いっぱいでした。





そのあとでコーヒーを飲んでいるとホームからの着信履歴があり
あわてて電話すると、状態が良くないので水分の皮下点滴を始めたとのことでした。
すぐホームに向かいました。一駅歩けそうでしたが地下鉄に乗りました。

所長さんの話ではもうその時はいつやって来てもおかしくない状況とのことで
残された時間はますます基調になってきたと思いました。
それでもアイスクリームが食べれてホッとしました。状態の波を繰り返しながら
自然に運ばれていくのだろうと思いました。
私のことをじっと見つめるので悲しくなりました。とてもきれいな目で
耐えられなくなりました。

夜は10年ぶりの職場の同期会で、所長さんにお任せして出かけました。
40年ぶり近くに会えた職場の先輩に抱き着いて喜びました。
入りたての職場は素晴らしい人たちに囲まれていました。
その先輩は中国語の先生をしてくれて、彼女は今では早稲田大学の教授です。
その飾り気のない人柄も全然変わっていません。
田中泯の夫人からは佐藤雅子さんが刺したブリューゲルの花瓶の花の模様のクッションを
習ったりしました。彼女は今回は来ていませんでした。
その頃は大学で出ても就職口もあまりないそんな時代でした。
特にユニークな人が集まっていたのか・・
学生時代の延長のような楽しい職場でした。

というか学生時代は学生運動はなやかな時代で学生時代を楽しむという
きもちにはなれないような・・
スキーに行ったり、テニスをしたりしたのは就職してからでした。
そういえば御茶ノ水まで英会話を習いに行かせてもらったり・・
英会話や草月流のいけばなはしばらく続いていましたね。

ハーダンガー刺繍を教わった素敵な先輩は今はお茶の先生もしているとのこと。
表なので、退職したら習いに行くことをお願いしました。
今月の28日（利休忌）に大徳寺にお茶をたてに行くとのことで、おけいこにも
いつも着物を着ているとのことでした。

亡くなられたスタッフもいて残念ですが、楽しい思い出はいつまでもです。
あの頃は1年上でも大先輩でした。今の若者に比べると大人っぽかったです。


　　　　　　　　　Feb.9　2013 Institute for Nature Study

春を待つ公園で ・・・ in the park spring is growing

下の池近くの水仙






























ツグミも来た









*









まんさくの花が正にひらこうとしてその長い花びらを伸ばし始めていた。
お花も冬眠していたように・・・










あちこちに雪の重みで倒れたり折れたりした木や
壊れた建物もあって立ち入り禁止になっていた。












































近づく春との対話を楽しむお散歩でした。
体の中から元気が湧いてきそうな・・

コゲラが鳴きながら飛んでいたけれど
とうとう写真を撮る瞬間が来ませんでした。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Feb.　3　　2013　　Shinjuku　Gyoen　National Garden

春が来るのを感じて ・・・・ feeling spring is drawing near

2月3日　新宿御苑の続きです。










子福桜

子供が幸せをもたらすのかしら・・・
「木靴の木」というオルミ監督の映画を思い出した。
　













十月桜はもう終わりです。


河津桜はまだつぼみでした。







ソシンロウバイ





ミツマタもまだ咲いていません。














シジュウカラさん　こんにちわ



















人目も気にせず一生懸命食べていました。











キンクロさんも久しぶり・・














　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Feb.3　　2013　　Shinjuku Gyoen National Garden

水仙の花が待っている庭へ ・・・・ to the garden daffodils waiting for me

2月3日



朝のブルー



朝つけたTVで房総の鋸南町というところで
水仙の花を育てている人たちを見て
あんなにいつくしんで育てていると感心しました。
急に水仙が見たくなり、新宿に買い物に行くついでに
御苑まで行きました。
花を見に出かけるのは久しぶりです。





入り口を入るとロウバイの香りが漂ってきました。
ロウバイもいい香りがするのですね。

































フクジュソウとペーパーホワイト
春を見つけた感じがしたら、近くに来たカメラを持ったおじいさんが「春だね～かわいいね」と話しかけて
きました。こんなひと時もうれしいですね。
春に会いに来た人がいたのだと・・・





























ペーパーホワイトももう最後の輝きの季節。冬から咲き始めて
春が近いことを知らせてくれる。

公園の中は春が芽の中で育っていることを感じます。
命の息吹を・・・周りの木々や自然が春が来るよ、春が来るよと
私に語りかけてきます。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Feb.3　2013 Shinjuku　Gyoen National Garden

雲の流れが速い一日 ・・・・ scudding cloud

今週はTの具合がぐっと落ち込み、こちらも沈んでしまった。
食事があまりとれず、水分でさえも戻して、部屋も暗くしてあった。
モルヒネを使いだし、現状維持か、悪くなるだけだといわれ、この病気のつらさを思った。
どんなことになっても、持ち直していたTだったのに。
点滴でさえも少し問題がありそうだった。
思わず最後の時のことがよぎってしまいました。

今日行った時もケアマネージャーさんが意識状態も悪くなってきているというので
恐る恐る部屋に入ったが、今日はTVもついていて、Sも来てうれしそうだった。
アイスクリームなら食べれそうだったので、今日持っていったら食べられてよかった。










今日は朝からとにかくホームに行かないとと思って、朝早くから出かけて行った。
最初は神谷町にある恵泉フラワーセンター義姉が亡くなって1年たつのでお花を贈るよう
依頼してきた。
































その後、東京タワーの横を通って、増上寺に沿った道を下り、プリンスホテルの中を
通ってSのお気に入りの店ル・パン・コテュディアンでランチを取った。
Sはコブサラダというのが大好きで山盛りのサラダをシェアしました。
他はローストポークのタルティーニ。


























窓の外に東京タワーが見えて、南風の強い日は雲がものすごい速さで　流れて行った。
私たちは地球の上に乗っかっているけれど、そのさなぎからいつどこに行かされて
しまうのだろうか・・






















　　　　　Feb.2　2013　　Kamiyacyo-Shiba