Reflections

時のかけらたち

落合散歩  佐伯祐三アトリエ記念館 ・・・ Ochiai walking

2018-10-31 23:56:23 | wonderland
10月30日

私は今置かれている状態とできるだけ生かして生きるのが
いいかといつも思っています。今は日本にいること、この地域に住んでいることを
最大限に利用して生きるのが無理がなく・・ 
結婚して南阿佐ヶ谷から始まった生活は、主人の病院の近く近くへと転居して
少しずつ都心に向かいました。私は住むなら郊外派ですが、仕事をして子育て、病院と
あればすべて近いほうが便利でした。主人も最初は新宿の医大病院でしたがその後お茶の水へと
病院を変えて行きました。難病だったので診れる病院がすごく限られていてあまり
ありませんが、替えたのは正解でした。新宿の病院は薬害エイズ問題とかあり、今では
不正入試とかいろいろ問題が起きていました。エレベーターの中で今は亡き加藤和彦と安井和美
に会ったのも主人が入院中。主人はしょっちゅう緊急入院で子供もいつも死と隣り合わせでした。
その後御茶ノ水の病院で定期治療をしていて、さらに思いがけず癌を発症してこれ以上病院での
治療は無理という時にその病院の若いソーシャル・ワーカーさんが介護、看護、治療、医学療法との
最強のチームを作って、病院と相談しながら医療体制を作っていきました。家の中が病室のように
プライバシーのない暮らしでしたが、本人はほっとしていたと思います。それでも看護士が常駐していないと
ダメなような状態になり、最後は入院先からホスピスのような施設へと移転しました。
そういう時代が長く続いて今ホッとする暮らしがあるけれど、この今もいつまで続くかわからない。

昨日新宿の紀伊国屋まで歩いて行ったら、なんだか疲れて、こんなに疲れるのは年のせいかなと
思ったけれど、体調も日によって違って、今日はたぶん4Km以上歩いたけれど疲れませんでした。
川沿いのウォーキングと街中の空気の悪い場所とでは違うのかしら?

iPhone の万歩計をオンにしたら6.6km 9127歩と記録が出ました。
今まで、万歩計を見たことはなかったのですが、見てみると今までの記録も残っていて
東御苑や、染の小道を歩いた時は1万歩を超えていて、10Km近くになっている日もありました。
キロ数についてはどれだけ正確かはわかりませんが。高低差も出ます。何階分登ったかの。
スマホ使いこなしていませんね。これから歩くのが楽しみです。クラス会でも1時間くらい歩いている人は
結構います。定年退職後の健康管理として。

歩く道はあらかじめgoogle mapで調べておきます。
手塚治虫のプロダクションはこんなところに在ったのね。
偶然みつけることができました。









前回の染の小道で通った神田川沿いの道の先の方です。
反対側から向かうと迷って道を聞いた地点がすぐやってきました。








目的地は佐伯祐三アトリエ記念館。
佐伯祐三展を見たのは高校生の頃かもう50年近く前のことになります。
あの展覧会の図録を捨ててしまったことをとても残念に思っています。
実家が引っ越す時に整理しました。

あの情熱に圧倒されて、ユトリロとは違って見ていて、その追求する姿勢に苦しくなりますが、
とても魅かれる絵でした。後から同じくパリの街を書いた増田誠や荻須を見ましたが、
佐伯の絵に一番ひかれます。

落合にあったアトリエを再建して公開するようになりました。
いつか行ってみたいと思っていたのですが、染の小道が引き金となりました。










ブラマンク風に描けそうなアトリエ風景です。

30代で亡くなったと記憶してましが、30歳ちょうどで亡くなったのですね。燃え尽きてしまったように。
絵を追求して駆け抜けた人生だったのですね。


















アトリエに置いてある絵はみんなレプリカでした。













佐伯祐三が大工さんから道具を借りて自分で増築した部分です。







昭和47年までここで絵を描いていた婦人の作品が置いてありました。
静かにフォーレのエレジーがかかっていました。久しぶりに聞く曲です。何かピッタリな感じがしました。
30歳の夫とそれに次いで娘を失った夫人はパリから一人東京のこのアトリエに戻り、ずっとここで
暮らされていたのですね。絵はやさしい絵でした。



























































聖母病院





























Oct.30 2018  Ochiai
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イタリア語と野鳥図鑑と ・・・ Italian lesson & bird guide

2018-10-30 23:42:08 | a day in the life
10月29日(月)

新宿紀伊国屋まで野鳥の図鑑を探しに行きました。
ネットで検索して、やっぱり持ち歩ける軽くてハンディなのがいいかしらと
見当をつけました。初めてなのでそれほど詳しくなくてもいいかと思い
本屋もジュンク堂が検索して使いやすく量も多いような気がしたのですが、
行き慣れてる新宿の紀伊国屋まで運動のため、歩いて行きました。

本屋さんも今はいろいろあって、新宿のブルックリンパーラーも楽しそうでした。
今回は探すものがはっきりしていたので本当の本屋さんにしましたが、
本がたくさんあって、買えるカフェは何時間でもいて面白い発見があるかもしれませんね。

忙しい生活の中では目にも止まらなかったものに気が付くようになります。



くらべてわかる野鳥 文庫版 山と渓谷社

平凡社の日本の野鳥650は写真がすごくきれいでしたが、持ち歩けない重さで、写真はネットでも
見ることができるので、安くて軽くて持ち歩きに便利なものにしました。オスとメスが全く違うので
難しいのですが、徐々に定着していくといいな~と思っています。カモでさえよくわからなくなります。



10月28日(日)

今日のヨガでは思いっきり体が延ばせてすごく気持ちが良かったです。
教え方の上手な先生で気が付いたら1時間経っていました。このレッスンは
75分です。家に戻り昼食を取ったら、午後はイタリア語が入っています。
帰り道、近くの公園では最近アラブ系の人たちが見たことないクリケットのようなゲームを
しています。その横顔にはフェニキアとか地中海の雰囲気がありました。
横の公園ではチビッ子がダボダボのユニフォームを着て、サッカーの練習をしていて
かわいかったです。

二度とない今日という日を大切にしたいと思う今日この頃です。体調も毎日変わって行くし、
いつ一人っきりになるかわかりません。イタリア語を学べるのを感謝しつつ今日も早起きし
当日宿題をして午後のレッスンに向かいました。

レッスンはいつも楽しい脳トレです。先生は間違えてもいいからどんどんしゃべっちゃおうという
イケイケで忍耐強く教えてくれます。文字を見るのと何も見ないで話すのでは頭の働く場所が
違うよねと。まっさらな状態でテキストなしで話すことが多く、聞き取りも文字は最後の最後です。




フェリチッシミのオーナーが「日々是好日」を見たら、急に栗蒸し羊羹を食べたくなっちゃったとか。
秋の味ですね。
お茶と共に聴いた曲は Santa Luchia でナポリ方言から翻訳したものでした。先生がきれいな
形容詞がたくさん出てくると話していました。聖ルチアはローマ時代の殉教者でナポリの船乗りたちの
守護聖人となりました。目を失っても見えた彼女は船乗りたちの航海を安全に導く光となりました。
何でもないナポリ民謡が潮風を受け、漂う船の上で歌われていたのかと海の広さを感じました。







夕食は娘の当番で、いつも居酒屋で食べている「赤から」と言うなべを作ってくれました。
私には初めての味でおいしかったです。赤みそが白菜やもやし、油揚げにしっかりとしみていました。
名古屋の味ですね。私が前日に作っていた鶏のつくねと他に三枚肉、豆腐、長葱、海老が入っています。




10月ももう残り少なくなってきました。
11月1日いよいよPaulのコンサート。

2015年 Out There  2017年 One on One に続いて 今回の Freshen Up
最初は主人が亡くなって翌年の2014年のPaulのコンサートを券があるからと甥が気晴らしにと誘って
くれたのが始まり・・ その時は断ったのだけど、急に聴きたくなって当時の代々木の国立競技場で
その空気だけでもと近くまで行ったら、人々が帰ってくるのに出会い、当日病気によるキャンセルを
知りました。その翌年2015年のコンサートはチケットを手配しました。クラシックの好きな友人が
11年ぶりの来日となった2013年の公演に行って素晴らしかったと話していました。
その時以来、Paulのエネルギーに圧倒されました。どちらかと言うとJohnが好きでしたが
one of Beatles としてもその後の常に前進している姿勢にただならぬ音楽の才能を感じます。
カナダでの全39曲のset listが発表されましたが、本当にノン・ストップで歌う彼の姿には
年齢を超えたものがあります。



直前のケベックでのコンサート。


来日直前SPの動画をみつけました。

何度でも会いたい!ポール・マッカートニー来日直前SP ~独占インタビュー&舞台裏初公開~から見ることができます。
森山良子の老成しない素のままの無邪気なポールと言う言葉が結構ぴったりのような気がします。




* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


今日はドイツメルケル首相のニュースが世界中を駆け巡り、今後の世界に暗い影を落としそうで
気持ちが重くなります。

日本と韓国の関係も今回の新日鉄住金の徴用工裁判の敗訴で国交正常化の際の基本合意が見直されることに
なるのか、その時の政府の考え方で変わっていくと国際関係も収拾がつかなくなりそうです。
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染の小道散歩 -2  協美 ・・・ streets of dyeing art -2

2018-10-29 19:49:34 | wonderland
金田染工場からさらに先にある手描き友禅の工房「協美」にむかいました。







ちょっと道に迷い戻ったりしながら・・




この辺は聖母病院に行ったり、主人の葬儀が行われた場所の近くで、いろいろ記憶が甦ってきました。




昔の芸術家とかいろいろな人たちが住んだこの界隈です。




友禅の協美に着き、階段を降りて作業場に入って行きました。


若い職人さんがものすごく細い糊引きをしていました。体験の方が、一人だけいましたが、もう3時間近く
やっているとのことでした。とても細かい作業です。
糊引きしてある半襟作成中で、お正月に宝尽くしとか・・ 私もやりたくなってしまい
ましたが、翌月もやっているとの案内をいただきました。


















体験用の半襟の糸引きを製作中でした。


そこの女将さんから染の小道の歴史を教わりました。16年くらい前にスタンプラリーを
息子さんたちのグループで考えて続けていたとのこと。東地区にまで広げたのはつい2~3年前の
ことだそうです。







仕事場を写させてもらいました。
下が抜いてある机は下からバーナーをあてて乾かすためとのこと。










楽しそうに体験の染をしていました。すごく時間がかかっているとか。色を相談しながら
お正月用の半襟だそうです。


女将さんが帰り際に私が着ていた、絹のジャケットをほめてくださり、それは呉服店で買った国画会の作家さんの
染で張のあるものでした。

お別れをしてしばらく歩いてそういえば彼女物凄くすてきな装いだったと写真を撮らなかったことを
後悔して、あわてて戻り写真を撮らせていただきました。
写真は苦手なのよと笑っていましたが、承知していただき、その場でパスした写真をブログに
載せる許可をいただきました。










帯どめにも菊の花が・・・




半襟は更紗でもみじがまだ赤くなっていないものとか・・ 微妙な季節感を出していますね。

レトロかわいかったです。


この界隈は娘を病院に連れて行ったり、私がヘルペスになった時に、仕事に行く途中毎日点滴した聖母病院が
あったり、主人の葬儀をした区民センターがあり、忘れられない場所です。久しぶりに歩きました。

















浸染の宇佐美染工所は駅の反対側の神田川沿いにありますが、遠いと言われたのでもう一つの引き染めの
ふじや染工房を目指しました。。
落合という名の通り、神田川と妙正寺川が落ち合うところです。














せせらぎの里の方から廻ったらどうやら道に迷ったみたいでした。
神田川沿いなのでそれは間違っていないのですが、方向が違うようで
ちょうど工事の休憩をしていた人にこちらの方向は高田馬場方面かどうか
だけ聞いたら、親切にスマホで地図を出して、説明してくれました。
私は位置情報をオンしてないし、こういうことがささっとできず地図だけを
頼りに歩いていました。今どきの若い人は親切ですね。もう仕事も終わる時間だけど
時間を取らせてしまいました。








やっぱり反対方向で、急いで戻りましたが、その住所に見当たりません。
近所の方らしい人が歩いていたので、お聞きすると目の前でしたが、
3時で終わって、ひっそりしていました。5時まで出なく3時で終わるところもあったのね。
日曜は行けないのでまた次回に行くことにしました。
ついでに高田馬場までの道を聞くと、ちょうど行くところなので一緒に行きましょうと
誘ってくれました。その人の家の前は友禅の職人さんなのですが、加賀の出身のその人は
全く友禅には興味がないのですが、京都の友人が友禅の糊引きの専門家で、仕事場に行った
ことがあると話してくれました。その通りは全部そういう工房が並んでいるとのこと。
馬場のどの辺あたりに出るのかワクワクしていたら予想とは全く違う方向のいつもの
行きつけスーパーの横に出て、そこでお別れしました。

なんだか小さな旅をしたような不思議な感じ。
その方の説明だと、途中横道に入ると出られなくなるところがあるとか、
お子さんが何時間もかかって戻ってきたことがあったというお話でした。
この辺は空襲にあわなかったので、昔のままだそうです。江戸の名残で
そのように作られていたのかしら・・・?
それで親切に一緒に歩いてくれたのかしら・・

ウォーキングの午後で、歴史をたどり、今でも若い人たちが伝統を引き継いで
区もバックアップして応援している感じがわかり、楽しい一日でした。
地元が江戸からの伝統を引き継ぎ、がんばっているのは嬉しいです。

行けなかったところはまだ次回にとまた楽しみが残りました。

そして新たな散歩道もでみつけました。川沿いは哲学の道ではないけれど
散策にはいいですね。

Oct.27  2018   Ochiai
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染の小道散歩 -1  二葉苑 ~ 金田染工場 ・・・ streets of dyeing art -1

2018-10-29 19:25:18 | wonderland
10月27日

ほんとうは金曜日にオペラの前に二葉苑だけは行ってみたかったけれど
着付けにてこずって時間がぎりぎりになって行けませんでした。
せっかくむじな菊を着たのに。





それで今日は歩き回ることもあり、洋服で染の小道に行きました。
二葉苑では教室の作品展があり、先生や職人さんたちは作業中でガラス張りの外から
挨拶しただけですが、型絵、挿絵、江戸更紗と違う手法がどうできるのか
ゆっくりと見ました。出来上がったものを見るとやっぱり色を刷り込む
江戸更紗た好きなのかなと思いました。他のものの方が自由度が高いけれど。

作品展より
手挿し


















更紗













型絵









上の段が更紗の初級、下の段が型絵の初級





型絵は1枚の型紙で紗張りして糊置きして、残ったところに色を挿していきます。
手挿しは糸引きして色を乗せていくので絵をかいている感じですね。
更紗は色の数だけ版を作らなけれななりません。抜いたところに色を刷り込みます。

私はやはり更紗が一番好きかと思いました。帯用は手挿しで素敵なものが
できていました。



二葉苑ではバングラデシュの人とか外国人一行のツアーも来ていました。
和服を着たガイドの男の人が英語で説明していました。他に立ち寄ったところでも
外国の方がいて、最近のこういう文化に興味を持ってくれる観光客や滞在者が
目立ってくる流れがいいですね。
バングラの方はガンジーの何かの記念でインドの模様が日本にどう伝わって行ったかの
知る旅行を企画しているとのことで相談に来たみたいです。








江戸小紋の5代目の方がどこか粋な説明をしてくれてとても面白かったです。
ちょっと噺家みたいでした。染の小道を回っていた熟年グループが一緒に説明を聞きました。
二葉苑とのコラボ作品もあり、江戸小紋に江戸更紗で白抜きしてある染でした。





他に今回は浸染と友禅を見に行こうかと思い、下落合方向に地図を片手に歩きました。
金田染工場は本社工場を埼玉県に移転したとのことで、作品だけありました。
江戸小紋だけでなく東京染小紋と言う新しいものもありました。
小売りはしないとのことでした。小物は分けていただけるようでした。
川の整備で工場に必要な長さが取れなくなったと女将さんの話を聞きました。
















これが東京染小紋。私は伝統的な柄の方が好きです。



Oct.27 2018 Nakai & Ochiai
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赤坂オペラ ・・・ Akasaka Opera

2018-10-28 23:56:11 | music
赤坂オペラ復活公演が26日に赤坂区民センターホールで開催されました。日本のオペラの発祥の地は
赤坂で、大正時代にオペラ劇場がありましたが、1年半で姿を消し、浅草オペラへと流れが変わりました。
今回102年ぶりに復活公演の開催となりました。その主役二人が今ベルカントを習っている先生たちです。

イタリア語とベルカントを一緒に習っているSさんが来れなくなったので、代わりにだれかと行ってと券を
いただいたので職場の同僚だった友人を誘って、ご一緒しました。赤坂公演復活については読売新聞や、
東京新聞でも紹介されていました。

私は蝶々夫人をちゃんと見たことがないので、字幕も出るし、勉強のために先生方の公演を
見ようかと思っていましたが、それが想像以上に素晴らしい公演でした。
蝶々さんを演じたソプラノの山畑晴子さんは表情のある声で、ピュアな蝶々さんを
見事に昇華していました。何時もレッスンをしてくれる安藤英一先生のピンカートン、
他スズキ役のメゾソプラノ石橋佳子さん、バリトンの清水良一さんなど日本のオペラの質の高さに
驚かされました。

友人もオペラが初めてだったけど、TVなどで見たことのある蝶々夫人と違って良かったと話していました。
オペラを人に誘う時はちょっと心配だけど、ほっとしました。
山畑さんと先生の安藤さんはいつものレッスンでは絶妙な掛け合いで、とても面白いのですが、
役に入ればそれはまた別の姿でした。

オケはどうなのかと思ったら、ピアノの伴奏で、それもなかなかよかったです。
字幕スーパーが大きく出ていたので、助かりました。時折イタリア語も意味がつかめました。




純粋でかわいい蝶々さんを演じた山畑さん。




終了後、知らない方が写真を撮ってくれました。
この役のため髪を染めた先生はしばらくこのままだとのことでした。




赤坂区民センターは虎屋の近くのいいロケーションに在ります。










帰りに「しろたえ」でお茶と思ったのですが、30年前はアトリエの帰りによくみんなと寄って夜遅くまでやっていたのに
もう閉店していました。それで一番遅くまでやっていたスタバでコーヒーを飲んで帰りました。



*****************************************************************

当日江戸小紋のむじな菊を着て、染の小道のイベント中に開催される二葉苑の作品展に行ってから
オペラに行く予定でしたが、着付けに手間取り、二葉苑には行けませんでした。

着ようと思った、初めておろす、むじな菊の裾がしわになっていたので、アイロンかけをして、
アイロンも買い換えていて取説が見つからず、羽織までしわになっていて、なかなかしわが伸びませんでした。
三越の方に以前聞いたら、和服専用のアイロンを持っているということでした。

そして帯もなんと袋帯で、最近締めていなかったので、さっぱり・・・
それにどうしても丈が長すぎたり、帯がうまく出なかったりで、やっているうちにぐずぐずになり
また全部脱いで最初からやり直し。丈がいつも踏みそうに長くなるので
今回は少し上でいつもより短く。長襦袢が少し長めで、背が縮んだのかと思ってしまいます。
その辺の調節も難しく。とにかく着慣れないとだめですね。

着物も仕事を止めて、やっと着る回数が増えそうです。





今年の春福袋で買ったむじな菊に季節の萩の帯にしました。
帯締めは柿渋で染めたものに。帯は数年前に「池田」で求めたものです。




少し大きくしましたが、むじな菊の柄が少しわかりますでしょうか?
鏡に映して撮っているので、鏡があまりきれいでなくてすみません。




帰ってから他の帯締めを試してみました。
この帯締めは「秀や」の展示会の時に、気に入ったものです。
それで退職記念と思っていた道明の平家納経が遠のいて、この帯締めと帯になって
しまいました。この帯締めだと若草色の帯揚げがいいかも・・・
明るくなってちょっぴり池田風になりました。

道明はまだ私には高嶺の花なのかもしれません。またご縁があれば・・
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サラ・チャン  ・・・ Sarah Chang  

2018-10-27 01:47:51 | music
サラ・チャン ヴァイオリン リサイタル



10月23日(火)
東京文化会館大ホール

アーティスト
共演:NHK交響楽団メンバーによる弦楽五重奏

曲目
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季

サラ・チャンは中国人と勘違いしていましたが、
韓国系アメリカ人で天才と言われていた人だったのですね。

いつもご一緒する義理の姉の友人とは半年ぶりくらいでした。
彼女は2回くることができませんでした。




柔らかい音でお互いの会話を楽しんでいたアンサンブル。
メリハリのある演奏でした。
ヴィヴァルディの四季とピアソラの四季と・・・
アンコールのバッハ G線上のアリアは感動的でした。生でないと味わえない音と空間です。



歯切れのいい若々しい四季でした。

プログラミングが面白く次はコケティッシュなピアソラでした。



アンコール曲のYouTubeがありました。


おまけ

最近作った料理と岩瀬さんのお皿



椎茸と鶏のささみの炒め物。調味料は砂糖と酢だけ。
後から考えれば、甘いバルサミコ酢をかけてもいいということですね。




いかとセロリ、蓮根の炒め物
蓮根は縦に切るのがみそ。シャキシャキと美味しい食感です。
レシピが載っていた本が見つからず、適当に作りましたが、調味料は塩・胡椒だけ。
クレイジーソルトがききました。
器は岩瀬さんの青磁です。




土曜日のクラス会の写真がもう送られてきました。2次会だけの出席でしたが。
紫色の大島のショールが役に立っています。                                                                                          
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和服メンテナンスと柿傳で30年ぶりの再会 ・・・ kimono maintenance and reunion at gallery

2018-10-26 00:47:01 | a day in the life


だいたいの予定は組んでいるけれど、当日思いつきで入れていく予定も多い退職後の自由な日々。

22日は着物の丸洗いのセールの最終日だったので慌てて銀座で開催の着物EXPOの会場まで行って
その帰りに新宿柿傳で岩瀬健一さんの個展に行きました。(10月26日まで開催)

銀座にはめったに行かないので、三越からそういえば「秀や」の展示会のお知らせを
いただいたし、とみひろの店長さんからは何度も元気?というお電話やショートメールが
来ていたので、半年ぶりくらいになるのか寄ってみました。

それで着物で行くつもりではなかったのですが、秀やの帯で出かけました。
牛首の無地に合わせようと思ったら、結構しわになっていたので、藍田さんの
江戸小紋にしました。

何回か着たら慣れてくるかと思いますが、やっぱり腰ひもが緩いみたいで
洗いに出しに行ったきものクリニックでお店の人にきつく締め直してもらいました。
後ろが下がり気味で、長襦袢も結構長い。背が縮んだのかしら??

そのあとに行った三越では一年ぶりに秀やの女将さんの話を聞いて、
相変わらず大人かわいいのこだわりの作品を見せていただきました。
去年の最終日にお会いしたことは覚えていらしたようです。
担当のKさんは月金がおやすみということでお会いすることはできませんでした。
着付け教室の帰りに寄っては何でも聞いていました。

とみひろではこちらでも店長おやすみ。12月に胡桃の下駄の職人さんが来るので
底の補強をしてもらうことにしました。

安全ピンでとめても見えてしまう、長襦袢は輪ゴムで絞りのように括るといいと
教えてもらってそのようにしました。
今日のコーディネートの写真が撮れていないので、知り合いの店員さんにお願いして
撮ってもらいました。

藍田さんは昨年お亡くなりになったとのこと、色も毛万筋もぼかしも一目で気に入って
リサイクルで求めたものを着て行ったのですが、知らなかったので驚きました。
これからはもう手に入らないいいものを思い切って買えて良かったと思いました。
私の好きな着物はほとんど同じような色の加藤改石牛首紬とこの江戸小紋です。
加藤さんはまだご存命か心配になってきました。

改めて藍田正雄さんの記事を読んで
その思いを知り、一生大事にしていって、娘にも伝えたいです。
三田村君もそうなのですが、伝統と創造と両方大切にしています。
この年になってそういうものと巡り合えたことも、母が着物を残して私に着てほしいと思ったか
どうかはわからないけれど、その結果です。娘にもいつかそうなってくれればうれしいこと。
袖を通した時にやさしい暖かさに包まれます。

藍田さんのものは着付けを習い始めたときにいろいろ教えてもらった季節ごとに催事で京王で出店していた
老夫婦の呉服屋さんのところにさりげなく置いてあったモアレの江戸小紋の帯を見てすてきだなと思ったのが
始まりです。海外でも知られている著名な方なのに何も知りませんでした。ある時ネットで着物の方も
みつけて、リサイクルの店まで飛んで行って、目で確認して、肩にかけたらもう離せなくなってしまいました。
ぎりぎり直しなくて着れましたが、これから着続けるには裄を出しておいた方がよさそうです。

夕方の柿傳で岩瀬さんの今の作品を見て、ご夫妻と再会を喜びました。
覚えていてくださってとてもうれしかったです。2回くらいしかお会いしていません。
30年以上前の松屋のギャラリーで。TRYのオーナー夫妻も以前家にいらしたことがあるとのことで
人っていろいろなところでつながっているのですね。

すてきな作品は土曜から開催でしたが、売約済みのマークがついていました。
今回はお抹茶茶わんを意識してたくさん出されているとのことでした。


秀や好み(銀座三越)






















岩瀬健一展覧会(柿傳ギャラリー)





































今日のコーディネイト 



江戸小紋 藍田正雄
帯 結城紬 秀や
帯締め とみひろ
帯揚げ くのや(多分)

ばらばらで買っているものを合わせるのって、結構面白いです。














銀座ランチの定番 麒麟

お粥のレディースランチがお奨めです。ポイントカードを作ると
コーヒーなどのサービスがあります。










Oct.22  2018    Ginza and Shinjuku
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休日の午後の東御苑散歩 - 2 ・・・ walking in the holiday afternoon - 2

2018-10-25 10:13:48 | seasons
今日は秋晴れで気持ちも晴れやかになります。
昨日は一日ひきこもりで、何ヶ月もほっておいたファイナンス関係の整理。
一応これから年金生活なので、プランも見直さないといけません。
数年前に退職前にほったらかしにしておいたビックとか投資信託を解約に行ったら
フィナンシャルプランナーに投資信託で毎月のお稽古事くらいの分配金は
でると勧められてやり始めた投資信託も今では原価は下がるばかり・・
その時担当してくれた女性は素晴らしい人でしたけれど出世してすぐ変わって
しまいました。他の銀行で住宅ローンを組んだ時も女子行員の方がてきぱきと
していて信頼できましたが、これから銀行も人員削減で対面的なサービスは
ますますなくなりそうですね。
景気などの面ではアメリカの中間選挙がキーになっているようですが、
さっぱりわかりません。経済面や政策面やいろいろなものが組み合わせって
進んでいく世界。そして潮の満ち干で動く自然の世界。月の引力。

今日の予定も何か月間の家計簿つけだったけれど、リスケして一日中家に
いると腰が痛くなるので、ヨガを変更しようかと思っています。
こういうことができるのもfreeな生活の恩恵です。朝リサイクルのごみを出しに
行ったらエレベーターで通勤着の女性に会って、これから仕事の緊張感が伝わって
きました。
娘に言わせると遊んで暮らしているということなのだけど、50年近く働き続けたご褒美です。
両親も父が仕事をしているときは毎晩残業で一緒に夕食を食べたこともなく
退職後にやっと今まで行けなかった旅行に時々行っていました。
今は若い世代とシニアのギャップがありすぎて、なんだかな~と思ってしまいますが。
我が家の南北問題。娘を見ていると私が若かった頃より、労働環境が良くないですね。
ほとんどブラックではないかしらと想像していまいます。

娘と楽しんだ秋の皇居東御苑散歩の続きです。













チャノキ
























フローレンス・ナイチンゲールと言う名前のバラ

































人だかりがしていたのはホトトギスでした。
















雅楽の演奏会が行われていて、チケットを持っている人だけ入ることができるとか・・
チケットはどのようにして配布されているのかしらね。




こんなに人がいるのめずらしいです。










北桔梗門から出ます。


  




平川門を遠くに見て





家の近くのムラサキシキブもそろそろ終わりかしら・・


Oct.21 2018 East Garden of the Imperial Palace   


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休日の午後の東御苑散歩 - 1 ・・・ walking in the holiday afternoon - 1

2018-10-24 18:39:38 | seasons
神田学士会館でレトロな気分を味わった後は秋晴れの
皇居東御苑へ。ほとんどが外国からの観光客ですが、それほど混雑していなくて
ゆったりといい午後を過ごすことができました。




平川門近くにいたのは何かしら? アオサギ・・?







大好きなくこの花が少しだけ残っていました。












くこの実がいっぱいです。







ノコンギク?





ホトトギス







シラヤマギク








ウメモドキ




アサザ












































東御苑で一番好きな場所・・ 武蔵野雑木林














































シュウメイギクがしゅんとして咲いていてとてもきれいでした。


Oct.21 2018 the East Garden of the Imperial Palace





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コーラスフェステイバルと休日の午後 ・・・ chorus festival and holiday lunch

2018-10-23 23:57:18 | a day in the life
10月22日

やっとPatty からBirthday Cardが届きました。いつもの倍近い日数がかかっていて
しばらくして私がお礼のメールを出さないので、届いたかどうか心配のE-mailがきていました。毎年素敵なカードを
送ってくれるので来ないと無事なのかと心配してしまい、E-mailが来てほっとしました。記憶力があやふやになった90代の
お母さんの幸せな顔をした写真を添付してくれて、家族の無事も確認できました。






Thank you, Patty  

50数年続いている中学生の時のpen pal  私より早くご主人を亡くして
日本にも連れて来てくれた韓国人の養女に子供が生まれて、お孫さんの面倒を見ながら
今は仕事も辞めてしまって家族の面倒を見ています。

誕生日といってもいいこともないのだけれど、Lineやメール、コメントや電話をいただいたり、覚えていてくれて
ありがとう。この前高校のクラス会で来年の古希同期会が決まったとのニュース。その日が10月12日で
私の誕生日だよねと誰かさんが叫んで・・


10月21日

千代田区のコーラス・フェスティバルに大手町の日経ホールに行ってきました。私は体調を崩したのと、クラス会で
レッスンができなかったので今回は始めたばかりということもあり、出るのはやめることにして、聞きにだけ行きました。
たくさんのグループが参加しているので驚きました。仕事でかかわりのあった企業のコーラスグループから
学校のOBやPTAの団体からありとあらゆるグループがいました。




上手でないけど、一生懸命口を開けてがんぱっているグループとかいろいろあって、ちょっと泣きそうに
なりました。

でも一番驚いたのは、私の思い出の曲、2曲を歌ったグループでした。
Over the rainbowとTime to say good by

Over the rainbow は結婚直後から何十回となく救急車で運ばれて入院した主人の病院で
一人お昼を食べているとこの曲が心に流れ、幸せって今ここにあったのだと日常が壊れるたびに
思ったものでした。幸せは虹のかなたにあるのではなく・・
危篤状態で病院に泊まり込んだ時も、夜中機器が鳴ると何回も大勢の先生が取り囲み
血圧を上げる処置をしていたのかしら無事朝を迎えることが出きて、病院の窓から
朝日に輝く東京ドームの屋根を見ながら神様がいることを確信しました。
主人は娘が成人するまでは生きていたい、見たいと言っていました。
あまりにもいろいろなことが起きたので、もういつ何が起きたのか覚えていないのだけど
この曲の間に今の日常生活の中で忘れていたことを思い出しました。

Time to say good by は仕事が大変だったときに聞いた応援ソングです。
Con te partiro (あなたと旅立とう)の方がぴったり来ますが。毎朝この曲を
聞いてから一日が始まりました。いきなりの規模の大きな国際会議担当はすごい負担でした。
おかげでNOVAにも行ったけど。

ひとつのグループが私の人生を切り取ることができる歌を歌うなんて。


フェスティバルは3部まであり、こんなに多くのグループがあると驚きでした。
私は途中で退席して、娘が竹橋の駅まで来て、ランチをして東御苑の散歩をすることに
していました。皇居の周りはランニングの集団や、道路も開放して自転車がレースのように
走っていました。










こちらも40年ぶり以上に行く神田学士会館、そういえば会議では来たことがあったかも。
先輩の結婚式が40年くらい前にあって行ったことがありました。
古い建物は今でもよくメンテされていて、とてもすてきでした。何より料理がおいしくて
やさしい値段でした。





















絶品ハヤシライス




パスタはプッタネスカ




さすがの味でどうりで人が多いわけです。
















トイレまで撮っちゃいました。






















平川門から東御苑に入って行きました。













シュウメイギクが秋を運んでいました。

Oct.21  2018   Nikkei hall & Gakushikaikan , Chiyoda-ku
コメント
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