番組紹介 :坂本龍一 フォレストシンフォニー
森の生命の交響曲
電磁波を音楽にする?
木と深くかかわってきた人なのですね。
陸前高田の奇跡の1本松、7万本も
あった木が1本を残して全部流された・・
今でも坂本龍一のブログはあの津波の時のまま
その1本の松はタルコフスキーのサクリファイスを連想させるとのこと。
そして「宇宙樹」の著作がある気鋭の文化人類学者・竹村真一との出会い・・
宇宙樹の一説かなにか詩でも読んでいるようで、おもわずTVに近寄ってしまった。
いつも何かしながら流しているような感じ・・
やっとこの本(cosmic tree)を紀伊国屋で取り寄せてもらって読み始めている。
理屈より感覚でわかる・・そうこれなのよと・・
志村ふくみさんの草木染のことも出てたし、宇宙と植物の関係
天文学は薬学と一体であったというのも面白い・・薬学と植物との関係
坂本先生の話は竹村真一という深い流れを掘り当てたようなかんじ・・
「天地・宇宙全体が樹木のからだ
樹木は宇宙を自らの中に抱き込んだ、ホロニックな「環」の
結束なのだ。
ということは逆に言えば植物はその身を宇宙の循環経路をして貸し与えている、ないしは
ある特別の物質循環のネットワークをもたらす「宇宙的器官」として樹木は世界に
奉仕していると見ることもできるのではないだろうか?
季節がめぐって花が咲くというより、宇宙が”満開の桜”や"紅葉"といった樹木の姿を
借りて自らを表現してる。
天体の動きに応じて樹液が昇降するというより、それを含めた「水」の宇宙的な動き、
その循環プロセス全体が樹木なのであって、その自己展開を水が演じるプラットフォームとして
樹木は自らのからだを提供している。」
「小さな花の中に目に見えない壮大な生命循環のリズムを観るーその意味で「花」
は本質的に宇宙的(コズミック)なメディアであり、その神をお迎えする、宇宙の霊力の訪れに立ち会うというのが、単に景色としてだけ見るだけではない「花見」の原風景だった。」
他にも「今だから読みたい本 3.11後の日本」坂本龍一 や
「それでも三月はまた」という谷川俊太郎や池澤夏樹、村上龍などの人たちが
寄稿している本も気になって昨日御茶ノ水まで行ったついでに
本屋さんで立ち読みしたり・・