(株)カプロラクタム-blog

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総合的な学習の時間

2005年06月19日 | 時事
中学担任の過半数、総合学習に否定的 義務教育意識調査

1学期と2学期で、どのくらい学校に来る日数が違うと思いますか?
何となく、2学期はやたら長かったイメージがありますよね。
・・・実は、授業日数としては1週間しか違わないのです。今。

2002年度の学習指導要領大幅改定により、完全に学校5日制がスタートしました。それにより、土曜日に確保できていた3時間分の授業ができなくなりました。
年間にすると約100時間少なくなった計算になります。
しかし、これは長い期間を置いて段階的に土曜日を少なくしてきたため、現場でもある程度覚悟ができていたことのように思います。
問題は、この記事にある「総合的な学習の時間」です。学校によって呼び方が違い、やっていることも学校によって全く違います。この「教科」とは対極に位置する「総合」の勉強が、週3時間、年間約100時間「新たに」組み込まれることとなったのです。
つまり、自分が義務教育を終えた頃より、今の子は年間約200時間ほど教科の授業を受ける時間が少なくなっているのですな。
さらに、教科では「発展的な内容」も教えるように通達が出ているのですが、この少なくなった授業時間の中で、一体どれほどの子が10年前の標準にたどり着けるというのだろうか・・・
学力という面で小学校よりシビアな中学校なら、「総合」の100時間を教科に当てたいと思うのも無理はないと思います。
しかし、学校によっては「総合」の時間で素晴らしい効果をあげている所もあるのです。そう言うところは今更なくなったらかなり厳しいと思います。

「総合」は、次回の改変でなくなることはないにしろ、時数が減ることは考えられます。それも時代の流れかな?
教育に“絶対”はないため、今後どうなるとしても、子ども達に一番良い方向に向いてくれれば良しと思いますね。それを生かすのも殺すのも、現場の教師次第ですしね。

しかし、本当に「教科」を教えるのは難しいですよ。
特に鉛筆が持てない生徒については・・・