何回もフライングしていた高尾方面にやっと行くことができました。気持ちよく晴れた日で朝、家からも富士山が見えました。
5月24日 晴 夕方 一瞬雨がぱらつく 気温 27℃
高尾山口駅(8:45) 清滝駅(9:00発ケーブルカー)~1号路〜 薬王院〜 富士道〜 5号路南巻き〜 もみじ台南巻き(富士見台園地)〜 一丁平巻き道〜 一丁平(11:50着 ランチタイム 12:30出発)~一丁平展望デッキ~ 小仏城山の下を通って日影林道~城山北東尾根~日影林道~日影バス停(15:43発)~高尾駅
23,853歩 16.5km 【iPhoneの万歩計なので参考値です】
森はいろいろと姿を変え、ウグイスは杉林以外はどこでもきれいな声で鳴いていました。鳥たちが離れたところで会話するように鳴いているのも聞いたり楽しい森の中でしたが、私にとっては本格的な登山コースで途中難所がいくつかあり、同行の花仲間の人たちに助けていただきました。一人でも行こうと思っていたのですが、初めてのちょっと人があまりいないハイキングコースはグループで行った方が心強いです。途中年配の女性が一人で登ってくるのにすれ違ったり、すごいなと思いました。
途中出会った高尾のサポートレンジャーか何か腕章をしていた人に道のことをお聞きして、スズムシソウはよくわからないようだったので、今みんなが狙っているベニバナヤマシャクヤクが咲き始めているのを見にコースを日影林道から北東尾根コースに変更しました。最後の方は前日までの雨のせいかぬかるんだり、滑りやすい急な坂もあり、恐かったです。最初カメラを持っていただいたりして、あとからリュックにしまい、スマホでも写真を撮る余裕がなくなりました。落ちていた枝をみつけてもらって杖代わりにしました。カメラを持つと杖が持てないので、持っていませんでしたが、これからはリュックに入れて準備しておこうと反省しました。
たくさんの初めてのお花たちにも会い、コースも大変だったので、今でもボーっとしています。股関節に問題があるUさんも私もやっと膝関節が治ってきて正座も、階段の駆けおりもできるようになり、挑戦しました。途中、以前つぼみだった花を見に来たシニアの女性や、本当に花の好きな人たちが歩いているのに出会いましたが、高尾山の方にはほとんど人がいなくて、一丁平に着いたとき、お昼だったせいか多くの人が休憩していて驚きました。
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ケーブルカーを降りるとセッコクの花が出迎えてくれます。乗るときにも見事なセッコクを見ることができます。高尾山の上の駅の方がピンクが濃くてきれいでした。
ラン科
沢沿いなど湿り気のある場所の樹木や岩の上などに着生する常緑の多年草(複数年のあいだ育成する植物)。
高尾山ではスギの老木の上などに着生し、美しい花を咲かせている。
高尾山マガジンより
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ケーブルカーを降りたら、この晴れやかさ・・・
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かわいいお守り・・
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シロバナフデリンドウの花がまだ残っているとのことでした。私は初めて見る花です。
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サイハイラン
これから咲くムヨウランも見てみたい花です。
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ヨウラクラン
こちらも木に付着するランです。カヤランも高尾で見られる木に着生するランですが、花が咲いているのは見たことがありません。
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ウツギロードに入りました。
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ガクウツギ
紫陽花の一種かと思いました。
奥高尾の入り口に着いて、もみじ台には上がらず左の巻き道を通って、富士見台のオオバウマノスズクサロードに行きます。この先にツレサギソウも咲いているはずです。
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ツレサギソウがちょうど見ごろでした。
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オオバウマノスズクサ
ユニークな花で今回見たい花の一つでした。思ったよりも小さく、もう花はそろそろ終わりかだいぶ少なくなっているとのことでした。
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オカタツナミソウはあちこちで見ることができました。やはり私にとっては初めて見る花です。
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まだエゴノキの花を見ることができました。足元に小さな花が散っていて、見上げるとエゴノキの花が咲いていました。
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他にも珍しい花がたくさんあり、探検です。
もみじ台からの道に合流しましたが、そこから一丁平までもまき道を通ることにしましたが、普通巻き道の方が楽なのですが、最後の方結構難所があり助けてもらいました。かなり急斜面を登りました。
一丁平で楽しいランチタイム。ピクニックですね。
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蝶がお弁当に誘われてやってきました。ワイングラスを運んで、火を使ってホットサンドイッチとか作っている人たちもいました。
果物もいただいて、楽しいランチタイムです。ごちそうさまでした。
ここからとりあえず小仏城山の方面に向かい、日影に降りる道を探ります。
まず行ったことのない展望デッキに登ってから城山に向かうことにしましたが、階段状の道をあがって開けた景色に思わず声をあげてしまいました。
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ここから城山方面に歩き、大きな道に出てからどちらに行こうかと迷っていると老婦人がノルディック・ウォーキングをして通り過ぎたので、お聞きしたら、頂上に上がらず日影林道に行く道を教えていただきました。
林の雰囲気は今まで歩いてきたところとは全く違って、高尾周辺の山々のヴァラエティにとんだ景色を楽しむことができます。林の中をしばらく歩くと開けてきました。
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しばらく歩くと日影林道にぶつかり、城山に行く人たちが先の方に見えました。
日影林道を歩くと左側に道があり、そこから人が出入りしていました。高尾山サポートレンジャーか何かの腕章をした人が出てきたのでスズムシソウのことをお聞きしたのですが、城山の上の方で崩れていた場所を最近なおしたばかりのところにスズムシソウとベニバナヤマシャクヤクの花が咲き始めて、この左に入って道にもベニバナヤマシャクヤクが咲いていると教えてくれました。結構アップダウンがありそうでしたが、この道を行く人が他にもいたので、行ってみることにしました。スズムシソウは日影林道の下の方でも探すのが難しそうなので、今回はあきらめてベニバナヤマシャクヤクを目指しました。ワニグチソウとか見ながら歩きました。
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しばらく行くとベニバナヤマシャクヤクに出会うことができました。
ここを目的に歩いている人も他にもいて、数人集まっていました。大事に守っていきたい花です。
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エビネも少し残っていました。ミドリエビネをいつか見てみたいです。山で見る美しさは格別です。
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ワニグチソウ
そしてなんとイナモリソウを一緒に行った花のお姉さまたちが発見しました。私は急ぎ足で降りて、だいぶ下の方に行っていたのでイナモリソウ発見の声にまた登って戻りました。登ると結構急な道で驚きました。
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今回出会えると思わなかったイナモリソウ。次回のテーマです。小さな花で写真がうまく撮れませんでした。
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シックなカンアオイの花です。
途中木のベンチがあるところで休憩しましたが、下から登ってきた人がいたので、聞いてみるとこの先は滑りやすいので気を付けてと教えてもらいました。途中すべりやすくて危険な個所がいくつかありましたが、助けてもらって降りて行きました。途中持ってくれたカメラもリュックにしまって木の枝の杖を頼りに気をつけながら降りて行って、やっと沢のところに着きました。
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川の水も増水していなかったので石の上を通って渡ることができました。
ちょうど1時間に1本程度しかないバスに間に合い、10分くらいでバスが来て、スムーズに帰ることができました。
行く前にいろいろ教えてくださったTさん、ご一緒して下さったUさん、Oさんありがとうございました。
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私たちは4号路は通らず、まき道を沢山通ってきたので、コースは違いますが、地図をみつけたので参考にお借りしました。
今回出会った植物: セッコク、シロバナフデリンドウ、フイリミミカダテンナンショウ、ヨウラクラン、サイハイラン、ユキノシタ、ウツギ、マルバウツギ、ガクウツギ、オオバウマノスズクサ、ツレサギソウ、イナモリソウ、ジュウニヒトエ、キンモンソウ、オカタツナミ、ウリノキ、サルナシ、サルトリイバラ、ワニグチソウ、ハナイカダ、エビネ、ミヤマナルコユリ、カンアオイ、ベニバナヤマシャクヤク、オニドコロ、フタリシズカ、ヤエムグラ、ニガナ、オオジシバリ、カルミア、クワの実、ヤマボウシ、エゴノキ、ガマズミ、シロミノアオキ、アヤメかハナショウブ
May 24 2021 around Takao