6月14日
ブランクのある方も安心してお稽古にいらしてくださいとのHPの案内を見て
「初心から学ぶ 茶道表千家」 表千家講師 入江宗祐
に参加することにして、第1回のお稽古がありました。
会場は南青山の東三季の2階の茶室です。としちゃんが時々組紐を習いに行っている場所と同じです。
今まで持っていた袱紗はお抹茶で緑色に染まっている部分があるので、新しく近くの茶道具屋さんで
買いました。
奇麗なオレンジ色でしたが、表千家はオレンジなんですって。真っ赤なのは裏千家と初めて知りました。
袱紗も買いに行くとオレンジのグラデーションで薄いのから濃いものまでありました。なるべくきれいなものを
選んだので少し濃いオレンジです。
南青山のお稽古場に行く道はISSEI MIYAKEストリートですね。いくつかお店がありました。
ヨージ・ヤマモトは以前から気が付いていましたが・・
古民家の2階に茶室があります。
初めてのお稽古はお天気も怪しそうだったので洋服で行きました。
もう一人、新人の生徒さんがいましたので二人で水屋の仕事についてとか、いろいろ初めてのことを
学びました。50年以上たっていますが、水屋の作業も本格的で違いました。先生はお家元に習っている方で
きっちりと教えてくださいます。
写真は撮ることはOKでしたが、アップはNG。それで東三季のHPから1枚茶室の写真を借りました。
小間なので先生も近くに座られて細かく教えていただけます。
早稲田の男性の先生にしなくて良かった・・・
水屋での茶巾の扱いも昔とは違うようですし、袱紗のたたみ方まで忘れていました。
お茶は点てるところだけをさせていただきました。とにかく2時間があっという間に過ぎました。
畳の歩き方やひしゃくの留びしゃく、切りびしゃくとかもう忘れています。
でも何かとても楽しい。一つ一つの動作が楽しいのです。
鮎のお菓子もおいしかったです。写真をアップできないのが残念ですが・・・
何か錆を取る作業のように、昔のことを思い出し、新しいものとして覚えて行くことに喜びを感じます。
もう本当に錆びついているわ~。すべてのことがこうなる年齢です。できるだけ動かしておかないといけません。
頭も体も・・
帰りはいつも一つ裏の通りを歩いて、そこには花屋さんやキルフェボンがあります。
娘お勧めのブルーボトルコーヒーは前回寄りましたが、若者だらけで話し声がすごくて、ちょっと行く気がしない。
大坊珈琲店がビルが建てなおしでなくなり、今度は蔦珈琲店が2月に店主が74歳で亡くなり、5月に閉店が決まったと
ツィッターにありました。いつもコーヒーを入れてくれていた店主です。
私の行き場所がどんどんなくなっていく・・・レ ジュ グルニエはまだあるようだけど・・・
お腹もすいたことだし、天馬でカレーを食べて帰りました。スープカレーのお店でしたが、普通のカレーのお店に
なっていました。ここのカレーパンはNo.1だけどね。
閉店が決まった蔦珈琲店の写真をインスタから。
残念。
もう一つのボケ防止はボビンレース
今やっているのは今までで一番難しく、糸の織の流れと違う、太い糸を入れて織りあげて行くもので
始まりは相当こんがらかりました。やっと少しはわかってきたところです。少し間を置くと織り始めはたいてい
解くところから始まっています。ちょっと油断すると相手の糸が見つからなかったり、ピンを打ち忘れたり
もういろいろなことをしています。正しくないと前に進めません。
ピンを打つところから糸の流れを書く道の練習もしました。
色によって織り方が違います。
今度はレースの襟を作ってみたいと夢は膨らみます。
地下においてある織機のことも気になる私ではありますが・・・
繰り返しやることで定着していくのはベルカントでもイタリア語でもみんな同じ・・
わかって行くことの歓びはありますね。
天気の悪い日に一日中家にいてボビンをやっていると、うつうつとしてきちゃうことも
ありますが、基本手で物を作るのは好きなので、気持ちをうまくコントロールして・・
パーッとカメラ片手に出かけて緑の木陰の中で風に吹かれるのも気持ちが落ち着きます。
音楽を聴いたり、自然の中に溶け込んでいる時は自分を取り戻すいい時間です。
June 14 2023 Minami-Aoyama